

夏場の酷暑は、自作 PC を運用するユーザーにとって最も過酷な季節の一つです。特に日本列島では、外気温が 35 度を越える猛暑日が増加しており、部屋にエアコンがない環境下でも、PC 内部の温度管理は重要な課題となっています。PC は電気を流すことで動作しますが、その過程で必ず熱が発生します。この熱が適切に排热されないと、CPU や GPU(グラフィックボード)などの主要コンポーネントは過剰な熱圧力を受け、性能を維持できなくなってしまうのです。
最近の高性能 CPU や GPU は、発熱量が増大する一方で、物理的なサイズや冷却能力に限界があります。例えば、Intel の第 14 世代コア(Raptor Lake Refresh)や AMD の Ryzen 7000/9000 シリーズといった最新プロセッサは、ピーク時の消費電力が数百ワットに達することもあり、排熱をいかに効率よく行うかがシステム全体の安定性を左右します。また、NVIDIA GeForce RTX 40 シリーズや次世代の GPU も、ゲームやクリエイティブ作業において非常に高い発熱を示す傾向にあります。
本記事では、エアコンがない環境でも実践できる PC 冷却対策を 15 の方法に分類して徹底解説します。単なるファン回転数の調整から、物理的な設置場所の見直し、そして Advanced Tuning(高度な調整)に至るまで、予算や技術レベルに応じた選択肢を提示します。高温によるサーマルスロットリング(熱 throttling)の危険性や、具体的な温度監視ツールの設定方法など、初心者から中級者まで役立つ情報を網羅的に提供します。夏を乗り切るための知恵として、ぜひ参考にしてください。
PC が高温になることで引き起こされる現象の一つに「サーマルスロットリング」があります。これは CPU や GPU が内部の温度センサーによって検出した温度が基準値を超えた際に、自動的に動作クロックや電圧を低下させて発熱を抑えようとする機能です。一見すると保護機構のように思えますが、ユーザーにとってはパフォーマンスの急激な低下を意味します。例えば、ゲームプレイ中にフレームレートが 120fps から突如として 60fps に落ちたり、動画レンダリング時間が想定より大幅に延びたりする原因となります。
さらに深刻なのは、高温状態が継続することでハードウェアの寿命が縮むという点です。電子部品は、温度が上がるほど化学反応が促進され、経年劣化が早まります。具体的には、CPU のトランジスタや GPU の VRM(電圧調整回路)におけるエレクトロマイグレーション現象が加速し、長期的な信頼性を損なうリスクがあります。また、熱膨張と収縮を繰り返すことで、基板のヒビ割れやコネクタの接触不良といった物理的な故障も誘発される可能性があります。
さらに、過剰な高温はシステムクラッシュや突然のシャットダウンを引き起こします。Windows などの OS は、CPU の温度が極端に高い場合(通常 100℃〜105℃付近)、システムの破損を防ぐために強制的に電源を切断する機能を持っています。これは「急な落ち」と呼ばれ、保存していないデータが消失したり、OS ファイルの破損によって起動不能になったりするリスクがあります。夏場は特に、この熱暴走によるトラブルが増えるため、事前の対策が不可欠です。
PC 内部のコンポーネントごとに、許容できる温度範囲と危険な温度ラインが存在します。これを正しく理解していないと、適切な冷却対策を講じることができません。まず CPU について見てみましょう。Intel Core i7/i9 や AMD Ryzen 7/9 のような高性能プロセッサは、負荷が掛かった際に 80℃〜90℃に達することは珍しくありません。しかし、これは安全な運用範囲内です。CPU が性能低下を始めるのは通常 95℃を超えたあたりからです。そして、100℃を超えると保護機能が作動し始め、105℃付近でシャットダウンリスクが高まります。
GPU の場合は少し基準が異なります。NVIDIA GeForce RTX シリーズや AMD Radeon RX シリーズは、85℃〜90℃に達すると性能低下(スロットリング)が始まると言われています。特に、RTX 40シリーズ以降の GPU は、コア温度だけでなく VRAM 温度にも敏感です。VRAM が 100℃を超えると、メモリのエラー率が増加し、ゲーム中のクラッシュやアーティファクト(映像の乱れ)の原因となります。また、GPU の背面にあるヒートシンクの温度も重要で、ここが高温になると空気がスムーズに流れず、内部の熱がこもりやすくなります。
以下は主要コンポーネントの推奨動作温度と危険ラインを示した表です。この数値を基準に、自身の PC 状態をモニターしてください。
| コンポーネント | 快適な温度範囲 | 注意が必要な温度 | 危険な温度(スロットリング/シャットダウン) |
|---|---|---|---|
| CPU (アイドル) | 30℃〜50℃ | 60℃〜70℃ | 80℃以上 |
| CPU (負荷時) | 50℃〜75℃ | 80℃〜94℃ | 95℃〜105℃ |
| GPU (アイドル) | 30℃〜50℃ | 60℃〜75℃ | 80℃以上 |
| GPU (負荷時) | 60℃〜80℃ | 80℃〜89℃ | 90℃〜100℃+ |
| VRM (マザーボード) | 30℃〜70℃ | 70℃〜90℃ | 95℃以上 |
| SSD (NVMe) | 30℃〜60℃ | 60℃〜80℃ | 80℃以上 |
PC の温度を正確に把握するには、信頼性の高いモニタリングツールが必須です。Windows では「HWiNFO64」が最も詳細な情報を提供できるツールとして知られています。このツールは、各センサーから取得したデータを可視化し、CPU コアごとの温度、GPU コア温度、ヒートシンク温度などをリアルタイムで表示します。特に、HwInfo の「Sensors-only」モードを使用することで、タスクバーやウィンドウに常駐させながら、最小限のメモリ使用量で監視を続けることができます。
また、「MSI Afterburner」は GPU の温度監視だけでなく、ファン制御やオーバークロック設定にも使われます。このソフトと RivaTuner Statistics Server (RTSS) を連携させることで、ゲームプレイ中に画面の隅に温度情報をオーバーレイ表示することが可能です。これにより、実際のゲーム中での温度上昇具合を即座に確認でき、対策が必要な場合の判断材料になります。初心者であっても設定は比較的容易で、インストール時に RTSS のオプションを選択するだけで利用可能です。
その他、「Core Temp」や「GPU-Z」といった軽量ツールも有効です。特に GPU-Z は、ビデオカードの詳細な仕様と温度情報を簡潔に表示するために設計されており、温度センサーが正常に動作しているかの確認にも役立ちます。各ツールの長所短所を理解し、用途に応じて使い分けることが、正確な温度管理の第一歩となります。以下に主要な監視ツールの特徴を比較しました。
| ツール名 | 主な特徴 | 推奨ユーザー層 | 無料/有料 |
|---|---|---|---|
| HWiNFO64 | 全センサー対応、詳細ログ出力可能 | 中級者〜上級者 | 無料 |
| MSI Afterburner | GPU 制御・温度表示・ゲーム内オーバーレイ | ゲームユーザー | 無料 |
| Core Temp | CPU 温度に特化、軽量で起動が速い | 初心者〜一般 | 無料 |
| GPU-Z | GPU 詳細情報、温度のみ簡易確認 | 購入確認・トラブルシューティング | 無料 |
PC ケース内部の空気の流れ(エアフロー)を整えることは、冷却対策の基本かつ最も重要な要素です。一般的に推奨される構成は「前面吸気ファン」から冷たい空気を取り込み、「背面・天面排気ファン」で熱い空気を排出する流れです。これにより、ケース内を新鮮な空気で満たし、コンポーネントの冷却効率を最大化できます。具体的には、前面に 2〜3 つのファンを取り付け、後ろと上に各 1 つずつ配置するのがバランスが良い構成となります。
ただし、単にファンを増やせば良いわけではありません。ファンの回転数設定(カーブ)を適切に行う必要があります。すべてのファンが最高速度で回り続けると、騒音が増大し、空気の乱れによって冷却効率が低下することもあります。マザーボードの BIOS 設定や専用ソフトウェア(例:ASUS AI Suite, MSI Center など)を使って、温度に応じて回転数を自動調整するファンカーブを設定しましょう。例えば、CPU が 40℃以下なら低回転、60℃を超えると中回転、80℃以上で最高回転といった具合です。
また、ケーブルの整理もエアフローに大きく影響します。無駄に伸びた電源ケーブルやデータケーブルが、空気の通り道を塞いでしまうと、熱い空気がケース内に滞留してしまいます。特に、前面吸気口から背面排気口への直線的な風の流れを確保するために、バックプレートで配線を束ねたり、ケーブルタイで固定したりする作業が必要です。これにより、空気がスムーズに流れ、冷却効率の数パーセントが改善されることも珍しくありません。
PC ケース自体の置き場所を見直すだけで、冷却効果は劇的に向上します。最も基本的な注意点は、直射日光を避けることです。窓際などで PC を置いている場合、太陽光がケース表面や内部コンポーネントに直接当たると、空気温度が上昇しやすくなります。夏場は特に、室内の壁面からの輻射熱も無視できないため、PC は明るい窓から離れた場所に設置しましょう。
また、PC ケースと壁面の距離も重要です。背面の排気ファンや天面のファンが空気を放出する際、壁に密着していると排気が阻害され、ケース内に熱気が溜まります。少なくとも壁面からは 10cm 以上の隙間を確保し、空気の流れを妨げない空間を設けることが推奨されます。さらに、カーペットの上に PC を直接置くことも避けましょう。吸気口が床に近づくと、ホコリやカーペットの繊維がファンに取り込まれやすくなるだけでなく、床からの熱も吸収してしまうためです。
ケースの側面パネルについても考慮が必要です。多くのケースではサイドパネルが装着された状態で設計されていますが、夏場の緊急時にはこれを開放することで冷却効果が高まることがあります。ただし、これはホコリの侵入リスクを高める行為であるため、一時的な対策としてのみ使用してください。常にサイドパネルを開けておくのは推奨されません。また、PC の周囲に本や書類などの物を置かず、通気性を確保することも大切です。
長期間 PC を使用していると、内部にホコリが蓄積します。このホコリは絶縁体であるため、放熱フィンの隙間を塞ぎ、熱伝導効率を大幅に低下させます。また、ファンブレードに付着したホコリは重量を増し、回転時のバランスを崩して騒音の原因にもなります。夏場を迎える前には、必ず PC 内部の清掃を行うことを推奨します。具体的には、ブロワやエアダスターを使用して、ヒートシンクやファンの隙間にあるホコリを吹き飛ばしてください。
また、CPU グリス(熱伝導ペースト)の劣化も高温化の原因の一つです。グリスは経年変化により硬化し、熱を伝える能力を失います。一般的に、2〜3 年以上使用している場合は塗り直しのタイミングと言われています。交換時は、旧グリスをアルコールなどで綺麗に拭き取り、新しいグリスを塗布します。最近では「Arctic MX-6」や「Thermal Grizzly Kryonaut」といった高品質なコンパウンドが人気ですが、用途(静音重視か放熱性能重視か)に合わせて選択しましょう。
塗り方の基本は「米粒サイズを中央に置く」方法です。ファンを外して CPU の表面に均等に広げることで、空気層を作らずに効果的に熱を伝導できます。また、GPU のヒートシンク交換や、VRM モジュールの冷却パッドへの注力も重要です。これらのメンテナンスを行うだけで、アイドル温度が 5℃〜10℃低下し、負荷時でも安全域に収まるケースがあります。清掃は静電気対策(アースバンドの使用など)を行いながら慎重に行ってください。
ハードウェアの設定を変更して発熱を抑える方法として、「アンダーボルト(Undervolting)」が有効です。これは、CPU や GPU が動作する際の電圧を標準値より下げ、消費電力と発熱を削減する技術です。特に NVIDIA GeForce RTX 40 シリーズや AMD Ryzen 7000/9000 シリーズでは、この調整による効果が高いことが知られています。低電圧化を行うことで、同じ性能レベルでも温度が下がり、ファンの回転数を抑えることができるようになります。
MSI Afterburner を使用して GPU のアンダーボルト設定を行う手順は以下の通りです。まずソフトウェアを起動し、グラフエリアで「Frequency vs Voltage」カーブを選択します。ここで、電圧を下げることで同じクロックが維持できるポイントを探ります。例えば、1050MHz で 850mV を設定すると、元の設定より低い電圧で動作させることができます。その後、安定性を確認するためにベンチマークソフト(3DMark や FurMark)を実行し、クラッシュしないかを確認します。
CPU の場合も同様の原理が適用できますが、マザーボードの BIOS 設定や Intel XTU / AMD Ryzen Master を使用して調整を行います。Intel Core i9-14900K のようなプロセッサは、デフォルトの設定では電圧が高めに設定されており、これを適切に下げることで温度を大幅に改善できます。ただし、過度なアンダーボルトはシステム不安定の原因となるため、少しずつ電圧を変化させながらテストを繰り返すことが重要です。また、CPU の P-cores と E-cores のバランス調整も有効です。
| 設定項目 | デフォルト/推奨値例 | 低電圧化後の目標 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| GPU (VRAM) | 1050MHz / 875mV | 950MHz / 850mV | 温度低下、騒音低減 | 安定性確認が必要 |
| CPU (Core) | Auto / 1.35V | Manual / 1.25V | 発熱抑制 | OC 性能の限界あり |
| Power Limit | 100% (Auto) | 90% 〜 95% | 電力制限による熱減 | 最大パフォーマンス低下 |
| Fan Curve | Auto / High | Manual / Balanced | 静音性向上 | 温度上昇時の対応遅れ |
エアコンがない場合、部屋の空気を循環させることが冷却の基本となります。そのための有効な手段として「サーキュレーター」があります。これは通常の扇風機よりも強力な気流を作り出し、部屋全体の空気を攪拌して熱が滞留するのを防ぎます。PC の近くにサーキュレーターを置き、直接 PC に風を当てることで表面冷却効果が高まります。ただし、ホコリが舞い上がる場合は注意が必要で、フィルター付きのモデルを選ぶか、定期的に掃除機での清掃を行う必要があります。
また、「冷風扇」や「除湿機」といった家電も夏場の温度対策に役立ちます。冷風扇は水を含んだパッドを風で通過させることで、気化熱を利用して空気を冷やす仕組みです。ただし、湿度が高い日本の梅雨時期には効果が薄れるため、乾燥した真夏の夜などに向いています。一方、除湿機は空気中の水分を取り除くことで、体感温度を下げると同時に、エアコンの負荷を軽減し間接的に PC 環境も改善します。
部屋の換気タイミングも重要です。朝晩は外気温が下がっているため、窓を開けて外の冷たい空気を部屋に取り込みます。昼間は外気が高温になるため、窓を閉めて室内の熱気をサーキュレーターで排出します。また、PC の排気口から出る熱い空気と、部屋の温度差が大きいほど対流がスムーズになります。天井付近に設置されたエアコンがない場合は、床に近い位置での排気が重要となります。
室内気温が 35℃を超えるような異常高温時や、PC が急激な発熱を示す場合の緊急対応策をまとめます。まず、即座に PC の負荷を減らすことが最優先です。ゲームの実行を中止し、高負荷なアプリケーションを終了させます。タスクマネージャーを確認して、CPU や GPU を使用しているプロセスを特定し、不要であれば終了させましょう。また、Windows の電源設定を「省電力モード」に変更することで、システム全体の消費電力と発熱を抑えることができます。
物理的な冷却手段として、PC ケースのサイドパネルを一時的に外すことを検討します。これは排気と吸気を直接空気と接触させるため、一時的な温度低下効果は絶大です。ただし、ホコリの侵入リスクが高まるため、作業中は短時間で行い、終了したらすぐに元に戻してください。また、冷風を吹ける扇風機やサーキュレーターを正面から当て続けるのも有効ですが、ファンが回転し続けた場合にホコリを集めないよう注意が必要です。
さらに、PC の電源ケーブルを一時的に抜いて冷却時間を設けることも効果的です。完全にシャットダウンして 10〜30 分程度放熱させることで、コンポーネントの温度を下げることができます。この間、CPU グリスやファンが冷えるのを待ってから再起動することで、安定した動作を確保できます。これらの緊急対応は、長期的な解決策ではなく、一時的な手段であることを理解しておきましょう。
PC の発熱を抑えるもう一つの重要なアプローチとして、システム全体の消費電力を減らすことが挙げられます。これは特に、デスクトップ環境で常時稼働している場合や、バッテリー駆動のノート PC で有効です。Windows の電源計画を「高パフォーマンス」から「バランス型」または「省電力」に変更することで、CPU が負荷が少ない時に低いクロック周波数に維持されるようになります。これにより、アイドル時の発熱を最小限に抑えることができます。
バックグラウンドで動作するプロセスもチェックする必要があります。常駐アプリケーションや自動更新プログラムは、知らぬ間に CPU 資源を使用し、温度上昇の原因となります。タスクマネージャーの「スタートアップ」タブを確認して、起動時に不要なアプリを無効化しましょう。また、ウイルス対策ソフトのフルスキャンが実行されている最中は、温度が急上昇しやすい傾向があります。定期的なスキャン時刻を、PC を使用していない夜間などに設定することが推奨されます。
さらに、ディスプレイの明るさ調整や、高リフレッシュレートのモニター設定も見直してください。144Hz や 240Hz モニターは美しいですが、それに応じて GPU に負荷がかかります。必要以上に高いリフレッシュレートを使用している場合は、60Hz〜120Hz で使用することで GPU の負荷を減らし、発熱抑制に繋がります。また、PC の電源供給ケーブルも太いものや高品質なものに変えることで、電圧降下による無駄な熱発生を防ぐこともあります。
もし上記のソフト的な対策や環境改善を行っても温度が収まらない場合、ハードウェアの冷却能力を高めるアップグレードを検討します。最も一般的なのは CPUクーラーの変更です。空冷クーラーから大型のもの(例:Noctua NH-D15, be quiet! Dark Rock Pro 4)に変更することで、放熱面積を増やし効率的に排熱できます。また、AIO クーリングシステム(一体型水冷)も有効ですが、設置の難易度や故障リスクを考慮する必要があります。
GPU の冷却も重要です。純正ファンが静音性を重視した設計の場合、夏場には高回転で騒音と発熱が増えます。サードパーティ製の冷却モジュールや、VRM ファンを追加するオプションもあります。ただし、自作 PC において GPU の交換は保証に関わるリスクがあるため、慎重に行う必要があります。また、ケース自体を冷却性能が高いモデル(例:Lian Li O11 Dynamic, Fractal Design Meshify)に買い替えることも有効な選択肢です。
予算に応じたアップグレードの順序は以下の通りです。まずファンやグリスなどの消耗品交換、次に空冷クーラー変更、最後に水冷システムやケース全体の交換というステップが安全です。各パーツのコストパフォーマンスを考慮し、優先順位をつけて投資を行うことが重要です。高価な水冷を導入する前に、まずは安価な環境改善で温度低下が見込めるかを確認しましょう。
| アップグレード項目 | 概算費用 (円) | 効果度 (1-5) | 難易度 | 推奨対象 |
|---|---|---|---|---|
| ケースファン追加 | 3,000〜6,000 | 2 | 低 | 全ユーザー |
| CPU グリス交換 | 1,000〜3,000 | 3 | 中 | 2 年以上経過者 |
| 高価な空冷クーラー | 8,000〜15,000 | 4 | 中 | CPU 温度が高い人 |
| AIO クーリング | 15,000〜30,000 | 5 | 高 | 過酷な環境・OC 者 |
| 高性能ケース変更 | 10,000〜20,000 | 4 | 中 | エアフロー不足者 |
夏場の PC 高温対策は、単一の対策で完結するものではなく、環境管理からハードウェア設定まで多角的なアプローチが必要です。本記事で紹介した 15 の方法を組み合わせて実行することで、エアコンがない環境でも安全に PC を運用することが可能になります。特に重要な点は、温度を監視し続けることと、定期的なメンテナンスを実践することです。
具体的なアクションプランとしては、まず HWiNFO64 などのツールで現在の温度状況を把握してください。その上で、ファンカーブの調整やケーブル整理などから始め、効果が薄ければケースの設置場所を見直します。さらに効果が必要であれば、グリス交換やアンダーボルト設定に進み、最終手段として冷却ハードウェアのアップグレードを検討しましょう。
以下の要点を念頭に置きながら、夏を乗り越えてください。
これらの知識を糧にして、快適な PC ライフを夏も維持してください。

PCパーツ・ガジェット専門
自作PCパーツやガジェットの最新情報を発信中。実測データに基づいた公平なランキングをお届けします。
PCの過熱問題を解決する包括的なガイド。CPU・GPUの適正温度、過熱の原因診断、エアフロー改善、サーマルグリス交換など、効果的な冷却方法を詳しく解説します。
PC部屋の室温管理と季節別の対策を解説。夏場の排熱対策、冬場の結露リスク、エアコン設定の最適値を紹介します。
この記事に関連するCPUクーラーの人気商品をランキング形式でご紹介。価格・評価・レビュー数を比較して、最適な製品を見つけましょう。
CPUクーラーをAmazonでチェック。Prime会員なら送料無料&お急ぎ便対応!
※ 価格・在庫状況は変動する場合があります。最新情報はAmazonでご確認ください。
※ 当サイトはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者です。
見た目は綺麗だが、癖のある印象の水冷デビュー
結論から言うと、この水冷CPUクーラーは、私が初めて本格的な自作機材として導入した製品という点で、まずその存在感に驚きました。普段、メインで使っているのは少し年式の経ったシステムで、今回、趣味の動画編集用途での満足感を高めてみるために、思い切って購入したのがこのモデルです。パッケージを開けてみた時の...
ゲーマーの魂を揺さぶる!Noctua NH-L9x65、マジで最高
学生のゲーマー、ゲーマーです。今回のNoctua NH-L9x65、マジで感動しました!65mmロープロファイル対応だけど、全然性能が出ないって嘘!CPU温度が安定して、ゲームもフレームレートがサクサク。特に、Ryzen 5 5600Xを搭載した自作PCで使用しましたが、発熱が本当に抑えられてる。ケ...
ROG STRIX LC II 360: ゲーミングPCの冷却はバッチリ!
ゲーマーです。ROG STRIX LC II 360、買ってよかった!Ryzen 7 7700Xに装着して、CPU温度が大幅に下がったのがマジで嬉しい。ARGBライティングもイカれてて、PCケースとの相性も抜群。水漏れとか一切なく、安定して動いてます。組み立ては少し手間がかかったけど、説明書が丁寧で...
見た目は良いけど、用途で評価が変わる気冷えクーラー
なんか、色々パーツを比較検討して、やっと水冷クーラーを決めたんだよね。特にデザインとかも気になっちゃって、このMSIの白いやつを選んだのが本音かも。仕事で動画編集とか結構重たい作業をするから、とにかく信頼性重視だったんだけど、正直〜だと思うのは、見た目が綺麗だからっていう部分が一番目立っちゃうところ...
ゲーム性能が爆発!最高の環境が実現しました。
10年ぶりにPCを新調し、このグラボを搭載して本当に感動しています。これまでプレイしていたゲームが、設定を最大にしても快適に動作するようになりました。4Kゲーミングの夢が叶ったと言っても過言ではありません。玄人志向製品らしく、品質も非常に良く、安心して使用できます。価格は張りますが、性能と安定性で十...
コスパ最強の予備ドライブ
自作PCのデータ保存用として購入しました。整備済み品ということで少し不安もありましたが、問題なく動作し、速度も用途には十分です。500GBという容量も、OSやアプリケーションのバックアップ、ドキュメント保存には丁度良いです。SATA 3Gb/sなので最新の高速SSDと比較はできませんが、コストパフォ...
GTBoy Gamingチェアが最高!長時間デスクワークも快適に
私は40代女性会社員で、デスクワークがメインなので、腰痛予防のためにGTBoy Gamingチェアを買いました。135°フルリクライニング機能は本当に助けで、休憩時にもう体を休められるようになりました。オットマン付きのところも便利で、足も楽になりますし、ランバーサポートが調節可能なので自分の体型に合...
高性能で静音!UE2-Elite-T8 CPUクーラー
最近のPCはCPUがどんどん強くなりますが、それに伴って発熱も増えてきました。そんな状況を解決するべく購入したのが、NovonestのUE2-Elite-T8 CPUクーラーです。このクーラーは8本の銅製ヒートパイプが特徴で、効率的に熱を放出してくれます。実際にCPUを装着してみると、冷却能力は驚異...
自作PCの冷却、意外と便利!
フリーランスのクリエイターです。自作PCの冷却ファンを固定するためのベースを探してた時にこれを見つけました。419円という価格に惹かれて購入。AM2/FM2系のCPUを搭載した自作PCで使っていますが、しっかり固定されていて、ファンも静音性に優れていると感じます。特に、強化放熱設計で冷却効果が期待で...
Thermalright Frozen Notte 240 WHITE ARGB: 冷却力はΨ1!でも気になる点も
40代主婦の私、パソコン初心者ですが、PC自作に挑戦!Thermalright Frozen Notte 240 WHITE ARGB V2を選んで、まず大満足です。ケースファンに飽きていたので、ARGBの光らせるのも気に入っています。冷却性能も、私のRyzen 5 5600Xをしっかり冷やしてくれ...