Ortofon DS-3(オルトフォンディーエス3)
丁 Ortofon が 1980 年に発売した機械式の針圧計。同社の SPU カートリッジを含む MC/MM カートリッジの針圧調整用に純正品として提供されている。
概要
Ortofon DS-3 は、丁 Ortofon(1918 年創業)が 1980 年に発売した機械式の針圧計です。シーソー型のバランス機構を採用しており、同社のフラッグシップ SPU シリーズ(Ortofon SPU Classic、SPU Royal N など)を含む MC/MM カートリッジの針圧調整用にメーカー純正品として提供されてきました。Shure SFG-2 と並ぶ機械式針圧計の定番ですが、SPU 系の重量級カートリッジ(20-30g 級)にも対応した目盛り設計を持つ点が特徴です。
販売価格は新品で 約 ¥6,000-8,000、中古相場は ¥3,000-6,000 程度です。現在も Ortofon 純正品として継続販売されており、国内では Ortofon Japan 経由で入手できます。
主な特徴
- メーカー純正: Ortofon が自社カートリッジに最適化した目盛り設計を採用しています。
- SPU 対応: 重量級の Ortofon SPU(20-30g 級)も測定範囲内に含めています。
- 0.5g 単位の目盛り: 0g - 5g の範囲を 0.5g 単位で読み取れます。
- 機械式: 電源不要で、半永久的に動作します。
- 軽量・コンパクト: 60g 程度で保管が容易です。
仕様比較
| 製品 | メーカー | 測定範囲 | 精度 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| Ortofon DS-3 | 丁 Ortofon | 0-5g | 0.5g 単位 | ¥6,000-8,000 |
| Shure SFG-2 | 米 Shure | 0-3g | 0.5g 単位 | 約 US$15 |
| Cartridge Man Force Gauge | 英 Cartridge Man | 0-5g | 0.05g | £100 |
| Riverstone Audio | 米 Riverstone | 0-5g | 0.005g | US$25 |
使い方
- ターンテーブルのプラッタに DS-3 を置く。
- トーンアームを下ろし、カートリッジの針先を DS-3 のスロットに当てる。
- シーソーが傾いた位置の目盛りを読み、針圧を確認する。
- Ortofon カートリッジの推奨針圧(SPU Classic は 4.0g、2M Black は 1.5g 等)に合わせる。
- 必要なら微調整して、再度測定で確認する。
選び方・注意点
Ortofon SPU シリーズなど重量級カートリッジを使うユーザーにとっては、測定範囲が SPU の動作点(3.0-4.5g)をカバーしている点で他の機械式針圧計より有利です。SPU 専用のシェルマウント運用と組み合わせるのが Ortofon 純正の使い方として知られています。一般的な MM/MC カートリッジ(針圧 1.5-2.5g 帯)であれば Shure SFG-2 と互換性のある運用ができます。
関連用語との違い
| 用語 | 強み |
|---|---|
| Ortofon DS-3 | SPU 重量級にも対応、Ortofon 純正 |
| Shure SFG-2 | 米国系カートリッジ向け定番 |
| Cartridge Man Force Gauge | 機械式高精度 |
| Riverstone Audio | デジタル民生普及機 |
よくある質問
Q1. SPU 以外のカートリッジでも使えますか? A. はい、シーソー型機構は汎用設計のため、Audio-Technica、Denon、Shure など他社カートリッジにも問題なく使えます。
Q2. デジタル式と比べてどちらが良いですか? A. 0.05g 以下の細かい調整が必要なら Riverstone Audio などのデジタル式、0.5g 単位で十分なら DS-3 で実用上問題ありません。
Q3. 国内で購入できますか? A. Ortofon Japan の正規代理店経由で新品を購入できます。Yahoo!オークションなどで中古品も流通しています。
まとめ
- 丁 Ortofon が 1980 年に発売した機械式の針圧計。
- SPU シリーズなど重量級カートリッジに対応した 0-5g の測定範囲。
- 純正品として継続販売されており、Ortofon カートリッジユーザーには定番。
- Shure SFG-2 と比べて重量級対応の点で SPU ユーザー向きと言える。