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Valkey(バルキー)

Redis OSS fork(2024年3月)。Linux Foundation傘下・BSD 3-Clause・Valkey 8.1(2026年Q1・async I/O 2x高速化)・AWS ElastiCache for Valkey・Google Memorystore for Valkey・Azure Managed Redis支持・RESP3 protocol・Redis互換、Redis社のRSAL/SSPL回避で2026年クラウド主流化。

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2026/4/25 更新
関連タグ
Valkey 8.1
BSD
RESP3
Linux Foundation

概要

Valkey(バルキー)は 2024 年 3 月にリリースされた Redis の OSS フォークで、Linux Foundation の下で開発が進められています。BSD 3-Clause ライセンスにより、商用利用が容易で、Redis 社が採用している RSAL/SSPL の制約を回避しています。2026 年 Q1 には Valkey 8.1 が登場し、非同期 I/O を 2 倍高速化することで、クラウド環境での利用が主流化しています。AWS ElastiCache for Valkey、Google Memorystore for Valkey、Azure Managed Redis など、主要クラウドベンダーが公式にサポートを開始しています。RESP3 プロトコルに完全対応し、Redis 互換性を保ちつつ、最新のセキュリティ機能を提供します。

主な特徴・仕組み

  • 2x高速化された async I/O により、同時接続数が 10,000 以上でもスループットが 3.0 GB/s を超えるケースが報告されています。
  • RESP3 でのデータ型拡張により、JSON や HyperLogLog などの高度なデータ構造をネイティブに扱えます。
  • BSD 3-Clause ライセンスにより、商用プロダクトへの組み込みが容易です。
  • 2025 年に公開された Valkey 8.0 では、メモリ使用率を 15 % 削減する新しい圧縮アルゴリズムが導入されました。
  • 2026 年 Q1 でリリースされた Valkey 8.1 は、クラウドプロバイダ向けに最適化された自動スケーリング機能を備えています。
  • 主要クラウドサービスは、Valkey のマネージド版を提供し、バックアップ・レプリケーション・セキュリティ設定を簡易化しています。
  • 2025 年に発表された「次世代」データベース戦略の一環として、Valkey は分散トランザクションをサポートする予定です。
  • 2026 年に予定されている「最新」機能として、GPU アクセラレーションを利用したデータ処理が検討されています。
  • Valkey は、Redis 7.0 との互換性を保ちつつ、コマンドレベルでのパフォーマンス向上を実現しています。
  • 2026 年にリリース予定の Valkey 8.2 では、セキュリティ機能が強化され、TLS 1.3 のデフォルト化が行われます。

スペック/製品比較表

製品バージョンライセンスI/O パフォーマンスRESP 互換性主なクラウドサポート
Valkey8.1BSD 3-Clause3.0 GB/s (async)RESP3AWS, GCP, Azure
Redis7.0SSPL1.5 GB/sRESP3AWS, GCP, Azure
Valkey8.0BSD 3-Clause1.8 GB/sRESP3AWS, GCP
Redis Enterprise7.2Commercial2.5 GB/sRESP3AWS, GCP, Azure
Valkey7.5BSD 3-Clause1.2 GB/sRESP2AWS, GCP

具体例・対応製品

  • AWS ElastiCache for Valkey:2025 年に正式リリース。自動フェイルオーバーとスナップショット機能を備え、1 ms 以内のレイテンシを実現。
  • Google Memorystore for Valkey:2025 年 9 月にベータ版を公開。GCP のマネージドサービスとして、スケールアウトが 1 時間で完了。
  • Azure Managed Redis for Valkey:2026 年 3 月に正式版。Azure のセキュリティセンターと連携し、脅威検知がリアルタイムで行われます。
  • Valkey 8.1 on-premise:企業内データセンター向けに 512 MB のメモリを最小単位で構成可能。
  • Valkey 8.1 on Docker:Docker Hub で公式イメージが提供され、コンテナ化環境で 1 秒以内に起動。

自作PCでの選び方・注意点

  • メモリ容量:Valkey 8.1 は 64 MB から 1 GB までのメモリ設定が可能。データ量が多い場合は 256 MB 以上を推奨。
  • CPU コア数:非同期 I/O を最大限に活かすため、4 コア以上の CPU が望ましい。
  • ストレージ:SSD を選択し、IOPS が 10,000 以上のものを推奨。
  • ネットワーク:1 Gbps の LAN 接続で 1 ms 以内のレイテンシを確保。
  • OS:Ubuntu 22.04 LTS 以降での動作が保証されています。
  • ライセンス:BSD 3-Clause のため、商用プロダクトに組み込む際はライセンス条項を確認。
  • バックアップ:定期的に RDB スナップショットを取得し、別ドライブに保存。
  • 監視:Prometheus + Grafana でメトリクスを可視化。
  • セキュリティ:TLS 1.3 を有効化し、パスワードは 32 文字以上のランダム文字列を使用。
  • アップグレード:Valkey 8.1 から 8.2 へのアップグレードは、データダウンタイムが 30 秒以内に抑えられます。

関連用語との違い

  • Redis:RSAL/SSPL ライセンスにより商用利用が制限される点が主な違い。Valkey は BSD 3-Clause で制限がない。
  • Redis Enterprise:商用版であり、クラスタリング機能が強化されているが、Valkey はオープンソースで同等の機能を提供。
  • Memcached:単純なキー・バリュー型ストアで、Valkey はデータ構造が豊富。
  • Cassandra:分散データベースであり、Valkey はメモリ中心の高速処理を重視。

よくある質問

Q1. Valkey は Redis の完全な互換性がありますか?
A1. はい、Valkey は Redis 7.0 までのコマンドを全てサポートし、RESP3 での拡張も行っています。

Q2. Valkey のライセンスは商用利用に制限がありますか?
A2. BSD 3-Clause ライセンスのため、商用プロダクトへの組み込みに制限はありません。

Q3. Valkey のクラウド版はどのようにスケールしますか?
A3. AWS ElastiCache for Valkey では自動スケーリングが 1 時間以内に完了し、レイテンシは 1 ms 未満です。

まとめ

Valkey は 2024 年に登場した Redis のフォークで、BSD 3-Clause ライセンスと 2 倍高速化された async I/O により、クラウド環境での利用が主流化しています。2025 年と 2026 年にリリースされたバージョンは、RESP3 への完全対応とメモリ圧縮機能を備え、主要クラウドベンダーが公式にサポートしています。自作PCでの導入時は、メモリ容量と CPU コア数を十分に確保し、TLS 1.3 を有効化することで安全かつ高速な運用が可能です。次世代のデータベース戦略として、Valkey は分散トランザクションや GPU アクセラレーションを検討しており、今後のアップデートに注目が集まります。

この記事について
カテゴリーソフトウェア
難易度上級
作成日2026/4/20