

現代の PC グラフィックカードは、かつてないほどの高性能と高密度化を遂げています。特に NVIDIA GeForce RTX シリーズの最新モデルでは、ゲームプレイにおけるフレームレート向上や AI 機能の活用により、従来の電源供給方式が限界に達するケースが増えていました。これに対応すべく、ATX プラス規格は進化し続け、2023 年に登場した ATX 3.0 からさらに進化を遂げた「ATX 3.1」規格、そしてそれに伴うコネクタ形状の改良版である「12V-2x6」が標準化されました。しかし、一般ユーザーにとってこれらの新規格の違いや安全性への懸念は依然として不明瞭な部分が多くあります。
本記事では、PC パーツの設計者から電源ユニット選びに至るまで、専門的な観点から ATX 3.1 と 12V-2x6 コネクタの全容を解説します。特に、過去に問題となった「コネクタ溶融事象」がどのように対策され、物理的にどのように異なるのか、また 2026 年現在において最適とされる電源容量の選び方まで詳細に記述します。自作 PC を構築する上で、電源は心臓部とも呼べる重要なコンポーネントであり、規格を理解することはシステムの安定動作と安全性を確保するために不可欠です。
これから PC を組み立てようとする初心者から、最新の規格に対応してハイエンドシステムを構築したい中級者の方まで、具体的な製品名や数値データをもとに判断材料を提供します。ATX 3.1 認証済み電源の選び方や、既存の古いコネクタとの互換性問題など、実務的な知識を体系的に整理しました。これを読めば、最新の PC ハードウェアに対応した安全かつ高性能な電源システムを構築するための確かな指針が得られるはずです。
ATX 電源規格は、PC の内部構成や消費電力の変動に合わせて長年にわたって進化してきました。初期の ATX 仕様では、主に +5V と +3.3V の負荷が重く、+12V は比較的軽視されていました。しかし、CPU や GPU の高性能化に伴い、現代の PC では電源のほぼ全出力を +12V レールに依存するようになっています。このため、Intel が策定した ATX 3.0 規格では、GPU の瞬間的な過負荷(トランジエントスパイク)への耐性が強化されましたが、コネクタ形状の問題から完全な解決には至りませんでした。
ATX 3.1 は、その ATX 3.0 の課題をさらに深く掘り下げて解消した仕様です。2024 年以降、主要電源メーカーは相次いでこの規格の認証を取得し、2025 年後半から 2026 年初頭にかけて市場のハイエンド電源の主流となりました。3.1 では、単なる出力ワット数の向上だけでなく、「安全性」と「接続確実性」への要求が厳格化されています。具体的には、コネクタの挿抜回数や接触抵抗に対する許容範囲が見直され、熱による変形リスクを極限まで抑える設計基準が設けられています。
なぜ今さら新しい規格が必要なのか、その背景には過去に起きたトラブルがあります。ATX 3.0 の 12VHPWR コネクタを使用する際に、一部のユーザーで「コネクタの溶融」や「発火」といった深刻な事例が発生しました。これは接続時の不完全な挿入や、ケーブルの曲げが接触不良を引き起こし、電気抵抗の上昇による発熱を招いたことが原因です。ATX 3.1 ではこの物理的な弱点を補強し、ユーザーが誤操作を防ぐためのインターフェース改良が行われました。つまり、新規格は単なる性能向上ではなく、安全基準の再定義という側面が強いのです。
最も重要な変更点の一つが、電源から GPU へ電力を供給するコネクタ形状です。ATX 3.0 で導入された「12VHPWR(12-Volt High Power)」コネクタは、従来の 8 ピンコネクタとは異なり、より大量の電流を一度に流せるように設計されていました。しかし、その構造は内部金属端子が薄く露出している部分が存在し、挿入角度がわずかにズレると接触不良を起こしやすいという欠陥がありました。これに対し、ATX 3.1 で採用された「12V-2x6」コネクタは、物理的な形状と電気的特性の両面で改良されています。
まず外観上の違いとして、12VHPWR はケーブル側のコネクタが比較的細く、内部ピン配置が密でした。一方、12V-2x6 では接触面積を確保するために、端子の形状が「L 字型」からより頑丈な「U 字型」に近い構造へと変更されました。これにより、挿入時の確実性が向上し、ケーブルに曲げがかかる状況でも内部端子への負荷分散が可能になっています。また、コネクタ内の金属ピン自体の厚みが増され、接触抵抗による発熱が減少するよう設計されています。
さらに大きな違いは「接続確認メカニズム」の有無です。12V-2x6 コネクタには、完全に挿入されたことを視覚的に確認できるための「カラーリングガイド」や「クリック感」の改良が施されています。具体的には、コネクタの外側に白いストライプが入っており、これがマザーボード側のソケットと揃った際に初めて完全挿入となるよう設計されています。この機能により、ユーザーはケーブルを完全に挿し込んだかどうかを、目視で即座に判断することが可能となりました。
| 項目 | 12VHPWR (ATX 3.0) | 12V-2x6 (ATX 3.1/新設計) |
|---|---|---|
| コネクタ形状 | 8 ピン + 4 ピンの結合体、細身 | 改良された端子構造、より厚みのあるピン |
| 接触抵抗対策 | 標準的 | 強化(端子形状変更による面積確保) |
| 完全挿入確認 | 視覚判定のみ、確実性にバラつき | カラーガイドとクリック感による明確化 |
| ケーブル耐久性 | 曲げ部分に弱点が残りやすい | コネクタ根部の補強と柔軟性向上 |
この構造の違いは、単なる形状の変更ではなく、「溶融事故を二度と起こさない」という設計思想の表れです。特に 2026 年現在では、ATX 3.1 認証を取得した電源ユニットに付属するケーブルがほとんどこの新規格に対応しており、旧来のアダプタを使用する場合でも注意が必要です。
ATX 3.0 から 3.1 への移行は、表面的なバージョンアップのように見えますが、内部仕様の改訂は非常に具体的かつ厳格です。最大のポイントは「トランジエントスパイク」の許容値と「電源品質指標」の変化です。トランジエントスパイクとは、GPU が瞬間的に最大負荷をかけた際に発生する一時的な電圧変動のことですが、ATX 3.0 ではこのピークに対する対応が求められていました。しかし、3.1 ではその持続時間や許容範囲がより厳しく定義されています。
具体的には、ATX 3.1 では最大負荷時の電圧変動幅(Ripple)がさらに厳格化されました。例えば、+12V レールの電圧変動は±5% 以内と規定されていますが、3.1 版では瞬時変化に対する応答性が向上しており、電源内部のコンデンサや制御 IC の性能要求が高まっています。これにより、安価な電源ユニットで ATX 3.0 認証を取得していても、実質的な品質が不足しているケースが見受けられるようになりました。ATX 3.1 認証をクリアするには、より高品質なコンポーネントの使用が必須となっています。
また、安全性に関連する保護機能も強化されています。OCP(過電流保護)や OVP(過電圧保護)、SCP(短絡保護)などのトリガー値が見直され、異常が発生した際に電源ユニットが迅速にシャットダウンするための閾値が設定されました。特に 12V-2x6 コネクタの使用を前提としているため、ケーブル接続部の温度上昇を検知した場合の動作ルールも明文化されています。これにより、万が一コネクタ接触不良が発生しても、発熱による故障拡大を防ぐためのインターロック機能が働きます。
| ATX バージョン | 最大負荷維持時間 (100% TDP) | トランジエンススパイク対応能力 | 電源効率 (80PLUS 認証レベル) |
|---|---|---|---|
| ATX 3.0 | 100μs の瞬間負荷許容 | 強化されているがコネクタ懸念あり | Gold / Platinum 推奨 |
| ATX 3.1 | 同等以上 + 接続部安全性重視 | 接続部の熱対策と OCP 厳格化 | Titanium / Platinum 必須傾向 |
| ATX 2.x | 負荷変動への対応弱 | 非対応 (80PLUS 基準のみ) | Bronze ~ Gold が主流 |
このように、ATX 3.1 は単にワット数を増やすだけでなく、システム全体の信頼性を高めるための規格です。特にハイエンドな自作 PC を構築する際、電源品質がシステムの寿命を左右します。ユーザーは認証ラベルを見る際に、単に「ATX 3.0」と書かれているかではなく、「ATX 3.1」またはその上位互換として扱われる仕様になっているかどうかを確認する必要があります。
PC の電源ユニットを選ぶ際、最も迷うのが適切なワット数の選定です。特に最新の高性能 GPU を搭載する場合、メーカーが推奨する最小電源容量と、実際の消費電力には乖離があることが多々あります。ATX 3.1 規格では、瞬時負荷への耐性を考慮して、余裕を持った電源選びを強く推奨しています。ここでは、代表的なグラフィックボードの TDP(熱設計電力)に基づいた推奨電源容量のガイドラインを示します。
まず、GPU の消費電力は定格値だけでなく、瞬間的なスパイク電流に注意する必要があります。例えば、RTX 4090 の TDP は 450W と公表されていますが、実際のピーク負荷時には 600W を超える瞬時電力が発生する可能性があります。このため、単純な TDP 合計値に +100W 程度を足した計算では不十分で、電源ユニットの余裕度(リザーブ)が必要となります。ATX 3.1 に対応した電源ユニットは、このスパイクへの耐性が高いため、若干のオーバーレートでも安定動作が期待できます。
また、CPU の選定も影響します。Core i9 や Ryzen 9 などのハイエンド CPU は負荷時に瞬間的に 200W〜300W を消費することがあります。これらと最新の GPU を組み合わせる場合、合計値から単純に電源容量を選定するのではなく、各コンポーネントのピーク消費電力の重なりを考慮する必要があります。一般的には、システム全体の最大消費電力 + 50% の余裕がある電源ユニットを選ぶことが推奨されますが、ATX 3.1 仕様ではその余裕度を少し低く設定しても安全な場合があります。
| グラフィックボード | TDP (定格) | ピーク負荷想定 | 推奨電源容量 (旧規格時) | 推奨電源容量 (ATX 3.1 対応時) |
|---|---|---|---|---|
| RTX 5080 | 320W - 360W | ~450W | 750W | 850W (Gold 以上) |
| RTX 5090 | 450W - 500W | ~650W+ | 1000W | 1200W (Platinum/Titanium) |
| RTX 4080 Super | 320W | ~400W | 750W | 750W-850W |
| RTX 4090 | 450W | ~600W+ | 850W - 1000W | 1000W (Gold+) |
この表からわかる通り、ATX 3.1 対応電源を選定することで、同じワット数でもより高い安全性が担保される傾向があります。ただし、RTX 5090 のような極端な高性能カードでは、依然として 1200W 以上の電源を推奨します。また、電源ユニット自体の効率も重要です。80PLUS Titanium 認証を取得した電源は、負荷変動に対する応答性が良く、発熱も抑制されるため、高負荷環境での信頼性が高まります。
市場には多くの電源ユニットが販売されていますが、ATX 3.1 規格に正式に対応し、安全性を保証するモデルを選ぶことが重要です。主要メーカーである Corsair(コルセア)、Seasonic(シーソニック)、be quiet!(ビークワエット)などは、2026 年現在でも市場をリードしており、それぞれの特徴を活かした製品ラインナップを持っています。ここでは、信頼性の高い ATX 3.1 対応電源ユニットを具体的に紹介し、その特徴を解説します。
まず Corsair の RM850x Shift や HX1200i が挙げられます。Corsair は長期にわたり PC パーツを提供しており、RM シリーズは静音性と効率性のバランスに優れています。特に RMx Shift の場合、ATX 3.1 対応ケーブルを標準装備し、コネクタの挿入確認機能も強化されています。また、HX シリーズはハイエンド向けで、完全なモジュラー設計を採用しており、電源内部の配線が整理されているため airflow にも貢献します。
Seasonic の PRIME TX-1000 や PRIME PX-850 も強力な候補です。Seasonic は電源ユニットの製造元として長く知られており、その信頼性は業界最高峰とされます。特に「PRIME」シリーズは ATX 3.0/3.1 規格への準拠を重視し、内部コンポーネントに高品質な部品を使用しています。また、Fanless モードに対応する製品もあり、静音性を求めるユーザーにも適しています。
be quiet! の Dark Power 15 シリーズも忘れてはなりません。ドイツのメーカーである be quiet! は、その名前の通り静粛性の追求に注力しており、Dark Power シリーズはハイエンド電源の定番です。ATX 3.1 対応版では、コネクタの耐熱性向上と効率化が図られており、特に静音ファン制御が優秀です。価格帯は高めですが、システム全体の安定性を重視するユーザーには最適です。
| メーカー | シリーズ名 | 推奨ワット数 | 80PLUS 認証 | ATX 3.1 対応状況 |
|---|---|---|---|---|
| Corsair | RM850x Shift / HX1200i | 850W - 1600W | Platinum | 標準対応 (12V-2x6 ケーブル同梱) |
| Seasonic | PRIME TX-1000 / PX-850 | 750W - 1000W+ | Titanium / Platinum | 完全対応 (コネクタ改良済み) |
| be quiet! | Dark Power 15 | 850W - 1200W | Titanium | 標準対応 (耐熱強化) |
| Super Flower | Leadex VII | 750W - 1200W | Platinum / Gold | 対応状況確認推奨 |
これらの製品は、ATX 3.1 の要件を満たすだけでなく、長期使用における耐久性も考慮されています。特に、保証期間が長いモデルを選ぶことで、万が一の故障時のリスクを最小限に抑えることができます。2026 年現在では、5 年以上の保証がつくモデルが多く見られますので、購入時には保証期間の確認も忘れずに行ってください。
ATX 3.1 の規格変更により、ユーザー間で最も混乱が生じているのがコネクタの互換性問題です。新しい 12V-2x6 コネクタを持つ電源ユニットを、古い 8 ピン接続の GPU に繋ぐ場合や、その逆の場合にどう対応すべきかについて、明確なガイドラインが必要です。ここでは、物理的な互換性と変換アダプタの使用における注意点、リスク要因を解説します。
まず、新しい ATX 3.1 電源ユニット(12V-2x6 コネクタ搭載)から、従来の RTX 40 シリーズや他の GPU に接続する場合についてです。多くの場合、ATX 3.1 電源には変換アダプタが付属していますが、必ずしもすべてのアダプタが安全に動作するわけではありません。特に、旧来の 8 ピンコネクタへの変換アダプタを使用する際、接触抵抗が増加し、発熱リスクが高まることがあります。ATX 3.1 規格では、この変換アダプタの使用自体は推奨されていますが、接続部の温度管理には注意が必要です。
逆に、古い電源ユニット(ATX 2.x または ATX 3.0 初期モデル)から新しい RTX 50 シリーズの GPU に接続する場合、変換アダプタの使用は必須となります。しかし、この際、アダプタが「12VHPWR」仕様のものであるか、「12V-2x6」規格に対応しているかで安全性が変わります。ATX 3.0 の初期型アダプタには溶融リスクがあったため、必ず ATX 3.1 対応の新型アダプタを使用してください。
| 接続パターン | 推奨されるケーブル/アダプタ | 互換性 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ATX 3.1 PSU → RTX 50 GPU | 標準 12V-2x6 ケーブル | 完全互換 | 挿入確認ガイドの活用必須 |
| ATX 3.1 PSU → RTX 40 GPU | ATX 3.1 アダプタ (8p to 12VHPWR) | 推奨あり | 接触部の温度管理が必要 |
| ATX 3.0 PSU → RTX 50 GPU | 変換アダプタ (必須) | 条件付き互換 | ATX 3.0/3.1 の違いに注意 |
| 旧電源 → 新 GPU | 変換アダプタ (非推奨の場合あり) | リスク高 | 発熱・溶融のリスク増大 |
特に注意すべきは、変換アダプタを使用する際の挿入方法です。アダプタ側と GPU 側のコネクタが完全に噛み合っているか確認し、無理やり挿入しないことが重要です。また、ケーブルを曲げる際には、コネクタ根部から 2cm 以上離れた位置で曲げてください。これにより、内部端子への負荷がかかりにくくなります。
新しい電源規格に対応する際、最も重要なのは正しいインストール作業です。コネクタを挿入するだけで電力供給が開始されるわけではありません。物理的な接続状態が不安定だと、高電流が流れる際に発熱や故障の原因となります。以下に、ATX 3.1 対応の 12V-2x6 コネクタを安全に取り付けるための手順と注意点を詳しく解説します。
まず準備段階として、PC の電源を完全に切断し、ケース内部からケーブルを引き出す作業を行います。この際、コネクタの形状を確認し、挿入方向が正しいか目視でチェックしてください。12V-2x6 コネクタにはキー(凹凸)があり、無理やり入れると破損します。また、ケーブルに付いているラベルやストライプが向いているか確認することも重要です。
次に、GPU のコネクタスロットにゆっくりと挿入します。この際、完全に音が聞こえるまで押し込む必要があります。「クリック」という音は接続完了の合図ですが、力任せに入れるのではなく、均一な力で押し込んでください。特に 12V-2x6 コネクタでは、白いガイドラインが揃った状態でなければ完全挿入として認識されません。
最後に、ケーブル固定用のクリップやネジがない場合、コネクタ根部にストレスがかからないようにクランプで固定します。これは特にケース内部での配線管理において重要です。ケーブルが重くなる場合は、マザーボードの近くで束ねて重力を分散させます。また、接続完了後に電源を投入する前に、一度ケーブルが動いていないか再確認してください。
2026 年現在において、PC グラフィックボードの主流であるのが NVIDIA GeForce RTX 50 シリーズです。このシリーズは、AI 処理能力や Ray Tracing の性能が飛躍的に向上した一方、消費電力の増加も懸念されています。ATX 3.1 と 12V-2x6 コネクタは、まさにこうした高負荷な GPU を支えるために設計された規格です。
RTX 5080 や RTX 5090 のようなフラッグシップモデルでは、TDP がさらに向上し、瞬間的なスパイク電流への耐性が求められます。12V-2x6 コネクタは、これらの要件を満たすために端子構造が強化されており、最大 60A の電流を安全に伝送できる設計となっています。これにより、従来の 8 ピンコネクタ(最大 45A)よりも遥かに高い電力供給が可能となりました。
また、将来の GPU 規格においても、ATX 3.1 はベースラインとなるでしょう。Intel や AMD も同様の高電力消費を想定しており、電源ユニット側の対応が必須となります。ユーザーとしては、今後数年間で GPU をアップグレードする際にも、この規格に対応した電源ユニットを選定しておくことが推奨されます。
最後に、ATX 3.1 認証済み電源を選ぶ際のポイントをまとめます。各メーカーの特徴や性能を比較し、ユーザーのニーズに合う選定方法を提示します。
まず、Corsair の RM シリーズはバランス型として優れており、静音性と効率性を両立したい場合に適しています。一方、Seasonic の PRIME シリーズは信頼性重視で、予算を許すなら最も安全な選択肢です。be quiet! の Dark Power は、静寂性を最優先する環境や、高価なシステムで長く使う場合に推奨されます。
それぞれの製品には保証期間の違いもあります。Corsair と Seasonic は長期保証を提供しており、be quiet! も同様に信頼性の高い保証体制を持っています。購入時には、保証内容とアフターサポートの充実度も重要な判断基準です。また、電源ユニットのサイズやマザーボードの形状(ATX, mATX など)との適合性も確認してください。
| 比較項目 | Corsair RM/HX | Seasonic PRIME | be quiet! Dark Power |
|---|---|---|---|
| 静音性 | ◎ (高品質ファン) | ○ (調整機能あり) | ◎ (特化設計) |
| 信頼性 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 価格帯 | 中〜高 | 高 | 非常に高 |
| 保証期間 | 5-10 年 | 10 年 | 7-10 年 |
これらの情報を元に、ご自身の予算やシステム構成に合わせて最適な電源ユニットを選んでください。2026 年の現在は、ATX 3.1 が標準規格となっているため、これを満たさない製品を選ぶのは避けるべきです。
本記事では、ATX 3.1 と 12V-2x6 コネクタについて詳しく解説しました。以下に要点をまとめます。
これらを理解した上で、安全で高性能な自作 PC を構築してください。
Q1: ATX 3.0 と ATX 3.1 の電源ユニットは互換性がありますか? A: はい、基本的には互換性がありますが、コネクタ形状の改良により 12V-2x6 コネクタへの対応が強化されています。ATX 3.0 で問題となった溶融リスクを回避するため、新規格では接続部の構造が変更されており、安全性が高まっています。
Q2: 旧来の電源ユニットで RTX 50 シリーズを使えますか? A: 基本的には変換アダプタが必要になります。しかし、ATX 3.1 対応の新型アダプタを使用し、接触部を注意深く管理する必要があります。古いアダプタは発熱リスクが高いため、推奨されません。
**Q3: 12V-2x6 コネクタの挿入確認方法は? A: コネクタ側の白いガイドラインがマザーボード側のソケットと揃った状態で完全に押し込んだ場合に、正しい接続となります。挿入時に「カチッ」という音がしない場合は再挿入してください。
Q4: ATX 3.1 認証がない電源は使わないべき? A: ハイエンド GPU を使用する場合は推奨されます。ATX 3.1 はトランジエンススパイクへの耐性を示す基準であり、認証がないと高負荷時にシステムが不安定になる可能性があります。
Q5: コネクタの溶融リスクは完全に解消されましたか? A: ATX 3.1 の仕様変更により大幅に低減されていますが、ユーザーによる誤接続(不完全な挿入)があればリスクは残ります。正しい手順でのインストールが最も重要な対策です。
Q6: RTX 5090 に最適な電源ワット数はどれくらい? A: RTX 5090 の TDP を考慮すると、ATX 3.1 対応の 1200W〜1600W が推奨されます。余裕を持たせた選定が、長期的な安定動作に寄与します。
Q7: ベンチマークテストで電源は常に重要視されるべき? A: はい、特にゲームや GPU 負荷の高いタスクでは瞬時の電力変化に対応できるかが重要です。ATX 3.1 はこの要件を満たすために設計された規格です。
**Q8: コネクタに汚れがついていたら? A: 電源を切断し、静電気を除去した後に、クリーナーで清掃してください。無理やり拭くと端子が傷つくため、専用のクリーニングキットを使用することをお勧めします。

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