SQLite/LibSQL/Turso(エスキューライトターソ)
SQLite系分散DB。SQLite(標準ライブラリ・単一file)・LibSQL(Turso fork・2023年・embedded DB + replication)・Turso(ChiselStrike・Edge SQLite・Free 9GB・Global replica)・D1(Cloudflare・SQLite on Workers)・rqlite(Raft consensus SQLite)・Litestream(S3 replication)・SQLite Cloud・Neon Postgres Serverless競合・Drizzle/Prisma対応、2026年Edge Database brand成熟期。
概要
SQLite は単一ファイルで完結する組み込み型データベースで、C 言語で実装されている。
LibSQL は 2023 年に Turso がフォークしたバージョンで、レプリケーション機能を追加。
Turso は Edge SQLite と呼ばれ、無料で 9GB のグローバルレプリカを提供。
D1 は Cloudflare Workers 上で動作し、SQLite をサーバーレスで利用可能にした。
rqlite は Raft コンセンサスを採用し、分散トランザクションを実現。
Litestream は S3 へリアルタイムバックアップを行う。
SQLite Cloud はクラウド上で SQLite を共有できるサービス。
Neon Postgres はサーバーレス PostgreSQL だが、SQLite 互換レイヤーを備えている。
主な特徴・仕組み
- ファイル単位でのデータ管理
- ACID 互換のトランザクション
- 低いメモリフットプリント(例:512MB)
- ネイティブに SQL 標準をサポート
- LibSQL でのレプリケーションは 1 秒以内に同期
- Turso の Edge SQLite は 0.5 秒のレイテンシでグローバルアクセス
- D1 は 10ms 程度のレスポンスを実現
- rqlite は 5 ノードで 99.9% の可用性を保証
- Litestream は 1 秒ごとに S3 へスナップショット
- SQLite Cloud は 1,000 同時接続を想定
スペック/製品比較表
| 製品 | 最大ストレージ | レプリケーション | レイテンシ | 主要用途 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| SQLite | 9GB | なし | 0ms | デスクトップ | 無料 |
| LibSQL | 9GB | あり | 1s | IoT | 無料 |
| Turso | 9GB | あり | 0.5s | Edge | 無料 |
| D1 | 9GB | あり | 10ms | サーバーレス | 無料 |
| rqlite | 9GB | Raft | 5ms | 分散 | 無料 |
| Litestream | 9GB | S3 | 1s | バックアップ | 無料 |
| SQLite Cloud | 9GB | あり | 2s | クラウド共有 | 月額 5USD |
| Neon Postgres | 9GB | あり | 15ms | サーバーレス | 無料 |
具体例・対応製品
- RTX 5090 の GPU で AI 推論を行う際に、LibSQL をローカルキャッシュとして使用。
- Ryzen 9 9950X3D で構築した自作 PC で Turso をエッジノードとして配置。
- Core Ultra 9 285K の低消費電力モードで D1 を実行し、サーバーレス API を提供。
- DDR5-6000 メモリを搭載したマザーボードで rqlite を 4 ノードクラスタに構成。
- PCIe 5.0 x16 スロットに NVMe SSD を接続し、Litestream で 1 秒ごとにバックアップ。
自作PCでの選び方・注意点
- ストレージ容量は 9GB を超える場合は外部 SSD を追加。
- レプリケーションを有効にする場合はネットワーク帯域を 10Mbps 以上確保。
- Turso を Edge で使用する際は 5GHz Wi‑Fi を推奨。
- D1 を Workers で動かす場合は Cloudflare のアカウントに 1,000 以上の Workers を割り当て。
- rqlite の Raft は 5 ノード以上で安定。
- Litestream の S3 バケットは 99.9% の耐久性を持つリージョンを選択。
- SQLite Cloud の API キーは 256bit の HMAC で保護。
- Neon Postgres との互換性を確認するために
pg_is_in_recovery()を実行。 - すべてのデータベースは 2026年に予定されるバージョンアップに対応。
- バックアップは 2025年に導入された自動スケジューラを利用。
関連用語との違い
- PostgreSQL はリレーショナルであり、SQLite はファイルベース。
- MySQL はサーバー型で、SQLite は組み込み型。
- MongoDB はドキュメント指向、SQLite はスキーマ型。
- Redis はインメモリ、SQLite はディスクベース。
- Cassandra はカラム指向、SQLite は行指向。
よくある質問
Q1: Turso の無料枠は何GBまで?
A1: Turso の無料プランは 9GB まで。超過分は有料プランで拡張可能。
Q2: D1 はどの言語で書ける?
A2: D1 は JavaScript/TypeScript で書くことができ、Workers で直接実行。
Q3: rqlite のノード数は何個が推奨?
A3: Raft の安定性を保つために 5 ノード以上が推奨。
まとめ
SQLite 系分散 DB は、単一ファイルの軽量さと Edge での高速アクセスを両立。
LibSQL、Turso、D1、rqlite、Litestream、SQLite Cloud、Neon Postgres など多彩な実装が存在し、2026年にはさらに多機能化が期待される。
自作 PC での導入は、ストレージとネットワークを適切に設計すれば、低コストで高性能なデータベース環境を構築できる。