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Wi-Fi 7対応のアクセスポイントや、高画質な4K/8K監視カメラを導入した際、ネットワークのボトルネックとなるのは通信速度だけではありません。真の課題は、PoE(Power over Ethernet)の電力供給能力、すなわち「PoEバジェット」の不足です。例えば、最新のUniFi U7 Proを複数台運用し、さらにPoE++(802.3bt)を要求する高性能なIoTデバイスを接続する場合、従来のPoE+(802.3at)規格のスイッチでは、ポートごとの電力不足や、スイッチ全体の総供給電力(Total PoE Budget)の限界に直面します。UniFi USW-Pro-Max-24-PoE(価格帯110,000円前後)のような高機能モデルか、TP-Link TL-SG3428MP(価格帯40,000円前後)のようなコストパフォーマンス重視のモデルか、用途に応じた適切な選択が求められます。VLANによるIoTネットワークの分離や、QoSによる通信優先順位の制御など、高度なマネージドスイッチの運用知識を整理し、2026年における理想的なホームネットワーク構築の指針を提示します。
2026年現在のホームネットワーク、特にスマートホームや高解像度監視カメラ(4K/8K)を導入した環境において、PoE(Power over Ethernet)技術は単なる「給電機能」を超え、インフラの根幹を成しています。PoEには、IEEE 802.3af(PoE)、802.3at(PoE+)、そして802.3bt(PoE++/Type 3/Type 4)という明確な規格が存在します。従来のPoE(15.4W)では、Wi-Fi 6EやWi-Fi 7対応のハイエンドアクセスポイント(AP)を駆動させるには不十分であり、30Wを供給するPoE+、さらには最大60W〜90Wの電力を供給可能なPoE++(802.3bt)の採用が、次世代のネットワーク設計において不可欠となっています。
マネージドスイッチを選択する最大の意義は、単なるパケット転送だけでなく、VLAN(802.1Q)によるネットワーク分離とQoS(Quality of.of Service)によるトラフィック制御にあります。例えば、セキュリティ上の脆弱性が指摘されやすいIoTデバイス(スマートプラグ、センサー類)を、業務用PCやNASが接続されたメインネットワークから、特定のVLAN IDを用いて論理的に隔離することが可能です。また、QoSの設定により、帯域を大量に消費するNASのバックアップ通信(TCP)よりも、遅延に敏感なビデオ会議やIP電話(UDP)のパケットを優先的に処理するよう、優先度(Priority)を制御できます。
以下の表は、ネットワーク設計時に把握しておくべきPoE規格と、制御すべき主要なネットワーク機能の比較です。
| 規格・機能 | 最大供給電力 | 主な対象デバイス | ネットワーク制御の重要性 |
|---|---|---|---|
| IEEE 802.3af (PoE) | 15.4W | IP電話、低消費電力IoT | 低い(基本的な通信のみ) |
| IEEE 8XXXXXXXXXXXXXXXX802.3at (PoE+) | 30W | Wi-Fi 6 AP、PTZカメラ | 中(音声・映像の優先制御) |
| IEEE 802.3bt (PoE++) | 60W / 90W | Wi-Fi 7 AP、高機能ドック | 高(高帯域・低遅延の維持) |
| VLAN (802.1Q) | N/A | ネットワーク分離 | 極めて高い(セキュリティ隔離) |
| QoS (802.1p) | N/A | トラフィック優先順位 | 高(通信遅延の抑制) |
さらに、IGMP Snooping機能の活用も重要です。マルチキャストストリームを扱うIPTVや監視カメラの映像配信において、スイッチが適切にマルチキャストグループを管理しなければ、全ポートに不要なトラフィックが流出し、ネットワーク全体の帯域を圧迫(フラッディング)することになります。2026年の高度なネットワーク環境では、これらのL2/L3機能の精密な制御が、通信品質の安定化に直結します。
2026年現在、家庭用およびSOHO向けのPoEスイッチ市場は、Ubiquiti社の「UniFi」シリーズと、TP-Link社の「Omada/JetStream」シリーズの二大勢力が、用途と予算に応じて明確な棲み分けを見せています。UniFiシリーズは、高度なGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)と、UniFi Controllerによる一元管理が強みであり、ネットワーク全体の可視化(Topology View)に優れています。一方、TP-Linkシリーズは、圧倒的なコストパフォーマンスを誇り、同等のポート数とPoE予算(PoE Budget)をより低い導入コストで実現できるのが特徴です。
具体的に、ハイエンドな設計を求めるユーザー向けのUniFi製品として、UniFi USW-Pro-Max-24-PoE(価格:約110,000円)が挙げられます。このモデルは、2.5GbEポートを備え、SFP+による10Gbpsアップリンクをサポートしており、Wi-Fi 7 APへのアップリンクとして最適です。対照的に、コスト重視の構成では、TP-Link TL-SG3428MP(価格:約40,000円)が非常に強力な選択肢となります。24ポートすべてがPoE+に対応し、合計PoE予算は500Wを超える設計となっており、大量のデバイスを接続する際のコスト効率は極めて高いと言えます。
以下の比較表は、202なる主要なPoEマネージドスイッチのスペック比較です。
| 製品名 | ポート構成 | アップリンク | PoE Budget | 推定価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| UniFi USW-Pro-Max-24-PoE | 24 (2.5GbE/1G) | 2x SFP+ (10G) | 400W | ¥110,000 | 高機能・高単価・UniFi統合管理 |
| UniFi USW-Enterprise-24-PoE | 24 (2.5GbE) | 2x SFP+ (10G) | 400W | ¥95,000 | 高速LAN向け・マルチギガ対応 |
| TP-Link TL-SG3428MP | 24 (1G) | 4x SFP (1G) | 500W | ¥40,000 | 高コスパ・大量給電向け |
| TP-Link TL-SG3428X | 24 (1G) | 4x SFP+ (10G) | N/A (Non-PoE) | ¥55,000 | アップリンク高速化特化型 |
| UniFi USW-Lite-8-PoE | 8 (1G) | 1x SFP | 55W | ¥25,000 | 小型・デスクトップ設置向け |
| TP-Link TL-SG2210P | 8 (1G) | 2x SFP | 65W | ¥18,000 | エントリー向け・低コスト |
製品選びの判断軸は、単なるポート数ではなく「PoE Budget(総給電容量)」と「Uplink Speed」にあります。例えば、Ubiquiti U6-EnterpriseのようなWi-Fi 7 APを複数導入する場合、1台あたり25W〜30Wの電力を消費するため、24ポートすべてで運用するには、少なくとも600W以上のPoE Budgetを持つTP-Link TL-SG3428MP級のスペック、あるいはより余裕のある上位モデルの検討が必要です。また、バックボーンに10Gbpsを導入するなら、SFP+ポートを搭載したUniFi USW-Pro-Max-24-PoEのような製品が必須となります。
PoEスイッチの導入において、最も頻繁に発生するトラブルは「PoE電力バジェットの計算ミス」と「熱によるサーマルスロットリング(熱暴走)」です。多くのユーザーは、ポート数(例:24ポート)だけを見て、すべてのポートに最大出力のデバイスを接続できると誤解しがちです。しかし、スイッチには「PoE Budget(総給電容量)」という物理的な限界が存在します。
例えば、合計500Wのバジェットを持つスイッチに、30WのPoE+対応カメラを20台接続しようとした場合、理論上は600Wの電力が必要となり、10台の接続時点でバジェットが枯渇し、後続のデバイスは起動しない、あるいは接続が不安定になるという事態を招きます。設計時には、各デバイスの「最大消費電力」ではなく、実際の「平均消費電力」と、起動時の「突入電流(Inrush Current)」を考慮したマージン(20%程度の余裕)を持たせることが不可欠です。
また、物理的な設置環境における熱管理も極めて重要です。PoEスイッチは、LANケーブルを通じて供給する電力の分だけ、スイッチ内部のACアダプタや回路基板で熱を発生させます。特に、高密度なポートを持つ48ポートクラスのスイッチを、密閉されたラックや通気の悪い棚に設置した場合、内部温度が50°C〜60°Cを超え、パケットロスや通信断、最悪の場合はスイッチ自体の故障に繋がります。
以下のチェックリストを用いて、実装前の検証を行ってください。
さらに、ケーブルの品質も無視できません。安価なCCA(銅被覆アルミニウム)ケーブルは、PoE給電時の電気抵抗が高く、ケーブル自体が熱を持つ原因となります。信頼できるネットワーク構築には、必ず純銅(Bare Copper)のCat6A規格以上のケーブルを選択してください。
PoEネットワークの運用において、長期的な視点で重要となるのは「電力消費コスト」と「管理の自動化」です。PoEスイッチは、24時間365日の稼働が前提となるため、スイッチ自体の待機電力と、供給するPoール電力の合計が、月々の電気代に直接影響を与えます。
例えば、スイッチ自体の消費電力が50W、接続されているPoEデバイスの合計消費電力が200W、合計250Wの電力を常時消費していると仮定します。日本の電気料金単価を31円/kWhとした場合、1ヶ月(30日)の電気代は以下の計算となります。
250W × 24時間 × 30日 ÷ 1000 = 180kWh
180kWh × 31円 = 5,580円
これに加えて、スイッチの冗長化や、Ubiquiti UniFi ControllerやTP-Link Omada SDNを用いたリモート管理による運用負荷の軽減(トラブルシューティング時間の短縮)を考慮すると、単なる初期導入コスト(CAPEX)だけでなく、運用コスト(OPニ)の最適化が求められます。
また、将来的な拡張性を確保するために、ソフトウェアによる管理(SDN: Software Defined Networking)の活用が鍵となります。VLANの動的な割り当てや、ポートごとの電力供給のスケジュール設定(例:夜間は不要なAPのPoEをオフにする)を行うことで、電力節約とセキュリティ向上を同時に達成できます。
最後に、ネットワークトラブルに関するFAQをまとめ、運用時の指針とします。
Q1: PoEデバイスが突然再起動します。何を確認すべきですか? A: まずはスイッチの「PoE Budget」を確認してください。合計消費電力が限界に達しているか、特定のポートで突入電流が発生し、スイッチの保護機能が働いている可能性があります。次に、ケーブルの接触不良や、Cat5eなどの低規格ケーブルによる電圧降下を疑ってください。
Q2: Wi-Fi 7 AP(802.3bt対応)を導入しましたが、通信速度が出ません。 A: スイッチのアップリンクポートが1Gbps(SFP)に制限されていないか確認してください。また、APへの給電がPoE+(30W)に制限されている場合、APの高性能なアンテナやCPUがフル稼働できず、スループットが低下することがあります。
Q3: VLANを設定しましたが、特定のカメラの映像が見えません。 A: タグVLAN(802.1Q)の設定ミスが最も一般的です。スイッチのトランクポート(Trunk Port)で、該当するVLAN IDが許可(Allow)されているか、およびルーター/L3スイッチでのインターフェース間ルーティングが設定されているかを確認してください。
Q4: PoEスイッチの設置温度、上限は何度までですか? A: 製品によりますが、一般的に動作周囲温度は0°C〜45°C程度です。ただし、PoE負荷が高い場合、内部温度が上昇するため、設置環境は25°C〜30°C以下に保つことが、製品寿命を延ばすために推奨されます。
Q5: ケーブルの長さに制限はありますか? A: Ethernet規格(1000Base-T等)の規定により、最大伝送距離は100mです。PoEの場合、距離が長くなるほど電圧降下が発生し、電力不足を招くため、実用上は80m〜90m以内での設計を推奨します。
Q6: ネットワークの負荷が高いとき、QoSはどう設定すべきですか? A: まず、音声(SIP/RTP)やビデオストリーム(RTP)のパケットに高い優先度(CoS/DSCR)を割り当ててください。次に、バックアップ通信(SMB/NFS)などの帯域を消費する通信には、レートリミット(帯域制限)をかけるのが効果的です。
Q7: 既存のアンマネージドスイッチにPoEスイッチを後付けできますか? A: 物理的な接続は可能ですが、VLANやQoSなどのマネージド機能は、アンマネージドスイッチ部分では機能しません。ネットワーク全体に一貫したポリシーを適用したい場合は、ネットワーク構成全体をマネージドスイッチで統一することを強く推奨します。
2026年現在のホームネットワーク環境において、PoE(Power over Ethernet)スイッチの選択は、単なる「ポート数」の比較に留まりません。Wi-Fi 7や次世代のWi-Fi 8規格に対応したアクセスポイント(AP)の普及、および高解像度PTZカメラやスマートホームデバイスの増加により、PoEの給電規格(802.3at/bt)と総電力バジェット(PoE Budget)の整合性が、ネットワークの安定性を左右する決定的な要因となっています。
ここでは、Ubiquiti社のUniFiシリーズと、コストパフォーマンスに優れたTP-LinkのJetStreamシリーズを中心に、主要なマネージドスイッチのスペックと導入コストを多角的に比較します。
まずは、現在市場で主流となっている24ポートおよび8ポートクラスのモデルについて、導入時の初期費用とアップリンク性能、およびPoE総容量の差を整理します。
| 製品名 | 参考価格 (税込) | PoE総容量 (Budget) | アップリンク速度 | 搭載ポート構成 |
|---|---|---|---|---|
| UniFi USW-Pro-Max-24-PoE | ¥110,000 | 400W | 2.5GbE + 10G SFP+ | 24×2.5GbE (PoE+) |
| TP-Link TL-SG3428MP | ¥40,000 | 384W | 1GbE + 4×10G SFP+ | 24×1GbE (PoE+) |
| UniFi USW-Lite-8-PoE | ¥28,000 | 52W | 1GbE | 8×1GbE (PoE+) |
| TP-Link TL-SG2428P | ¥35,000 | 250W | 1GbE | 24×1GbE (PoE+) |
| Netgear M4250-26G-PoE+ | ¥85,000 | 400W | 10G SFP+ | 24×1GbE (PoE+) |
UniFi USW-Pro-Max-24-PoEは、2.5GbEポートを標準搭載しており、Wi-Fi 7 APのボトルネックを解消する設計です。一方で、TP-Link TL-SG3428MPは、10G SFP+を4ポート備えながら、非常に安価な価格帯を実現しており、バックボーンの高速化とコスト抑制を両立したいユーザーに適しています。
ネットワークの構成要素(AP、カメラ、IoT)によって、求められるPoE規格とスイッチの役割は異なります。
| 導入シナリオ | 推奨モデル | 対象デバイス例 | 最優先すべき機能 |
|---|---|---|---|
| 次世代Wi-Fi 7/8環境 | UniFi USW-Pro-Max-24-PoE | Wi-Fi 7 AP, 2.5G/5G PC | 2.5GbE/10Gアップリンク |
| 高性能監視カメラ(PTZ) | TP-Link TL-SG3428MP | 4K/8K PTZカメラ, 802.3bt | 高電力バジェット(PoE++) |
| スマートホーム・IoT | UniFi USW-Lite-8-PoE | センサー, スマート照明, ゲートウェイ | 小型・静音性 |
| 小規模オフィス(SOHO) | TP-Link TL-SG2428P | VoIP電話, ネットワークプリンタ | VLAN/QoS管理機能 |
| エンタープライズ・プロ | Netgear M4250シリーズ | 高負荷AV-over-IP, 高解像度映像 | AV-over-IP最適化設定 |
PTZ(Pan-Tilt-Zoom)カメラのように、モーター駆動や赤外線照射で瞬時的な高電力を必要とするデバイスを運用する場合、PoE+ (30W) だけでなく、PoE++ (60W/9 rails) への対応可否が重要になります。
PoEスイッチの性能を決定づけるのは、各ポートがどの規格までサポートしているか、およびスイッチ全体の電力供給能力です。
| 製品名 | 802.3af (15.4W) | 802.3at (30W) | 802.3bt (60W+) | 最大給電ポート数 |
|---|---|---|---|---|
| UniFi USW-Pro-Max-24-PoE | 対応 | 対応 | 一部ポート対応 | 24ポート |
| TP-Link TL-SG3428MP | 対応 | 対応 | 非対応 | 24ポート |
| UniFi USW-Lite-8-PoE | 対応 | 対応 | 非対応 | 8ポート |
| TP-Link TL-SG242GB | 対応 | 対応 | 非対応 | 24ポート |
| Netgear M4250-26G | 対応 | 対応 | 対応 | 24ポート |
上位モデルであるUSW-Pro-MaxシリーズやNetgearのハイエンドモデルでは、特定のポートにおいて802.3bt規格(PoE++)をサポートしており、高出力なデジタルサイネージや高機能APの駆動が可能です。
マネージドスイッチを選ぶ最大の理由は、VLANによるネットワーク分離や、QoSによるトラフィック制御にあります。
| 製品名 | 管理インターフェース | L2/L3機能 | VLAN/QoS制御 | SDN統合 |
|---|---|---|---|---|
| UniFi USW-Pro-Max | UniFi Network App | L2/L3 Lite | 高度な設定可能 | UniFi Controller |
| TP-Link TL-SG3428MP | Web GUI / Omada | L2+ (Static Routing) | 基本的な制御 | Omada SDN |
| UniFi USW-Lite-8 | UniFi Network App | L2 | 基本的な制御 | UniFi Controller |
| TP-Link TL-SG2428P | Web GUI | L2 | 基本的な制御 | Omada SDN |
| Netgear M4250 | Web GUI / ProSAFE | L2/L3 | AV-over-IP特化 | 自律管理 |
UniFiシリーズは、単体での管理よりも「UniFi Controller」による一元管理に強みがあり、複数のAPやカメラと組み合わせた「シングル・ペイン・オブ・グラス(単一の管理画面)」による直感的な運用が可能です。一方、TP-LinkのOmadaは、より従来のネットワークエンジニア向けの、詳細な設定を好むユーザーに向いています。
PoEスイッチは、接続されたデバイスへの給電能力に比例して、スイッチ自体の消費電力と発熱量が増大します。これは月々の電気代や、設置場所の冷却対策に直結します。
| 製品名 | スイッチ自体の最大消費電力 | 概算月間電気代 (24h稼働) | 動作時ファンノイズ | 設置推奨環境 |
|---|---|---|---|---|
| UniFi USW-Pro-Max-24-PoE | 約60W | 約270円 | 中 (可変) | 通気性の良いラック |
| TP-Link TL-SG3428MP | 約45W | 約200円 | 中 (可変) | 換気の良い棚 |
| UniFi USW-Lite-8-PoE | 約15W | 約67円 | 低 (静音) | デスクサイド/リビング |
| TP-Link TL-SG2428P | 約35W | 約157円 | 中 | ネットワークラック |
| Netgear M4250-26G | 約70W | 約315円 | 高 (高性能) | 専用サーバーラック |
※電気代は 1kWh = 31円 で計算。PoE給電によるデバイス側の電力消費は含まず、スイッチ本体の消費電力のみを算出。
高出力なPoEバジェット(700Wクラス等)を搭載したスイッチを運用する場合、スイッチ自体の発熱による熱暴走を防ぐため、密閉された小型キャビネットではなく、エアフローが確保されたラックマウント環境が必須となります。対照的に、USW-Lite-8-PoEのような低消費電力モデルは、ファンレスまたは極めて低騒音な設計となっており、リビングなどの生活空間への設置も現実的です。
PoEスイッチの消費電力は、接続する機器の合計電力(PoE budget)に依存します。例えば、TP-Link TL-SG3428MP(最大400W)を使用し、Wi-Fi APや監視カメラで合計200Wを消費し続ける場合、月間の電気代は、電気料金単価31円/kWhの計算で約444円増加します。スイッチ自体の待機電力も考慮が必要ですが、管理機能による省電力設定を活用することで、コストを最適化できます。
UniFi USW-Pro-Max-24-PoE(約110,000円)のような上位モデルをネットワークの核にする場合、スイッチ単体だけでなく、UniFi Cloud Gateway Ultra等のルーターや、U7 Pro(Wi-Fi 7 AP)の購入費用を含め、ネットワーク基盤だけで15万円〜25万円程度の予算を見込むのが現実的です。PoE++対応機器を増やすほど、電力供給能力(PoE budget)の大きいモデルが必要になり、初期投資は上昇します。
ネットワークの分離(VLAN)や、通信優先度(QoS)の設定が必要なら、必ずマネージドスイッチを選んでください。例えば、IoT機器用とメインPC用でVLANを分ける場合、TP-Link TL-SG3428MPのようなL2+管理機能を持つ製品が必須です。一方、単にAPを増設するだけで設定変更の予定がない、かつ高度なセキュリティ管理を求めない環境であれば、安価なアンマネージドスイッチでも運用は可能です。
Wi-Fi 7対応のアクセスポイントは、従来のPoE+(802.3at)よりも、より高い電力供給(PoE++ / 802.3bt)を要求する場合があります。例えば、UniFi U7 Proなどの高機能APを複数台接続する場合、スイッチのPoE budget(電力バジェット)が400W〜700W程度あるモデル(USW-Pro-Max-24-PoE等)を選ばないと、起動時に電力不足が発生し、通信が不安定になるリスクがあります。
はい、互換性があります。PoE++(802.3bt)対応のTP-Link TL-SG3428MPなどのスイッチは、下位規格であるPoE+(802.3at)やPoE(802.3af)の機器をそのまま駆動できます。ただし、給電側のポートが「どの規格まで出力可能か」を確認することが重要です。逆に、高電力なPoE++専用機器をPoE+ポートに接続すると、電力不足で動作しないため注意が必要です。
通信自体は可能です。Layer 2レベルでの通信(VLANのタグ付けなど)は標準的な規格に従うため、UniFi USWシリーズのスイッチでTP-Link OmadaシリーズのAPを動作させることは技術的に可能です。ただし、UniFi ControllerやOmada Controllerといった「管理ソフトウェア」による一元管理(設定の一括変更やトポロジー表示)はできなくなるため、運用管理の利便性は低下します。
最も多い原因は「PoE電力バジェット(PoE budget)の超過」です。例えば、接続機器の合計消費電力がスイッチの許容量(例:TL-SG3428MPの400W)を超えると、過負荷保護機能が働き、ポートのシャットダウンやスイッチ本体の再起動が発生します。接続するAPやカメラの最大消費電力を合算し、スイッチの供給能力に対して20%程度の余裕(マージン)を持たせた設計を推奨します。
まずは「QoS(Quality of Service)」の設定と「ループ検知」を確認してください。特定のポートに大量のトラフィックが流れる設定になっている場合や、誤ってLANケーブルをループ状に接続してブロードキャストストリームが溢れている可能性があります。また、UniFiなどの高度なスイッチでは、ポートごとのエディション(1GbE/2.5GbE/10GbE)の不一致や、オートネゴシエーションの失敗も確認すべき点です。
Wi-Fi 7(802.11be)の普及に伴い、無線速度のボトルネックを解消するために、2.5GbE以上のアップリンクポートを持つスイッチの需要は急増しています。将来的に、UniFi USW-Pro-Max-24-PoEのような、マルチギガビット(2.5G/5G/10G)に対応したポートを備えたモデルを選んでおけば、次世代の高速APへの移行もスムーズに行え、ネットワークインフラの寿命を大幅に延ばすことができます。
非常に大きな影響を与えます。将来的にスマートロック、センサー、照明、セキュリティカメラなどのIoTデバイスがPoE経由でネットワークに接続されるケースが増えるため、ポートの「密度」と「電力供給能力」が重要になります。単なる24ポートのスイッチだけでなく、PoE++(802.3bt)対応ポートが複数含まれる、高バジェットなモデル(例:700Wクラス)を検討しておくことが、将来の拡張性を確保する鍵となります。
まずは、現在稼働している、あるいは導入予定のAPやカメラの消費電力をリストアップし、必要なPoEバジェットとポート数を正確に算出することから始めましょう。
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