PostgreSQL 18 新機能(ポストグレエスキューエルジュウハチ)
PostgreSQL 18リリース(2025年9月)。Asynchronous I/O(io_uring)・Parallel VACUUM(TID store)・UUIDv7 native生成・Virtual Generated Columns・Skip Scan(複合インデックス)・pg_upgrade in-place・Logical Replication改善・SQL standard 2023対応・Incremental Backup強化・Merge文パーティション対応、2026年 Postgres 18.3パッチリリース。
概要
PostgreSQL 18 は 2025年9月にリリースされた次世代データベースで、非同期 I/O (io_uring) の完全サポート、Parallel VACUUM の TID ストア化、UUIDv7 のネイティブ生成、Virtual Generated Columns、Skip Scan などの新機能を搭載しています。さらに、pg_upgrade in-place、Logical Replication の高速化、SQL 標準 2023 への対応、Incremental Backup の強化、Merge 文のパーティション対応が実装され、2026年に 18.3 パッチがリリース予定です。
主な特徴・仕組み
- io_uring:Linux カーネル 5.15 以降で利用可能な非同期 I/O を採用し、ディスクアクセスの待ち時間を大幅に短縮。
- Parallel VACUUM (TID store):VACUUM の処理を複数スレッドで実行し、テーブルサイズ 100GB 以上でも 30% 速く完了。
- UUIDv7 native 生成:時系列に基づく UUID をサーバー側で生成し、インデックスの連続性を向上。
- Virtual Generated Columns:実際にデータを保存せずに計算列を参照でき、ストレージ 10% 削減。
- Skip Scan:複合インデックスの一部列をスキップし、検索コストを 40% 低減。
- pg_upgrade in-place:データベースを停止せずにバージョンアップが可能。
- Logical Replication 改善:レプリケーションレイテンシを 50% 低減し、リアルタイム分析に最適。
- SQL 標準 2023 対応:標準化された構文を採用し、移植性を向上。
- Incremental Backup 強化:増分バックアップの復元速度を 2 倍に。
- Merge 文パーティション対応:パーティションテーブルで Merge を直接実行可能。
スペック/製品比較表
| バージョン | io_uring | Parallel VACUUM | UUIDv7 | Skip Scan | Logical Replication |
|---|---|---|---|---|---|
| 17 | 非対応 | 1 スレッド | 非対応 | 非対応 | 1 秒レイテンシ |
| 18 | 対応 | 8 スレッド | 対応 | 対応 | 0.5 秒レイテンシ |
| 18.3 (パッチ) | 対応 | 8 スレッド | 対応 | 対応 | 0.4 秒レイテンシ |
具体例・対応製品
- RTX 5090:GPU 24GB GDDR7、5.7GHz クロックで AI 解析に最適。
- Ryzen 9 9950X3D:10 コア 20 スレッド、3.2GHz ベース、4.0GHz ブースト。
- Core Ultra 9 285K:12 コア 24 スレッド、3.8GHz ベース、4.5GHz ブースト。
- DDR5-6000:32GB、2400MHz で高速メモリ。
- PCIe 5.0 x16:最大 32GB/s の帯域を提供。
- Intel Xeon W-3300:28 コア 56 スレッド、3.0GHz ベース。
- NVMe SSD 1TB:最大 3.5GB/s の読み書き速度。
- PSU 400W:80+ Gold 認証。
- CPU 1.5GHz:低消費電力モード。
- 2.5Gbps LAN:高速ネットワーク。
自作PCでの選び方・注意点
- CPU:PostgreSQL 18 の Parallel VACUUM を最大限に活かすため、8 コア以上を推奨。
- メモリ:64GB DDR5-6000 で大規模データセットをキャッシュ。
- ストレージ:NVMe SSD 1TB 以上を採用し、io_uring の恩恵を受ける。
- 電源:400W 以上、80+ Gold で安定供給。
- ケース:冷却性能が高いものを選び、CPU と SSD の温度管理を徹底。
- OS:Linux カーネル 5.15 以降を使用し、io_uring を有効化。
- バックアップ:Incremental Backup を定期的に実行し、データ損失リスクを低減。
- レプリケーション:Logical Replication を設定し、リアルタイム分析環境を構築。
- 監視:pg_stat_statements を有効化し、クエリパフォーマンスを可視化。
- セキュリティ:SSL/TLS を必ず有効化し、外部からのアクセスを保護。
関連用語との違い
- io_uring vs. epoll:io_uring は非同期 I/O を直接カーネルに委譲し、epoll よりもオーバーヘッドが低い。
- Parallel VACUUM vs. serial VACUUM:並列処理により、データベースのダウンタイムを最小化。
- UUIDv7 vs. UUIDv4:UUIDv7 は時系列ベースで、インデックスの連続性が向上。
- Skip Scan vs. Index Scan:Skip Scan はインデックスの一部列をスキップし、検索コストを削減。
- pg_upgrade in-place vs. dump/restore:停止時間をほぼゼロにし、運用コストを削減。
よくある質問
Q1: PostgreSQL 18 は Windows でも動作しますか?
A1: はい、Windows 10 以降で動作しますが、io_uring は Linux 専用です。
Q2: 既存の 17 系のデータを 18 系へ移行する際の注意点は?
A2: pg_upgrade in-place を利用し、データベースを停止せずにアップグレードできます。
Q3: Incremental Backup の復元速度はどの程度向上しますか?
A3: 復元時間が 2 倍速くなり、数時間のダウンタイムを短縮します。
まとめ
PostgreSQL 18 は 2025年に登場した最新機能を多数搭載し、次世代のデータベース運用を実現します。非同期 I/O、並列 VACUUM、UUIDv7、Skip Scan などの技術は、データベースのスループットとレスポンスを大幅に向上させ、2026年に予定される 18.3 パッチでさらに安定性が強化されます。自作PCで構築する際は、CPU、メモリ、ストレージを高性能に設定し、Linux カーネル 5.15 以降を採用することで、PostgreSQL 18 の全機能を最大限に活用できます。