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TAOC TITE PIN(タオックタイトピン)

日本TAOC(大同特殊鋼)の鋳鉄製スパイクピン。SCC合金+TIC振動吸収材採用・数十年実績の業界定番品。

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2026/5/8 更新
関連タグ
TAOC
TITE PIN
Cast Iron Spike
大同特殊鋼
Audiophile
Japan

概要

TAOC TITE PIN は、日本の特殊鋼大手 大同特殊鋼株式会社 が展開するオーディオアクセサリーブランド TAOC の代表的な振動制御製品。TAOC(Total Acoustic Optimum Control)は 1980 年代後半に大同特殊鋼の特殊鋳造技術を応用して立ち上げられたブランドで、鋳鉄 SCC 合金(Spheroidal Cast Carbon) と TIC(TAOC Insulator Composite) 振動吸収材という独自素材を中核に、日本のピュアオーディオ業界における振動制御の代名詞的ブランドとなっている。

TITE PIN はスパイクピン形状の振動制御フッターで、機器・スピーカーの底面と床面の間にポイント接触を作り、機械振動を「点」で逃がす設計思想。1990 年代の発売以来 30 年以上にわたり、機種マイナーチェンジを重ねながら現役製品として継続販売される業界の超ロングセラー。価格は 4 個セット ¥38,500(2026 年、TITE PIN-25H Standard)。

主な特徴・仕組み

  • SCC 合金: 大同特殊鋼独自の球状黒鉛鋳鉄、振動を機械的内部摩擦で熱変換
  • TIC(TAOC Insulator Composite): SCC 鋳鉄 + 高分子緩衝材 + 真鍮の 3 層構造
  • スパイクピン形状: 先端 R0.5mm の精密研磨、点接触で機器と床を機械的に分離
  • ロックナット機構: 高さ微調整可能(±5mm)、各スパイクで個別調整
  • プロテクター付属: スパイク先端を保護する専用プレート(床面保護)が付属
  • 耐荷重: 1 個あたり最大 80 kg、4 個セットで 320 kg まで対応
  • 共振低減: 100Hz-2kHz 帯域で -25dB ~ -40dB 減衰
  • 質量: 1 個 280 g(TITE PIN-25H、約 9.9 oz)
  • 寸法: φ40mm × H30mm(標準モデル)
  • 販売実績: 1990 年代初頭発売以来 30 年継続販売、累計 100 万個超出荷

スペック比較表

製品/規格形状主要素材耐荷重価格帯(4 個)特徴
TAOC TITE PIN-25HスパイクSCC 合金+TIC80kg¥38,500標準モデル
TAOC TITE PIN-25Sスパイク(小型)SCC 合金+TIC50kg¥27,500小型機器向け
TAOC TP-EXスパイク(高級)SCC + 真鍮100kg¥66,000上位グレード
Sun-leaf SLW-3スパイクアルミ+真鍮60kg¥18,000エントリー
Audio Replas SQU-50 HGキューブ型水晶30kg¥66,000水晶振動制御

具体例・対応製品

  • TITE PIN-25H 4 個セット: ¥38,500(2026 年)。1 機器・1 スピーカーペアあたり 4 個使用が標準。
  • 同社上位ライン: TP-EX(高級版 ¥66,000)、TP-IT(プロ用 ¥110,000)、TP-LM(ターンテーブル用 ¥165,000)。
  • 同社下位ライン: TITE PIN-25S(小型 ¥27,500)、TITE-PIE(プレート ¥18,000)、CSR ベースボード(ボード ¥66,000)。
  • 適合機器例: Tannoy Westminster Royal GR スピーカー、Avalon Indra Diamond スピーカー、Accuphase A-300 モノブロックアンプ、LINN Klimax Solo 800 など、日本国内ハイエンドオーディオ業界で広範に採用。
  • 設置パターン: スピーカー底面四隅に 4 個(標準)、アンプ底面三角配置に 3 個(軽量機)、業務用ラック設置時には 6-8 個(特殊配置)も可能。

自作PCでの選び方・注意点

PC オーディオ用 DAC・パワードスピーカーへの導入は TITE PIN-25S(小型 ¥27,500) で十分な効果が得られる。Bookshelf スピーカーやニアフィールドモニターには PIN-25S の使用例が多い。

注意点として、スパイクピン直接接地は 床面を傷つける ため、必ず付属のプロテクタープレートを使用すること。木製フローリングの場合、スパイク貫通リスクがあるため厚手のメタルプレートを別途用意することも推奨される。

また、TITE PIN は ポイント接地 が基本のため、4 個全てに均等荷重がかかる水平調整が必須。ロックナット機構で個別に高さ調整し、機器が水平で全スパイクに荷重分散することを確認する。傾きがあると効果が半減し、機器底面に応力集中が発生する。

関連用語との違い

用語主原理主機能TITE PIN との違い
Stillpoints Ultra 5 V2Internal Particle Damping面接触+鉄粒子吸収Stillpoints は面、TITE PIN は点
Nordost Sort Kone TCTitanium+Ceramic Ballセラミックボール浮上Sort Kone は浮上、TITE PIN は接地
Audio Physic VCF V Magnetic磁気反発浮上完全非接触浮上VCF は浮上、TITE PIN は強接地

よくある質問(FAQ)

Q1: スパイクピン vs フローティング型 どちらが優れているか? A: 設計思想の違いで、優劣ではない。スパイクピンは「振動を床に逃がす」、フローティング型は「振動を機器内で吸収」。スピーカーには TITE PIN が最適、DAC・プリアンプには Sort Kone TC や Stillpoints が向くとされる。

Q2: 30 年継続販売の理由は? A: 鋳鉄 SCC 合金の物性が時代を超えても通用すること、故障する部品がないこと、価格が安定していること(¥38,500/4 個)が理由。日本ハイエンドオーディオ業界の標準アクセサリーとして定着。

Q3: 床面保護はどうすべきか? A: 付属のステンレスプロテクタープレートを使用すれば、フローリング・カーペット・畳のいずれにも対応可能。重量級スピーカー(>50kg)の長期設置時は、5mm 厚のステンレスベースプレートを追加で敷くのが推奨。

まとめ

  • 日本 大同特殊鋼 TAOC のフラッグシップスパイクピン
  • 鋳鉄 SCC 合金 + TIC 振動吸収材の独自構造
  • 1990 年代初頭発売以来 30 年継続販売の超ロングセラー
  • 4 個セット ¥38,500 級・付属プロテクタープレート付き
  • 国内ハイエンドオーディオ業界の標準アクセサリーとして定着
この記事について
カテゴリー周辺機器
難易度上級
作成日2026/5/8