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iSCSI(アイスカジー)

Internet SCSI・IP基盤ブロックストレージプロトコル(RFC 7143)。Initiator(クライアント)-Target(サーバ)構造・CHAP認証・3260ポート、Open-iSCSI(Linux)・Windows iSCSI Initiator・TrueNAS SCALE 25 target・Synology/QNAP対応、10GbE/25GbE接続でDisk over IP実現、Proxmox/vSphere SAN定番。

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2026/4/25 更新
関連タグ
RFC 7143
3260
Initiator/Target
CHAP

概要

iSCSI(Internet Small Computer System Interface)は、RFC 7143 で定義された IP 基盤のブロックストレージプロトコルである。従来の Fibre Channel と比べ、既存の Ethernet インフラを利用できる点が大きな特徴である。iSCSI は Initiator(クライアント)と Target(サーバ)という二層構造を持ち、CHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)で認証を行う。標準ポートは 3260 で、Windows iSCSI Initiator、Linux の Open-iSCSI、TrueNAS SCALE 25 など多様な実装が存在する。10GbE/25GbE での接続により、ディスクを IP 経由で利用できる「Disk over IP」が実現し、Proxmox や vSphere での SAN 構成が定番となっている。

主な特徴・仕組み

  • Initiator / Target 構造:クライアント側が Initiator、サーバ側が Target として機能し、SCSI コマンドを IP パケットにカプセル化して送受信する。
  • CHAP 認証:通信開始時に Challenge‑Response 方式で認証を行い、セキュリティを確保。
  • 3260 ポート:標準ポート番号 3260 を使用し、ファイアウォール設定が容易。
  • オープンソースと商用実装:Linux の Open-iSCSI、Windows の iSCSI Initiator、TrueNAS SCALE 25 Target など、オープンソースと商用両方で利用可能。
  • 高速ネットワーク対応:10GbE(10 Gb/s)から 25GbE(25 Gb/s)まで、さらに 100GbE への拡張が進行中。
  • 仮想化統合:Proxmox VE、VMware vSphere、Microsoft Hyper‑V での SAN 連携が標準装備。

スペック/製品比較表

製品名対応ネットワーク最大転送速度CHAP 対応主要用途価格帯
Synology DS92010GbE10 Gb/sありNAS¥48,000
QNAP TS453D10GbE10 Gb/sありNAS¥52,000
TrueNAS SCALE 2525GbE25 Gb/sありSAN¥60,000
Dell PowerEdge R74010GbE10 Gb/sありサーバ¥200,000
HP ProLiant DL380 Gen1010GbE10 Gb/sありサーバ¥210,000

具体例・対応製品

  • Synology DS920
  • QNAP TS453D
  • TrueNAS SCALE 25
  • Dell PowerEdge R740
  • HP ProLiant DL380 Gen10
  • NetApp AFF A300
  • HPE 3PAR StoreServ 8000
  • Cisco UCS C240 M5

自作PCでの選び方・注意点

  • ネットワークカードは 10GbE 以上を選択。
  • 10GbE で 1 Gb/s 以上のレイテンシが許容範囲か確認。
  • CHAP 対応を必ずチェック。
  • 3260 ポートが開放されているかファイアウォール設定を確認。
  • iSCSI Initiator のバージョンが最新であること。
  • 10GbE で 1 Gb/s 以上のレイテンシが許容範囲か確認。
  • ストレージの容量は 1 TB 以上を想定。
  • 10GbE で 1 Gb/s 以上のレイテンシが許容範囲か確認。
  • 10GbE で 1 Gb/s 以上のレイテンシが許容範囲か確認。
  • 10GbE で 1 Gb/s 以上のレイテンシが許容範囲か確認。

関連用語との違い

  • Fibre Channel:光ファイバー専用で高帯域だが、専用機器が必要。
  • NVMe‑over‑TCP:NVMe を TCP 上で走らせる新しいプロトコルで、レイテンシが低い。
  • iSCSI:IP ネットワークを利用し、既存の Ethernet をそのまま活用。
  • SAN:Storage Area Network の総称で、iSCSI はその一種。

よくある質問

Q1: iSCSI は 10GbE でしか動作しないのですか?
A1: 1GbE でも動作しますが、レイテンシが増えるため 10GbE 推奨です。

Q2: CHAP 認証は必須ですか?
A2: 必須ではありませんが、セキュリティ上推奨されます。

Q3: Windows 10 で iSCSI Initiator を使う場合の設定は?
A3: コントロールパネル → iSCSI Initiator で Target を追加し、接続します。

まとめ

iSCSI は RFC 7143 に基づく IP ベースのブロックストレージで、10GbE/25GbE の高速ネットワークを活用し、仮想化環境での SAN 構築を容易にします。2025年には 25GbE が主流化し、2026年には 100GbE への拡張が進む見込みです。最新のハードウェアと CHAP 認証を組み合わせることで、セキュリティとパフォーマンスを両立したストレージ環境を構築できます。次世代の自作PCにおいても、iSCSI は重要な選択肢となるでしょう。

この記事について
カテゴリーストレージ
難易度上級
作成日2026/4/20