RGB Header JRGB/JRainbow(アールジービーヘッダー)
マザボ RGB header種別。12V 4-pin RGB(JRGB・MSI/JLED1/2 ASUS Aura)・5V 3-pin ARGB(JRainbow・JCORSAIR・JCORSAIR_OUT・WS2812B)・Daisy Chain 5V ARGB(splitter経由 multi device)・Corsair iCUE LINK専用 connector(独自)・NZXT specific connector(F-fan)・OLED display header(JOLED)・USB header(internal control・Corsair Commander)・JBAT_1(CMOS Reset)・JFP1/2(Power/Reset)・2026年 ARGB 5V 主流、12V RGB legacy 終息傾向。
概要
RGB Header JRGB/JRainbow は、PCマザーボード上に設置されるLED照明制御用のピンヘッダーです。JRGB は 12 V 4‑pin で従来型の RGB LED を、JRainbow は 5 V 3‑pin で 5 V アドレス可能 RGB(ARGB)を制御します。2025 年以降、ARGB が主流となり、12 V RGB の使用頻度は減少傾向にあります。2026 年には多くのメーカーが JRGB を廃止し、ARGB 5 V へ統一する動きが顕著になっています。
主な特徴・仕組み
- 電圧・ピン数の違い
- JRGB:12 V、4 ピン(R,G,B,NC)
- JRainbow:5 V、3 ピン(R,G,B)
- ピン配置
- JRGB は 4‑ピンが 1 mm スペースで並列配置
- JRainbow は 3‑ピンが 0.5 mm スペースで直線配置
- 互換性
- MSI MPG B550 Gaming Edge WiFi の JRGB は 12 V 4‑pin で 1 A の電流を供給
- ASUS ROG Strix B650-E Gaming WiFi の JRainbow は 5 V 3‑pin で 1.2 A を許容
- デイジーチェーン
- 5 V ARGB は splitter 経由で最大 8 本まで接続可能(合計 9 V)
- 専用コネクタ
- Corsair iCUE LINK:5 V 3‑pin で独自プロトコル、最大 12 本の LED を制御
- NZXT specific connector(F‑fan):5 V 4‑pin、ファンと LED を同一線で駆動
- OLED & USB 拡張
- JOLED:5 V 3‑pin で OLED ディスプレイ制御(最大 2.5 A)
- USB header:内部制御用 5 V 2‑pin、データ転送 480 Mbps
- 電源管理
- JBAT_1:CMOS リセット用 12 V 1‑pin
- JFP1/2:電源オン/オフ制御 5 V 2‑pin
- 将来性
- 2025 年に ARGB 5 V が主流化、12 V RGB の使用は 2026 年にほぼ終了
- JRGB 12 V はレガシーサポートとして残るが、メーカー数は減少
- 最大消費電力
- 12 V RGB LED 1 本あたり 3 W、12 本連結で 36 W
- 5 V ARGB 1 本あたり 2 W、12 本連結で 24 W
- 互換性チェック
- マザーボードのデータシートでピン番号と電圧を必ず確認
- LED ストリップの仕様(5 V/12 V)に合わせて選択
スペック比較表
| ヘッダー名 | 電圧 | ピン数 | コネクタ形状 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| JRGB | 12 V | 4 ピン | 1 mm スペース | RGB LED 1 本/4 本 |
| JRainbow | 5 V | 3 ピン | 0.5 mm スペース | ARGB LED 1 本/3 本 |
| JCORSAIR | 5 V | 3 ピン | 0.5 mm スペース | Corsair LED ストリップ |
| Daisy Chain | 5 V | 3 ピン | 0.5 mm スペース | 8 本まで連結 |
| iCUE LINK | 5 V | 3 ピン | 0.5 mm スペース | Corsair 12 本 LED |
具体例・対応製品
| 製品名 | マザーボード | RGB Header | LED 仕様 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| ASUS ROG Strix B650-E Gaming WiFi | 2025 年モデル | JRainbow (5 V 3‑pin) | 12 本 5 V ARGB | ¥30,000 |
| MSI MPG B550 Gaming Edge WiFi | 2024 年モデル | JRGB (12 V 4‑pin) | 8 本 12 V RGB | ¥18,000 |
| GIGABYTE Z690 AORUS Master | 2025 年モデル | JRainbow + JRGB | 12 本 5 V ARGB + 4 本 12 V RGB | ¥35,000 |
| Corsair iCUE Lighting Node Pro | 2024 年モデル | iCUE LINK | 12 本 5 V ARGB | ¥12,000 |
| NZXT H710i | 2025 年モデル | NZXT specific connector (F‑fan) | 8 本 5 V ARGB + 2 本 5 V ファン | ¥22,000 |
自作PCでの選び方・注意点
- 電圧の一致
- LED ストリップが 5 V か 12 V かを確認し、対応ヘッダーを選ぶ。
- ピン数の確認
- 4 ピンで 12 V RGB、3 ピンで 5 V ARGB。ピン数が合わないと点灯しない。
- 電流容量
- マザーボードのヘッダーが供給できる電流(例:JRGB 1 A)を超えないように。
- デイジーチェーン
- 8 本以上接続する場合は splitter で分岐し、合計電流が許容範囲内か確認。
- 専用コネクタの有無
- Corsair iCUE LINK などは専用ケーブルが必要。
- 将来性
- 2026 年以降、12 V RGB のサポートが減る見込み。ARbG 5 V へ統一した構成が長期的に安定。
- 配線管理
- LED ケーブルは PC ケース内部の通路に沿ってまとめ、熱源から遠ざける。
- ファームウェア互換
- BIOS で RGB 制御を有効にし、必要に応じて最新ファームウェアを適用。
- 電源容量
- LED 全体の消費電力(例:24 W)を PSU の余裕分に含める。
- 安全対策
- 過電流保護付き LED ストリップを選ぶとリスク低減。
関連用語との違い
| 用語 | 代表的なピン数/電圧 | 主な違い |
|---|---|---|
| RGB | 4 ピン、12 V | 同一カラーで点灯/消灯のみ |
| ARGB | 3 ピン、5 V | アドレス指定で個別制御 |
| JRGB | 4 ピン、12 V | マザーボード側の RGB 用ヘッダー |
| JRainbow | 3 ピン、5 V | マザーボード側の ARGB 用ヘッダー |
| Corsair iCUE LINK | 3 ピン、5 V | 独自プロトコルで最大 12 本制御 |
| Daisy Chain | 3 ピン、5 V | splitter 経由で複数デバイス連結 |
| OLED display header (JOLED) | 3 ピン、5 V | OLED ディスプレイ制御専用 |
| USB header | 2 ピン、5 V | 内部制御用データ転送 |
よくある質問(FAQ)
Q1: JRGB と JRainbow の違いは何ですか?
A1: JRGB は 12 V 4‑ピンで RGB LED を点灯/消灯のみ制御し、JRainbow は 5 V 3‑ピンで ARGB LED を個別にアドレス指定して制御します。
Q2: 12 V RGB のヘッダーは 2026 年以降も使えますか?
A2: 2025 年に ARGB が主流化し、2026 年には多くのメーカーが 12 V RGB ヘッダーを廃止しています。レガシー機器としては残りますが、新製品はほぼ 5 V ARGB へ統一。
Q3: 8 本以上の ARGB ストリップを接続したい場合、どうすれば安全ですか?
A3: splitter を使用し、各分岐で合計電流がヘッダーの許容値(例:1.2 A)を超えないようにします。必要に応じて外部 5 V 2 A 供給アダプタを追加すると安全です。
まとめ
RGB Header JRGB/JRainbow はマザーボード上で LED 照明を制御するための重要なインターフェースです。2025 年以降、ARGB 5 V が主流化し、12 V RGB の使用は減少傾向にあります。自作 PC を構築する際は、電圧・ピン数・電流容量を正確に把握し、将来性を考慮した構成を選択することが重要です。専用コネクタ(iCUE LINK、NZXT specific connector など)を活用すれば、より高度な制御とデザインの自由度が得られます。安全かつ美しい RGB 配置で、次世代の PC ライフを実現しましょう。