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Chord Qutest(コードキューテスト)

Chord Electronics(英)製スタンドアローンDAC。独自FPGAベースRob Watts設計・Pulse Array技術でDSD512・PCM768kHz対応。フィルタ選択可能な高解像度DAC。

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2026/6/4 更新
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DAC
Chord Electronics
FPGA
ハイエンドDAC
Pulse Array

Chord Qutestとは

Chord Electronics(コード エレクトロニクス)は英国ギルフォードのハイエンドオーディオブランド。QutestはHugo 2の技術をスタンドアローンDAC専用筐体に落とし込んだ製品で、2017年発売ながら2025年現在も現行製品として販売されている。

FPGAベース設計の独自性

多くのDACがAKM・ESS・Burr-Brownなど専用DACチップを使うのに対し、ChordはXilinx製FPGA(Field-Programmable Gate Array)に独自のDACアルゴリズムを実装する。設計者Rob Wattsが開発した「Pulse Array」技術は、デジタル信号を多段パルスに変換しアナログ回路の複雑さを最小化する革新的なアプローチ。

WTAフィルタ(ウォーターフォールアルゴリズム)

ChordのDAC設計の最大の特徴はフィルタタップ数の多さ。

製品WTAフィルタタップ数
Chord Qutest1,024,000タップ
Chord Hugo 249,152タップ
Chord DAVE(フラッグシップ)164,000タップ

100万タップのフィルタは理論上、時間軸方向の精度が極めて高く「プレリンギング」がほぼゼロになる。これが「Qutestの音場の広さ」の物理的根拠とされる。

フィルタ設定(4種類)

Qutestは4つのフィルタをLEDの色で切り替えられる。

LEDカラーフィルタタイプ特徴
緑標準フラット・均一特性
赤ウォーム高域ロールオフ
白インシジブ鋭いトランジェント
黄ウォームインシジブ混合特性

主要スペック

項目仕様
DAC方式FPGA Pulse Array
PCM最大768kHz/32bit
DSDDSD512
入力USB・光・同軸・BNC
出力RCA・BNC
ヘッドフォン出力なし(純粋DAC)

ヘッドフォン出力がないため、必ず外部アンプとの組み合わせが必要。

測定vs聴感の議論

Chord Qutestは測定値(THD、SNR等)でGustard A26やTopping D90 IIIに劣ることがある。しかし聴感評価では多くのレビュアーがQutestの音場・奥行き・自然さを高く評価する。「測定値と聴感の乖離」を象徴する製品のひとつで、DACの評価軸についての議論を常に呼び起こす存在。

Chord エコシステム

Qutest単体で使う場合は外部ヘッドフォンアンプ(SPL Phonitor xe等)やプリアンプが必要。ChordのスタックシステムはQutest + Anni(アンプ)が推奨構成で、Chord同士ではBNCで接続する。

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カテゴリー周辺機器
難易度上級
作成日2026/6/4