EDSFF E1.S/E3.S 未来SSD(イーディーエスエフエフ)
SNIA EDSFF 規格。E1.S(9.5/15/25mm thickness・30TB max・Hot-swap・Ruler・Kioxia XD7P/Micron 7500 Pro)・E1.L(Long・数10TB・2U sled)・E3.S(PCIe 5.0・76×112mm・Samsung PM1743 30TB)・E3.S 2T(Thicker・60TB)・E3.L(100mm+・Ultra-dense)・M.2代替・PCIe 5.0/6.0 native・Data Center standard・2026年HGX B200 serverのE3.S対応拡大。
概要
EDSFF(External Drive Specification Forum)規格の E1.S/E3.S 未来SSD は、データセンター向けに設計された次世代外付けSSDフォーマットです。E1.Sは9.5 mm/15 mm/25 mm の厚さで最大30 TB、ホットスワップ機能付き。E3.SはPCIe 5.0を採用し、76 × 112 mm のサイズで30 TB、60 TB のバリエーションも登場。2025年にHGX B200サーバーでE3.Sが正式採用され、2026年にはPCIe 6.0対応モデルが投入予定。これにより、データセンターはスケーラブルかつ高密度なストレージを実現できる。
主な特徴・仕組み
- 規格互換性:SNIA EDSFF 規格に準拠し、Kioxia XD7P、Micron 7500 Pro、Samsung PM1743 など主要ベンダーと互換。
- 容量:E1.Sは最大30 TB、E3.Sは30 TB/60 TB(2T)まで。
- サイズ:E3.S は 76 × 112 mm、E3.L は 100 mm+高さ。E1.L は 2U sled 用に長尺化。
- スロット:PCIe 5.0/6.0 native 接続、NVMe 2.0 対応。
- 熱設計:厚さ 9.5 mm から 25 mm まで選択可能で、熱放散を最適化。
- ホットスワップ:E1.S は標準機能で、サーバー稼働中に交換可能。
- 電力効率:最大 300 W の消費電力を持つが、低電圧モードで 180 W まで削減可能。
- データセンタースタンダード:ATX 、SFF‑8639 など既存ラックに容易に統合。
- 拡張性:2025年に導入された E3.S 2T は 60 TB を実現し、2026年の HGX B200 での採用が拡大。
- 耐久性:TBW 10 E × 10⁶ h、MTBF 2 × 10⁶ h を保証。
- ソフトウェア:Intel Rapid Storage Technology、AMD Secure Memory Encryption などと連携可能。
スペック比較表
| モデル | サイズ (mm) | 容量 | スロット | 最大消費電力 (W) | 主要ベンダー |
|---|---|---|---|---|---|
| E1.S | 76 × 112 | 30 TB | PCIe 5.0 | 250 | Kioxia, Micron |
| E3.S | 76 × 112 | 30 TB | PCIe 5.0 | 300 | Samsung, Seagate |
| E3.S 2T | 76 × 112 | 60 TB | PCIe 5.0 | 350 | Samsung, Intel |
| E3.L | 100 × 112 | 30 TB | PCIe 5.0 | 320 | Micron, Kioxia |
| E1.L | 76 × 200 | 10 TB | PCIe 5.0 | 280 | Seagate, Intel |
具体例・対応製品
- Samsung PM1743 (E3.S 30 TB) – PCIe 5.0×4、最大 6 TB/s の読み書き。
- Kioxia XD7P (E1.S 30 TB) – 9.5 mm 厚でホットスワップ対応、3 TB/s。
- Micron 7500 Pro (E1.S 25 TB) – 15 mm 厚、2 TB/s。
- Seagate Nytro 2 (E3.S 60 TB) – 60 TB 2T バリエーション、PCIe 5.0×4。
- Intel P5800X (E3.L 30 TB) – 100 mm+ 高さ、PCIe 6.0 予備版。
自作PCでの選び方・注意点
- 電源容量:最大消費電力 350 W 以上を確保。
- 冷却設計:厚さ 25 mm のモデルは高温になるため、追加ファンまたは液冷が推奨。
- スロット数:PCIe 5.0×4 をサポートするマザーボードを選択。
- 互換性確認:SSD の firmware が EDSFF 規格に準拠しているか確認。
- ホットスワップ:サーバー用途なら E1.S を選択。デスクトップ用途なら E3.S。
- 価格対容量:30 TB で 150 k¥、60 TB で 280 k¥ が相場。
- 将来性:2025年に発表された E3.S 2T は 2026年に PCIe 6.0 で拡張可能。
- バックアップ:RAID 1/5/6 での構成を検討。
- 電源効率:80 + Gold 以上の電源ユニットを推奨。
関連用語との違い
| 用語 | 主な違い | 代表例 |
|---|---|---|
| SFF‑8639 | 内部ドライブ用、3.5 in | SATA HDD |
| M.2 | 内部スロット、PCIe 3.0/4.0 | NVMe SSD |
| U.2 | 2.5 in、PCIe 3.0 | NVMe SSD |
| EDSFF E1.S | 外付け、ホットスワップ | E3.S は PCIe 5.0/6.0、より高速 |
| PCIe 5.0 | 32 Gb/s/レーン | E3.S で最大 6 TB/s |
よくある質問(FAQ)
Q1. E1.S と E3.S の主な選択基準は何ですか?
A1. E1.S はホットスワップと低厚さ(9.5 mm〜25 mm)でデスクトップや小型サーバー向け。E3.S は PCIe 5.0/6.0 に対応し、30 TB〜60 TB の大容量が必要なデータセンター向け。
Q2. 2025年の HGX B200 サーバーでの E3.S 互換性は?
A2. HGX B200 は E3.S 30 TB モデルを標準でサポート。2026年に拡張され、60 TB 2T モデルも公式に認証済み。
Q3. 低価格帯の EDSFF SSD はありますか?
A3. 現時点で 30 TB で 120 k¥ 前後の製品は存在せず、価格は 150 k¥ 以上。2025年以降、製造コストの低減により 130 k¥ 付近の製品が登場する見込み。
まとめ
EDSFF E1.S/E3.S 未来SSD は、データセンターと高性能PC双方に対応する次世代ストレージフォーマットです。30 TB から 60 TB までの容量、PCIe 5.0/6.0 接続、ホットスワップ機能を備え、2025年に HGX B200 で正式採用、2026年にさらに拡張される予定。自作PCで選択する際は電源容量、冷却設計、スロット互換性を重点的に確認し、将来性を見越した構成が重要です。これにより、データセンターのスケーラビリティとデスクトップの高性能化を両立できるでしょう。