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Topping E70(トッピングイーナナジュー)

ToppingのESS ES9038Pro デュアル搭載フラグシップDAC。フルバランス回路設計でTHD+N -122dBという業界トップクラスの測定スペックを誇る。

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2026/6/7 更新
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Topping E70とは

Topping E70は、中国オーディオブランドToppingが2022年に発売したフラグシップスタンドアロンDAC。ESS Technology ES9038Proというプロ/ハイエンド向けDACチップを2基搭載し、フルバランスシンメトリー設計により測定特性では業界トップクラスを達成した製品だ。実売40,000〜55,000円(2025年時点)というミドルハイ価格帯に位置する。

主なスペック

  • DACチップ: ESS ES9038Pro × 2(デュアル・フルバランス構成)
  • 出力端子: XLR バランス、RCA アンバランス
  • 入力端子: USB(Type-B)、光デジタル(2系統)、同軸デジタル(2系統)、AES/EBU
  • 対応フォーマット: PCM最大768kHz/32bit、DSD512、MQA対応
  • THD+N(全高調波歪+ノイズ): -122dB(XLR出力)
  • SNR: 133dB(XLR出力)
  • ダイナミックレンジ: 133dB
  • 出力電圧: 4.0Vrms(XLR)、2.0Vrms(RCA)

ES9038Proとは

ESS Technology ES9038Proは、同社のフラグシップDACチップで8チャンネル出力を持つ。これを2基搭載しステレオ(2ch)専用で使用することで、チップ1基あたり8ch×2基=16chをステレオ2chに割り当て、ノイズを理論上1/4以下に抑える「パラレル駆動」を実現している。

バランス回路設計

Toppingは完全対称(フルバランス)のアナログ出力回路を採用。正相・逆相の信号を独立した回路で処理し差動出力することで、偶数次高調波歪が原理的にキャンセルされる。

E70 Velvetモデル

E70には後継のE70 Velvet(2023年発売)もあり、DACチップをESS ES9038Pro×2からAK4499EX×2(旭化成)に変更したモデルが存在する。音質傾向の違い(ESS系のクリアな分析的サウンド vs AK系のアナログライクな音)でユーザーが選択できるラインナップとなっている。

組み合わせ推奨アンプ

  • Topping A90 Discrete: 完全離散回路のフラグシップアンプ、E70との組み合わせで測定最高峰システムを構成
  • Topping A70 Pro: バランス駆動・高ゲインに対応するミドルクラスアンプ
  • SMSL HO200: E70に合わせたバランス対応アンプ

よくある質問(FAQ)

Q1: Topping E70は音楽制作(DTM)に使えますか? A: 使用可能だが設計用途はリスニング向け。DTM用途ではラウンドトリップレイテンシーが重要なため、ASIOドライバー対応のオーディオインターフェース(RME、UADなど)が本来は適している。

Q2: E70の「測定スペックが良い」は実際の音質と関係ありますか? A: THD+N -122dBは人間の聴覚閾値をはるかに下回り、測定上の歪みは事実上聴き取れない。差が生まれるとすればアナログ段の個性や電源品質による。

Q3: E70とE70 Velvetどちらを選ぶべきですか? A: 分析的・クリアなサウンドを好むならESS搭載のE70、暖かみのあるアナログ的なサウンドを好むならAK搭載のE70 Velvetが適している。

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作成日2026/6/7