モニターライトバー(モニターライトバー)
モニター上部に取り付ける棒状のLED照明器具。画面への映り込みを防ぎながらデスク面を効率的に照らし、省スペースで在宅ワーク環境を改善する。
モニターライトバーとは
モニターライトバーは、液晶モニターの上部フレームにクリップやマグネットで取り付ける棒状のLEDデスクライトである。2019年にBenQが「ScreenBar」を発売して市場を開拓し、以降急速に普及した。従来のデスクランプと比較して、画面への光の反射(グレア)を構造的に防止し、デスクスペースを一切消費しない点が最大の特徴である。
仕組みと構造
モニターライトバーは非対称配光設計を採用している。光を下方向(デスク面)にのみ照射し、上方向(モニター画面側)には光が漏れない光学設計により、画面への映り込みを防ぐ。
| 構造要素 | 役割 |
|---|---|
| LED光源 | 高演色LED(Ra80-95)を直線配置 |
| 非対称レンズ | 光を下方のみに配光、画面側への漏れ防止 |
| クリップ/マグネット | モニター上部への固定、重力バランス設計 |
| 自動調光センサー | 環境光を検知し輝度を自動調整 |
| 無線コントローラー | タッチ式/ダイヤル式の輝度・色温度操作 |
主要製品比較
| 製品名 | 長さ | 演色性 | 色温度 | 自動調光 | 実売価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| BenQ ScreenBar Halo | 50cm | Ra95 | 2700-6500K | ○ | 約19,800円 |
| BenQ ScreenBar Pro | 50cm | Ra95 | 2700-6500K | ○(人感) | 約19,900円 |
| Xiaomi Mi Light Bar | 44.5cm | Ra90 | 2700-6500K | × | 約5,000円 |
| Baseus i-Wok2 | 45cm | Ra90 | 2700-6500K | ○ | 約4,500円 |
| Quntis L206 Pro | 52cm | Ra85 | 3000-6500K | ○ | 約5,500円 |
選び方のポイント
モニターの厚み: クリップ式は対応厚みに制限がある(多くは1-3cm対応)。曲面モニターや厚みのあるベゼルでは取り付け不可の場合がある。購入前にモニター上部の厚みを実測すること。
バーの長さ: 24インチモニター(横幅約53cm)には45-50cmのバー、27インチ以上(横幅約60cm+)には50cm以上のバーが適切。短すぎると照射範囲が狭く、長すぎるとモニターからはみ出す。
Webカメラとの干渉: モニター上部にWebカメラを設置している場合、ライトバーとの物理的干渉に注意。BenQ ScreenBar Proは人感センサーをバー上面に配置しWebカメラとの共存を想定した設計になっている。
電源方式: ほぼ全製品がUSB-A/C給電。モニターのUSBポートから給電できれば配線がスッキリする。消費電力は5-10W程度。
デュアルモニター環境での使い方
デュアルモニター環境では各モニターに1本ずつ設置するのが理想的だが、コスト面では以下の方法も有効:
- メインモニターにのみライトバーを設置し、サブモニター側はアーム式デスクランプで補う
- 幅広タイプ(52cm以上)を1本だけメインモニターに設置し、角度調整で両方をカバー
- ウルトラワイドモニター(34インチ以上)専用の長尺ライトバー(60cm級)を選択
FAQ
Q: モニターライトバーは本当に画面に映り込まないか?
A: BenQ ScreenBarなどの非対称配光設計の製品では、正しく取り付ければ画面への映り込みはほぼゼロ。ただし安価な製品では配光設計が甘く、わずかな映り込みが発生する場合がある。レビューで「グレアフリー」を確認するのが確実。
Q: モニターに負担はかからないか?
A: ライトバー本体の重量は200-500g程度で、一般的なモニターのフレームやスタンドには問題ない荷重。ただしモニターアーム使用時はアーム側の耐荷重に余裕があるか確認すること。
Q: BenQ ScreenBarと安価な互換品の違いは何か?
A: 最大の差は配光精度と演色性。BenQはRa95で非対称配光の精度が高く、色再現性と映り込み防止の両方が優秀。3,000-5,000円帯の互換品はRa80-90で実用十分だが、配光のムラやわずかな映り込みが生じる製品もある。