ノルウェーの reMarkable AS が開発した E Ink手書きタブレット。10.3インチのモノクロ E Ink ディスプレイに紙のような書き心地のペン入力を実現し、手書きノート・PDF注釈・文書読み込みに特化した生産性ツール。極薄4.7mm・403.5gの筐体設計で持ち運びに優れる。
reMarkable 2は、ノルウェーのスタートアップ企業 reMarkable AS が開発・販売するE Ink手書きタブレットである。「紙の代替」をコンセプトに掲げ、手書きノート・PDF注釈・文書閲覧の3機能に絞り込んだミニマリスト的設計が特徴だ。汎用アプリの実行環境やカラー表示は搭載せず、ペンで書くことと読むことに集中する端末である。
| 項目 | reMarkable 2 |
|---|---|
| ディスプレイ | 10.3インチ E Ink Carta(モノクロ) |
| 解像度 | 226ppi |
| 厚さ | 4.7mm |
| 重量 | 403.5g |
| プロセッサ | 1.2GHz デュアルコア |
| RAM | 1GB |
| ストレージ | 8GB(約10万ページ保存可能) |
| バッテリー | 最大2週間 |
| 接続 | USB-C / Wi-Fi |
| スタイラス | Marker(EMR方式・充電不要) |
| OS | 独自Linux |
| 対応形式 | PDF / EPUB |
| 価格帯 | 約59,800円〜(Marker別売の場合あり) |
reMarkable 2が最も評価されるのは手書き体験の品質だ。ディスプレイ表面にはペーパーフィール加工が施されており、専用ペン(Marker / Marker Plus)の先端が接触した際に紙とペンに近い摩擦感を生む。ペン先の遅延は約21msと業界最速水準で、紙に書いているかのような追従性を実現する。
Marker Plus(上位ペン)は背面に消しゴム機能が付いており、ペンをひっくり返すだけで消しゴムモードに切り替えられる。鉛筆をひっくり返して消しゴムで消す感覚を再現した直感的な操作だ。筆圧検知は4,096段階で、ペン種(ボールペン・万年筆・鉛筆・マーカー・カリグラフィー等)ごとに異なる線の太さ・濃淡・質感が表現される。
reMarkable 2はSNS・メール・ブラウザ等の通知が届かない設計となっている。これは意図的な選択で、デジタルデバイスの誘惑から切り離された環境で読書やノートテイクに集中することを目的としている。
対応するファイル形式はPDFとEPUBのみ。Kindle・Kobo等の電子書籍ストアとの連携はなく、自分でファイルを端末に転送する運用が前提だ。転送方法は以下の通り。
手書きノートの手書き文字認識(OCR)機能により、書いたメモをテキストに変換してメール送信やクラウド共有ができる。日本語の手書き認識精度は英語に比べると発展途上だが、丁寧に書けば実用レベルの認識率を示す。
Connect有料プラン(月額約500円〜)に加入すると以下の機能が追加される。
reMarkable 2の筐体厚さ4.7mmは、市販のE Ink端末の中で最薄クラスだ。iPad Pro(5.1mm)よりも薄く、A4ノートを持ち歩く感覚で鞄に入れられる。重量403.5gは10.3インチ端末としては標準的だが、薄さと相まって携帯性は高い。
アルミニウム筐体の質感は高く、ビジネスシーンでの使用にも適したプロダクトデザインだ。ただしIPXの防水認証は取得しておらず、入浴中の使用や屋外での水濡れには注意が必要。
reMarkable 2はKindle・Kobo等の電子書籍ストアアプリに対応していません。DRMフリーのEPUBファイルとPDFのみ閲覧可能です。電子書籍の購入・閲覧が主目的であれば、Kindle PaperwhiteやKobo端末の方が適しています。
いいえ。reMarkable 2はモノクロE Inkディスプレイのみです。カラーPDFを読み込んだ場合はグレースケールに変換されて表示されます。カラー表示が必要な場合はBOOX Tab Ultra C ProやKobo Libra Colourを検討してください。
公称最大2週間です。実使用ではWi-Fi常時接続で1〜2週間、Wi-Fiオフのオフラインノートテイクのみであればそれ以上持続します。充電はUSB-Cで約2時間でフル充電が完了します。