
※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれています

PCパーツ・ガジェット専門
自作PCパーツやガジェットの最新情報を発信中。実測データに基づいた公平なランキングをお届けします。
iSCSIは、TCP/IPネットワークを経由してSCSIコマンドを転送することで、ネットワーク上のストレージをクライアントPCのローカルディスク(ブロックストレージ)として認識させる技術です。
家庭内でのファイル共有には、一般的にSMB(Server Message Block)やNFS(Network File System)が利用されます。これらは「ファイル共有」と呼ばれる方式で、NAS側がファイルシステムを管理し、クライアントはファイル単位で読み書きを行います。
一方、iSCSIは「ブロックアクセス」と呼ばれる方式です。iSCSI接続を行うと、クライアントPC側からそのストレージが「論理ディスク」として認識されます。そのため、ファイルシステムの管理(NTFSやext4などのフォーマット)は、NAS側ではなくクライアントPC側で行うことになります。
| 特徴 | iSCSI | SMB / NFS |
|---|---|---|
| アクセスレベル | ブロックレベル(論理ディスク) | ファイルレベル(共有フォルダ) |
| ファイルシステムの管理 | クライアントPC側 | NAS(サーバー)側 |
| 主な用途 | 仮想マシン(VM)の専用ディスク、特定のアプリケーション用 | 一般的なファイル共有、データのバックアップ |
iSCSI接続を理解するために、以下の4つの概念を把握する必要があります。
iSCSIはネットワークを介してディスクとして動作するため、ネットワーク性能とNASの仕様が利用環境に直接影響します。
使用するNASのモデルが、以下の要件を満たしているか確認してください。
理論上の転送速度はネットワーク規格に基づきますが、実際の速度はNASのディスク性能やCPU負荷によって制約を受けます。
ネットワークの安定性を確保するため、無線LANではなく有線接続での利用が前提となります。
iSCSIはローカルディスクとして動作するため、ネットワークの切断や電源喪失が直接的なデータ破損につながる可能性があります。
設定を開始する前に、以下の準備が整っているか確認してください。
利用するNASがiSCSIに対応しているかを確認し、テスト用の空LUNを作ります。ターゲット名・IQN・アクセス可能なクライアント・認証・LUNとの対応を記録してください。出典:Synology公式ガイドのターゲット作成。機能と上限はNASのモデルで異なり、公式のSAN Manager仕様も確認します。
編集部では、家庭内で文書や写真を複数PCから共有するだけならSMBを先に検討します。アプリや仮想環境がブロックアクセスを必要とする場合に、専用LUNを使う理由があります。
Windows OSの「iSCSI Initiator」を使用して接続する標準的な手順は以下の通りです。
設定完了後、PCを再起動し、起動時に自動的にiSCSIターゲットが再接続されるかを確認してください。
iSCSIはネットワーク経由でデータをやり取りするため、適切なセキュリティ設定が必要です。
iSCSIでは「CHAP(Challenge Handshake Authentication Protocol)」による認証が利用できます。ただし、CHAPは認証のための仕組みであり、通信内容を暗号化するものではありません。通信内容自体の暗号化は行われない点に注意してください。
iSCSI接続したLUNに対して、複数のPCから同時にアクセスすることは避けてください。 標準的なファイルシステム(NTFSやext4など)を使用している場合、専用のクラスターファイルシステムなどの仕組みがない限り、複数のクライアントから同時に読み書きを行うとデータが破損するリスクがあります。
NASのスナップショット機能は、データの状態を特定の時点に保存するものですが、これだけでバックアップを完結させないでください。
編集部では、重要データを置く前にテスト用LUNで再接続と復元を確認することを勧めます。本番データを書き込んでいる最中にケーブルを抜く試験は避け、停止しても困らない条件で手順を決めてください。
| 確認項目 | 成功の条件 | 記録する情報 |
|---|---|---|
| 通常接続 | 意図したLUNだけが見える | ターゲット・容量・認証 |
| 再起動 | 必要な接続が戻る | 接続の永続化設定 |
| アプリ終了 | 書き込みを完了してから切断できる | 停止順序 |
| NAS保守 | 利用側を停止してから作業できる | 保守時間と担当 |
| 復元 | 別の対象で必要データを読み出せる | 保存先と復元日 |
| 容量と速度 | 用途に足りる | 同条件での実測結果 |
A1: SMBは「ファイル単位」でデータをやり取りするファイル共有方式ですが、iSCSIは「ブロック単位」でデータをやり取りするブロックアクセス方式です。iSCSIはPCから見るとローカルディスクとして認識されます。
A2: 標準的なファイルシステム(NTFSなど)を使用している場合、複数PCから同時に読み書きすると破損する危険があります。クラスターファイルシステムなど、共有ブロックへの同時アクセスを管理する仕組みなしに使いません。
A3: いいえ、CHAPは「正しい相手か」を確認するための認証機能であり、通信内容を暗号化する機能ではありません。
A4: いいえ、スナップショットはデータの状態を保存するものですが、バックアップとは異なります。別途、外部へのバックアップ手段を確保してください。

ストレージ
NAS-RESCUE ADVANCED 故障したLinkStation、TeraStationやハードディスクからの自力データ復旧判定ツール、とデータ取出しソフト群

ストレージ
【NAS SSD 御勧め】GIGASTONE SSD 2TB NAS SSD (4パック) TLC 3D NAND 高い耐久性 24時間365日常時稼働 データセンター RAID ネットワーク接続ストレージキャッシュ用に 2.5インチ SATA接続 内蔵SSD 5年保証 国内正規保証品

ストレージ
【NAS SSD 御勧め】GIGASTONE SSD 2TB NAS SSD (2パック) TLC 3D NAND 高い耐久性 24時間365日常時稼働 データセンター RAID ネットワーク接続ストレージキャッシュ用に 2.5インチ SATA接続 内蔵SSD 5年保証 国内正規保証品

ストレージ
【NAS SSD 御勧め】GIGASTONE SSD 4TB NAS SSD (2パック) 3D NAND 高い耐久性 24時間365日常時稼働 データセンター RAID ネットワーク接続ストレージキャッシュ用に 2.5インチ SATA接続 内蔵SSD 5年保証 国内正規保証品

ストレージ
Synology DiskStation DS2419+ iSCSI NASサーバー Intel Atom 2.1GHz CPU、8GBメモリ、24TB HDDストレージ、DSMオペレーティングシステム

ストレージ
BUFFALO LinkStation 710 2TB 1-Bay NAS ネットワーク接続ストレージ HDDハードドライブ付き ホームクラウドまたは家庭用ネットワークストレージデバイスとして機能するNASストレージ付き

NFSとSMB(CIFS)ネットワークファイル共有プロトコルを比較。Linux/Windows混在環境での最適な選択を解説。

自宅NASの構築方法を初心者向けに解説。Synology・QNAP・自作NASの3つの選択肢を比較し、用途別のおすすめ構成、RAID設定、セキュリティ対策まで詳しく紹介します。

自作PCガイド:nas を正しく理解する — その他/nas 自作/nas
この記事で紹介したCPUの商品情報をAmazonで確認できます。
Q: さらに詳しい情報はどこで?
A: 自作.comコミュニティで質問してみましょう。
この記事の内容に関連するストレージを掲載しています。対応規格・必要な性能・販売条件を比較して選んでください。
ストレージの仕様・取り扱い状況はAmazon上でご確認ください。
※ 当サイトはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者です。