周辺機器
中級

reMarkable 2(リマーカブルツー)

ノルウェーの reMarkable AS が開発した E Ink手書きタブレット。10.3インチのモノクロ E Ink ディスプレイに紙のような書き心地のペン入力を実現し、手書きノート・PDF注釈・文書読み込みに特化した生産性ツール。極薄4.7mm・403.5gの筐体設計で持ち運びに優れる。

0 回閲覧
0 いいね
2026/6/20 更新
関連タグ
reMarkable
E Ink
手書きタブレット
電子ペーパー
ノート
PDF
ペーパーレス

reMarkable 2とは

reMarkable 2は、ノルウェーのスタートアップ企業 reMarkable AS が開発・販売するE Ink手書きタブレットである。「紙の代替」をコンセプトに掲げ、手書きノート・PDF注釈・文書閲覧の3機能に絞り込んだミニマリスト的設計が特徴だ。汎用アプリの実行環境やカラー表示は搭載せず、ペンで書くことと読むことに集中する端末である。

主要スペック

項目reMarkable 2
ディスプレイ10.3インチ E Ink Carta(モノクロ)
解像度226ppi
厚さ4.7mm
重量403.5g
プロセッサ1.2GHz デュアルコア
RAM1GB
ストレージ8GB(約10万ページ保存可能)
バッテリー最大2週間
接続USB-C / Wi-Fi
スタイラスMarker(EMR方式・充電不要)
OS独自Linux
対応形式PDF / EPUB
価格帯約59,800円〜(Marker別売の場合あり)

紙のような書き心地

reMarkable 2が最も評価されるのは手書き体験の品質だ。ディスプレイ表面にはペーパーフィール加工が施されており、専用ペン(Marker / Marker Plus)の先端が接触した際に紙とペンに近い摩擦感を生む。ペン先の遅延は約21msと業界最速水準で、紙に書いているかのような追従性を実現する。

Marker Plus(上位ペン)は背面に消しゴム機能が付いており、ペンをひっくり返すだけで消しゴムモードに切り替えられる。鉛筆をひっくり返して消しゴムで消す感覚を再現した直感的な操作だ。筆圧検知は4,096段階で、ペン種(ボールペン・万年筆・鉛筆・マーカー・カリグラフィー等)ごとに異なる線の太さ・濃淡・質感が表現される。

機能の絞り込みという設計思想

reMarkable 2はSNS・メール・ブラウザ等の通知が届かない設計となっている。これは意図的な選択で、デジタルデバイスの誘惑から切り離された環境で読書やノートテイクに集中することを目的としている。

対応するファイル形式はPDFとEPUBのみ。Kindle・Kobo等の電子書籍ストアとの連携はなく、自分でファイルを端末に転送する運用が前提だ。転送方法は以下の通り。

  • reMarkable Desktop App: PC/MacからUSB-C接続またはクラウド経由で転送
  • reMarkable Mobile App: スマートフォンからクラウド経由で転送
  • Google Drive / Dropbox連携: クラウドストレージから直接インポート(Connect有料プランが必要)
  • メール送信: ファイルを添付してreMarkableのメールアドレスに送信

手書き文字認識とクラウド連携

手書きノートの手書き文字認識(OCR)機能により、書いたメモをテキストに変換してメール送信やクラウド共有ができる。日本語の手書き認識精度は英語に比べると発展途上だが、丁寧に書けば実用レベルの認識率を示す。

Connect有料プラン(月額約500円〜)に加入すると以下の機能が追加される。

  • クラウド同期: 複数デバイス間でノートを同期
  • 画面共有: ノートをリアルタイムでミラーリング配信
  • Google Drive / Dropbox統合: クラウドストレージとの双方向同期
  • 手書きテキスト変換: OCR処理とエクスポート

4.7mmの極薄筐体設計

reMarkable 2の筐体厚さ4.7mmは、市販のE Ink端末の中で最薄クラスだ。iPad Pro(5.1mm)よりも薄く、A4ノートを持ち歩く感覚で鞄に入れられる。重量403.5gは10.3インチ端末としては標準的だが、薄さと相まって携帯性は高い。

アルミニウム筐体の質感は高く、ビジネスシーンでの使用にも適したプロダクトデザインだ。ただしIPXの防水認証は取得しておらず、入浴中の使用や屋外での水濡れには注意が必要。

FAQ

Q1. reMarkable 2で電子書籍ストアの本は読めますか?

reMarkable 2はKindle・Kobo等の電子書籍ストアアプリに対応していません。DRMフリーのEPUBファイルとPDFのみ閲覧可能です。電子書籍の購入・閲覧が主目的であれば、Kindle PaperwhiteやKobo端末の方が適しています。

Q2. カラー表示には対応していますか?

いいえ。reMarkable 2はモノクロE Inkディスプレイのみです。カラーPDFを読み込んだ場合はグレースケールに変換されて表示されます。カラー表示が必要な場合はBOOX Tab Ultra C ProやKobo Libra Colourを検討してください。

Q3. バッテリーはどのくらい持ちますか?

公称最大2週間です。実使用ではWi-Fi常時接続で1〜2週間、Wi-Fiオフのオフラインノートテイクのみであればそれ以上持続します。充電はUSB-Cで約2時間でフル充電が完了します。

この記事について
カテゴリー周辺機器
難易度中級
作成日2026/5/3