編集部
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PC自作の核心であるマザーボード。性能や安定性、将来的なアップグレードの余地を左右する重要なコンポーネントです。しかし、選択肢が多すぎて「どれを選べばいいの?」と迷う人も多いでしょう。本記事では、2025年現在の最新情報をもとに、チップセット、VRM(電源回路)、拡張性という3つのキーポイントを徹底解説。実際の組み立て手順、具体的な事例、よくあるトラブルとその対処法まで、実用性を最優先に丁寧に紹介します。
チップセットは、CPUと周辺機器をつなぐ「中枢神経」です。IntelやAMDの最新CPUと互換性を持つかどうか、USBやM.2スロットの数、PCIeバージョンのサポートなどを決定します。
| チップセット | Intel 14代 | AMD Ryzen 7000系 |
|---|---|---|
| 推奨チップセット | Z790 / B760 | X670E / B650E |
| PCIeバージョン | PCIe 5.0 | PCIe 5.0 |
| メモリ対応 | DDR5-6000(OC) | DDR5-6000(OC) |
| M.2スロット数 | 4〜5個 | 3〜4個 |
| USB 3.2 Gen 2x2 | あり(Z790) | あり(X670E) |
▶ 選び方のポイント:
✅ 実践例:
自作初心者が「RTX 4070 Ti」を搭載したい場合、Z790またはX670Eのマザーボードが推奨。なぜなら、PCIe 5.0 x16をサポートし、GPUの性能を最大限引き出せるからです。
VRM(Voltage Regulator Module)は、CPUに必要な電力を安定供給する回路です。電力消費が激しいCPUや、オーバークロックを計画しているなら、VRMの品質が命です。
| マザーボード | VRM構成 | 推奨CPU |
|---|---|---|
| ASUS ROG Strix Z790-E | 16フェーズ + 大型ヒートシンク | i9-14900K |
| MSI MAG B760 Tomahawk | 12フェーズ + ファン搭載 | i5-14600K |
| Gigabyte B650E AORUS | 10フェーズ + ヒートパイプ | Ryzen 7 7700X |
✅ 実践例:
あるユーザーが「i9-14900K+RTX 4080」の構成で自作。初期はMSI B760マザーボードを購入。しかし、CPU負荷が高くなるとVRM温度が100℃以上に達し、自動シャットダウン。原因は12フェーズのVRMが過負荷。改善のため、ASUS ROG Strix Z790-Eに交換。VRM温度は70℃台に安定し、安定したオーバークロックが可能に。
⚠️ 注意:
「B760」チップセットでも、VRMの性能が高ければオーバークロック可能。しかし、CPUの電力消費が150Wを超えると、低価格マザーボードではVRMが過熱。これは「電源不足ではなく、VRMの性能不足」が原因です。
マザーボードの価値は「今」の性能ではなく、「将来の拡張余地」にあります。特に、NVMe SSDやGPU、メモリの増設が想定される場合、以下を確認しましょう。
| 項目 | チェック項目 | 目安 |
|---|---|---|
| M.2スロット | 3〜4個以上、PCIe 5.0対応 | 2個以上が理想 |
| DDR5メモリスロット | 4スロット以上 | 2枚で32GB以上対応 |
| PCIeスロット | x16(GPU)、x4(M.2)、x1(USB) | 1個以上x16が必要 |
| USBポート | USB 3.2 Gen 2x2(20Gbps)×2以上 | ハイエンドUSB機器対応 |
| ファン接続 | 12cm×3、5V PWM×1 | クロスファン制御推奨 |
💡 アドバイス:
「今後10年間使いたい」なら、M.2スロットは4個以上、メモリスロットは4スロットを必須条件に。特にX670EやZ790クラスのマザーボードがおすすめ。
まず、PCの用途を決めましょう。以下は代表的な用途別選択法です。
| 用途 | 推奨チップセット | メインマザーボード例 |
|---|---|---|
| ゲーム(RTX 4060〜4080) | Z790 / X670E | ASUS TUF Z790-PLUS |
| デザイン・動画編集 | X670E / Z790 | Gigabyte AORUS X670E |
| デスクトップ利用(オフィス) | B760 / B650E | MSI MAG B650E Tomahawk |
| オーバークロック(Kモデル) | Z790 / X670E | ASUS ROG Strix Z790-E |
✅ 予算別推奨
CPUとマザーボードの互換性確認
マザーボードの「チップセット」確認
VRMの性能チェック
拡張性の確認
✅ 実例:
ユーザーが「Ryzen 7 7700X+RTX 4070 Ti」を組む際、Gigabyte B650E AORUSを購入。しかし、M.2スロットが3個しかなく、NVMe SSDを2台増設できず、後悔。改善のため、X670Eに差し替え、M.2×4で完璧に拡張可能に。
→ 動きます。ただし、VRMの性能が限界。RTX 4080は最大出力320W。CPU負荷が高くなるとVRMが過熱し、GPUの動作不安定や再起動の原因に。
✅ 対策:VRM温度を監視(HWMonitorで確認)、VRM冷却用ファンを追加。またはX670Eマザーボードに交換。
→ VRM過熱による保護機能の動作。多くのマザーボードは「VRM温度が90℃以上」で自動シャットダウン。
✅ 対処法:
→ M.2スロットが足りない場合の対処法:
→ 原因の多くは「CPUとマザーボードの互換性不足」。特に、新しいCPUが出た直後は、古いマザーボードのBIOSが対応していない。
✅ 対処法:
⚠️ 注意:BIOS更新中、電源を切るとマザーボードがブランクになる。電源断のリスクがあるため、絶対に途中で電源を切らないこと。
✅ 将来設計のポイント:
- 「5年後のPC構成」を想像して選ぶ。
- 例:M.2×4、DDR5×4、USB 3.2 Gen 2x2×2、VRM 16フェーズ以上を基準に。
マザーボードは、見た目は「ただの基盤」に見えるかもしれません。しかし、CPUの安定動作、GPUの最大性能、将来のアップグレード余地をすべて支えています。
正しい選択をすれば、5年、10年と安定して使える「信頼できる基盤」になります。本ガイドを活用し、自分に最適なマザーボードを選び、快適なPCライフをスタートしてください。
🔧 実践のコツ:
「マザーボード選び」は1日で終わらない。3日間かけて、複数のモデルを比較。価格.comや価格.comのクチコミ、YouTubeの実測動画で「実際のVRM温度」「起動安定性」を確認。結果、10万円の差で、3年後の性能が10%以上差が出ます。
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