概要
RISC-V(RISC Five)は、オープンソースの命令セットアーキテクチャ(ISA)であり、従来のプロプライエタリなISA(x86、ARMなど)に代わる選択肢として注目されている。自由度の高い設計と拡張性により、組み込みシステムから高性能コンピューティングまで幅広い用途への展開が可能である。
RISC-V ISAは、モジュール構造を採用しており、必須のベース命令セット(RV32I、RV64Iなど)に加えて、様々な拡張命令セット(整数拡張、浮動小数点拡張、ベクトル拡張など)を追加することで、用途に合わせたカスタマイズが可能である。命令長は32ビットが基本だが、16ビット命令や圧縮命令もサポートされている。フリーなISAであるため、ハードウェア設計の自由度が高く、特定のベンダーに依存しない実装が可能である。命令フォーマットはシンプルで、デコーダの複雑さを低減し、電力効率の向上に貢献する。