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Creality K1 Max(クリアリティケーワンマックス)

Creativityが2023年に発売した大型高速FDM 3Dプリンター。300×300×300mmの造形サイズで最大600mm/sの印刷速度を実現し、AIカメラ監視と自動ベッドレベリングを搭載する。

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2026/6/8 更新
関連タグ
3Dプリンター
FDM
CoreXY
Creality
高速印刷

Creality K1 Max とは

Creality K1 Maxは中国Creality(創想三維)が2023年7月に発売した大型高速FDM 3Dプリンターです。同社が同時期に発売した標準サイズのK1をそのまま大型化した上位モデルで、造形サイズ300×300×300mmと最大600mm/sという当時の廉価クラス最高峰スペックを誇ります。

主要スペック

項目K1 MaxK1(無印)
造形サイズ300×300×300mm220×220×250mm
印刷速度(最大)600mm/s600mm/s
加速度20,000mm/s²20,000mm/s²
ノズル温度最大300°C最大300°C
ベッド温度最大110°C最大110°C
ベッドレベリング自動(49点)自動(49点)
Klipper firmware○(カスタマイズ可)○
AIカメラ○(失敗検知)○
エンクロージャーフル密閉(HEPA付)フル密閉(HEPA付)
価格(2025年)約¥96,000〜¥109,000約¥69,000

高速印刷の仕組み

K1 MaxはCoreXY運動系にカーボンファイバー製ロッドとリニアレールを組み合わせた「Speedy Phoenix」機構を採用し、最大20,000mm/s²の加速度と600mm/sの最高速度を実現しています。

ただし実用的な品質を保てる推奨速度は300mm/s程度で、FDMの物理限界(フィラメント溶融速度)を考慮すると600mm/sで印刷できる素材と形状は限られます。Input Shaping(共振補正)はKlipper標準機能として搭載しており、高速時のゴーストアーティファクトを自動補正します。

Klipper Firmware搭載の優位性

K1 MaxはKlipper(Linuxベースのオープンソース3DプリンターOS)を標準搭載しています。Klipperの特徴:

  • ブラウザUIでリアルタイム設定変更
  • マクロ(Gコードスクリプト)で自動化処理
  • Moonraker API経由でOctoPrint/Fluiddとの連携
  • コミュニティプラグインで機能拡張

Creality独自のロックを外す(「脱獄」)することでフルKlipper環境として使う上級ユーザーも多く、コミュニティが豊富です。

AIカメラと自動監視

内蔵の広角カメラが印刷中に各レイヤーを撮影し、CNNモデルで異常(スパゲッティ失敗・剥離)を検知します。

  • 検知時に印刷自動停止またはメール通知
  • タイムラプス動画の自動生成
  • Creality Cloud経由でスマートフォンから遠隔監視

フィルタリング・安全性

フル密閉エンクロージャーにHEPAフィルターとカーボンフィルターを内蔵しており、ABSやASAが放出するスチレン等の揮発性有機化合物(VOC)を吸着します。室内設置時のにおい低減に効果があります。

よくある質問(FAQ)

Q1: Bambu Lab X1 CarbonとK1 Maxはどちらがおすすめですか? A: 大型造形(300mm以上)を重視するならK1 Max、マルチカラーやAMSエコシステムを重視するならX1 Carbonが適しています。価格はK1 Maxが約6万円安価です。

Q2: PEIシートは別途購入が必要ですか? A: K1 Maxは標準でPEI磁気スプリングスチールシートが付属します。PLAはそのまま使用でき、ABSはノリ棒(スティックのり)を薄く塗ると定着が改善します。

Q3: PETG・TPUは標準ノズルで印刷できますか? A: 付属の真鍮ノズルでPETGは問題ありません。TPUは印刷速度を100mm/s以下に落とせば対応可能です。カーボン配合フィラメントには別途ハードニングスチールノズルの換装が必要です。

この記事について
カテゴリー周辺機器
難易度中級
作成日2026/6/8