ケースエアフロー(ケースエアフロー)
ケース内空気流動設計。Positive(正圧・吸気>排気・防塵)・Negative(負圧・排気>吸気・冷却優位)・Neutral(均等・2026年推奨)、前面3基吸気+上/背面3基排気が定番、Lian Li UNI FAN TL LCD・Phanteks T30-140・be quiet! Light Wings PRO 140が2026年代表ファン選択。
概要
ケースエアフローは、PC内部の熱管理を左右する設計要素です。
正圧(Positive)では吸気が排気より多く、負圧(Negative)では排気が吸気より多い構成が代表的です。
2026年に向けては、均等な風量を実現するNeutral構成が推奨されるケースが増えてきました。
前面3基吸気+上/背面3基排気が定番レイアウトで、Lian Li UNI FAN TL LCD、Phanteks T30‑140、be quiet! Light Wings PRO 140 などが代表的なファンです。
主な特徴・仕組み
- 正圧:吸気 > 排気。防塵性能が高く、内部の埃が入りにくい。
- 負圧:排気 > 吸気。冷却性能が優先され、CPU・GPUの熱が速やかに排出される。
- Neutral:吸気=排気。2026年の推奨構成で、熱と埃のバランスが最適化。
- 前面3基吸気は120mm×3、上/背面3基排気は140mm×3が標準。
- 風量はCubic Feet per Minute(CFM)で測定。
- 静圧(mmH2O)はファンがファンホースやフィルターを通過する際の抵抗を示す。
スペック/製品比較表
| ファン | サイズ | 風量 (CFM) | 静圧 (mmH2O) | 回転数 (rpm) | 騒音 (dB) |
|---|---|---|---|---|---|
| Lian Li UNI FAN TL LCD | 120mm | 60 | 1.5 | 2000 | 20 |
| Phanteks T30‑140 | 140mm | 70 | 1.8 | 1800 | 22 |
| be quiet! Light Wings PRO 140 | 140mm | 68 | 1.7 | 1900 | 21 |
| Corsair iCUE 4000X RGB | 120mm | 58 | 1.4 | 1900 | 23 |
| NZXT H710i | 120mm | 55 | 1.3 | 1800 | 24 |
- 風量は120mmファンで60 CFM、140mmファンで70 CFMが一般的。
- 静圧は1.5 mmH2O以上が高性能。
- 回転数は1800–2000 rpmが標準。
- 騒音は20–24 dB。
具体例・対応製品
- Lian Li UNI FAN TL LCD:120mm×3で前面吸気、上部に140mm×1排気。
- Phanteks T30‑140:140mm×3排気で背面に配置。
- be quiet! Light Wings PRO 140:140mm×3排気、背面に設置。
- Corsair iCUE 4000X RGB:120mm×3吸気、上部に140mm×1排気。
- NZXT H710i:120mm×3吸気、上部に140mm×1排気。
主要スペック
- ケース高さ:450mm
- ケース幅:200mm
- ケース奥行き:400mm
- 前面吸気ファン:120mm×3
- 上部排気ファン:140mm×1
- 背面排気ファン:140mm×2
自作PCでの選び方・注意点
- 熱設計:CPUやGPUのTDPを確認し、必要な風量を算出。
- 静圧:フィルターやホースを使用する場合は静圧が高いファンを選択。
- 騒音:静音を重視する場合はdB値が低いファンを優先。
- 電源:ファンの電力消費は5W–10W。複数ファンを使用する場合は電源容量を確認。
- ケーブル管理:空気の流れを妨げないように配線を整理。
- 防塵:正圧構成で埃の侵入を抑える。
- 冷却パターン:CPU・GPUに直接風を当てるため、吸気位置を調整。
- ケースのサイズ:GPUの長さ(350mm以上)に対応。
関連用語との違い
- エアフロー:ケース内の空気の流れ全体を指す。
- ファンレイアウト:吸気・排気の配置。
- 静圧:ファンが抵抗を受ける際の圧力。
- 風量:単位時間あたりの空気量。
- 正圧・負圧:吸気と排気のバランス。
よくある質問
Q1. 正圧と負圧のどちらが良いですか?
A1. 正圧は埃が入りにくく、負圧は冷却性能が高い。用途に応じて選択。
Q2. 2026年に推奨されるNeutral構成とは?
A2. 吸気と排気を均等に配置し、熱と埃のバランスを最適化した構成。
Q3. ファンの静圧が低いとどうなりますか?
A3. フィルターやホースを通過する際に風が弱まり、冷却効率が低下。
まとめ
ケースエアフローは、PCの熱管理と長寿命に直結する設計要素です。
正圧・負圧・Neutralの3種類を理解し、前面3基吸気+上/背面3基排気という定番レイアウトをベースに、2026年の推奨構成を取り入れることで、安定した冷却と低騒音を両立できます。
Lian Li UNI FAN TL LCD、Phanteks T30‑140、be quiet! Light Wings PRO 140 など、最新のファンを組み合わせることで、熱設計の最適化が可能です。
自作PCを構築する際は、熱設計、静圧、騒音、電源容量、ケーブル管理を総合的に検討し、最適なエアフローを実現してください。