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OBS Studio(オービーエススタジオ)

オープンソースの無料ライブ配信・録画ソフトウェア。Twitch・YouTube Live・ニコニコ生放送など主要プラットフォームに対応し、シーン切替・ソース合成・フィルタ・プラグインによる高度なカスタマイズが可能。配信ソフトのデファクトスタンダードである。

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OBS Studioとは

OBS Studio(Open Broadcaster Software)は、GPLv2ライセンスで公開されている無料のオープンソース配信・録画ソフトウェアである。Windows・macOS・Linuxに対応し、2012年のリリース以降、個人配信者からプロの放送局まで幅広く使用されるデファクトスタンダードとなっている。

2024年のOBS利用統計によると、Twitch配信者の約75%がOBS Studioを使用しており、Streamlabs OBS(OBSベースの派生版)を合わせると90%以上のシェアを占める。主な競合はXSplit Broadcaster(有料)とvMix(プロ向け有料)だが、OBSの無料かつ高機能な特性が圧倒的な支持を得ている。

主要機能

機能説明用途例
シーン切替複数のレイアウトを切り替えゲーム画面→雑談画面→休憩画面
ソース合成カメラ・画面・画像等を重ねて配置ゲーム画面+ワイプカメラ+オーバーレイ
スタジオモードプレビュー+プログラムの2画面放送事故防止、プロ品質の切替
フィルタ色調補正・クロマキー・ノイズ除去グリーンスクリーン合成、映像補正
プラグイン機能拡張StreamFX、Move Transition等
カスタムドックUIレイアウトのカスタマイズチャット・統計・アラートを統合表示

エンコード設定の基本

OBS Studioのエンコード設定は配信品質とPC負荷のバランスを決定する最重要項目である。

エンコーダ方式CPU負荷画質推奨環境
x264ソフトウェア(CPU)高い最高高性能CPU(i7/Ryzen 7以上)
NVENCハードウェア(GPU)低い高いNVIDIA GTX 1650以上
AMFハードウェア(GPU)低い中〜高AMD RX 5000以上
QuickSyncハードウェア(iGPU)低い中Intel内蔵GPU
Apple VTハードウェア低い高いApple Silicon Mac

Twitch配信では6,000kbps / 1080p / 60fps / NVENC(preset: Quality)が推奨設定とされている。YouTube Liveはビットレート上限が高いため、10,000〜20,000kbps / 4K / 30fpsでの高画質配信も可能である。

プラグインエコシステム

OBS Studioの大きな強みはプラグインによる拡張性である。主要なプラグインを以下に挙げる。

  • StreamFX: 高度なフィルタ(3D変換、ぼかし、SDF効果等)を追加
  • Move Transition: ソース位置のアニメーション遷移を実現
  • obs-websocket: 外部ツール(Stream Deck、Touch Portal等)からのリモート制御
  • obs-ndi: NDIプロトコルでネットワーク経由の映像入出力
  • Advanced Scene Switcher: 条件ベースの自動シーン切替

プラグインは obs-studio/obs-plugins リポジトリやOBSフォーラムで公開されており、2026年時点で500以上のプラグインが利用可能である。

OBSの推奨PCスペック

用途CPUGPURAMストレージ
1080p/30fps配信Core i5 / Ryzen 5GTX 1650以上8GBSSD推奨
1080p/60fps配信Core i7 / Ryzen 7RTX 3060以上16GBNVMe SSD
4K/30fps配信Core i9 / Ryzen 9RTX 4070以上32GBNVMe SSD
ゲーム+配信同時Core i7以上RTX 4060以上16GB以上NVMe SSD

ゲームプレイと配信を同一PCで行う場合、NVENCエンコーダの使用が推奨される。CPUエンコード(x264)ではゲーム性能が大幅に低下するためである。

よくある質問

Q1: OBS Studioは完全無料ですか?

完全無料で、有料版やサブスクリプションは存在しない。GPLv2オープンソースライセンスで開発・配布されており、寄付による運営が行われている。Streamlabs OBSはOBSをベースにした別製品で、一部機能が有料だが、本家OBS Studioとは無関係の開発元である。

Q2: OBSで配信と録画を同時にできますか?

可能である。設定の「出力」タブで「配信」と「録画」を個別にエンコード設定できる。配信用は6,000kbps/H.264で軽量に、録画用は50,000kbps/H.265で高画質にといった使い分けが可能。ただし同時エンコードはPC負荷が増加するため、ハードウェアエンコーダ(NVENC等)の使用を推奨する。

Q3: OBSの配信遅延を最小にする方法は?

Twitch の「低遅延モード」を有効にし、OBS側のキーフレーム間隔を2秒に設定する。YouTube Liveでは「超低遅延」オプションを選択する。これにより配信遅延を3〜5秒程度に抑えられる。OBS 30.2以降ではWHIP/WebRTCプロトコル対応により、1秒未満の超低遅延配信も可能になった。

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