独EMT 1957年発表プレートリバーブ。鋼板振動式+1950-70年代録音スタジオ標準リバーブ装置・約US$2000当時
EMT 140 Plate Reverb は、独 EMT(Elektromesstechnik、1938 年創業)が 1957 年に発表したプレートリバーブ。鋼板振動式 + 1950-70 年代録音スタジオ標準リバーブ装置で、世界初の電子リバーブ装置として録音史を変えた歴史的銘機。
それまで録音スタジオでリバーブを得るには「エコールーム(残響室)」を物理的に建てる必要があったが、EMT 140 が大型鋼板を機械的に振動させる方式で代替を実現、録音産業の機材構成を根本的に変えた。
販売価格は当時 約 US$2,000(1957 年、現代換算約 ¥3,000,000-4,500,000)、Vintage 完動品 ¥800,000-2,500,000 の中古市場価格。
| 製品/規格 | 発表年 | メーカー | 価格(当時) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| EMT 140 | 1957 | Germany | US$2,000 | 世界初プレート |
| EMT 240 Gold Foil | 1971 | Germany | US$3,500 | 金箔版 |
| AKG BX-20 | 1968 | Austria | US$1,500 | 競合 Spring 系 |
65 年以上経過した歴史的業務機材、EMT 純正サービスは独 EMT International 経由限定。270kg + 2.4m 大型筐体のため設置スペース + 音響隔離環境が必要、現代録音スタジオでは UAD EMT 140 プラグイン化版が代替実用機。
| 用語 | 発表年 | 特徴 |
|---|---|---|
| EMT 240 Gold Foil | 1971 | 金箔ピックアップ版 |
| EMT 250 | 1976 | デジタル世代 |
| Lexicon 480L | 1986 | デジタル後継世代 |
Q1: プレートリバーブ方式とは? A: 大型鋼板に駆動コイルで信号を伝え、鋼板上を振動が伝播してピックアップで集音、機械的な共振 + 減衰で自然なリバーブ音を生成する方式。世界初の電子リバーブ装置。
Q2: 録音産業への影響は? A: それまでの「エコールーム(物理残響室)」が必要不可欠だった録音スタジオ産業に、EMT 140 が代替手段を提供、結果として小型録音スタジオでも本格リバーブ録音が可能となり、世界録音産業を民主化した歴史的影響力。
Q3: 現代でも実用可能か? A: メンテナンス済み完動品は現代マスタリングスタジオで実用可能、UAD EMT 140 プラグイン化版 + Universal Audio EMT 140 ハードウェア復刻版で現代録音現場での継承継続。