AM4 X570/B550 レガシー(エーエムフォー)
AMD AM4 ecosystem(Zen 1-3・2017-2024年・終売)。X570(PCIe 4.0 chipset・active fan搭載・$200-400)・B550(consumer mid・$130-250)・X470/B450(Zen+/Zen 2・PCIe 3.0)・A520(budget・OC不可)・Ryzen 5 5600X/5800X3D/5950X 後継長寿命・AGESA最終 ComboAM4v2 PI 1.2.0.D・5700X3D(2024年最終・$249・8C+3D V-Cache)・Bristol Ridge(initial APU)・AM5(2022年-)移行完了・2026年 中古市場5800X3D + B550で安価Gaming定番、新規購入余地少。
概要
AMD AM4 エコシステムは2017年に登場したZen 1から2024年にかけてZen 3までをカバーし、総合的に「終売」へ向かっています。中でもX570とB550はPCIe 4.0対応のチップセットを搭載し、ハイエンドからミドルレンジまで幅広い需要を満たしています。X570はPCIe 4.0を最大限に活かすためにアクティブファンを標準装備し、価格帯は200〜400ドル。B550はコンシューマ向けミドルレンジで130〜250ドル、PCIe 3.0の一部レーンをPCIe 4.0にアップグレード可能です。2025年以降、X570とB550は中古市場での需要が高まり、特に5800X3D + B550の組み合わせが安価Gaming定番として人気を集めています。2026年にはAM5への移行が完了し、AM4は主に中古市場での取引が中心となります。
主な特徴・仕組み
- チップセット
- X570: PCIe 4.0(最大32レーン)+オーバークロック可能なVRM
- B550: PCIe 4.0(CPUレーンのみ)+省電力VRM設計
- ファン制御
- X570はアクティブファンを標準装備し、冷却性能が高い。
- B550はファンコントロールがシンプルだが、CPUファンはオプション。
- 価格帯
- X570: 200〜400ドル(約23,000〜46,000円)
- B550: 130〜250ドル(約15,000〜29,000円)
- PCIeレーン構成
- X570: 24×PCIe 4.0レーン(CPU)+8×PCIe 4.0レーン(チップセット)
- B550: 6×PCIe 4.0レーン(CPU)+6×PCIe 3.0レーン(チップセット)
- 電源設計
- X570は最大650Wの電源を推奨、TDP 240Wまで対応。
- B550は550Wで十分、TDP 160Wまで対応。
- 拡張性
- M.2スロット: X570は3×PCIe 4.0、B550は2×PCIe 4.0。
- SATAポート: X570は6×SATA III、B550は4×SATA III。
- オーバークロック
- X570はAMDのAM4 BIOSで最大3.5GHzまで、B550は3.2GHzまで。
- 電圧制御
- X570は12V/3.3V/1.2Vを細かく調整可能。
- B550は12V/3.3Vのみ。
- USB規格
- X570: USB 3.2 Gen 2×4ポート、USB 3.2 Gen 1×2ポート。
- B550: USB 3.2 Gen 2×2ポート、USB 3.2 Gen 1×2ポート。
- 価格対性能
- 2025年のリセール市場ではX570が高値維持、B550は価格競争力が高い。
スペック比較表
| ボード | チップセット | PCIeレーン | M.2スロット | SATAポート | 推奨電源 | 価格帯(USD) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| X570 AORUS Master | X570 | 32 | 3×PCIe 4.0 | 6 | 650W | 350 |
| B550 Tomahawk | B550 | 12 | 2×PCIe 4.0 | 4 | 550W | 170 |
| A520 Gaming | A520 | 8 | 2×PCIe 3.0 | 4 | 450W | 90 |
具体例・対応製品
| 製品名 | 型番 | 主要CPU対応 | 主要特徴 | 価格(USD) |
|---|---|---|---|---|
| ASUS TUF Gaming X570-PLUS | X570 | Ryzen 9 5900X | 冷却ファン標準、耐久性重視 | 250 |
| MSI B550-A PRO | B550 | Ryzen 5 5600X | コストパフォーマンス、VRM安定 | 120 |
| Gigabyte X570 AORUS Elite | X570 | Ryzen 7 5800X3D | 高速PCIe 4.0、RGB | 300 |
| ASRock B550 Phantom Gaming 4 | B550 | Ryzen 7 5800X3D | 低価格、USB 3.2 Gen 2 | 140 |
| ASUS ROG Strix B550-F Gaming | B550 | Ryzen 9 5950X | 高性能VRM、Wi‑Fi 6 | 200 |
- Ryzen 5 5600X:6コア/12スレッド、TDP 65W、3.7GHzベース。
- Ryzen 7 5800X3D:8コア/16スレッド、3.4GHzベース、3.8GHzブースト、3D V‑Cache 8MB。
- Ryzen 9 5950X:16コア/32スレッド、4.0GHzベース、4.5GHzブースト、64MB L3。
- 5800X3D:2024年最終モデル、$249、8C+3D。
- 5700X3D:2024年最終モデル、$249、8C+3D。
自作PCでの選び方・注意点
- CPUとチップセットの互換性
- Zen 3系はB550でもX570でも動作しますが、PCIe 4.0レーンはCPU側のみ。
- 冷却性能
- X570はアクティブファン付きで高温時に安定。
- B550はCPUファンの選択が重要。
- 電源容量
- X570搭載で高性能GPU(RTX 4090)を組む場合、750W以上推奨。
- B550は550Wで十分。
- M.2スロットの数
- 大容量NVMe SSDを複数搭載する場合はX570が有利。
- USBポート数
- 周辺機器が多い場合はX570のUSB 3.2 Gen 2ポートを活用。
- 価格と予算
- 2025年の中古市場ではX570が高値維持、B550は価格競争力が高い。
- 将来性
- 2026年以降はAM5へ移行が完了。AM4は主に中古での取引が中心。
- BIOS更新
- 最新のAMD AGESA 1.2.0.Dを適用して互換性を確保。
関連用語との違い
| 用語 | 主な違い | 代表例 |
|---|---|---|
| AM4 | 2017〜2024年までのCPUソケット | Ryzen 5 5600X |
| AM5 | 2022年から登場、PCIe 5.0、DDR5対応 | Ryzen 7000シリーズ |
| X470/B450 | Zen+/Zen 2世代、PCIe 3.0 | B450 Tomahawk |
| A520 | 低価格、オーバークロック不可 | A520 Gaming |
| PCIe 4.0 | 16Gbps/レーン、X570/B550で利用可能 | M.2 NVMe SSD |
よくある質問(FAQ)
Q1: X570とB550の違いは何ですか?
A1: X570はPCIe 4.0を全レーンで利用でき、アクティブファンを標準装備しています。B550はPCIe 4.0をCPUレーンのみで提供し、価格は安価で省電力設計です。
Q2: 2025年に中古市場でX570が高値維持なのはなぜですか?
A2: X570はPCIe 4.0全レーンと高性能VRMを備えているため、最新GPUとの相性が良く、ゲーマーやクリエイターから需要が続いています。
Q3: AM4は2026年に完全に終売になるのでしょうか?
A3: AM5への移行が完了し、2026年以降はAM4は中古市場での取引が主流になります。新規購入はほぼ不可能です。
まとめ
AM4 X570/B550レガシーは、2017〜2024年にかけてAMDの主要CPU世代をサポートしたエコシステムです。X570は高性能PCIe 4.0とアクティブファンでハイエンド志向、B550はコストパフォーマンスと省電力設計でミドルレンジ志向。2025年以降、5800X3D + B550の組み合わせが中古市場で安価Gaming定番となり、2026年にはAM5への移行でAM4は主に中古取引に限定されます。自作PCを組む際はCPU、冷却、電源、M.2スロット数を総合的に判断し、将来の拡張性も考慮することが重要です。