TP-Link Archer BE900(Wi-Fi 7)(ティーピーリンクアーチャービーイーキュウヒャク)
TP-LinkのフラグシップWi-Fi 7ルーター。Qualcomm IPQ9574+IPQ5332デュアルチップ採用・最大理論速度19Gbps・10GbE WAN×1・2.5GbE×4・USB3.0×2搭載。4ストリーム×4バンドの独自BE19000設計でコストパフォーマンスが高い2024年の注目モデル。
TP-Link Archer BE900(Wi-Fi 7)
Archer BE900はTP-Linkが2024年に発売したWi-Fi 7ルーターのフラグシップモデル。ASUS ROGやNetgear Nighthawkと同等のQualcomm IPQ9574チップセットを採用しながら、直販価格を抑えた「パフォーマンス/コスト重視」モデルとして位置づけられている。
主要スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| Wi-Fi規格 | Wi-Fi 7(802.11be)クアッドバンド |
| 理論速度 | BE19000(2.4G: 1147Mbps + 5G1: 4804Mbps + 5G2: 4804Mbps + 6G: 9608Mbps) |
| CPU | Qualcomm IPQ9574 2.2GHz × 4 + IPQ5332 |
| RAM | 2 GB |
| WANポート | 10GbE × 1 |
| LANポート | 2.5GbE × 4、1GbE × 1 |
| USBポート | USB 3.0 × 2 |
| アンテナ | 外部アンテナ 12本 |
| 価格(2025年) | 約50,000〜65,000円 |
クアッドバンド設計
BE900の特徴は5GHz帯を2系統(5GHz1/5GHz2)に分けたクアッドバンド構成。ASUS GT-BE98と同様のアーキテクチャで、帯域ごとにSSIDを分離してデバイス種別に最適な帯域を割り当てられる。6GHz帯はWi-Fi 7/6E対応デバイス専用、5GHz帯はWi-Fi 5/6デバイス用という運用が効果的だ。
OneMeshとDecoシリーズとの統合
TP-LinkのOneMeshプロトコルに対応しており、Wi-Fi 7対応のDeco BE65/BE85等をサテライトとして追加可能。異なるWi-Fi世代のDecoも混在でき、既存のDeco M9 Plusなどをそのまま子機として活用できる段階的アップグレードが可能な点が他社との差別化ポイント。
Homeshield(セキュリティ)
TP-LinkのHomeshieldはWi-Fi保護・保護者フィルタリング・QoS・デバイス管理を統合したセキュリティサービス。基本機能は無料、拡張機能(高度なマルウェアブロック・月次レポート等)はHomeshield Proとして年間約4,000円で提供。Netgear Armorと比べると価格面で有利。
日本市場での競合優位性
2025年時点で同スペック帯の競合機種と比較すると:
- ASUS GT-BE98(約85,000円)の約65%の価格で同等CPUを搭載
- Netgear Nighthawk RS700S(約80,000円)よりメッシュ拡張性が高い
- QoS機能はゲーミング特化のASUSには及ばないが、一般用途では十分
実測スループット(Wi-Fi 7対応端末使用・距離3m)は5GHz帯で2.5〜3Gbps程度が報告されており、WANが10GbEの場合はNAS直結でSamba経由950MB/s程度が実測値として報告されている。