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LPCAMM2(エルピーキャムツー)
LPDDR5X メモリをモジュール化した次世代のノート PC 用メモリ規格。JEDEC が 2024 年に標準化。SO-DIMM より省スペース、高性能、ユーザー交換可能という特徴を持つ。
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2026/4/25 更新
関連タグ
メモリ
LPDDR5X
ノート PC
JEDEC
LPCAMM2
概要
LPCAMM2(Low-Power Compression Attached Memory Module 2)は、LPDDR5X メモリをモジュール化した次世代のノート PC 用メモリ規格です。JEDEC が 2024 年に JESD318 として標準化し、従来のはんだ付け LPDDR と SO-DIMM の両方の利点を統合した設計となっています。ユーザーが交換可能な初の低消費電力メモリモジュールとして、ノート PC のアップグレード性を大幅に改善します。
従来との違い
はんだ付け LPDDR5X
- メリット: 高速、超薄型、低消費電力
- デメリット: 交換・増設不可、故障時は基板全体修理
SO-DIMM(DDR5)
- メリット: ユーザー交換可能
- デメリット: 消費電力大、厚みあり、速度制限
LPCAMM2(両者の良いとこ取り)
- 高速: LPDDR5X ネイティブ
- 低消費電力: はんだ付け LPDDR 並
- 交換可能: ユーザーアップグレード
- 薄型: 1 枚で実装可能
主要仕様
| 項目 | SO-DIMM DDR5 | LPCAMM2 |
|---|---|---|
| メモリタイプ | DDR5 | LPDDR5X |
| 速度 | 最大 5600 MT/s | 最大 9600 MT/s |
| 消費電力 | 1.1 V | 1.05 V、低電力モード |
| 厚さ | 30mm | 20-30mm(省スペース) |
| 容量 | 最大 64 GB | 最大 128 GB |
| 電力効率(同容量) | 基準 | 58% 省電力 |
| 占有面積 | 基準 | 64% 削減 |
| ピン数 | 262 | 644 |
物理的特徴
サイズ
- 縦: 68 mm
- 横: 78 mm
- デュアル LPCAMM2: 構成可能(モジュール 2 枚)
接続方式
- Compression Attached: コネクタに圧着
- ネジで固定
- 交換可能だが頻繁交換は想定されず
初期採用製品
2024 年
- Lenovo ThinkPad P1 Gen 7: 初の LPCAMM2 採用ノート
- Crucial LPCAMM2 Memory: 初の製品化
2025-2026 年
- 多くのビジネスノート
- ワークステーションノート
- 一部の薄型ノート
LPCAMM2 のメリット
1. 修理・アップグレード容易
- 従来ははんだ付けで交換不可
- LPCAMM2 は取り外し可能
- 環境にも優しい(e-waste 削減)
2. 高速メモリ
- 9600 MT/s(将来的には 10000+)
- SO-DIMM DDR5 の 2 倍近い速度
3. 低消費電力
- LPDDR5X ベース
- バッテリー寿命延長
4. 省スペース
- 薄型・軽量化に寄与
- マザーボード設計自由度向上
非互換性
SO-DIMM との互換なし
- 物理的に異なる
- 既存ノートには装着不可
- LPCAMM2 対応ノートが必要
CAMM2 との違い
- CAMM2: DDR5 ベース、デスクトップ想定
- LPCAMM2: LPDDR5X ベース、ノート PC 想定
課題
普及速度
- 2024 年は限定的
- 2025-2026 年から本格化
コスト
- 初期は割高
- 量産で下がる予想
エコシステム
- 対応ノート PC が少ない
- 販売ルート限定
将来性
2026 年以降
- ビジネスノート標準化
- Apple を除く主要ベンダー採用
- LPDDR6 対応版(LPCAMM3?)
Apple の姿勢
- 統合メモリ(SoC 一体)継続
- LPCAMM2 非採用
関連用語
- CAMM2
- LPDDR5X、DDR5
- SO-DIMM
- JEDEC
- ユニファイドメモリ