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SAEC SS-300(エスエーイーシーエスエス300)

日本 SAEC が 1985 年に発売した銅メッシュ製ターンテーブルマット。レコードと金属プラッタの間に置き、共振の制御と静電気の逃がしを目的として用いられる。

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2026/5/9 更新
関連タグ
SAEC
SS-300
Turntable Mat
Copper Mesh
Vintage 1985
Japan

概要

SAEC SS-300 は、日本 SAEC(Sumiko Audio Equipment Corporation、1969 年創業)が 1985 年に発売した銅メッシュ製のターンテーブルマットです。レコードと金属プラッタの間に敷いて使うアクセサリで、当時の Audiophile が共振制御と静電気対策を両立する目的で導入していました。

販売価格は当時 ¥18,000 程度、現在の中古相場はおおむね ¥10,000-25,000 です。SAEC ブランドは 1990 年代に Ikeda Sound Labs に事業が移管されており、現在は中古市場のみで流通しています。

主な特徴

  • 銅メッシュ構造: 細かい銅線を編み込んだメッシュ状のマットで、適度な弾性と振動吸収を両立しています。
  • 共振制御: 金属プラッタ単体では避けられない高域の共振ピークを抑え、再生音の透明感を保つことを狙った設計です。
  • 静電気対策: 銅は電気伝導性が高いため、レコード盤面に溜まった静電気をプラッタ側へ逃がしやすくなります。
  • アクセサリとしての位置付け: 高価なターンテーブルを置き換えずに音質傾向を調整できる、コストパフォーマンスの良いアクセサリです。

仕様比較

製品発売年メーカー素材価格帯
SAEC SS-3001985日本銅メッシュ¥18,000
Boston Audio Mat-12005米グラファイトカーボンUS$300
TechDAS Air Mat2012日本エアサスペンション¥80,000
Linn Felt Mat1972英フェルト£20

使い方

  1. レコードプレーヤーのプラッタからゴム/フェルトの純正マットを外す。
  2. SS-300 を盤面が水平になるように敷く。
  3. その上にレコードを置いて再生する。

ターンテーブルによっては純正マットの厚みを前提にカートリッジ高さが調整されているため、マット交換時には VTA(Vertical Tracking Angle)を再調整する必要があります。

選び方・注意点

ガラスやアルミ製のプラッタを持つターンテーブルとの組み合わせで効果が分かりやすく、純正がゴム製の場合は音色変化が小さいことがあります。経年で銅メッシュが酸化すると緑青が浮くため、定期的に乾拭きでメンテナンスすることをおすすめします。

関連用語との違い

用語素材効果の方向性
SAEC SS-300銅メッシュ静電気を逃がしつつ共振抑制
Boston Audio Mat-1グラファイトカーボン振動エネルギーを熱に変換
TechDAS Air Matエアサスペンションレコード自体を浮かせて振動絶縁
Linn Felt Matフェルト軽量で滑りやすく LP12 純正

よくある質問

Q1. 既存のターンテーブルにそのまま使えますか? A. 標準的な 12 インチプラッタであれば、ほとんどのターンテーブルに装着できます。ただしマットの厚みが変わるため VTA 再調整が必要です。

Q2. 静電気対策としてどのくらい効果がありますか? A. プラッタとの接触面が広いため、シリコン系マットよりも電荷の逃げ道が確保しやすい傾向があります。冬場の埃付着は確実に減ります。

Q3. 現在も入手できますか? A. SAEC ブランドが廃番のため新品は流通していません。Yahoo!オークションやハイファイ堂などの中古市場が主な入手先です。

まとめ

  • 1985 年に SAEC が発売した銅メッシュ製のターンテーブルマット。
  • 共振制御と静電気対策を狙った Audiophile 向けアクセサリ。
  • 当時 ¥18,000、現在は中古で ¥10,000-25,000 で取引される。
  • ガラス/アルミ系プラッタとの組み合わせで効果を実感しやすい。
この記事について
カテゴリー周辺機器
難易度上級
作成日2026/5/9