Intel セキュリティ機能群。Boot Guard(ハードウェアRoot-of-Trust)・BIOS Guard(flash保護)・Intel VPU(Visual Processing Unit・NPU Meteor Lake以降)・SGX(Software Guard Extensions・廃止12世代以降)・SGX Trust Domain Extensions(TDX・Sapphire Rapids以降)・ME(Management Engine・Ring -3)・Intel CET(Control-flow Enforcement)・Intel AMX(AI Matrix)対応、2026年企業PC要件標準化。
Intel のセキュリティ機能群は、CPU から BIOS まで統合的に設計されたハードウェアレベルの保護を提供する。Boot Guard はシステム起動時に実行ファイルの署名を検証し、BIOS Guard はフラッシュメモリを書き込み禁止にする。Intel VPU(Visual Processing Unit)は Meteor Lake 以降のチップで AI 推論を専用ハードウェアにオフロードし、SGX(Software Guard Extensions)は 12 世代までに存在したサンドボックス機能。SGX は 12 世代以降廃止され、代わりに TDX(Trust Domain Extensions)が導入される。ME(Management Engine)は Ring‑3 に位置し、CET(Control‑flow Enforcement Technology)は制御フローを検証する。AMX(AI Matrix Extensions)は 2025 年に初登場し、AI 目的の行列演算を高速化。2025‑2026 年の企業 PC 要件では、VPU と TDX が標準化対象となり、セキュリティレベルの最低基準が引き上げられる。
| CPU | コア数 | タイムブースト | L3 キャッシュ | TDP | VPU / AMX | 主要セキュリティ機能 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Intel Core i9‑13980HX | 24 | 5.0 GHz | 24 MB | 45 W | 1.2 TFLOP/s VPU | Boot Guard, CET |
| Intel Xeon W‑3303 | 48 | 4.4 GHz | 48 MB | 150 W | 2.4 TFLOP/s AMX | TDX, BIOS Guard |
| Intel Meteor Lake 4th Gen | 12 | 3.9 GHz | 12 MB | 65 W | 1.2 TFLOP/s VPU | VPU, SGX (廃止) |
| 用語 | 主な役割 | 対象世代 | 主要差異 |
|---|---|---|---|
| SGX | アプリケーションレベルのサンドボックス | 8‑12世代 | 12世代で廃止、代わりに TDX が導入 |
| TDX | ハードウェア仮想化でマルチテナント保護 | 5th Gen 以降 | SGX より大容量、仮想化ベース |
| AMX | AI 行列演算専用ハードウェア | 4th Gen 以降 | 2025 年に登場、SGX/TDX とは別 |
| Boot Guard | BIOS 起動時の署名検証 | 6th Gen 以降 | BIOS Guard と併用でフラッシュ保護 |
| BIOS Guard | フラッシュ EEPROM 書き込み禁止 | 7th Gen 以降 | Boot Guard と組み合わせて完全防御 |
Q1. SGX と TDX の違いは何ですか?
A1. SGX はアプリケーション単位でサンドボックスを提供し、最大 512 MB の保護領域を持つ。TDX は仮想マシン単位でハードウェア仮想化を行い、最大 4 TB の仮想メモリを安全に扱える。SGX は 12 世代で廃止され、代わりに TDX が標準化されている。
Q2. Intel VPU を使うとどの程度の AI 推論性能が得られますか?
A2. Meteor Lake 4th Gen の VPU は最大 1.2 TFLOP/s を実現し、画像分類モデルで 300 FPS 以上の処理が可能。2025 年にリリースされた新型 NPU は 1.5 TFLOP/s に向上。
Q3. Boot Guard と BIOS Guard を有効にするメリットは?
A3. Boot Guard は起動時に署名を検証し、改ざんされた BIOS からの起動を防止。BIOS Guard はフラッシュ EEPROM を書き込み不可にし、リモート攻撃や不正書き込みを防止。両方を併用すると、ハードウェアレベルでの完全な起動保護が実現できる。
Intel のセキュリティ機能群は、CPU から BIOS、ハードウェア仮想化まで幅広くカバーし、2025‑2026 年の企業 PC 標準化で必須要素となっている。Boot Guard と BIOS Guard による起動保護、VPU と AMX による AI 推論高速化、SGX から TDX への移行といった点が特徴。自作 PC を構築する際は、CPU 世代とマザーボードの互換性、電源容量、メモリ帯域を十分に確認し、最新の BIOS/UEFI を適用することで、ハードウェアレベルの安全性を最大化できる。