
編集部
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Intel Core Ultra 200シリーズ(コードネーム:Arrow Lake)は、Intelの最新デスクトップCPUアーキテクチャです。タイル(チップレット)ベースの設計を採用し、電力効率を大幅に改善。デスクトップ向けCPUとして初めて**NPU(Neural Processing Unit)**を内蔵し、AI処理のアクセラレーションに対応しています。
この記事では、Core Ultra 200シリーズの全モデルを詳しく解説し、特徴や選び方を紹介します。
Arrow Lakeは、Raptor Lake(第14世代)から大きく進化したアーキテクチャです。
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| タイルベース設計 | CPUコア、GPU、NPUを別タイルで構成 |
| Lion Cove P-cores | 新設計の高性能コア |
| Skymont E-cores | 新設計の高効率コア |
| NPU内蔵 | デスクトップ初のAIアクセラレーター |
| TSMC 6nm製造 | コンピュートタイルをTSMCで製造 |
| DDR5専用 | DDR5-6400MT/sまで対応 |
Arrow Lakeの大きな変更点は、Hyper-Threading(HT)の廃止です。
| 世代 | P-coreのスレッド数 |
|---|---|
| 第14世代(Raptor Lake) | 2スレッド/コア(HT有効) |
| Core Ultra 200(Arrow Lake) | 1スレッド/コア(HT廃止) |
IntelはE-coreの性能向上でHTの廃止を補うとしており、実際のマルチスレッド性能は維持されています。
従来の「Core i5/i7/i9」から「Core Ultra 5/7/9」へ名称が変更されました。
フラッグシップモデル
| 項目 | スペック |
|---|---|
| コア構成 | 8 P-cores + 16 E-cores(計24コア) |
| スレッド | 24スレッド(HT廃止のため) |
| P-coreクロック | 最大5.5 GHz |
| E-coreクロック | 最大4.6 GHz |
| L3キャッシュ | 36MB |
| TDP(PBP) | 125W |
| 最大ターボ電力 | 250W |
| 価格(USD) | $589 |
特徴:
ハイエンドメインストリームモデル
| 項目 | 265K | 265KF |
|---|---|---|
| コア構成 | 8P + 12E(計20コア) | 8P + 12E(計20コア) |
| スレッド | 20スレッド | 20スレッド |
| P-coreクロック | 最大5.3 GHz | 最大5.3 GHz |
| L3キャッシュ | 30MB | 30MB |
| 内蔵GPU | Xe-LPG | なし |
| TDP(PBP) | 125W | 125W |
| 価格(USD) | $394 | $379 |
特徴:
ミドルレンジモデル
| 項目 | 245K | 245KF |
|---|---|---|
| コア構成 | 6P + 8E(計14コア) | 6P + 8E(計14コア) |
| スレッド | 14スレッド | 14スレッド |
| P-coreクロック | 最大5.2 GHz | 最大5.2 GHz |
| L3キャッシュ | 24MB | 24MB |
| 内蔵GPU | Xe-LPG | なし |
| TDP(PBP) | 125W | 125W |
| 価格(USD) | $309 | $294 |
特徴:
| モデル | コア | スレッド | 最大クロック | L3 | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| Core Ultra 9 285K | 24 (8P+16E) | 24 | 5.5 GHz | 36MB | $589 |
| Core Ultra 7 265K | 20 (8P+12E) | 20 | 5.3 GHz | 30MB | $394 |
| Core Ultra 7 265KF | 20 (8P+12E) | 20 | 5.3 GHz | 30MB | $379 |
| Core Ultra 5 245K | 14 (6P+8E) | 14 | 5.2 GHz | 24MB | $309 |
| Core Ultra 5 245KF | 14 (6P+8E) | 14 | 5.2 GHz | 24MB | $294 |
Arrow Lakeの最大の強みは電力効率です。
| 比較 | 結果 |
|---|---|
| vs 第14世代 | 同性能を約半分の消費電力で実現 |
| vs Raptor Lake | コンテンツ制作で同等以上の性能、大幅省電力 |
ゲーミング性能は、前世代およびAMD Ryzenと比較してやや劣る傾向があります。
| 比較 | ゲーミング性能差 |
|---|---|
| Core Ultra 9 285K vs Ryzen 9 9950X3D | 9950X3Dが37%高速 |
| Core Ultra 9 285K vs Ryzen 7 9800X3D | 9800X3Dが36%高速 |
| Core Ultra 9 285K vs Core i9-14900K | 14900Kがわずかに高速 |
注意: Intel はBIOSアップデートやWindows最適化を通じて性能改善を進めています。
| ワークロード | 性能評価 |
|---|---|
| 動画エンコード | ★★★★☆ 良好 |
| 3Dレンダリング | ★★★★☆ 良好 |
| コンパイル | ★★★★☆ 良好 |
| AI推論(NPU) | ★★★★★ 優秀 |
電力効率の向上により、長時間のレンダリングでも発熱・消費電力を抑えられます。
Arrow Lakeはデスクトップ向けCPUとして初めてNPUを内蔵しています。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| NPU性能 | 最大13 TOPS |
| 対応機能 | Windows Studio Effects、AIアプリケーション |
| 将来性 | Copilot+ PC対応準備 |
ただし、現時点ではデスクトップ向けのNPU活用アプリケーションは限定的です。
Arrow LakeはLGA1700からLGA1851へ移行しました。
| 項目 | LGA1700 | LGA1851 |
|---|---|---|
| 世代 | 12〜14世代 | Core Ultra 200〜 |
| メモリ | DDR4/DDR5 | DDR5のみ |
| PCIe | 5.0 x16 + 4.0 | 5.0 x16 + 5.0 |
| CPUクーラー | 互換あり | 互換あり(マウント同じ) |
良いニュース: CPUクーラーはLGA1700用がそのまま使用可能です。
| チップセット | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| Z890 | フル機能、OC対応 | ★★★★★ |
| B860 | メインストリーム、OC対応 | ★★★★☆ |
| H870 | エントリー | ★★★☆☆ |
DDR5メモリ専用:
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 最大速度 | DDR5-6400 MT/s(ネイティブ) |
| 最大容量 | 192GB(48GB×4、または24GB×8) |
| チャネル | デュアルチャネル |
| 比較 | 勝者 |
|---|---|
| 純粋なゲーミング性能 | AMD Ryzen 9000X3D |
| 1080p高フレームレート | AMD Ryzen 9000X3D |
| 4Kゲーミング(GPU制限) | ほぼ同等 |
| 比較 | 勝者 |
|---|---|
| マルチスレッド効率 | Intel Core Ultra 200 |
| 電力効率 | Intel Core Ultra 200 |
| AI処理(NPU) | Intel Core Ultra 200 |
| 項目 | Intel LGA1851 | AMD AM5 |
|---|---|---|
| 次世代対応 | 確認中 | 2027年頃まで確約 |
| DDR5 | 必須 | 必須 |
| PCIe 5.0 | フルサポート | フルサポート |
→ AMD Ryzen 9000X3D シリーズ
純粋なゲーミング性能ではRyzen X3Dが圧倒的。Arrow Lakeは選択肢から外れます。
→ Core Ultra 9 285K または Core Ultra 7 265K
電力効率が優れ、長時間作業でも発熱を抑えられます。NPUによるAI処理も魅力。
→ Core Ultra 7 265K または Ryzen 9 9900X
ゲームも作業も行う場合、コスパの良いCore Ultra 7 265KまたはRyzen 9 9900Xがおすすめ。
→ Core Ultra 200シリーズ全般
同性能を低消費電力で実現するArrow Lakeは、静音PC構築に最適。
→ Core Ultra 9 285K
NPU内蔵により、将来のAIアプリケーションにも対応可能。
A. ゲーミング目的なら待つべきです。性能向上は限定的で、ゲームでは14900Kの方が速い場合もあります。省電力化が目的なら検討の価値あり。
A. 使えます。マウント穴の位置は同じなので、多くのLGA1700対応クーラーがそのまま使用可能です。
A. 使えません。Arrow LakeはDDR5専用です。DDR4メモリからの流用は不可。
A. 現時点では限定的です。Windows Studio Effectsなど一部機能で活用されますが、本格的な活用は今後のソフトウェア対応次第。
A. 多くの場合問題ありません。E-coreの増加でマルチスレッド性能は維持されており、実用上の差は小さいです。
A. 軽いゲームや動画視聴には十分ですが、本格的なゲーミングにはディスクリートGPUが必要です。KFモデルで内蔵GPUを省略し、コスト削減も可能。
Intel Core Ultra 200シリーズ(Arrow Lake)は、電力効率重視の新アーキテクチャです。
| 用途 | おすすめモデル |
|---|---|
| 最高性能・将来性 | Core Ultra 9 285K($589) |
| ハイエンドコスパ | Core Ultra 7 265K/265KF($379〜$394) |
| ミドルレンジ | Core Ultra 5 245K/245KF($294〜$309) |
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| 電力効率 | ★★★★★ |
| クリエイティブ性能 | ★★★★☆ |
| ゲーミング性能 | ★★★☆☆ |
| 将来性(NPU) | ★★★★☆ |
| コスパ | ★★★☆☆ |
ゲーミング最優先ならRyzen 9000X3D、省電力・クリエイティブ重視ならCore Ultra 200シリーズという選択が現時点での最適解です。
IntelはBIOSアップデートでゲーミング性能の改善を進めているため、今後の動向にも注目してください。
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