SFF(Small Form Factor)(エスエフエフ)
小型PCケース規格。Cooler Master NR200P Max・Lian Li A4-H2O/A3-mATX・SSUPD Meshroom S/D・Fractal Terra/Ridge・NZXT H1 V2・Phanteks Evolv Shift 2・FormD T1 V2・Cerberus X・NCASE M2・DAN Cases A4-SFX V5・LOUQE RAW S1・Cooltek UMX4が2026年代表、〜20L容量でRTX 5090+SFX PSU収納。
概要
SFF(Small Form Factor)は、20L以下のコンパクトケースでありながら、RTX 5090 などの高性能GPUやSFX PSUを収容できる設計が特徴です。2026年時点で、Cooler Master NR200P Max、Lian Li A4-H2O、SSUPD Meshroom S、Fractal Terra、NZXT H1 V2 などが代表的なモデルとして挙げられます。これらは、薄型設計と高い冷却性能を両立させ、デスクトップスペースを節約しつつも、最新世代のCPUやGPUを搭載可能です。
主な特徴・仕組み
- 20L 容量で、RTX 5090 などの大型GPUを収容
- 650W 以上のSFX PSUを内部に設置可能
- 120mm / 140mm ファンと 360mm ラジエーターの同時設置が可能
- 3.5in / 2.5in ストレージスロットを最大 4 つ搭載
- 低ノイズ設計のため、静音性を重視した構造
- 360mm ラジエーターの設置により、CPU 温度を 30℃ まで低減
- 2.5in SSD を 3 つ並列に配置し、RAID 0/1 を構築
- 360mm ラジエーターの設置により、CPU 温度を 30℃ まで低減
- 1.5in / 1.2in の電源ユニットスロットを採用
- 3.5mm / 2.5mm の拡張カードスロットを 2 つ配置
スペック/製品比較表
| 製品名 | 容量 | 最大GPU長 | PSUタイプ | ファン数 | ラジエーターサイズ |
|---|---|---|---|---|---|
| Cooler Master NR200P Max | 20L | 360mm | SFX | 3 | 240mm / 120mm |
| Lian Li A4-H2O | 20L | 360mm | SFX | 3 | 240mm / 120mm |
| SSUPD Meshroom S | 20L | 360mm | SFX | 3 | 240mm / 120mm |
| Fractal Terra | 20L | 360mm | SFX | 3 | 240mm / 120mm |
| NZXT H1 V2 | 20L | 360mm | SFX | 2 | 120mm |
具体例・対応製品
- Cooler Master NR200P Max:RTX 5090 まで対応、650W SFX PSU で安定動作
- Lian Li A4-H2O:360mm ラジエーターを 2 つ設置可能、CPU 温度 28℃
- SSUPD Meshroom S:3.5in ストレージスロット 4 つ、RAID 0 で 3.6TB/s
- Fractal Terra:2.5in SSD 3 つ、NVMe 1.5TB で高速起動
- NZXT H1 V2:1.5in PSU スロット、RTX 5090 で 95% の電力効率
自作PCでの選び方・注意点
- 電源容量:RTX 5090 の TDP は 450W 以上。SFX PSU で 650W 以上を推奨。
- 冷却設計:120mm ファン 3 つと 240mm ラジエーターを併用し、CPU と GPU の温度を 35℃ 以下に抑える。
- 拡張カードスロット:PCIe 5.0 x16 を 1 つ、PCIe 4.0 x1 を 1 つ設置。
- ストレージ:2.5in SSD 3 つを RAID 0 で構成し、データ転送速度を 3.6GB/s 以上に。
- ケースの厚み:3.5mm の薄型設計は、デスクトップの上に置く際に安定性が低下するため、専用スタンドを使用。
- 電源ケーブル:SFX PSU の 20+4 ピンケーブルは 3.5mm で、ケース内の配線を整理。
- ファンの向き:前面 120mm を吸気、背面 120mm を排気に設定。
- ラジエーターの位置:上部 240mm ラジエーターを設置し、CPU の熱を効率的に放散。
- ケースの重量:約 3.2kg で、デスクトップの上に置く際は安定性を確認。
- 価格帯:2025年時点で 20,000円〜35,000円。
関連用語との違い
- Mini-ITX:1.6in x 1.6in のマザーボードを採用し、ケース容量は 15L 前後。SFF は 20L で GPU 収容が容易。
- Micro-ATX:2.5in x 2.5in のマザーボードを採用し、拡張カードスロットが 2 つ。SFF は 1 つのスロットで済む。
- E-ATX:3.5in x 3.5in のマザーボードを採用し、ケース容量は 30L 以上。SFF は 20L でコンパクト。
よくある質問
Q1. SFF ケースで RTX 5090 を動かす際の電源容量は?
A1. RTX 5090 の TDP は 450W 以上。SFX PSU で 650W 以上を推奨し、余裕を持たせると安定動作が確保できます。
Q2. 360mm ラジエーターは必須ですか?
A2. 360mm ラジエーターは CPU の熱を効率的に放散しますが、120mm ファン 3 つで十分な冷却が可能な場合もあります。
Q3. ケースの厚みが 3.5mm だと安定性が心配です。
A3. 3.5mm の薄型設計はデスクトップ上での安定性が低下します。専用スタンドを使用するか、重いパーツは底部に配置すると良いでしょう。
まとめ
SFF(Small Form Factor)は、20L 以内で RTX 5090 などの高性能GPUと SFX PSU を収容できる点が大きな魅力です。Cooler Master NR200P Max、Lian Li A4-H2O、SSUPD Meshroom S などの代表モデルは、薄型設計と高い冷却性能を両立させ、デスクトップスペースを節約しつつも最新世代のCPUやGPUを搭載可能です。電源容量、冷却設計、ストレージ構成を適切に選択すれば、コンパクトながらも高いパフォーマンスを実現できます。