マザーボード
中級

オンボードLAN Intel/Realtek(オンボードラン)

マザーボード内蔵ネットワークコントローラ。Intel I226-V(2.5GbE・2022-)・I225-V(Initial 2.5G・CRC bug)・Intel X550/X540(10GbE)・AQC113/AQC107(Marvell/Aquantia 10GbE)・Realtek RTL8125BG(2.5GbE)・RTL8126(5GbE・2023年)・RTL8168H(Gigabit)・Killer E3100X(Intel)・Wake-on-LAN対応・Jumbo Frame 9014b、2026年 2.5GbE標準・ハイエンド10GbE搭載。

0 回閲覧
0 いいね
2026/4/25 更新
関連タグ
I226-V
RTL8125BG
RTL8126 5G
AQC113

概要

オンボードLANはマザーボードに直接組み込まれたネットワークコントローラで、PCのインターネット接続を担う重要な部品です。IntelとRealtekが代表的なメーカーで、製品ラインナップはギガビットから10ギガビット、さらには5ギガビットまで幅広く展開されています。2026年時点で、2.5ギガビットが標準化され、次世代の高速通信を実現するための基盤として位置づけられています。

主な特徴・仕組み

  • 統合型設計:CPUボード上に直接配置され、PCIeスロットを占有しない。
  • Wake‑on‑LAN:電源オフ時でもネットワーク経由で起動可能。
  • Jumbo Frame:最大9014バイトまで設定でき、サーバーやNASでの帯域効率を向上。
  • クロック同期:Intel I226-Vは2.5GbEで高精度クロックを提供。
  • 低消費電力:Realtek RTL8125BGは省電力モードで最大30%の電力削減。
  • PCIe 3.0/4.0 対応:10GbEモデルはPCIe 4.0 x1で最大16Gbpsの帯域を確保。
  • セキュリティ機能:Intel X550はTLS 1.3ハードウェアアクセラレーションを搭載。
  • マルチネットワーク:Killer E3100Xは複数ポートを持ち、トラフィック分離が可能。
  • ドライバ互換性:Windows 11、Linux 5.10以降で安定動作。
  • 熱設計:AQC113は熱設計温度70℃まで耐える。

スペック/製品比較表

型番速度PCIe レーン主要機能発売年
Intel I226‑V2.5GbEx1 3.0Wake‑on‑LAN, 802.3az2022
Realtek RTL8125BG2.5GbEx1 3.0省電力, Jumbo Frame2023
Intel X55010GbEx1 4.0TLS 1.3, 802.3az2019
Marvell AQC11310GbEx1 4.0低消費電力, 802.3az2021

具体例・対応製品

  • Intel I226‑V:ASUS ROG Strix Z690-E、MSI MPG Z690 Carbon Wi‑Fi
  • Realtek RTL8125BG:Gigabyte Z590 AORUS Master、ASRock B550 Phantom Gaming 4
  • Intel X550:Supermicro X11SCA‑T、ASUS Pro WS C621-64L
  • Marvell AQC113:Supermicro X11DPG‑T、ASRock Rack EPYCD8-2T
  • Realtek RTL8126:ASUS ROG Strix X670E‑Wi‑Fi、MSI MPG B650 Carbon Wi‑Fi
  • Intel I225‑V:Gigabyte B550 AORUS Pro、ASRock B450M Pro4
  • Killer E3100X:ASUS ROG Maximus XIV Hero、MSI MEG Z690 ACE

自作PCでの選び方・注意点

  • 用途に合わせた速度:ギガビットで十分な場合はRTL8168Hを選択。
  • 将来性:2.5GbEが標準化される2026年を見越し、I226‑VやRTL8125BGを検討。
  • 電源効率:省電力モードが充実したRTL8125BGは電力コストを削減。
  • 熱設計:高温環境ではAQC113の70℃耐熱性を重視。
  • ドライバサポート:最新OSでの安定性を確認。
  • Jumbo Frame設定:サーバー用途なら9014bを有効化。
  • Wake‑on‑LAN:リモート管理が必要なら必須機能。
  • PCIeレーン数:10GbEはPCIe 4.0 x1を推奨。
  • 価格帯:I226‑Vは約¥4,000、X550は約¥12,000。
  • マザーボード互換性:公式サイトで対応リストを確認。

関連用語との違い

  • オンボードLAN vs. PCIe LANカード:カードはスロットを占有し、熱設計が異なる。
  • Intel vs. Realtek:Intelはハードウェアアクセラレーションが豊富、Realtekはコストパフォーマンスが高い。
  • 2.5GbE vs. 10GbE:転送速度は10倍、帯域幅と電力消費が増加。
  • Wake‑on‑LAN vs. Wake‑on‑USB:ネットワーク経由での起動はUSBより高速。

よくある質問

Q1: 2.5GbEはどのくらい速いですか?
A1: 2.5GbEはギガビットの2.5倍で、4K動画編集や高速SSD転送に十分です。

Q2: 10GbEを使うと電力はどれくらい増えますか?
A2: 10GbEは約30%の電力増加が一般的で、消費電力は約10Wです。

Q3: Wake‑on‑LANはセキュリティ上問題ありませんか?
A3: 受信ポートを限定し、暗号化通信を併用すれば安全に利用できます。

まとめ

オンボードLANは自作PCのネットワーク性能を決定づける要素です。Intel I226‑VやRealtek RTL8125BGは2026年に向けて2.5GbEを標準化し、次世代の高速通信を実現します。10GbEを必要とする場合はIntel X550やMarvell AQC113が選択肢となります。用途、予算、将来性を総合的に判断し、最適なコントローラを選定することが、安定したネットワーク環境を構築する鍵となります。

この記事について
カテゴリーマザーボード
難易度中級
作成日2026/4/23