VIOFO A139 Pro 3CH(ビオフォー・エーひゃくさんじゅうきゅう・プロ・さんチャンネル)
VIOFOが2023年に発売した前後・車内3カメラ対応ドライブレコーダー。Sony IMX585センサーを前後カメラに採用し、前方4K30fps+リア2K+車内1080pの3系統同時録画が可能。GPS・Wi-Fi・駐車監視に対応。
VIOFO A139 Pro 3CHとは
VIOFO A139 Pro 3CHは、中国の車載カメラメーカーVIOFOが2023年に発売した3カメラ一体型ドライブレコーダーです。前方・後方・車内の3方向を同時に記録できる設計で、タクシー・ライドシェア・法人車両・バス等への導入を主な用途としています。
前後カメラにSony IMX585センサー(スタービス2世代)を搭載し、暗所性能を大幅に改善。前方は4K(3840×2160)30fps、リアカメラは2K(2560×1440)30fps、車内は1080p30fpsで各々同時録画します。
主要スペック一覧
| 項目 | フロント | リア | 車内 |
|---|---|---|---|
| センサー | Sony IMX585 | Sony IMX585 | Sony IMX307 |
| 解像度 | 4K/2.7K/1440p/1080p | 2K/1440p/1080p | 1080p/720p |
| フレームレート | 30fps | 30fps | 30fps |
| 画角(対角) | 170° | 140° | 150° |
| 夜間性能 | Starvis 2 | Starvis 2 | 標準 |
| WDR | あり | あり | あり |
本体・接続仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| Wi-Fi | 5GHz(802.11ac) |
| GPS | 内蔵(速度・位置記録) |
| 駐車監視 | ビッファー/タイムラプス/モーション/衝撃 |
| microSD | 最大256GB(exFAT対応) |
| 電源 | シガーソケット/直結電源ケーブル |
| 動作温度 | -20℃〜60℃ |
| 価格帯 | 約28,000〜35,000円 |
3カメラ構成のメリットと取り付け方法
3CHモデルを選ぶ最大のメリットは、車内カメラによる乗客・乗員の映像証拠を同時に確保できる点です。
取り付け手順の概要
- フロントカメラをフロントガラス上部中央に貼付(電熱線を避ける)
- リアカメラをリアガラス内側に設置し、Aピラー沿いにケーブルを這わせる
- 車内カメラをバックミラー後方のヘッドライナー付近に固定
- 電源はシガーソケット(付属3股分岐)またはヒューズボックスから直結
- 専用アプリ(VIOFO)でWi-Fi接続し、映像確認・録画設定
車内カメラのケーブルはBピラーの内張を外して処理すると仕上がりがきれいです。フロント→リア→車内の順で配線すると取り回しが楽になります。
映像品質の実態
4K録画は日中の高速道路でナンバープレートの判読性が高く、2K程度でも十分実用的です。ただし4K録画では1ファイルあたりの容量が大きく(約3GB/3分)、256GBのmicroSDでも約5〜6時間で上書きサイクルが始まります。駐車監視を重視する場合は1440pへの設定変更を推奨します。
夜間はStarvis 2センサーの恩恵で街灯のある環境ではナンバー判読が可能ですが、完全暗所では厳しくなります。HDR(Wide Dynamic Range)は逆光やトンネル出口での白飛び・黒つぶれ抑制に効果的です。
駐車監視モードの設定
A139 Pro 3CHの駐車監視は4モードから選択可能です。
| モード | 消費電力 | 動作条件 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| バッファー(常時低解像度) | 中 | 常時 | 衝撃前後30秒を保存 |
| タイムラプス | 低 | 常時 | 1fps等間隔録画 |
| モーション検知 | 低 | 動体検出時 | 検知時のみ録画 |
| 衝撃検知 | 最低 | 衝撃発生時 | Gセンサー反応時 |
長時間駐車には「タイムラプス+衝撃検知」の組み合わせが車載バッテリーへの負担が少なくお勧めです。エンジンオフ後の過放電防止には、バッテリー電圧カットオフ機能付きの直結ハーネス(別売・約3,000〜5,000円)が必要です。
競合機種との比較
| 機種 | カメラ数 | フロント解像度 | GPS | Wi-Fi | 価格目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| VIOFO A139 Pro 3CH | 3 | 4K | ○ | 5GHz | 約3万円 |
| BlackVue DR750X-3CH Plus | 3 | 2K | ○ | 5GHz | 約5万円 |
| 70mai Omni 360 | 1+360 | 2K+360° | ○ | 2.4GHz | 約2.5万円 |
| Nextbase 522GW Series2 | 1(リア別売) | 2K | ○ | 2.4GHz | 約2万円 |
| Garmin Dash Cam 57 | 1 | 2K | ○ | Wi-Fi | 約2.5万円 |
3カメラで4Kフロントを求めるなら、BlackVueより1〜2万円安いA139 Pro 3CHはコスパ優秀です。
FAQ
Q: microSDカードは何を選べばよいですか? A: 4K録画では書き込み速度が重要で、Samsung Endurance Pro(128GB/256GB)またはSanDisk High Enduranceを推奨します。一般のmicroSDHCは連続録画に耐えられず早期故障します。
Q: 直結ハーネスは必須ですか? A: 駐車監視機能を使う場合は事実上必須です。シガーソケット電源ではエンジンオフで電源も切れます。直結ハーネスを使う際は必ず電圧カットオフ設定(11.8〜12.0V推奨)を行ってください。
Q: 日本国内で使えますか? A: 技適マーク取得済みのため国内使用に問題ありません。ただし、フロントガラスへの取り付け位置は道路運送車両の保安基準(前方視界の妨害禁止)に注意が必要で、上部中央20%の範囲内に収めることが一般的なガイドラインです。
まとめ
VIOFO A139 Pro 3CHは、3方向同時4K録画・Sony Starvis 2センサー・GPS/Wi-Fi内蔵を約3万円で実現したコスパ最強の3カメラドライブレコーダーです。ライドシェアや法人車両への導入から、前後+車内を完全記録したいこだわり派のプライベート利用まで幅広く対応します。