
OBS Studio(Open Broadcaster Software)は、現在世界中で最も広く利用されている無料のオープンソース型ストリーミングおよび録画ソフトウェアです。2026 年 4 月時点においても、その機能性とカスタマイズ性の高さから、個人クリエイターからプロフェッショナルな配信者まで幅広く愛用されています。しかし、インストールしてすぐに起動した状態では、多くの場合最適なパフォーマンスを発揮しません。特に初期設定ウィザードはあくまで「最低限の動作」を確保するためのガイドであり、高品質な映像や安定した配信を実現するには、手動での細かな調整が不可欠です。本ガイドでは、初心者から中級者に向けて、OBS Studio の基礎から 2026 年現在の最新規格に対応した高度な最適化テクニックまでを網羅的に解説します。
まず OBS Studio をダウンロードし、バージョンを確認することから始めます。現時点では 31.x シリーズ以降が安定版として推奨されており、新機能である AI ベースのノイズ除去や AV1 エンコーダの強化が標準実装されています。インストール後、初回起動時に「OBS スピードテスト」を自動で実行するオプションがありますが、これはサーバー接続状況の確認に留まります。重要なのは、ウィザード終了後に「設定」メニューを開き、「ビデオ」「出力」「音声」の 3 つの主要タブを順に見直すことです。ここで誤った設定のまま運用すると、後々パフォーマンス低下や映像不良の原因となるため、初期段階での慎重な確認が求められます。
特に注意すべきは「一般」タブ内の基本動作です。「起動時に自動的にウィンドウサイズを最適化する」という項目がありますが、これはマルチモニター環境では逆に混乱を招く可能性があります。必ず「起動時は設定を保持する」を選択し、ウィザードで指定された解像度やフレームレートを確認しましょう。また、「データフォルダの保存場所」も重要なポイントです。SSD の空き容量が多いドライブに設定変更することで、録画ファイルの書き込み速度向上が期待できます。これらの設定は一度行えば永続化されますが、後から修正する際は OBS を再起動する必要があります。初心者の方ほど「この設定でいいのだろうか」と迷いがちですが、基本設定を固めることがその後のトラブル防止に直結します。
さらに、初期設定ウィザードの段階では「シーン」や「ソース」のカスタマイズまで踏み込んだ内容は表示されません。ここでは単なる基本動作の確認に留め、実際の配信準備に入る前に「ツール」メニュー内の「ログを保存する」機能を確認しておくことを推奨します。これはトラブル発生時のデバッグデータとして極めて有用です。また、「プラグインの管理」画面から、標準で含まれていない拡張機能を有効にする準備もこの段階で行います。2026 年現在では、AI エンジンとの連携機能や、より高圧縮なコーデックへの対応がプラグインを通じて容易になっているため、初期設定時にこれらの拡張機能が利用可能かを確認しておくと、後々の作業効率が劇的に向上します。
OBS Studio の最も重要な設定項目の一つに「出力」タブがあります。ここでの設定は、配信する映像の画質やサイズ、そして PC に掛かる負荷を直接決定づけます。初期状態では「簡易」というモードになっていることが多いですが、本格的な配信を行う場合は必ず「拡張」モードへ切り替える必要があります。「簡易」モードは自動で推奨値を設定してくれますが、ハードウェアの性能やネットワーク環境に完全にマッチしないケースが多々見受けられます。特に 2026 年現在は RTX シリーズなどの GPU が高性能化している一方で、AV1 エンコーダのような新規格への対応状況によって最適な設定が大きく異なるため、手動での調整が必須です。
「出力設定」内の「ビットレート」は、映像の画質とファイルサイズを左右する最も重要な数値の一つです。一般的に 1080p60 で配信する場合、Twitch では 6,000kbps が推奨上限ですが、YouTube Live では 20,000kbps(AV1 コーデック使用時)まで許容されるケースがあります。しかし、ビットレートを上げすぎるとネットワーク帯域を圧迫し、視聴者の環境によってはバッファリングが発生します。逆に下げすぎると映像がブロックノイズ化し、ゲームの細かな動きが潰れてしまいます。2026 年時点では、AV1 コーデックを使用することで従来の H.264 に比べて約 30% の低ビットレートで同等以上の画質を維持することが可能になっています。したがって、ネットワーク環境に余裕がある場合は AV1 を選択し、ビットレートを調整する戦略が推奨されます。
さらに「エンコーダ」の選択も重要です。x264 は CPU エンコードであり、PC の処理能力に依存しますが、CPU への負荷は低く、GPU が重いゲーム環境では有利な場合があります。一方、NVENC(NVIDIA)、AMF(AMD)、QSV(Intel)は GPU エンコードであり、映像処理をグラフィックボードが担当するため、ゲームのフレームレートを維持しつつ配信が可能です。特に 2026 年現在の最新 GPU では、AV1 エンコーダもハードウェアサポートが標準化されており、CPU を消費することなく高画質な圧縮が可能になっています。ただし、エンコーダの種類によって設定可能な解像度や FPS に制限がかかる場合があるため、自身の PC スペックと照らし合わせて選択しましょう。
| エンコーダ種別 | 負荷要因 | 推奨環境 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| x264 | CPU | 高コア CPU が必須 | プラットフォーム非依存、柔軟な調整 | CPU 負荷が高く FPS 低下リスク |
| NVENC (H.264) | GPU | NVIDIA RTX/GTX シリーズ | CPU 負荷軽減、安定性が高い | AV1 より圧縮効率やや劣る |
| AV1 (NVENC) | GPU | RTX 40/50 シリーズ以降推奨 | 高画質・低ビットレート、未来対応 | エンコード時間やや長い場合あり |
| AMF/QSV | GPU | AMD/Intel グラフィック | ハードウェアアクセラレーション | x264 より設定項目が限定的 |
エンコーダの仕様は、映像圧縮技術の進化とともに大きく変化しています。特に 2026 年 4 月時点では、AV1 コーデッドの普及が定着し、従来の H.264 や HEVC(H.265)との使い分けが極めて重要になっています。それぞれのコーデックには明確な用途と特性があり、配信プラットフォームや視聴者の環境、そして自分の PC のスペックに合わせて最適な選択を行う必要があります。AV1 コーデッドは、Google と Mozilla が開発したオープンソースの映像圧縮規格であり、HEVC に比べてライセンス料が発生しないため、多くのプラットフォームで採用が進んでいます。
H.264(AVC)は、現在最も広くサポートされているコーデックです。ほぼ全てのデバイスやブラウザで再生が可能であるため、互換性の面で最強と言えます。しかし、圧縮効率では最新の AV1 や HEVC に劣っており、同画質を維持するにはより高いビットレートが必要になります。例えば、1080p60 で H.264 を使用する場合、最低でも 6,000〜9,000kbps のビットレートが必要となるケースが一般的です。これに対して AV1 は、同じビットレートでより鮮明な映像を再現できるため、帯域制限の厳しいプラットフォームや、低スペックな視聴者向け配信において有利に働きます。2026 年現在では、OBS Studio も標準で NVENC AV1 エンコーダをサポートしており、RTX 40 シリーズ以降の GPU ではハードウェアエンコードによる負荷軽減が実現されています。
HEVC(H.265)は、H.264 の後継として開発されたコーデックであり、AV1 と H.264 の中間的な特性を持っています。圧縮効率は H.264 より優れており、ビットレートを半分に抑えても同等の画質が得られる場合が多いです。しかし、エンコード時の計算量が多く、CPU や GPU への負荷が高い傾向があります。また、再生環境によっては一部の古いデバイスで対応していないケースがあり、配信先の視聴者のデバイスを考慮する必要があります。2026 年現在では、録画用メディアとして HEVC を使用し、配信用に AV1 または H.264 を使い分けるハイブリッドな運用も一般的です。特に YouTube Live では、AV1 のサポートが強化されており、高画質配信を維持しつつ帯域消費を抑えるために AV1 が主流になりつつあります。
コーデックごとの具体的な使い分けとしては、以下のような基準が推奨されます。まず、配信プラットフォームが AV1 を公式にサポートしているかを確認します。Twitch や YouTube Live は AV1 エンコーダへの対応を進めており、特に YouTube では視聴者側での AV1 デコードも標準化されつつあります。また、PC のスペックによっては、AV1 エンコード機能がない GPU も存在するため、その場合は NVENC H.264 または x264 を選択します。ゲームのジャンルによっても最適な設定が異なります。FPS やアクションゲームなど、動きの激しいシーンが多い場合は AV1 の高圧縮効力が活きてきます。逆に、VTuber 配信やトーク中心の配信では、H.264 でも十分な画質を得られるため、負荷を考慮して H.264 を選択しても問題ありません。
映像と同じく、OBS Studio における音声品質は視聴者の継続的な視聴に直結する重要な要素です。多くの配信者が映像には注力しますが、音声を後回しにしてしまう傾向があります。しかし、視聴者が映像を離脱する原因として最も多いのが「聞き取りにくい音声」や「ノイズ混入」です。OBS Studio の音声設定では、サンプルレートを 48kHz に統一することから始めます。これは AV データの標準規格であり、2026 年現在もほぼ全ての配信プラットフォームがこれを推奨しています。44.1kHz(CD 音質)を使用すると、変換時にわずかな歪みが発生する可能性があるため注意が必要です。
マイク入力には、複数のフィルタを適用することでプロのような音声品質を実現できます。まず「ノイズゲート」は、無言時の雑音をカットする役割を果たします。設定値が適切であれば、喋っている時以外は自動的にミュートされるため、キーボードの打鍵音やエアコンのファンノイズを防げます。次に「ノイズ抑制(Suppression)」は、AI 技術を活用して背景ノイズを除去します。2026 年現在の OBS や StreamFX プラグインでは、この機能が強化されており、環境音をより効果的に分離できるようになっています。設定レベルが高すぎると音声に機械的な歪みが生じるため、徐々に上げながら微調整することが推奨されます。
さらに「コンプレッサー」は、音量のバラつきを均一化する機能です。大きく叫んだり静かに話したりする際の音量差を抑え、全体として聞き取りやすいレベルに保ちます。リミッターは最後に適用し、急激な入力超過による clipping(ひずみ)を防ぎます。音声フィルタの順序も重要で、一般的には「ノイズゲート → ノイズ抑制 → コンプレッサー → リミッター」の順が推奨されます。デスクトップ音声についても同様に処理が必要ですが、ゲーム音や音楽を完全にミュートしないよう注意が必要です。また、音声ミキサー画面では、各チャンネルの音量ゲインだけでなく、「フィルター」アイコンをクリックして詳細設定を開くことで、より細かな制御が可能になります。
各配信プラットフォームには、独自の推奨仕様や制約が存在します。これらを無視した設定は、配信の停止や画質劣化の原因となります。2026 年現在、主要なプラットフォームである YouTube Live、Twitch、そして日本のニコニコ生放送それぞれで特化すべき設定があります。特に YouTube は AV1 コーデックへの対応が最も進んでおり、高ビットレートでの配信を許容する傾向にあります。一方、Twitch は依然として H.264 中心の運用が多く、 bitrate の上限が厳格に管理されています。ニコ生は独自のプロトコルを使用しており、Windows 環境での動作が特に重視されます。
YouTube Live では、1080p60 で配信する場合でも AV1 コーデックを選択することで、6,000kbps から 9,000kbps のビットレートで高画質を維持できます。また、YouTube は「ライブストリームング」機能が強力であり、チャットやスーパーチャットなどの機能との連携も考慮して設定します。Twitch では、現在でも H.264 が主流ですが、AV1 エンコーダのサポートが強化されています。bitrate 上限は 8,000kbps(推奨)ですが、パートナーシップや認定配信者になるとさらに高い値を許可される場合があります。いずれの場合も、キーフレーム間隔を 2 秒に設定することが必須です。これにより、視聴者の環境でスムーズなデコードが可能になります。
ニコ生は、Windows の DirectShow や NDI 連携に特化した設定が求められます。2026 年現在でも、ニコ生の配信サーバーは特定のコーデックを推奨しており、AV1 の使用には注意が必要です。また、音声のエンコーディング形式も AAC-HE v2 を使用する必要があります。これらのプラットフォームごとの仕様を把握し、OBS の「出力」タブでプリセットやカスタム設定を選択することで最適化を図れます。特に配信先が複数ある場合は、OBS の「同時配信」機能を活用して、それぞれに合わせた設定を個別に行うことが可能です。
配信しながら同時に高品質な動画を保存する「同時出力」は、クリエイターにとって必須の機能です。配信用には低ビットレートで配信し、録画用には高ビットレートで保存することで、両方の要件を満たすことができます。しかし、OBS Studio はデフォルトでは MKV 形式を使用します。MKV は動画ファイルが破損した場合でも、残りのデータが残っているため安全ですが、そのまま再生できない場合があるため注意が必要です。2026 年現在では、「MP4」への自動変換機能が強化されていますが、基本的には配信終了後に「MKV を MP4 に変換する」手順を踏むことを推奨します。
OBS Studio の設定画面で「出力」タブを開き、「録画」セクションの設定を見直します。「ファイル形式」は MP4 を選択しますが、これは OBS 31 シリーズ以降の標準機能です。ただし、MP4 は動画の途中で停止するとデータが破損するリスクがあるため、高負荷なゲーム配信では MKV が依然として推奨されます。安全策として、配信終了後に「ファイル形式」を MP4 に変更して録画し直すか、OBS の自動変換機能を利用します。また、「録画の品質」については、配信設定よりも高いビットレートを設定することで、アーカイブとしての価値を高めます。
| 項目 | YouTube Live | Twitch | ニコニコ生放送 |
|---|---|---|---|
| 推奨コーデック | AV1 / H.264 | H.264 / NVENC AV1 | H.264 (AAC/MP3) |
| 推奨ビットレート | 6,000〜9,000kbps | 6,000kbps (推奨) | 6,000kbps (推奨) |
| 解像度 | 1080p 対応 | 1080p 対応 | 1080p 対応 |
| 音声形式 | AAC-LC / Opus | AAC-LC | AAC-HE v2 |
録画ファイルの保存先は、SSD を使用することが絶対条件です。HDD では書き込み速度が追いつかず、フレームドロップや音声ズレの原因となります。また、保存フォルダには十分な空き容量を確保し、自動で削除する機能がある場合は注意が必要です。特に長時間配信を行う場合、ディスクスペース不足による配信停止は致命的なトラブルです。OBS の設定画面で「録画の最大時間」を設定することで、ファイルサイズを管理することも可能です。
OBS Studio はオープンソースであるため、コミュニティによって多数のプラグインが開発されています。これらのプラグインを活用することで、標準機能では不可能な高度な演出や効率化が可能になります。特に StreamFX や Move Transition は必須ともいえる定番ツールです。2026 年現在でも、これらのプラグインは OBS Studio の拡張性を支える中核として機能しています。
これらのプラグインはすべて OBS Studio の公式リポジトリまたは信頼できるコミュニティサイトから入手可能です。導入手順は簡単で、「ツール」メニュー内の「プラグイン管理」画面からインストールできます。ただし、すべてのプラグインを導入するとパフォーマンスが低下する可能性があるため、必要なものだけを厳選して使用することが重要です。また、2026 年現在は AI 機能を活用したプラグインも増加しており、自動でノイズを除去したり、音声のトーンを調整したりする機能が標準化されつつあります。
PC のパフォーマンスは配信の安定性に直結します。OBS Studio は GPU や CPU を効率的に使用するためには、適切な設定値が求められます。特にゲームしながら配信を行う場合、ゲーム側のフレームレートを維持しつつ OBS が動作することは容易ではありません。ここで重要なのが「GPU 負荷軽減」です。OBS の設定画面で「ハードウェアアクセラレーション」を有効にすることで、CPU ではなく GPU を使用した処理が可能になります。
また、「プロセス優先度」の設定も効果的です。Windows タスクマネージャーで OBS プロセスの優先度を「高い」または「リアルタイム」に変更することで、システムリソースを優先的に割り当てることが可能です。ただし、これは他のアプリが影響を受ける可能性があるため注意が必要です。特にバックグラウンドで動作するアプリケーションがある場合は、一度停止させることで OBS へのリソース配分を増やすことができます。さらに、「プレビュー無効化」設定も有効です。OBS のメイン画面では「プレビュー」ウィンドウが表示されますが、この描画は負荷の原因の一つとなります。配信中はプレビューを隠すか、ハードウェアアクセラレーションを強制的にオンにすることで、GPU 負荷を軽減できます。
CPU や GPU の使用率を監視する機能も活用します。OBS の「ツール」メニュー内の「パフォーマンスモニタ」を使用することで、リアルタイムでリソースの使用状況を確認できます。もし GPU が 90% 以上に達している場合は、エンコード設定を見直す必要があります。逆に CPU 使用率が低いのに映像が劣る場合は、エンコーダの選択を x264 から NVENC に変更するなどの調整が必要です。また、「フレームドロップ」が発生した際は、解像度や FPS を下げることで負荷を軽減します。特に 1080p60 は負荷が高いため、720p30 や 1080p30 で配信することで安定性を確保することも有効な戦略です。
OBS Studio の機能には、NDI(Network Device Interface)や仮想カメラ機能も含まれています。これらは単独での使用だけでなく、他のアプリやハードウェアとの連携において極めて重要です。NDI はネットワーク経由で高品質な映像を送受信できるプロトコルであり、2026 年現在では配信環境の柔軟性を高めるために必須技術となっています。例えば、外部カメラの映像を OBS に取り込む際や、複数台の PC を連携させる際に役立ちます。
仮想カメラ機能は、OBS の出力を別のアプリケーションでカメラとして使用できるようにするものです。Zoom や Teams などの会議ツール、あるいは Twitch のチャットボットと連携する場合に便利です。設定手順も簡単で、「ツール」メニュー内の「仮想カメラ開始」ボタンを押すだけで有効になります。ただし、仮想カメラを使用すると、OBS の映像処理負荷が若干増加するため注意が必要です。また、NDI を使用する場合は、ネットワークの帯域を確保しておく必要があります。特に 4K 解像度や高フレームレートの映像を転送する場合、LAN 環境が整っていないと遅延が発生します。
OBS Studio を使用中に発生するトラブルは多岐にわたりますが、代表的な問題は「エンコード過負荷」「フレームドロップ」「音声のズレ」です。これらはすべて設定やハードウェアのリソース配分によって解決可能です。例えば、「エンコード過負荷」が発生した場合は、エンコーダの設定を見直します。NVENC を使用している場合、ビットレートが高すぎて GPU が処理しきれない可能性があります。また、x264 を使用中に CPU 使用率が極端に高い場合は、エンコーディングレベルを「slow」から「medium」に変更することで負荷を軽減できます。
| トラブル | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| エンコード過負荷 | ビットレート过高または GPU 不足 | 解像度低下、エンコーダ変更 (NVENC→x264) |
| フレームドロップ | CPU/GPU リソース不足 | プレビュー無効化、プロセス優先度上げ |
| 音声ズレ | サンプリングレート不一致 | 48kHz に統一、フィルター順序見直し |
| 配信停止/切断 | ネットワーク不安定 | CBR 使用、リトライ設定確認 |
「フレームドロップ」は、ゲームの動作がカクつく原因になります。OBS の設定画面で「ビデオ」タブを開き、「ベース解像度」と「出力解像度」を調整します。特にベース解像度を下げることによって、GPU への負荷を軽減できます。また、「ダウンスケールフィルタ」の設定も見直しましょう。「Lanczos」や「Bicubic」を使用することで、画質を保ちつつ計算量を減らすことができます。
「音声ズレ」は、映像と音が同期しなくなる現象です。これはサンプリングレートが一致していない場合に発生します。OBS の設定画面で「オーディオ」タブを開き、「サンプルレート」を 48kHz に統一します。また、マイク入力に複数のフィルターを追加した際に遅延が発生する場合があるため、フィルターの順序を再確認してください。「ノイズゲート」や「コンプレッサー」のレイテンシ設定も確認しましょう。
Q1: OBS Studio の初期設定で最も重要な項目はどれですか? A1. 出力タブのエンコーダとビットレート設定です。これらが映像品質と負荷を決定づけます。必ず「拡張」モードに切り替え、自身の GPU に合わせて NVENC を選択し、ビットレートをプラットフォーム推奨値に合わせて調整してください。
Q2: H.264 と AV1 の違いは何ですか? A2. 圧縮効率の違いです。AV1 は同画質で低ビットレートが可能ですが、エンコード時の計算量が多く、古い GPU では対応していません。最新 GPU であれば AV1 が推奨されます。
Q3: キーフレーム間隔を 2 秒にする理由は何ですか? A3. 再生時のシーク機能や、ネットワーク環境でのデコード効率を高めるためです。プラットフォームの推奨設定であり、これを無視すると配信が不安定になる可能性があります。
Q4: MKV と MP4 の違いはどれですか? A4. MKV は破損に強く安全ですが、そのまま再生できません。MP4 は互換性が高いですが、停止時に破損するリスクがあります。配信中は MKV が推奨され、終了後に MP4 へ変換します。
Q5: 音声のサンプルレートはなぜ 48kHz にする必要がありますか? A5. AV データの標準規格であり、変換時の歪みを防ぐためです。44.1kHz と 48kHz の混在は音声ズレの原因となるため、統一することが重要です。
Q6: NVENC エンコーダが使用できない場合どうすればいいですか? A6. GPU が古すぎるか、ドライバーが最新でない可能性があります。まず NVIDIA ドライブを最新に更新し、OBS を再起動してください。それでも駄目な場合は x264 に切り替えます。
Q7: 配信中にフレームドロップが発生した時の対処法は? A7. プレビューウィンドウを非表示にするか、ハードウェアアクセラレーションを有効にします。また、ゲームの解像度を下げたり、OBS の優先度を上げることで改善できます。
Q8: NDI を使用して映像を送受信する方法は? A8. NDI 対応アプリ(如 OBS NDI)をインストールし、NDI デバイスを追加します。ネットワーク接続を確認し、IP アドレスを設定することで高速な映像転送が可能になります。
Q9: 録画ファイルが大きすぎる場合の対処法は? A9. 録画設定のビットレートを下げるか、コーデックを AV1 に変更します。また、保存先を SSD ではなく HDD に変更し、自動削除機能を有効にするのも一つの手です。
Q10: OBS のログを確認する方法は? A10. 「ツール」メニュー内の「ログを表示する」から確認できます。トラブル時にエラーメッセージが含まれているため、デバッグに非常に有用です。
本記事では、OBS Studio の完全設定ガイドとして、2026 年現在の最新技術やトレンドを反映した最適化テクニックを解説しました。要点をまとめると以下のようになります。
これらの設定を体系的に理解し、実践することで、OBS Studio は強力な配信ツールへと進化します。2026 年現在では AV1 エンコーダの普及により、低ビットレートでの高画質配信が主流となっています。ぜひ本ガイドを参考に、快適で高品質な配信環境を整備してください。

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