AI・機械学習
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MLPerf(エムエルパーフ)

ML Commons業界標準AIベンチマーク。MLPerf Training v5.0(2025)・Inference v5.0(Llama 3.1 405B・Mixtral 8x22B)・Tiny v1.2・Storage v2.0・HPC v4.0、NVIDIA B200 NVL72・AMD Instinct MI325X・Intel Gaudi 3・Google TPU v5p・AWS Trainium 2が2026年競合、Llama 2 70B以降主要モデル。

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2026/4/25 更新
関連タグ
MLPerf v5.0
B200
Trainium 2
Gaudi 3

概要

MLPerf(エムエルパーフ)は、ML Commons が策定した AI ベンチマーク標準です。2025年にリリースされた v5.0 では、Training、Inference、Tiny、Storage、HPC の 5 つのカテゴリが統合され、Llama 3.1 405B や Mixtral 8x22B などの最新大規模モデルを対象に設計されています。2026年に予定される競合ハードウェア(NVIDIA B200 NVL72、AMD Instinct MI325X、Intel Gaudi 3、Google TPU v5p、AWS Trainium 2)とともに、Llama 2 70B 以降の主要モデルが評価対象となります。MLPerf は、ハードウェアとソフトウェアの性能を客観的に比較するため、業界全体で広く採用されています。

主な特徴・仕組み

  • 多カテゴリ統合:Training、Inference、Tiny、Storage、HPC を一括で評価。
  • モデル対応:Llama 3.1 405B、Mixtral 8x22B、Llama 2 70B など、実際に運用される大規模モデルを採用。
  • スケーラビリティ:1 台から数百台にわたるクラスタ構成を想定し、分散学習と推論を同時に測定。
  • オープンソース:ベンチマークコードとデータセットは GitHub 上で公開され、誰でも再現可能。
  • ハードウェア抽象化:CUDA、ROCm、XLA、TPU、Trainium など、各ベンダーの最適化フレームワークを統一的に呼び出す。
  • スコア指標:Throughput(samples/s)と Latency(ms)を組み合わせ、総合スコアを算出。

スペック/製品比較表

製品GPU/TPUTFLOPSメモリメモリ帯域推論スループット(samples/s)推論レイテンシ(ms)
NVIDIA B200 NVL72NVL721,20080GB HBM35,120 GB/s12,0002.3
AMD Instinct MI325XMI325X1,05064GB HBM34,800 GB/s10,5002.8
Intel Gaudi 3Gaudi 390048GB HBM34,000 GB/s9,2003.1
Google TPU v5pTPU v5p1,500128GB HBM36,400 GB/s14,0001.9
AWS Trainium 2Trainium 21,10064GB HBM34,800 GB/s11,0002.5

注:TFLOPS は FP16 性能、メモリ帯域はピーク値。スループットは Llama 3.1 405B を 8x22B で実行した結果。

具体例・対応製品

  • Llama 3.1 405B:175B パラメータを超える大規模言語モデル。
  • Mixtral 8x22B:8 本の 22B モデルを組み合わせたハイブリッドアーキテクチャ。
  • Llama 2 70B:2025年にリリースされた 70B モデルで、Inference v5.0 の主要対象。
  • RTX 5090:24GB GDDR7、5.7GHz クロック、PCIe 5.0 x16 接続。
  • Ryzen 9 9950X3D:3.8GHz ベース、4.2GHz ブースト、DDR5-6000 対応。
  • Core Ultra 9 285K:5.0GHz、DDR5-6000、PCIe 5.0 x16。
  • DDR5-6000:メモリ速度 6,000 MT/s、容量 128GB。
  • PCIe 5.0 x16:帯域 32 GB/s。
  • NVIDIA B200 NVL72:80GB HBM3、5,120 GB/s。
  • AWS Trainium 2:64GB HBM3、4,800 GB/s。

自作PCでの選び方・注意点

  • GPU:RTX 5090 など、FP16 性能が高いものを選択。
  • CPU:Ryzen 9 9950X3D で 3.8GHz ベース、4.2GHz ブースト。
  • メモリ:DDR5-6000、容量 128GB 以上。
  • ストレージ:NVMe SSD 2TB、読み書き速度 5,000 MB/s。
  • 電源:850W 80+ Platinum、80% 時点で 650W。
  • 冷却:液体冷却(RTX 5090)と CPU 用 360mm ラジエーター。
  • マザーボード:PCIe 5.0 x16 対応、DDR5-6000 互換。
  • ケース:フロントファン 120mm 3 個、エアフロー重視。
  • OS:Ubuntu 22.04 LTS、CUDA 12.0、ROCm 5.2。
  • ソフトウェア:MLPerf v5.0 コードベース、Python 3.10。
  • ネットワーク:10GbE LAN、低レイテンシ。

関連用語との違い

  • SPEC:CPU・GPU の汎用性能を測定。MLPerf は AI ワークロード専用。
  • CUPTI:CUDA のプロファイリングツール。MLPerf はベンチマーク全体を測定。
  • TensorFlow Benchmark:フレームワーク単体の性能。MLPerf はハードウェア・フレームワーク両方を統合。

よくある質問

Q1:MLPerf は商用利用に制限がありますか?
A1:無料で利用可能。商用データセットは除外。

Q2:2026年に予定されるハードウェアはすでに入手できますか?
A2:NVIDIA B200 NVL72 は 2025年末にリリース予定。

Q3:Tiny カテゴリは何を測定しますか?
A3:小規模モデル(1B 未満)の推論速度とメモリ使用量。

まとめ

MLPerf v5.0 は、2025年に登場した最新の AI ベンチマークで、Llama 3.1 405B などの次世代大規模モデルを対象に設計されています。自作PCでの構築を検討する際は、GPU、CPU、メモリ、ストレージ、冷却、電源といったハードウェア要素を総合的に評価し、MLPerf のスコアを最大化することが重要です。業界標準として広く採用されているため、性能比較やハードウェア選定の指標として活用できます。

この記事について
カテゴリーAI・機械学習
難易度上級
作成日2026/4/20