Wi-Fi 7 (IEEE 802.11be) で新たに導入された 6GHz 帯の 320MHz 連続チャネル幅。従来 Wi-Fi 6E の 160MHz から倍増し、4096-QAM と組み合わせて最大理論速度 46Gbps を実現する Wi-Fi 7 の中核技術。
Wi-Fi 7 320MHz チャネル幅は、IEEE 802.11be 規格で新たに導入された 6GHz 帯 (5925-7125MHz) の最大チャネル幅で、Wi-Fi 7 の性能飛躍を支える中核技術です。従来の Wi-Fi 6/6E が最大 160MHz だったのに対し、320MHz は 2 倍の帯域幅 を確保し、4096-QAM (12bit 変調) との組み合わせで理論最大 46Gbps の通信速度を実現します。日本では総務省が 2024 年 9 月に 6GHz 帯 Wi-Fi 7 を正式認可し、TP-Link・ASUS・NETGEAR などから Wi-Fi 7 ルータが商用化されました。iPhone 16 Pro・Galaxy S25 など 2024-2025 年フラッグシップスマートフォンが対応開始しています。
| 規格 | 最大チャネル幅 | 変調 | 最大理論速度 | 対応帯域 |
|---|---|---|---|---|
| Wi-Fi 5 (11ac) | 160MHz | 256-QAM | 6.9Gbps | 5GHz |
| Wi-Fi 6 (11ax) | 160MHz | 1024-QAM | 9.6Gbps | 2.4/5GHz |
| Wi-Fi 6E (11ax) | 160MHz | 1024-QAM | 9.6Gbps | 2.4/5/6GHz |
| Wi-Fi 7 (11be) | 320MHz | 4096-QAM | 46Gbps | 2.4/5/6GHz |
Wi-Fi 7 320MHz の恩恵を得るには ルータ・クライアント両方が対応 している必要があります。2026 年現在、対応 PC は限定的で、Intel BE200 (Wi-Fi 7 M.2 カード ¥6,800)・Qualcomm FastConnect 7800 搭載の高級ノート PC のみ。自作 PC ユーザーは Intel BE200 を M.2 2230 スロットに装着するのが現実的手段。アンテナは PIFA タイプで PC ケース内設置だと電波弱体化、外部アンテナ必須。家屋構造によっては 6GHz は壁・床透過性で 5GHz 比 30% 程度悪化、設置距離・経路の検討が必要。
Q1: Wi-Fi 6E から Wi-Fi 7 への買い替え価値は? A: 単一クライアント用途では限定的 (実効 1.5-2 倍)、複数デバイス・8K ストリーミング・低遅延ゲーミング用途なら MLO+320MHz で大幅改善。
Q2: 320MHz は日本で使える? A: 2024 年 9 月総務省認可済み、各社 Wi-Fi 7 ルータが正規販売中。技適マーク確認推奨。
Q3: 5GHz 帯で 320MHz 使えない? A: 5GHz 帯は最大 160MHz まで (帯域 500MHz の制約)、320MHz は 6GHz 帯のみ。