U.2/U.3/EDSFF E1.S(ユーテン ユースリー イーディーエスエフエフ)
エンタープライズSSDフォームファクタ。U.2(SFF-8639・2.5inch・PCIe 4.0 x4・Intel Optane/Kioxia CM6)・U.3(Tri-Mode・SAS/SATA/NVMe互換)・EDSFF E1.S(9.5/15mm・2TB-30TB ルーラー)・E1.L(long)・E3.S(PCIe 5.0・ホットスワップ・Samsung PM1743)・M.2(コンシューマ・SATA/NVMe 2230-22110)・Kioxia XD7P・Micron 7500 Pro対応、2026年データセンターE1.S主流。
概要
U.2/U.3/EDSFF E1.Sは、エンタープライズ向けSSDの標準化フォーマットである。
U.2はSFF‑8639規格で、2.5inchのフォームファクタにPCIe 4.0 x4を採用し、Intel Optane DC P5800XやKioxia CM6などが実装されている。
U.3はTri‑Mode規格で、SAS、SATA、NVMeの3モードを同一コネクタで切替可能。
EDSFF E1.Sは9.5 mmまたは15 mmの厚みを持ち、2 TB〜30 TBの容量をサポートする。2026年にはデータセンターで主流になると予測される。
主な特徴・仕組み
- 2.5inchのサイズで既存のサーバーケースに容易に装着
- PCIe 4.0 x4(U.2)/PCIe 5.0 x4(E3.S)で高帯域を実現
- Tri‑Mode(U.3)によりSAS/SATA/NVMeを切替可能
- 9.5 mm/15 mm厚みで熱設計が容易
- 2 TB〜30 TB容量に対応し、データセンターのストレージ需要に応える
- ホットスワップ機能(E3.S)でダウンタイムを削減
- 1.5 TB/sの読み書き速度(Samsung PM1743)で高速処理
- 1.6 Gb/sのSASインタフェースで既存システムと互換
- 低レイテンシ(< 200 µs)で高IOPSを維持
- 低消費電力(< 10 W)でエネルギー効率を向上
スペック/製品比較表
| 規格 | フォームファクタ | インタフェース | 最大容量 | 主要製品 | 速度(読み書き) |
|---|---|---|---|---|---|
| U.2 | 2.5inch | PCIe 4.0 x4 | 2 TB | Intel Optane DC P5800X | 2.5 TB/s |
| U.3 | 2.5inch | Tri‑Mode | 2 TB | Kioxia CM6 | 1.8 TB/s |
| E1.S | 9.5 mm/15 mm | PCIe 4.0 x4 | 30 TB | Micron 7500 Pro | 1.5 TB/s |
| E3.S | 9.5 mm/15 mm | PCIe 5.0 x4 | 30 TB | Samsung PM1743 | 1.5 TB/s |
具体例・対応製品
- Intel Optane DC P5800X(U.2)
- Kioxia CM6(U.3)
- Samsung PM1743(E3.S)
- Micron 7500 Pro(E1.S)
- Kioxia XD7P(E1.S)
自作PCでの選び方・注意点
- 2.5inchのU.2は既存のSATAドライブベイに装着可能だが、PCIeレーンが必要。
- U.3はSAS/SATA/NVMeを切替できるため、既存のSAS環境と互換性が高い。
- E1.Sは9.5 mmと15 mmの2種類があるので、ケースの厚みを確認。
- ホットスワップを利用する場合は、マザーボードまたはRAIDカードが対応しているか確認。
- 30 TBまでの容量を持つE1.Sは、RAID 0/1/5/6/10で構成すると高い冗長性を実現。
- 低レイテンシを重視する場合は、PCIe 5.0 x4のE3.Sを選択。
- 省電力設計を重視する場合は、E1.Sの1.5 TB/sで十分な性能を持つ。
- 互換性のあるドライバとファームウェアを常に最新に保つ。
関連用語との違い
- M.2:コンシューマ向けで2230〜22110までのサイズ。PCIe 3.0/4.0を採用。
- SAS:SATAの拡張で、最大12 Gb/s。U.3はSASと互換。
- NVMe:PCIe上で動作するストレージプロトコル。U.3はNVMeモードをサポート。
よくある質問
Q1. U.2とU.3の主な違いは何ですか?
A1. U.2はPCIe 4.0 x4専用、U.3はSAS/SATA/NVMeを切替可能なTri‑Mode規格です。
Q2. E1.Sはどのような環境で最適ですか?
A2. 9.5 mm/15 mm厚みでデータセンターのサーバーに適し、30 TBまでの大容量が必要な場面に向いています。
Q3. 2025年に登場した最新規格は何ですか?
A3. 2025年に発表されたEDSFF E1.Sは、PCIe 5.0 x4を採用し、1.5 TB/sの速度を実現しています。
まとめ
U.2/U.3/EDSFF E1.Sは、エンタープライズSSDの多様なニーズに応える標準化フォーマットである。
2.5inchのU.2は既存サーバーに容易に導入でき、Tri‑ModeのU.3はSAS/SATA/NVMeを統合。
EDSFF E1.Sは9.5 mm/15 mm厚みで30 TBまでの容量を持ち、2026年にデータセンターで主流になる見込み。
自作PCでの導入時は、レーン数、厚み、ホットスワップ対応を確認し、RAID構成とファームウェアの更新を忘れずに。
これらの規格を活用すれば、次世代のストレージ環境を構築できる。