周辺機器
上級

Shure SFG-2(シュアエスエフジー2)

米 Shure が 1970 年に発売した機械式の針圧計。シーソー型バランス機構を持ち、0.5 グラム単位でカートリッジの針圧を測定できる古典的な調整工具。

0 回閲覧
0 いいね
2026/5/9 更新
関連タグ
Shure
SFG-2
Stylus Force Gauge
Mechanical
Vintage 1970
USA

概要

Shure SFG-2 は、米 Shure Brothers が 1970 年に発売した機械式の針圧計です。シーソー型のバランス機構を持ち、ターンテーブルのプラッタに直接置いて測定する設計のため、電池や電源を必要としません。現在ではデジタル式の針圧計が主流になっていますが、SFG-2 は構造の単純さと信頼性から半世紀以上にわたって Audiophile の定番アクセサリとして使われ続けています。

販売価格は当時 約 US$15、現在の中古相場は ¥4,000-10,000 程度です。Shure 自体は 2018 年にカートリッジ事業から撤退しましたが、SFG-2 は中古市場とサードパーティ製の機械式互換品として今も流通しています。

主な特徴

  • 機械式シーソー型: 中央の支点を中心に左右にバランスする構造で、針先を載せた位置の目盛りを読みます。
  • 電源不要: 電池や AC 電源を使わず、機械的にだけ動作します。
  • 0.5g 単位: 0.5g 刻みの目盛りで、0.5g から 3.0g 程度の範囲をカバーします。
  • 軽量・コンパクト: 50g 程度の軽量設計で、保管も携帯も容易です。
  • 耐久性: 可動部品が少なく、適切に保管すれば数十年持つ堅牢さがあります。

仕様比較

製品発売年メーカー方式精度価格帯
Shure SFG-21970米機械式シーソー0.5gUS$15(現代換算)
Ortofon DS-31980丁機械式シーソー0.5g約 ¥6,000
Cartridge Man Force Gauge2005英機械式バネ0.05g£100
Riverstone Audio Stylus Gauge2018米デジタル0.005gUS$25
Furutech AGT-12010日デジタル業務級0.001g¥40,000

使い方

  1. ターンテーブルのプラッタに SFG-2 を置く(レコードを置く位置)。
  2. カートリッジ(トーンアームに装着済)を SFG-2 の指定スロットへ降ろす。
  3. シーソー機構が傾いた位置の目盛りを読み、現在の針圧を確認する。
  4. 推奨針圧と異なれば、トーンアームのカウンターウェイトを微調整する。
  5. もう一度 SFG-2 で確認し、推奨値に合わせる。

選び方・注意点

機械式という性質上、デジタル式に比べて精度は荒く、0.5g 単位での確認になります。MC カートリッジのように推奨針圧が 1.8g - 2.0g など細かく指定されている場合は、デジタル式(Riverstone、Furutech など)の方が向いています。一方、入門〜中級ユーザーで「ざっくり 2g に合わせたい」用途なら SFG-2 で十分実用になります。

関連用語との違い

用語方式用途
Shure SFG-2機械式シーソー入門〜中級、電池不要
Ortofon DS-3機械式シーソーSPU 等のオルトフォン純正組み合わせ
Cartridge Man Force Gauge機械式バネ高精度機械式
Riverstone Audioデジタル民生デジタル普及機

よくある質問

Q1. デジタル式と比べてどちらが良いですか? A. 0.05g 以下の細かい調整が必要な場合はデジタル式が便利です。0.5g 単位で十分な場合や、電池切れを気にしたくない場合は SFG-2 が信頼性で勝ります。

Q2. 現在も新品で購入できますか? A. Shure 自体は針圧計事業から撤退していますが、サードパーティ製の互換品やオークション中古品で入手できます。

Q3. SFG-2 の精度はどの程度ですか? A. 0.5g 刻みの目盛りで、誤差は約 ±0.1g とされます。MC カートリッジのデリケートな調整には不十分ですが、MM カートリッジの大半では実用範囲です。

まとめ

  • 米 Shure が 1970 年に発売した機械式シーソー型の針圧計。
  • 電池不要・機械式単体で動作する古典的な調整工具。
  • 0.5g 単位で針圧を測定でき、入門〜中級ユーザーに必要十分。
  • 現在は中古市場とサードパーティ製の互換品で入手可能。
この記事について
カテゴリー周辺機器
難易度上級
作成日2026/5/9