ソニー、6nm AMD CPUを搭載したPS5を準備中と報道

ソニー、6nm AMD CPUを搭載したPS5を準備中と報道

ソース:Tom's Hardware

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DigiTimesの報道によると、ソニーの製造パートナーは、約1年後にデザインを一新した「プレイステーション5」モデルの生産を開始する準備をしているそうです。これは、発売から2年後にゲーム機の価格を下げるという一般的な戦略に沿ったものです。また、再設計された本体はリードタイムが短くなることが予想され、これにより供給が改善されるはずです。

ソニーの新型「プレイステーション 5」は、AMD社が設計したシステム・オン・チップ(SoC)を採用し、TSMC社のN6(6nm)プロセスで製造されます。ソニーはこの情報についてDIGITIMESにコメントしていません。記事を読む限りでは、再設計はゲーム機の物理的な外観を変えるというよりも、より内部的なものであるようです。

ASE Technology Holdingの傘下にあるSiliconware Precision Industries (SPIL)とTongfu Microelectronicsは、ソニーの組立パートナーにチップパッケージングサービスを提供し続けると予測されます。一方で、デザインを一新したPS5への関与を公式に確認した企業はありません。

TSMCのN6プロセスは、極紫外線リソグラフィを用いて最大5層までのマルチパターニングを可能にし、製造の高速化と歩留まりの向上を実現します。また、N6プロセスでは、N7プロセスと比較してトランジスタ密度を最大18%向上させることが可能で、これによりダイサイズを縮小し、さらなるコスト削減を実現します。また、N6はN7と同じデザインルールを採用しているため、SoCの設計者は同じデザインエコシステム(ツール、IPなど)を再利用することができ、開発コストの削減につながります。

ソニーは、昨年11月の発売以来、2021年第1四半期末までに「プレイステーション 5」のゲーム機を780万台以上販売しており、ゲーム機としては史上最速の販売台数を記録しました。PS5の需要は今後数ヶ月にわたって供給を上回る可能性が高く、一部の業界関係者は、ソニーのパートナー企業が今年、1,000万台以上のPlayStation 5ゲーム機を生産すると予想します。

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