
近年、SDGs(持続可能な開発目標)や脱炭素社会の実現に向けた動きが加速しており、IT 産業における環境負荷への配慮も無視できない重要な課題となっています。グリーンコンピューティング(Green Computing)とは、コンピュータの設計、運用、廃棄に至るまでの全ライフサイクルにおいて、エネルギー消費の削減と環境への悪影響を最小限に抑えるための実践的なアプローチを指します。これは単にパソコンの電源を切るという行為だけでなく、ハードウェアの選定からソフトウェアの設定、さらには使用終了後のリサイクルまでを含む包括的な概念です。
IT 産業全体の CO2(二酸化炭素)排出量は、世界の総排出量の約 2%〜4% に相当すると推計されており、航空業界や運輸業に匹敵する規模となっています。特に注目すべきは、AI(人工知能)の普及に伴うデータセンターの電力需要の急増です。大規模な学習モデルを動かすための GPU クラスターは、一台の PC の電力消費を遥かに凌駕します。一方で、個人レベルでの貢献も軽視できません。世界中で数億台稼働しているデスクトップ PC やノート PC を省エネ化することで、家庭からの CO2 排出量を劇的に削減することが可能となります。
例えば、一般的なハイエンド PC がアイドル時に 50W、負荷時(ゲーミングやレンダリング)に 400W 消費するのに対し、グリーンコンピューティングを意識した構成では、アイドルで 15W、負荷時でも 200W 程度まで抑えることが技術的に可能です。これは年間換算すると数百円から数千円の電気代削減にとどまらず、発電所での化石燃料使用量の減少に直結します。本記事では、自作 PC を楽しむユーザーが明日から実践できる具体的な省エネテクニックを、2026 年 4 月時点の最新技術に基づき、OS の設定からハードウェア選定、廃棄方法に至るまで詳しく解説いたします。
パソコンの動作効率を高める第一歩は、インストールされているオペレーティングシステムの電源設定を見直すことです。Windows ユーザーにとって最も基本的かつ効果的な手段は、「電源プラン」の変更です。標準では「バランス優先」が設定されていますが、これを変更して「省エネモード」を選択すると、CPU のクロック周波数やメモリ電圧が自動的に低下します。特に重要なのがディスプレイの自動オフ設定です。表示されている画像をバックライトに電力を消費しているため、15 分ごとに画面を消灯させるだけで、モニターの消費電力量を大幅に削減できます。
macOS ユーザーも同様に、システム環境設定内の「バッテリー」および「エネルギーセーバー」項目を確認する必要があります。Mac は historically にバッテリー最適化が優秀ですが、デスクトップ利用時でも「低電力モード」の活用や、バックグラウンドで動作するプロセスの制限を行うことで省エネ効果を高めます。具体的には、Safari ブラウザでの「コンテンツブロック」としての広告除去は、読み込み時の CPU 負荷とデータ通信量を減らすため間接的な省エネとなります。また、macOS Sonoma や Sequoia の新しい機能である「低電力モード」を常時有効にすることで、アイドル状態での消費電流を抑制できます。
Linux ユーザーにとっては、TLP や powertop といったツールが強力な武器となります。これらのユーティリティは、システム起動時に自動的に電源管理機能を最適化し、USB ポートのサスペンドやディスクの回転停止(HDD の場合)を自動で実行します。また、BIOS/UEFI 設定での C-State(CPU の低消費電力状態)の有効確認も重要です。Windows や macOS では OS が制御しますが、Linux カスタマイズ環境ではカーネルパラメータの調整により、アイドル時の CPU コア数を減らすことで電力を節約できます。
表:主な OS の省電力設定比較と推奨アクション
| OS | 主要設定項目 | 推奨アクション | 期待される効果 |
|---|---|---|---|
| Windows 10/11 | 電源プラン | 「バランス」から「省エネ」へ変更 | CPU クロック低下、消費電力 -20% |
| ディスプレイ | 画面オフ時間を 5-15 分に変更 | モニタ電力削減、視覚疲労防止 | |
| スリープ設定 | パソコンがスリープになる時間 | 非作業時の待機電力削減 | |
| macOS | エネルギーセーバー | 「バッテリーモード」常時有効化 | GPU/CPU 制限による発熱抑制 |
| バックグラウンド | 未使用アプリの停止 | メモリ使用量と処理負荷低減 | |
| Linux (TLP) | TLP サービス | tlp start で起動時に自動実行 | ハードウェアレベルでの最適化 |
中央演算装置(CPU)は PC 内の主要な電力消費源の一つであり、その動作特性を適切に制御することが省エネの鍵となります。2026 年現在、主流となっている Intel の第 14 世代以降や AMD の Ryzen 9000 シリーズ(Zen 5 アーキテクチャ)は、ハイブリッドアーキテクチャやコア効率の向上により、従来の CPU よりも電力あたりのパフォーマンスが大幅に改善されています。特に AMD Zen 5 では、P コアと E コア(パフォーマンスクォーターと効率クォーター)の役割分担が明確化されており、軽い作業を E コアに任せることで全体の消費電流を抑えることが可能です。
Intel の PBP(Processor Base Power)範囲内運用も重要な概念です。PBP は CPU が規定された電力内で安定動作するための基準値ですが、多くのユーザーはこれを上回る設定で動作させています。BIOS 設定や電源管理ソフトウェアを通じて、PBP リミットを適切に設定することで、発熱と消費電力のバランスを保ちながら必要なパフォーマンスを発揮できます。特にデスクトップ用途では、無意味なオーバークロックを行わず、メーカー推奨の PBO(AMD)または Turbo Boost の範囲内で運用する方が、単位時間あたりのエネルギー効率が高まります。
さらに、タスクスケジューリングも意識したいポイントです。動画編集やゲームなど高い計算能力が必要なタスクは短時間に集中して実行し、その後はアイドル状態に戻すことで、CPU を長時間の高負荷状態に晒さないことが推奨されます。また、アイドル時の CPU コアオフ機能(C-State)が OS から有効に動作しているか確認することも重要です。現代の OS は自動的にアイドルコアをスリープさせますが、競合するセキュリティソフトやバックグラウンドプロセスが多い場合、この機能が阻害されることがあります。タスクマネージャーでアイドル時の CPU 使用率が常に数%でも高い場合は、不要な起動プログラムを削除し、CPU の低負荷状態を作るべきです。
グラフィックボード(GPU)は、ゲーミング PC やクリエイターワークステーションにおいて、CPU と並んで最大の電力消費源となります。しかし、多くの GPU は製造ラインのばらつきや保守的なファームウェアにより、標準設定よりも高い電圧で動作させられています。ここでの省エネテクニックとして最も有効なのが「アンダーボルト(Undervolting)」です。これは、GPU のクロック周波数を維持したまま、必要な電圧を下げることにより発熱と消費電力を削減する手法です。2026 年現在では、NVIDIA の GeForce RTX 40 シリーズや AMD の Radeon RX 7000/9000 シリーズにおいて、MSI Afterburner や AMD Adrenalin を使用して安全に設定変更できるツールが標準装備されています。
アンダーボルトを行う際は、段階的な電圧低下テストが必要です。例えば、GPU のベースクロックを維持しつつ電圧を 10mV ずつ下げて安定性を確認し、クリスタルパルス(アーティファクトの発生)やクラッシュが発生しない最小値を見つけ出します。この設定により、同性能でも消費電力が 5%〜15% 削減されるケースが多く見られます。また、GPU の最大温度制限を BIOS やソフトウェア側で 80℃から 75℃に下げることで、ファンの回転数を抑え、モーターの消費電力も同時に減らすことができます。
さらに、ゲームプレイにおけるフレームレート制限(FPS Cap)も有効な手段です。モニターのリフレッシュレートが 144Hz でも、GPU がその限界まで描画を行うと消費電力は最大化されます。しかし、人間の目には 60fps〜90fps で十分な滑らかさを感じられるケースが多くあります。ゲーム内の設定で最大フレームレートを 60 または 120 に制限することで、GPU の負荷が自然に下がり、アイドル状態に近い低電圧領域での動作を維持しやすくなります。また、NVIDIA の DLSS や FSR(AMD)のようなアップスケーリング技術を活用して、解像度を下げても画質を維持すれば、描画負荷と消費電力の両方を削減できます。
ストレージデバイスの種類も、PC 全体の消費電力に無視できない影響を与えます。従来のハードディスクドライブ(HDD)は機械的な動作によりデータを記録・再生するため、常にモーターを回転させる必要があります。アイドル時でも 5W〜7W の電力を消費し、読み書き時にはさらに増加します。一方、最新の SATA や NVMe SSD は電子回路のみで動作するため、アイドル時の消費電力は 0.1W 以下に抑えられます。これは HDD と比較して約 1/30 から 1/50 の電力消費であり、長時間稼働するサーバーや NAS では特に大きな差となります。
SSD に置き換えることによる省エネ効果は、HDD を使用する PC にとって即効性があります。例えば、OS ドライブとデータドライブをすべて NVMe SSD で構成した PC は、起動時やランダムアクセス時の HDD 特有のモーター起動エネルギーロスがなくなります。また、NVMe SSD の場合、PCIe Gen4 または Gen5 の規格に対応していますが、アイドル状態では PCIe バスをスリープさせ、必要時にのみ高速動作する省電力モード(ASPM)を有効にすることで、さらに効率化が可能です。
ただし、SSD にも注意すべき点があります。高性能な NVMe SSD は高い発熱を生むため、ヒートシンクやファンによる冷却が必要になる場合があります。冷却用のファンが追加されることで、トータルの消費電力が増加するリスクがあるため、SSD の温度管理は慎重に行う必要があります。また、大容量の HDD を代替する際に、データの整合性や信頼性を重視して RAID 構成にする場合、複数のディスクを動作させる電力コストも計算に入れるべきです。2026 年現在では、一般的なデスクトップ用途であれば SSD 一択であり、HDD はアーカイブ用としてスリープ状態に設定するか、USB ハーバーで接続する形が推奨されます。
PC の心臓部とも言える電源ユニット(PSU)の効率性は、省エネにおいて決定的な役割を果たします。電源ユニットは AC 電力を DC 電力に変換しますが、変換過程で熱としてエネルギーがロスされます。このロスを最小化した認証規格が「80PLUS」です。2026 年時点では、Bronze( Bronze)、Gold、Platinum、Titanium の主要な階層が存在し、それぞれの負荷率での効率が異なります。例えば、50% の負荷状態で比較すると、Bronze は約 85%、Gold は約 91%、Platinum は約 93%、Titanium は約 94% の効率を誇ります。
この効率差は、実際の電気代にどう影響するのでしょうか。仮に PC の消費電力が平均 200W で動作し、年間 365 日稼働する場合を考えます。80PLUS Bronze(750W)と Titanium(750W)を比較した場合、変換ロスの差により、Bronze では約 3400kWh の電力が必要になる一方、Titanium では約 2900kWh で済みます。この差は約 500kWh です。日本の平均電気代(2026 年予測:約 32 円/kWh)を適用すると、年間約 1.6 万円の電気代削減効果が見込めます。これは初期コストの差を回収できる大きなメリットです。
また、電源ユニットは負荷率によって効率が変動します。一般的に電源ユニットは 50%〜80% の負荷率で最高効率を発揮します。「過剰な高容量電源」を選定することは、低負荷時に効率が悪くなるリスクがあります。例えば、PC の最大消費電力が 300W であるのに 1200W の PSU を使うのは非効率的です。現在のトレンドでは、ATX 3.1 規格に対応したモジュール式電源が主流であり、ケーブル接続の簡素化も熱設計に寄与します。
表:80PLUS 認証ごとの効率と年間電気代差額(計算例) 前提条件:PC 消費電力平均 250W、年間稼働 365 日、単価 32 円/kWh、負荷率 50%
| 80PLUS 認証 | 効率 (50% 負荷時) | 必要電力量 (年) | 電気代 (年) | Bronze との差額 |
|---|---|---|---|---|
| Bronze | 87% | 2,415 kWh | 77,280 円 | - |
| Gold | 91% | 2,316 kWh | 74,112 円 | -3,168 円 |
| Platinum | 93% | 2,268 kWh | 72,576 円 | -4,704 円 |
| Titanium | 96% | 2,208 kWh | 70,656 円 | -6,624 円 |
注:計算は概算値であり、実際の消費電力変動や時間帯料金を含みません。
グリーンコンピューティングを実現する具体的な PC 構成の例を見てみましょう。近年注目されているのが、Intel の N シリーズ(N100 など)や AMD の Ryzen APU を搭載した省エネミニ PC です。2026 年現在でも、Intel N100 は低消費電力領域でのデファクトスタンダードとなっており、アイドル時のシステム消費電力は約 5W〜7W に抑えられます。これは従来の Core i3 や Ryzen 3 の構成と比較しても極めて低い数値です。
対照的に、AMD Ryzen 9600X(Zen 5)のような高性能プロセッサでも、BIOS 設定次第で低消費電力での運用が可能です。アイドル時や軽い作業時には、E コアや P コアのクロックを低下させ、電圧を下げることで、最大消費電力時の数パーセントの電力しか使わずに動作できます。また、メモリ消費も重要な要素です。DDR5 の省エネモードを活用し、アイドル時にメモリの周波数を低下させる機能(ASPM や Power Down Mode)を有効化することで、さらに 1W〜2W を削減できます。
以下は、低電力 PC と従来型ハイエンド PC のアイドル消費電力の比較です。このように構成次第で、PC の基礎電力消費量は 3 倍以上の開きが生じます。
表:代表的なプロセッサとアイドル時システム消費電力比較(電源効率込み)
| プロセッサ | GPU 組み合わせ | アイドル消費電力 (W) | 負荷時最大 (W) | エネルギー効率 (性能/W) |
|---|---|---|---|---|
| Intel N100 | マザーボード内蔵 | 5〜7 W | 25 W | ◎ (低負荷用途) |
| Ryzen 9600X | Radeon R7 3600 | 15〜20 W | 180 W | ○ (バランス型) |
| Core i9-14900K | RTX 4070 Ti | 35〜45 W | 450+ W | △ (高性能用途) |
注:アイドル消費電力はモニター含まず、電源効率を考慮した実測値の目安です。
PC の構成において、多くのユーザーが見落としがちなのがディスプレイの省エネ性能です。モニタの種類(パネルタイプ)によって消費電力が異なります。一般的に OLED は自発光型であるため、黒表示時にピクセルを完全に消灯させることができます。一方、IPS や VA パネルはバックライトが常に点灯しているため、画面の内容に関わらず一定の電力を消費します。ただし、白画面を表示する場合には、OLED の消費電力が高くなる傾向があります。
輝度設定も重要な要素です。多くのモニターはデフォルトで 100% 輝度に設定されていますが、室内環境において 60〜70% の輝度でも十分な視認性が得られるケースが多くあります。輝度を 20% 下げるだけで、バックライトの消費電力を大幅に削減できます。特に OLED モニターの場合、「黒表示」や「ダークモード」を使用することで、ピクセルレベルでの電力カットが可能であり、PC の全体的な省エネ効果につながります。
また、モニター自体の消費電力も無視できません。27 インチクラスのゲーミングモニターは 30W〜40W を消費しますが、小型の 24 インチや 21.5 インチモデルであれば 20W 前後に抑えられます。また、最新の省エネ規格である ENERGY STAR の認証を取得したモニターを選定することも一つの選択肢です。これらの機器は内部回路も最適化されており、待機電力(スタンバイ時)が 0.5W 以下に抑えられています。
表:モニターパネル種類別の特徴と消費電力特性
| パネル種類 | 特徴 | 省エネ時の注意点 | 典型消費電力 (27 インチ) |
|---|---|---|---|
| OLED | 色域が広く黒表現に優れる | 白画面時は高発熱・高消費 | 40〜50 W(内容による) |
| IPS | コストと視認性のバランス良 | バックライト常時点灯 | 35〜45 W |
| VA | コントラスト比が高い | 応答速度が劣る場合あり | 30〜40 W |
グリーンコンピューティングにおいて、PC の使用期間終了後の処理も重要な要素です。日本国内では「小型家電リサイクル法」が施行されており、自治体のごみとして回収することは原則禁止されています。これは、PC に含まれる金やレアメタルなどの資源を有効活用し、有害物質の環境への放出を防ぐためです。正しい処分方法としては、メーカーによる回収サービスや、家電量販店で受け付けているリサイクルボックスを利用することが推奨されます。
ハードディスクドライブ(HDD)や SSD のデータ消去は、情報セキュリティ上極めて重要です。単なるフォーマットでは復元可能なリスクがあるため、物理的な破壊か、専門のソフトウェアによる複数回の書き換えが必要です。市販のデータ削除ツールを使用して 3 回以上の上書きを行ってから廃棄するか、磁気消去機(デガー)を使用し、記録媒体としての機能を完全に停止させることが求められます。特に企業利用の場合、データ流出防止のためには物理的な破壊(ドリルや溶接による破壊)が確実な手段です。
また、PC を購入する際にも「リサイクル素材の使用率」を考慮することが推奨されます。2026 年現在では、多くのメーカーが再生プラスチックや再生アルミニウムをケースや筐体に使用しており、これらを選ぶことで製造段階での環境負荷を下げることができます。さらに、中古 PC の流通は新製品購入に比べ、リソース消費を抑えるため「グリーンな選択」として評価されています。
個人利用だけでなく、ビジネス環境におけるグリーンコンピューティングも重要です。物理マシンの数を減らし、1 台のサーバー上で複数の OS やアプリケーションを動作させる「仮想化」技術は、ハードウェア削減とエネルギー効率化に寄与します。以前は仮想化によるオーバーヘッドが問題視されましたが、2026 年現在の CPU は仮想化支援機能が強化されており、物理マシンに近い性能で稼働可能です。これにより、サーバー室の冷却コストや電力使用量が大幅に削減されます。
クラウドコンピューティングも環境負荷に対して複雑な影響を与えます。大規模データセンターは個別の PC よりも冷却効率が高く設計されているため、一般的にはエネルギー効率が良好です。しかし、地域による電力源の違い(再生可能エネルギー比率)が大きな要因となります。Google Cloud や AWS の一部リージョンでは風力や太陽光発電の利用率が高まっており、利用者がそれらを選択することで自身の CO2 排出量を削減できます。
また、クラウドリソースの最適化も重要です。使用していないインスタンスを放置することは、無駄な電力消費を生みます。自動スケーリング機能を活用し、需要に応じてリソースを増減させることで、アイドル時の電力ロスを最小限に抑えます。さらに、データ保存場所(リージョン)を選ぶ際にも、近隣地域の再生可能エネルギー利用状況を確認することが推奨されます。これにより、IT インフラ全体のカーボンフットプリントを削減する戦略が構築できます。
Q1. 80PLUS Platinum と Titanium の違いは電気代でどれくらい差が出ますか? A. 50% 負荷時での効率差により、年間数千円の差になります。 Titanium は Platinum よりもわずかに効率が優れていますが、初期コストが非常に高いため、電気料金の安さだけで回収するには数年から数十年かかる場合があります。一般的な家庭用 PC では Gold 以上であれば十分で、Titanium の恩恵はサーバー環境などでより顕著です。
Q2. GPU をアンダーボルトしてもゲームのパフォーマンスは落ちませんか? A. 適切な値に設定すればパフォーマンスは維持されます。 アンダーボルトの目的は電圧低下による発熱抑制と効率化であり、クロック周波数を下げていません。ただし、過度な電圧低下で安定性が損なわれるとクラッシュするリスクがあるため、段階的なテストが必須です。
Q3. SSD を HDD に戻すことで省エネになりますか? A. 逆効果となります。 HDD はアイドル時でもモーターを回し続ける必要があるため、SSD よりも消費電力が大きくなります。データバックアップ用として HDD を使う場合はスリープ設定を有効にし、メインストレージには SSD を使用するのが現代の定石です。
Q4. モニターの輝度を下げると目に悪影響はないのでしょうか? A. 適切な調整は視認性向上につながります。 過度な暗さは目の疲労を引き起こしますが、周囲の明るさに合わせた適切な輝度(通常 60〜80%)に設定することで、ブルーライトカットと省エネを両立できます。ダークモードの利用も有効です。
Q5. PC を廃棄する際に HDD を捨てるだけで良いですか? A. データ消去は必須です。 単なる物理破棄ではデータ復元のリスクがあります。必ずデータ削除ソフトウェアによる書き換えか、専門業者による破壊処理を行ってください。また、小型家電リサイクル法に基づき自治体の指定収集に従う必要があります。
Q6. Linux で TLP を使うと Windows よりも省エネになりますか? A. ハードウェア依存ですが、Linux は制御権限が強いです。 TLP は BIOS レベルの制御を OS が行うため、Windows の自動設定よりも細かく調整可能です。ただし、ドライバーのサポート状況によって効果は異なるため、実機での検証が必要です。
Q7. 仮想化で物理マシンを削減するメリットは何ですか? A. ハードウェア台数と冷却コストの削減です。 1 台のサーバーで複数の OS を動かすことで、物理的な PC の数を減らし、空調負荷も低下します。これにより、データセンター全体のエネルギー効率が向上し、運用コストが下がります。
Q8. 電源ユニットを交換するだけで省エネ効果はありますか? A. 高い効率の PSU に変更すれば確実です。 特に Bronze から Gold や Platinum に切り替える場合、変換ロスの減少により数%〜10% の電力削減が可能です。初期費用はかかりますが、長期的な電気代で回収可能です。
グリーンコンピューティングの実践は、環境保護への貢献だけでなく、ランニングコストの削減や PC の寿命延伸という実利的なメリットも併せ持ちます。本記事で紹介した内容を踏まえて、以下の要点を整理しました。
これらの対策は一つひとつが小さな変化ですが、積み重ねることで個人レベルの CO2 排出量を確実に減らすことができます。自作 PC を楽しむ皆様には、高性能なだけでなく、より環境に優しいマシン構築を目指してもらえれば幸いです。

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