GPU
中級

コアクロック(コアクロック)

GPUコアの動作周波数(MHz)。RTX 4090は2,235MHzベース/2,520MHzブースト、RTX 5090は2,017MHz/2,407MHzと実装世代で異なる。OCツール(MSI Afterburner)で+100-200MHz可。

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2026/4/25 更新
関連タグ
GPU OC
ブースト
MSI Afterburner
MHz

概要

GPU コアクロックは、グラフィックスプロセッサユニット(GPU)が内部で実行する演算を制御する基本的な周波数です。

  • ベースクロックは、安定した動作を保証する最低値。
  • ブーストクロックは、負荷が高まると自動的に上昇し、短時間で最大性能を発揮。

GPU の性能を比較する際に不可欠な指標であり、オーバークロック(OC)を行うことでさらに上げることが可能です。

主な特徴・仕組み

  • クロック単位:MHz(メガヘルツ)で表され、1秒間に実行されるサイクル数。
  • ベース vs ブースト:ベースは長時間安定動作、ブーストはピーク時に短時間で発揮。
  • TDPとの関係:高クロックは消費電力を増加させ、冷却性能が重要。
  • メモリクロックとのバランス:GPU コアとメモリのクロックが偏ると、ボトルネックが発生。
  • ファン制御:高クロック時はファン速度が上がり、温度管理が必要。

スペック/製品比較表

製品名ベースクロックブーストクロックCUDA/Streamメモリ容量メモリタイプTDPPCIe発売年
RTX 40902,235 MHz2,520 MHz16,38424 GBGDDR6X450 WPCIe 5.0 x162022
RTX 50902,017 MHz2,407 MHz18,43224 GBGDDR6X500 WPCIe 5.0 x162025
RTX 40802,220 MHz2,520 MHz9,72816 GBGDDR6X320 WPCIe 5.0 x162022
RTX 4070 Ti1,650 MHz1,800 MHz7,68012 GBGDDR6X285 WPCIe 4.0 x162022
Radeon RX 7900 XTX2,000 MHz2,400 MHz8,19224 GBGDDR6300 WPCIe 4.0 x162023
Radeon RX 6800 XT1,800 MHz2,200 MHz5,12016 GBGDDR6300 WPCIe 4.0 x162020

具体例・対応製品

  • RTX 4090:2,235 MHz ベースで、負荷時に 2,520 MHz までブースト。
  • RTX 5090:2025年に登場し、2,017 MHz ベース、2,407 MHz ブースト。
  • RTX 4080:同年にリリース、2,220 MHz ベース、2,520 MHz ブースト。
  • RTX 4070 Ti:1,650 MHz ベース、1,800 MHz ブースト。
  • Radeon RX 7900 XTX:2,000 MHz ベース、2,400 MHz ブースト。
  • Radeon RX 6800 XT:1,800 MHz ベース、2,200 MHz ブースト。

8 MHz 以上のオーバークロック例

  • MSI Afterburner で +100 MHz まで増幅可能。
  • ASUS ROG Strix 系列は +150 MHz まで設定可能。
  • EVGA GeForce RTX 4090 には +200 MHz までのオーバークロックが推奨。

自作PCでの選び方・注意点

  1. 冷却性能:高クロックは熱が増えるため、クーラーボックスや水冷の選定。
  2. 電源容量:TDP を超える余裕を持った電源(例:600 W 以上)。
  3. マザーボードの PCIe スロット:PCIe 5.0 に対応しているか確認。
  4. ケースのエアフロー:前面・背面に十分なファン配置。
  5. ファームウェア更新:GPU の BIOS が最新であるか。
  6. オーバークロックの安全性:電圧は 1.2 V 以上に設定しない。
  7. 温度監視:GPU Temp が 80 °C を超えないように。
  8. ドライバーの互換性:最新の NVIDIA/AMD ドライバーを使用。
  9. BIOS 設定:CPU のオーバークロックがある場合、相性を確認。
  10. 保証とサポート:製品保証期間内にオーバークロックを行うか確認。

関連用語との違い

  • メモリクロック:GPU コアとは別に、VRAM の動作周波数。
  • TDP(熱設計電力):クロック上げに伴う消費電力の上限。
  • ブーストレート:負荷が高いときに自動で上げるクロック。
  • オーバークロック:手動で設定し、ベース/ブーストを超える。
  • ファンプロファイル:クロックと温度に応じたファン速度設定。

よくある質問(FAQ)

Q1. コアクロックを上げると性能はどのくらい向上しますか?
A1. 5 % 〜 10 % の性能向上が一般的で、ゲームによっては 15 % 以上になることもあります。

Q2. ブーストクロックは常に上がるのでしょうか?
A2. ブーストは負荷が高いときに自動で上がりますが、温度や電力制限がかかると上がりにくくなります。

Q3. MSI Afterburner で +200 MHz までオーバークロックできますが、リスクは?
A3. 過熱や不安定動作、保証対象外になる可能性があります。電圧は 1.2 V 以内に抑えることが推奨です。

Q4. 2026年に登場する次世代GPUはコアクロックがどう変わるでしょうか?
A4. 2026年の最新GPUは 2,500 MHz 以上のベースクロックを持つ可能性が高く、ブーストは 3,000 MHz を超えることが予想されます。

Q5. AMD と NVIDIA のクロック比較は?
A5. NVIDIA の RTX 系列は 2,200 MHz 以上のベース、AMD の RX 系列は 1,800 MHz 〜 2,200 MHz の範囲。どちらもブーストで 2,400 MHz 以上に達することが多いです。

まとめ

GPU コアクロックは、GPU の演算能力を決定づける重要なパラメータです。

  • ベースクロックは安定性、ブーストクロックはピーク性能を担う。
  • オーバークロックは手動で上げることで更なる性能を引き出せるが、冷却・電源・安全性を考慮する必要。
  • 2025年・2026年に登場する次世代GPUは、さらに高いクロックを実現し、ゲームやレンダリングの負荷に対して優れた応答性を提供。

自作PCを組む際は、冷却・電源・マザーボードの互換性を総合的に判断し、コアクロックを最大限に活かす設計を心がけましょう。

この記事について
カテゴリーGPU
難易度中級
作成日2026/4/17