概要
POST (Power On Self Test) は、PCの起動時に実行される自己診断プログラムです。ハードウェアの基本的な動作確認を行い、問題があればエラーメッセージを表示してOS起動を停止させます。これにより、OS起動前にハードウェアの異常を検出できます。
POSTは、電源投入後、BIOS/UEFIによって実行されます。CPU、メモリ、グラフィックカード、キーボード、ストレージなどの主要ハードウェアコンポーネントの動作をテストします。テスト項目には、メモリの読み書きテスト、グラフィックカードの出力テスト、ストレージデバイスの認識などが含まれます。問題が検出されると、エラーコードやビープ音によってエラーの種類を示します。成功した場合、ハードウェア初期化が完了し、OSの起動プロセスに移ります。UEFI環境では、GUIによる診断機能が提供される場合もあります。
起動時のビープ音は、POSTのエラーを示す場合があります。マザーボードのマニュアルを参照し、ビープコードからエラーの種類を特定することで、トラブルシューティングの初期段階を進めることができます。また、一部のマザーボードでは、POSTの診断画面を表示させて、より詳細な情報を確認できます。
POSTの実行中に画面が表示されない場合、グラフィックカードやマザーボードに問題がある可能性があります。また、POSTの実行時間は、ハードウェア構成やテスト項目数によって異なります。過度に長い場合は、メモリの相性問題などが考えられます。