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自作PCを組み立てたら、まず気になるのが「自分のCPUはどれくらいの性能なのか」ということではないでしょうか。CPU性能を測定する定番ベンチマークソフトがCinebenchです。
この記事では、Cinebenchの基本的な使い方からスコアの見方、自作PCのCPU選びへの活用方法まで、実践的に解説します。私も自作PCを組むたびにCinebenchを走らせていますが、スコアを正しく理解することでパーツ選定の精度が格段に上がりました。
Cinebenchは、独Maxon社が開発したCPU性能測定ベンチマークソフトです。同社の3DCGソフト「Cinema 4D」のレンダリングエンジンを使用し、3Dシーンをレンダリングする速度でCPUの性能をスコアとして数値化します。
Cinebenchが自作PCユーザーに広く使われている理由は以下の通りです。
Cinebenchでは、以下の2つのテストを実行してCPUスコアを測定できます。
| テスト | 内容 | わかるCPU性能 |
|---|---|---|
| マルチコア(Multi Core) | 全コアを使って3Dシーンをレンダリング | 動画編集・3Dレンダリングなど並列処理のCPU性能 |
| シングルコア(Single Core) | 1コアのみで3Dシーンをレンダリング | ゲーム・日常操作など1コア依存のCPU性能 |
自作PCユーザーにとって重要なのは、用途に応じてCinebenchのどちらのスコアを重視するかです。まず、ゲーム用途の自作PCならシングルコアスコア、次に動画編集やレンダリング用途ならマルチコアスコアを重視しましょう。
まず、Cinebench R23はCinema 4D R23のレンダリングエンジンを使用しており、2020年のリリース以来、最も広く参照されているバージョンです。
次に、Cinebench 2024はCinema 4Dの最新レンダリングエンジン「Redshift」をベースにしており、GPUテストにも対応しています。
どちらのCinebenchを使うべきか? 自作PCのCPUを他と比較したい場合は、まだデータの蓄積が多いCinebench R23を推奨します。最新CPU(Intel第14世代、AMD Zen 5)の比較に限るなら、Cinebench 2024を使うのも良いでしょう。私は両方のCinebenchを走らせてR23でざっくりスコア比較、2024で最新CPUとの差を確認するという使い分けをしています。
自作PCで正確なCinebenchスコアを出すために、まず以下の準備をしてください。Cinebenchは環境の影響を受けやすいので、条件を揃えることが重要です。
次に、Cinebenchの実行手順です。
Cinebenchのテスト中に自作PCを操作するとスコアが下がるため、完了まで放置するのが鉄則です。
以下は、主要CPUのCinebench R23スコアの目安です。実際のCinebenchスコアは自作PCの冷却環境やマザーボードの電力設定によって±5%程度変動します。
| CPU | Cinebenchマルチコア | Cinebenchシングルコア | 価格帯 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|---|
| AMD Ryzen 9 9950X | 約40,000 | 約2,300 | 9万円前後 | クリエイター・ハイエンド自作PC |
| Intel Core i9-14900K | 約40,000 | 約2,300 | 8万円前後 | ゲーム・配信・動画編集 |
| AMD Ryzen 7 9700X | 約20,000 | 約2,200 | 5万円前後 | ゲーム・一般クリエイティブ |
| Intel Core i7-14700K | 約30,000 | 約2,100 | 5.5万円前後 | ゲーム・動画編集 |
| AMD Ryzen 5 9600X | 約14,000 | 約2,100 | 3.5万円前後 | コスパ重視ゲーミング自作PC |
| Intel Core i5-14600K | 約18,000 | 約2,000 | 4万円前後 | コスパ重視ゲーミング自作PC |
| AMD Ryzen 5 7600 | 約12,000 | 約1,850 | 2.5万円前後 | 予算重視ゲーミング自作PC |
| Intel Core i5-14400F | 約14,000 | 約1,800 | 2.5万円前後 | 予算重視ゲーミング自作PC |
Cinebenchスコアの見方で注意すべきポイントがあります。
自作PCでCinebenchスコアが期待値より低い場合、以下を確認してください。実際に私も最初のCinebenchテストで想定の70%しかスコアが出ず焦りましたが、原因はメモリのXMPが無効だったことでした。
サーマルスロットリングでCinebenchスコアが低下
電力制限でCinebenchスコアが制限される
メモリの速度不足でCinebenchスコアに影響
バックグラウンドプロセスがCinebenchスコアを低下させる
BIOS省電力設定がCinebenchスコアに影響
ゲームではCPUのシングルコア性能が重要です。Cinebench R23のシングルコアスコアが1,800以上あれば、最新の3Dゲームでもボトルネックになりにくいです。
おすすめCPU(2025年、ゲーム用自作PC):
動画編集やBlenderなどの3Dレンダリングでは、マルチコアのCPU性能が直結します。Cinebench R23のマルチコアスコアが20,000以上あれば、4K動画編集も快適に行えます。
おすすめCPU(2025年、クリエイティブ用自作PC):
Cinebenchスコアだけでは自作PCのCPU選びを完結できない要素もあります。最終的な判断では以下も考慮してください。
Cinebenchは自作PCのCPU性能を客観的に測定・比較できる最も信頼性の高いベンチマークソフトです。この記事のポイントを振り返ります。
自作PCを組んだら、ぜひCinebenchでCPUスコアを測定してみてください。自分の自作PCの性能を数値で把握でき、次のアップグレード計画の参考にもなります。
A. Cinebench 2024からGPUテストが追加されました。ただし、GPU性能の測定には3DMarkの方が業界標準であり、比較データも豊富です。自作PCのGPU性能比較をしたい場合は、3DMarkのTime SpyやFire Strikeを使うことをおすすめします。
A. Cinebenchのシングルコアスコアはゲームのフレームレートと比較的高い相関がありますが、完全に一致するわけではありません。ゲームによってはGPU依存度が高いものもあり、Cinebenchスコアだけで自作PCのゲーム性能を判断するのは危険です。あくまでCPU性能の目安としてCinebenchを活用してください。
A. 正確なCinebenchスコアを得るには、最低3回実行して平均値を取るのがおすすめです。1回目はキャッシュの影響などでCinebenchスコアが低めに出ることがあり、2〜3回目でスコアが安定します。Minimum Test Durationを有効にしていれば、各テスト10分で3回=約30分で完了します。
A. 直接のCinebenchスコア比較はできません。R23とR20ではレンダリングエンジンのバージョンが異なるため、スコアの絶対値が違います。ただし、同じバージョンのCinebench同士での相対比較は可能です。異なるCPU同士を比較する場合は、必ず同じバージョンのCinebenchを使ってください。
A. ノートPCでもCinebenchの実行は可能ですが、デスクトップの自作PCと同じCPUでもCinebenchスコアが低くなることが多いです。原因は電力制限(PL1/PL2が低い)と冷却性能の限界です。ノートPC同士のCinebenchスコア比較であれば参考になりますが、自作PCのデスクトップCPUとの直接比較は公平ではないことを理解しておいてください。
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自作PCガイド:cinebench を正しく理解する — その他/cinebench r15/cinebench
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