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    電源容量の計算方法|RTX 50/40シリーズ対応早見表2026年版

    自作.com編集部·2026年4月4日·更新: 2026年10月8日

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    目次

    はじめに:電源容量がなぜ重要なのか電源容量が不足するとどうなるか突然のシャットダウン・再起動ブルースクリーン(BSOD)の頻発パーツの寿命短縮コイル鳴き(コイルウィーン)の悪化起動不能電源容量の基本的な計算方法ステップ 1:GPU の TDP を確認するステップ 2:CPU の TDP を確認するステップ 3:その他のパーツの消費電力を加算するステップ 4:合計消費電力を算出するステップ 5:1.5 倍ルールで推奨電源容量を算出するなぜ 1.5 倍なのか簡易計算式まとめGPU 別消費電力一覧表NVIDIA GeForce RTX 50 シリーズ(Blackwell 世代)NVIDIA GeForce RTX 40 シリーズ(Ada Lovelace 世代)AMD Radeon RX 9000 シリーズ(RDNA 4 世代)AMD Radeon RX 7000 シリーズ(RDNA 3 世代)Intel Arc B シリーズCPU 別消費電力一覧表Intel Core Ultra 200S シリーズ(Arrow Lake)Intel 第 14 世代 Core シリーズ(Raptor Lake Refresh)AMD Ryzen 9000 シリーズ(Zen 5)AMD Ryzen 7000 シリーズ(Zen 4)GPU × CPU 組み合わせ別 推奨電源容量早見表NVIDIA RTX 50 シリーズ × Intel Core Ultra 200SNVIDIA RTX 50 シリーズ × AMD Ryzen 9000 シリーズNVIDIA RTX 40 シリーズ × Intel / AMD 主要 CPUAMD Radeon RX 9000 / 7000 シリーズ × 主要 CPU電源容量計算の注意点トランジェント電力(パワースパイク)Excursion Power(短時間ピーク電力)経年劣化による供給能力の低下オーバークロック時の消費電力増加複数 GPU 構成の場合ATX 3.1 電源と 12V-2x6 コネクタについてATX 3.1 規格のメリット12V-2x6 コネクタとはATX 2.x 電源でも使えるのか80PLUS 認証と変換効率の関係80PLUS 認証の等級と変換効率変換効率が電気代に与える影響認証等級の選び方の目安電源ユニットの保護回路について主要な保護回路の種類シングルレールとマルチレール容量別おすすめ電源ユニット550W クラス650W クラス750W クラス850W クラス1000W クラス1200W 以上クラスよくある質問(FAQ)Q1. 電源容量は大きすぎても問題ないのですか?Q2. メーカー推奨容量と 1.5 倍ルール、どちらを信じるべきですか?Q3. 「80PLUS 無印」の安い電源でも大丈夫ですか?Q4. 電源ユニットの寿命はどのくらいですか?Q5. 電源ユニットのファンの向きはどちらが正しいですか?Q6. 2 台の電源ユニットを使うことは可能ですか?Q7. モジュラー、セミモジュラー、非モジュラーのどれを選ぶべきですか?Q8. 電源ユニットのケーブルは他社製品と互換性がありますか?Q9. SFX 電源でも十分な容量を確保できますか?Q10. ワットチェッカーで実際の消費電力を計測すべきですか?電源ユニット購入時の総合チェックポイント購入前チェックリスト見落としがちなポイントケース別・推奨構成サマリーライトゲーマー・一般用途ミドルゲーマーハイエンドゲーマーウルトラハイエンド・4K ゲーマークリエイター・ワークステーション省電力・静音重視 PC関連記事まとめ

    はじめに:電源容量がなぜ重要なのか

    自作 PC を組む際、CPU やグラフィックボードの選定には多くの時間をかけるものの、電源ユニット(PSU)の容量選びを軽視してしまうケースは少なくありません。しかし、電源容量の選定を誤ると、PC の安定性に深刻な影響を及ぼします。最悪の場合、パーツの故障やデータの破損といった取り返しのつかない事態に発展する可能性があります。

    2026 年現在、NVIDIA RTX 50 シリーズや AMD RX 9000 シリーズの登場により、ハイエンド GPU の消費電力はさらに増大しています。RTX 5090 の TDP(Thermal Design Power)は 575W に達し、従来の RTX 4090(450W)から大幅に上昇しました。CPU においても、Intel Core Ultra 200S シリーズや AMD Ryzen 9000 シリーズが高い性能を発揮する一方で、フル負荷時には相応の電力を必要とします。

    このような背景から、「自分の構成には何ワットの電源が必要なのか」を正確に把握することが、安定した自作 PC を構築するうえで不可欠な知識となっています。本記事では、電源容量の計算方法を初心者にもわかりやすく解説し、最新の GPU・CPU に対応した早見表をお届けします。

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    電源容量が不足するとどうなるか

    電源容量が不足した状態で PC を使い続けると、以下のような問題が発生します。どれも実際の自作 PC ユーザーが経験しうるトラブルであり、軽視できないものばかりです。

    突然のシャットダウン・再起動

    最も多い症状が、ゲームプレイ中やレンダリング作業中の突然のシャットダウンです。GPU と CPU が同時に高負荷になったとき、電源ユニットの供給能力を超える電力が要求されると、保護回路が作動してシステムを強制的に遮断します。特に、ゲームのロード画面やシーン切り替え時に顕著に発生する傾向があります。

    ブルースクリーン(BSOD)の頻発

    電力不足は、メモリやストレージへの電圧が不安定になることを意味します。この電圧変動は、Windows のブルースクリーンエラーを引き起こす原因となります。原因がドライバやソフトウェアではなく、電力供給にあることを突き止めるのは容易ではないため、問題の切り分けに時間がかかることも少なくありません。

    パーツの寿命短縮

    電源ユニットが常に定格容量の 90% 以上で動作していると、内部のコンデンサや回路に過度な負荷がかかります。この状態が継続すると、電源ユニット自体の寿命が短くなるだけでなく、供給電圧の品質が低下し、マザーボードや GPU などの周辺パーツにもダメージを与える可能性があります。

    コイル鳴き(コイルウィーン)の悪化

    電源ユニットの容量が不足している場合、内部のインダクタ(コイル)が定格以上の電流を処理しようとして振動し、「キーン」や「ジー」という高周波音を発することがあります。コイル鳴き自体は故障ではありませんが、電力的に余裕がない状態を示すサインのひとつです。

    起動不能

    最悪のケースでは、PC がそもそも起動しない場合があります。特に、高性能な GPU を搭載した状態で電源容量が大幅に不足していると、POST(Power-On Self-Test)の段階で電力が確保できず、画面に何も表示されないという事態が起こり得ます。

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    電源容量の基本的な計算方法

    電源容量を正しく計算するためには、システム全体の最大消費電力を把握し、それに適切な余裕を持たせる必要があります。ここでは、実用的な計算方法をステップごとに解説します。

    ステップ 1:GPU の TDP を確認する

    電源容量を決める最大の要因は GPU の消費電力です。まず、使用する(または使用予定の)グラフィックボードの TDP を確認してください。TDP はメーカーの公式スペックシートに記載されています。

    ステップ 2:CPU の TDP を確認する

    次に CPU の TDP を確認します。ただし、CPU の TDP は実際の最大消費電力とは異なる場合があることに注意が必要です。Intel の Core Ultra 200S シリーズの場合、PBP(Processor Base Power)と MTP(Maximum Turbo Power)の 2 つの値が存在し、電源容量の計算には MTP を使用するのが安全です。AMD の Ryzen 9000 シリーズでは TDP が公称値として公開されていますが、PBO(Precision Boost Overdrive)を有効にすると実消費電力が公称 TDP を超えることがあります。

    ステップ 3:その他のパーツの消費電力を加算する

    GPU と CPU 以外にも、以下のパーツが電力を消費します。

    パーツ消費電力目安
    マザーボード30W〜80W
    メモリ(DDR5、2 枚)10W〜20W
    メモリ(DDR5、4 枚)20W〜40W
    NVMe SSD(1 台)5W〜10W
    SATA SSD(1 台)3W〜5W
    HDD(3.5 インチ、1 台)8W〜15W
    ケースファン(1 基)2W〜5W
    簡易水冷クーラー(240mm〜360mm)10W〜25W
    空冷 CPU クーラー3W〜8W
    RGB LED コントローラー5W〜15W
    USB デバイス(キーボード・マウス等)5W〜10W

    一般的な構成では、GPU と CPU を除いたその他パーツの合計消費電力はおおよそ 80W〜150W 程度に収まります。構成が複雑な場合(大量のストレージ、複数の水冷ラジエーター、多数の RGB ファンなど)は 200W 以上を見込む必要があります。

    ステップ 4:合計消費電力を算出する

    GPU の TDP と CPU の TDP(MTP)、その他パーツの消費電力を合計します。

    合計消費電力 = GPU TDP + CPU TDP (MTP) + その他パーツ合計

    たとえば、RTX 5080(250W)と Core Ultra 9 285K(MTP 250W)、その他 100W の構成であれば、合計消費電力は 600W となります。

    ステップ 5:1.5 倍ルールで推奨電源容量を算出する

    合計消費電力に対して、1.5 倍の余裕を持たせた値が推奨電源容量です。これは「1.5 倍ルール」と呼ばれ、自作 PC コミュニティで広く推奨されている経験則です。

    推奨電源容量 = 合計消費電力 × 1.5

    先ほどの例では、600W × 1.5 = 900W となるため、850W または 1000W の電源ユニットが推奨されます。

    なぜ 1.5 倍なのか

    1.5 倍の余裕を推奨する理由は以下の通りです。

    1. 変換効率の最適化:80PLUS 認証の電源ユニットは、負荷率 50% 付近で最も変換効率が高くなるよう設計されています。合計消費電力の 1.5 倍の電源を選ぶと、通常使用時の負荷率がおおよそ 50〜70% の範囲に収まり、効率的に運用できます。
    2. トランジェント電力への対応:GPU は瞬間的に TDP を超える電力を要求する「パワースパイク」を発生させます。電源に余裕があれば、これらの瞬間的な負荷にも安定して対応できます。
    3. 経年劣化への備え:電源ユニットの内部コンデンサは年数の経過とともに劣化し、供給能力が徐々に低下します。購入時に余裕を持たせることで、数年後にも安定した動作を維持できます。
    4. 将来のアップグレード余地:GPU や CPU をより高性能なものに換装する際、電源を買い替えずに済む可能性が高まります。

    簡易計算式まとめ

    計算式例(RTX 5080 + Core Ultra 9 285K)
    GPU TDP250W
    + CPU MTP250W
    + その他パーツ100W
    = 合計消費電力600W
    × 1.5 = 推奨電源容量900W → 850W or 1000W を選択

    GPU 別消費電力一覧表

    2026 年 4 月時点で主要なグラフィックボードの TDP(公称消費電力)を一覧にまとめました。電源容量の計算に使用してください。

    NVIDIA GeForce RTX 50 シリーズ(Blackwell 世代)

    RTX 50 シリーズは 2025 年初頭から順次発売された最新世代です。AI 処理性能が大幅に強化された一方、ハイエンドモデルでは消費電力も増加しています。

    GPUTDP補助電源コネクタNVIDIA 推奨電源容量
    GeForce RTX 5090575W12V-2x6 × 11000W
    GeForce RTX 5080250W12V-2x6 × 1850W
    GeForce RTX 5070 Ti300W12V-2x6 × 1850W
    GeForce RTX 5070250W12V-2x6 × 1650W
    GeForce RTX 5060 Ti150W8Pin × 1550W
    GeForce RTX 5060120W8Pin × 1550W

    RTX 5090 は単体で 575W を消費し、歴代 GeForce の中でも突出した消費電力となっています。NVIDIA は RTX 5090 に対して 1000W 以上の電源を公式に推奨しています。一方、RTX 5060 は 120W と非常に省電力であり、ミドルクラスの電源でも十分に対応可能です。

    NVIDIA GeForce RTX 40 シリーズ(Ada Lovelace 世代)

    前世代の RTX 40 シリーズは現在も広く使用されています。中古市場やセール時にお得に手に入れるユーザーも多いため、こちらの消費電力も把握しておくことが重要です。

    GPUTDP補助電源コネクタNVIDIA 推奨電源容量
    GeForce RTX 4090450W12VHPWR × 1850W
    GeForce RTX 4080 SUPER320W12VHPWR × 1750W
    GeForce RTX 4080320W12VHPWR × 1750W
    GeForce RTX 4070 Ti SUPER285W12VHPWR × 1700W
    GeForce RTX 4070 Ti285W12VHPWR × 1700W
    GeForce RTX 4070 SUPER220W12VHPWR × 1650W
    GeForce RTX 4070200W12VHPWR × 1650W
    GeForce RTX 4060 Ti160W8Pin × 1550W
    GeForce RTX 4060115W8Pin × 1550W

    AMD Radeon RX 9000 シリーズ(RDNA 4 世代)

    AMD の最新世代である RX 9000 シリーズは、電力効率の高さが特徴です。NVIDIA のハイエンドモデルと比較すると、全体的に消費電力が抑えられています。

    GPUTDP補助電源コネクタAMD 推奨電源容量
    Radeon RX 9070 XT300W12V-2x6 × 1750W
    Radeon RX 9070250W12V-2x6 × 1650W
    Radeon RX 9060 XT150W8Pin × 1550W
    Radeon RX 9060120W8Pin × 1550W

    AMD Radeon RX 7000 シリーズ(RDNA 3 世代)

    前世代の RX 7000 シリーズも依然として人気があり、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。

    GPUTDP補助電源コネクタAMD 推奨電源容量
    Radeon RX 7900 XTX355W8Pin × 2 + 6Pin × 1800W
    Radeon RX 7900 XT315W8Pin × 2750W
    Radeon RX 7900 GRE260W8Pin × 2700W
    Radeon RX 7800 XT263W8Pin × 2700W
    Radeon RX 7700 XT245W8Pin × 1650W
    Radeon RX 7600 XT150W8Pin × 1550W
    Radeon RX 7600165W8Pin × 1550W

    Intel Arc B シリーズ

    Intel の GPU も選択肢として検討する方が増えています。Arc B シリーズは比較的低消費電力で、エントリーからミドルクラスの電源で対応可能です。

    GPUTDP補助電源コネクタIntel 推奨電源容量
    Intel Arc B580150W8Pin × 1550W
    Intel Arc B570150W8Pin × 1550W

    CPU 別消費電力一覧表

    CPU の消費電力は、定格動作時とブースト時(ターボ動作時)で大きく異なります。電源容量の計算では、最大消費電力(MTP または PPT)を基準にしてください。

    Intel Core Ultra 200S シリーズ(Arrow Lake)

    Intel の最新デスクトップ CPU である Core Ultra 200S シリーズは、PBP(Processor Base Power)と MTP(Maximum Turbo Power)の 2 つの電力値を持ちます。電源容量の計算には MTP を使用します。

    CPUPBPMTPコア構成
    Core Ultra 9 285K125W250W24 コア(8P + 16E)
    Core Ultra 7 265K125W250W20 コア(8P + 12E)
    Core Ultra 7 265KF125W250W20 コア(8P + 12E)
    Core Ultra 5 245K125W159W14 コア(6P + 8E)
    Core Ultra 5 245KF125W159W14 コア(6P + 8E)
    Core Ultra 5 23565W115W14 コア(6P + 8E)
    Core Ultra 5 22565W100W10 コア(6P + 4E)
    Core Ultra 5 225F65W100W10 コア(6P + 4E)

    Intel 第 14 世代 Core シリーズ(Raptor Lake Refresh)

    第 14 世代 Core シリーズは現在も広く使用されているプラットフォームです。上位モデルは PL2(MTP 相当)が非常に高く、電源選びには注意が必要です。

    CPUPBPMTPコア構成
    Core i9-14900K125W253W24 コア(8P + 16E)
    Core i9-14900KF125W253W24 コア(8P + 16E)
    Core i7-14700K125W253W20 コア(8P + 12E)
    Core i7-14700KF125W253W20 コア(8P + 12E)
    Core i5-14600K125W181W14 コア(6P + 8E)
    Core i5-14600KF125W181W14 コア(6P + 8E)
    Core i5-1440065W148W10 コア(6P + 4E)
    Core i5-14400F65W148W10 コア(6P + 4E)

    AMD Ryzen 9000 シリーズ(Zen 5)

    AMD の最新 Zen 5 アーキテクチャを採用した Ryzen 9000 シリーズは、高い電力効率が特徴です。Intel の同格帯と比較すると、全体的に TDP が低く抑えられています。ただし、PBO(Precision Boost Overdrive)を有効にすると、公称 TDP を超える消費電力となる場合があります。PBO 有効時の目安も併記します。

    CPUTDP(定格)PBO 有効時目安コア構成
    Ryzen 9 9950X170W200W16 コア / 32 スレッド
    Ryzen 9 9900X120W162W12 コア / 24 スレッド
    Ryzen 7 9800X3D120W142W8 コア / 16 スレッド
    Ryzen 7 9700X65W105W8 コア / 16 スレッド
    Ryzen 5 9600X65W105W6 コア / 12 スレッド
    Ryzen 5 960065W88W6 コア / 12 スレッド

    AMD Ryzen 7000 シリーズ(Zen 4)

    前世代の Ryzen 7000 シリーズも依然として現役のプラットフォームです。AM5 ソケットのため、Ryzen 9000 シリーズへのアップグレードパスがある点が魅力です。

    CPUTDP(定格)PBO 有効時目安コア構成
    Ryzen 9 7950X170W230W16 コア / 32 スレッド
    Ryzen 9 7900X170W230W12 コア / 24 スレッド
    Ryzen 7 7800X3D120W142W8 コア / 16 スレッド
    Ryzen 7 7700X105W142W8 コア / 16 スレッド
    Ryzen 5 7600X105W142W6 コア / 12 スレッド
    Ryzen 5 760065W88W6 コア / 12 スレッド

    GPU × CPU 組み合わせ別 推奨電源容量早見表

    本記事のメインコンテンツです。主要な GPU と CPU の組み合わせごとに、推奨電源容量を一覧表にまとめました。計算は「GPU TDP + CPU MTP + その他 100W」の合計に対し、1.5 倍ルールを適用したものです。ゲーミング PC を組む際の参考にしてください。

    計算前提条件:

    • その他パーツ(マザーボード、メモリ、ストレージ、ファン等)は一律 100W で計算
    • 推奨電源容量 = (GPU TDP + CPU MTP + 100W) × 1.5(端数は次の市販ワット数に切り上げ)
    • 市販の電源は 550W / 650W / 750W / 850W / 1000W / 1200W / 1600W が一般的

    NVIDIA RTX 50 シリーズ × Intel Core Ultra 200S

    GPUCPU合計消費電力× 1.5推奨電源容量
    RTX 5090 (575W)Core Ultra 9 285K (250W)925W1388W1600W
    RTX 5090 (575W)Core Ultra 7 265K (250W)925W1388W1600W
    RTX 5090 (575W)Core Ultra 5 245K (159W)834W1251W1200W
    RTX 5090 (575W)Core Ultra 5 235 (115W)790W1185W1200W
    RTX 5080 (250W)Core Ultra 9 285K (250W)600W900W1000W
    RTX 5080 (250W)Core Ultra 7 265K (250W)600W900W1000W
    RTX 5080 (250W)Core Ultra 5 245K (159W)509W764W850W
    RTX 5080 (250W)Core Ultra 5 235 (115W)465W698W750W
    RTX 5070 Ti (300W)Core Ultra 9 285K (250W)650W975W1000W
    RTX 5070 Ti (300W)Core Ultra 7 265K (250W)650W975W1000W
    RTX 5070 Ti (300W)Core Ultra 5 245K (159W)559W839W850W
    RTX 5070 Ti (300W)

    NVIDIA RTX 50 シリーズ × AMD Ryzen 9000 シリーズ

    GPUCPU合計消費電力× 1.5推奨電源容量
    RTX 5090 (575W)Ryzen 9 9950X (200W)875W1313W1200W
    RTX 5090 (575W)Ryzen 9 9900X (162W)837W1256W1200W
    RTX 5090 (575W)Ryzen 7 9800X3D (142W)817W1226W1200W
    RTX 5090 (575W)Ryzen 7 9700X (105W)780W1170W1200W
    RTX 5080 (250W)Ryzen 9 9950X (200W)550W825W850W
    RTX 5080 (250W)Ryzen 9 9900X (162W)512W768W850W
    RTX 5080 (250W)Ryzen 7 9800X3D (142W)492W738W750W
    RTX 5080 (250W)Ryzen 7 9700X (105W)455W683W750W
    RTX 5080 (250W)Ryzen 5 9600X (105W)455W683W750W
    RTX 5070 Ti (300W)Ryzen 9 9950X (200W)600W900W1000W
    RTX 5070 Ti (300W)Ryzen 9 9900X (162W)562W843W850W
    RTX 5070 Ti (300W)

    NVIDIA RTX 40 シリーズ × Intel / AMD 主要 CPU

    前世代 GPU との組み合わせも引き続き需要が高いため、RTX 40 シリーズの主要モデルについても早見表を掲載します。

    GPUCPU合計消費電力× 1.5推奨電源容量
    RTX 4090 (450W)Core i9-14900K (253W)803W1205W1200W
    RTX 4090 (450W)Core Ultra 9 285K (250W)800W1200W1200W
    RTX 4090 (450W)Ryzen 9 9950X (200W)750W1125W1200W
    RTX 4090 (450W)Ryzen 7 9800X3D (142W)692W1038W1000W
    RTX 4080 SUPER (320W)Core i9-14900K (253W)673W1010W1000W
    RTX 4080 SUPER (320W)Core Ultra 7 265K (250W)670W1005W1000W
    RTX 4080 SUPER (320W)Ryzen 9 9950X (200W)620W930W1000W
    RTX 4080 SUPER (320W)Ryzen 7 9800X3D (142W)562W843W850W
    RTX 4070 Ti SUPER (285W)Core i7-14700K (253W)638W957W1000W
    RTX 4070 Ti SUPER (285W)Core Ultra 7 265K (250W)635W953W1000W
    RTX 4070 Ti SUPER (285W)Ryzen 7 9800X3D (142W)527W791W850W

    AMD Radeon RX 9000 / 7000 シリーズ × 主要 CPU

    AMD GPU を使用する場合の推奨電源容量です。Smart Access Memory(SAM)を有効にすることで GPU と CPU の連携が強化されるため、AMD CPU との組み合わせが多い傾向にありますが、Intel CPU との組み合わせも問題ありません。

    GPUCPU合計消費電力× 1.5推奨電源容量
    RX 9070 XT (300W)Ryzen 9 9950X (200W)600W900W1000W
    RX 9070 XT (300W)Ryzen 9 9900X (162W)562W843W850W
    RX 9070 XT (300W)Ryzen 7 9800X3D (142W)542W813W850W
    RX 9070 XT (300W)Ryzen 7 9700X (105W)505W758W850W
    RX 9070 XT (300W)Core Ultra 7 265K (250W)650W975W1000W
    RX 9070 (250W)Ryzen 9 9900X (162W)512W768W850W
    RX 9070 (250W)Ryzen 7 9800X3D (142W)492W738W750W
    RX 9070 (250W)Ryzen 7 9700X (105W)455W683W750W
    RX 9070 (250W)Ryzen 5 9600X (105W)455W683W750W
    RX 9070 (250W)Core Ultra 5 245K (159W)509W764W850W
    RX 9060 XT (150W)Ryzen 7 9800X3D (142W)392W588W650W
    RX 9060 XT (150W)

    電源容量計算の注意点

    早見表の数値は「標準的な使い方」を前提とした目安です。実際の運用においては、以下の要素を考慮する必要があります。

    トランジェント電力(パワースパイク)

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    GPU は負荷が急変する際に、一瞬だけ TDP を大幅に上回る電力を消費することがあります。これを「トランジェント電力」または「パワースパイク」と呼びます。

    たとえば、RTX 5090 は TDP が 575W ですが、ゲームのシーン切り替え時やロード完了時に、瞬間的に 700W 以上の電力を要求するケースが報告されています。RTX 4090 でも同様に、TDP 450W に対して瞬間的に 600W を超えるスパイクが発生することが確認されていました。

    このトランジェント電力に対応できない電源ユニットでは、保護回路(OCP:Over Current Protection)が作動してシステムが強制シャットダウンされます。ATX 3.1 準拠の電源ユニットは、定格の最大 200% までのトランジェント電力に対応するよう設計されているため、この問題を大幅に軽減できます。

    GPUTDPトランジェント電力(実測目安)
    RTX 5090575W最大 700W 超
    RTX 5080250W最大 350W 程度
    RTX 5070 Ti300W最大 420W 程度
    RTX 4090450W最大 600W 超
    RTX 4080 SUPER320W最大 450W 程度
    RX 9070 XT300W最大 400W 程度

    Excursion Power(短時間ピーク電力)

    NVIDIA が RTX 50 シリーズから公式に採用した概念が「Excursion Power」です。これは、GPU がごく短時間(マイクロ秒〜ミリ秒単位)で到達し得る最大電力のことで、従来の TDP よりも高い値が設定されています。

    Excursion Power は電源ユニットとの互換性を評価するための指標であり、NVIDIA は電源メーカーに対し、この値を基準にした動作保証を求めています。ATX 3.1 電源は Excursion Power への対応をテスト項目に含んでいるため、RTX 50 シリーズを使用する場合は ATX 3.1 準拠の電源を選ぶのが安全です。

    経年劣化による供給能力の低下

    電源ユニットの内部には電解コンデンサが使用されており、年月とともに容量が減少します。一般的に、電源ユニットの実効供給能力は 3〜5 年の使用で新品時の 80〜90% 程度に低下するとされています。

    このため、現時点でギリギリの容量設計をすると、2〜3 年後には容量不足に陥るリスクがあります。1.5 倍ルールにはこの経年劣化分の余裕も含まれていますが、5 年以上使用する予定がある場合は、さらに余裕を持った容量を選ぶことを推奨します。

    使用年数実効供給能力の目安850W 電源の実効値
    新品100%850W
    1〜2 年95〜100%808〜850W
    3〜4 年85〜95%723〜808W
    5 年以上80〜90%680〜765W

    オーバークロック時の消費電力増加

    CPU や GPU をオーバークロックする場合、消費電力は定格時から大幅に増加します。CPU の場合、Intel の Core i9-14900K を全コアオーバークロックすると 300W を超えることがあります。GPU についても、パワーリミットを引き上げた状態ではメーカー公称 TDP の 1.2〜1.5 倍の消費電力となることがあります。

    オーバークロックを前提とする場合は、1.5 倍ルールではなく 1.8〜2.0 倍 の余裕を見込むことを推奨します。

    複数 GPU 構成の場合

    AI・機械学習ワークステーションなどで複数の GPU を搭載する場合、GPU の消費電力はそのまま枚数分加算されます。RTX 5090 を 2 枚搭載する場合、GPU だけで 1150W の消費電力となり、1600W 以上の電源が必要です。場合によっては、電源ユニットの 2 台構成を検討する必要があります。

    ATX 3.1 電源と 12V-2x6 コネクタについて

    2026 年現在、新しく電源ユニットを購入する場合は ATX 3.1 準拠のモデルを選ぶことを強く推奨します。その理由を解説します。

    ATX 3.1 規格のメリット

    ATX 3.1 は、ATX 3.0 で導入されたトランジェント電力対応をさらに強化した電源規格です。主なメリットは以下の通りです。

    項目ATX 2.xATX 3.0ATX 3.1
    トランジェント電力対応非対応定格 200% まで定格 200% まで(テスト強化)
    12V コネクタ6+2Pin12VHPWR12V-2x6(改良版)
    コネクタ安全性-初期設計ロック機構強化・接触不良対策
    待機電力規定なし規定ありさらに低減
    推奨使用 GPURTX 30 以前RTX 40 シリーズRTX 50 シリーズ

    12V-2x6 コネクタとは

    12V-2x6(旧称 12VHPWR の改良版)は、ATX 3.1 で標準化された GPU 給電用コネクタです。最大 600W の電力を 1 本のケーブルで供給でき、従来の 8Pin コネクタを複数本使う必要がなくなります。

    初期の 12VHPWR コネクタでは、接触不良による発熱・溶損事故が報告されましたが、12V-2x6 では以下の改良が施されています。

    • ロック機構の強化:コネクタがしっかりと固定され、不完全な挿入を防止
    • 接触面積の拡大:ピンの接触面積を増やし、電流密度を下げることで発熱を抑制
    • ケーブル耐熱性の向上:コネクタ付近のケーブルに高耐熱素材を使用
    • 挿入ガイドの改善:正しい向きでしか挿入できない形状設計

    ATX 2.x 電源でも使えるのか

    ATX 2.x 規格の電源でも、変換ケーブル(8Pin × 2 → 12VHPWR / 12V-2x6)を使用することで物理的には接続可能です。しかし、以下の理由から推奨しません。

    1. トランジェント電力への非対応:ATX 2.x 電源はパワースパイクに対する設計がなされておらず、保護回路が作動してシャットダウンする可能性がある
    2. 変換ケーブルの品質リスク:社外品の変換ケーブルは品質にバラつきがあり、接触不良や発熱の原因となり得る
    3. 保証の問題:変換ケーブルを使用した状態でのトラブルは、GPU メーカーの保証対象外となることがある

    RTX 50 シリーズの GPU を使用する場合は、ATX 3.1 準拠の電源を新規に購入することを強く推奨します。RTX 40 シリーズでは ATX 3.0 以上であれば問題ありませんが、長期的な安全性を考えれば ATX 3.1 が最善の選択です。

    80PLUS 認証と変換効率の関係

    電源ユニットを選ぶ際に必ず目にするのが「80PLUS」認証です。この認証は電源ユニットの変換効率を示す指標であり、容量選びと密接に関係しています。

    80PLUS 認証の等級と変換効率

    電源ユニットは、コンセントから供給される交流(AC)を、PC パーツが使用する直流(DC)に変換します。この変換時に一部の電力が熱として失われます。80PLUS 認証は、この変換効率が一定水準以上であることを保証する制度です。

    認証等級負荷率 20%負荷率 50%負荷率 100%
    80PLUS Standard80%80%80%
    80PLUS Bronze82%85%82%
    80PLUS Silver85%88%85%
    80PLUS Gold87%90%87%
    80PLUS Platinum90%92%89%
    80PLUS Titanium92%94%90%

    すべての等級で、負荷率 50% 時に最も効率が高くなる設計であることがわかります。これが「電源容量は実消費電力の約 2 倍(= 1.5〜2 倍)を選ぶとよい」という推奨の裏付けのひとつです。

    変換効率が電気代に与える影響

    変換効率の違いは、日々の電気代に直接影響します。仮にシステム全体で 500W の DC 電力を必要とする場合、各認証等級で壁コンセントから消費する AC 電力は以下のように異なります。

    認証等級変換効率(50% 負荷時)AC 消費電力差分(vs Gold)
    Bronze85%588W+33W
    Gold90%556W基準
    Platinum92%543W-13W
    Titanium94%532W-24W

    ゲーミング PC で 1 日 5 時間使用し、電気料金単価を 35 円/kWh とした場合、Bronze と Gold の年間電気代差は約 2,100 円程度です。Platinum や Titanium との差額はさらに小さくなります。電源本体の価格差を考えると、多くのユーザーにとって 80PLUS Gold が最もコストパフォーマンスに優れた選択 と言えます。

    認証等級の選び方の目安

    用途推奨認証等級理由
    事務用・軽作業 PCBronze 以上コスト優先、消費電力が少ない
    ゲーミング PC(ミドル)Goldコスパ最良、十分な効率
    ゲーミング PC(ハイエンド)Gold〜Platinum高負荷時間が長い場合は Platinum も有利
    ワークステーション・24 時間稼働Platinum〜Titanium長時間稼働で電気代差が大きくなる

    電源ユニットの保護回路について

    電源容量だけでなく、電源ユニットに搭載されている保護回路もパーツ選びの重要な判断基準です。高品質な電源ユニットには複数の保護回路が搭載されており、異常時にシステムやパーツを守る役割を果たします。

    主要な保護回路の種類

    保護回路略称機能重要度
    過電圧保護OVP (Over Voltage Protection)出力電圧が規定値を超えた場合に電力供給を遮断必須
    過電流保護OCP (Over Current Protection)出力電流が規定値を超えた場合に電力供給を遮断必須
    短絡保護SCP (Short Circuit Protection)ケーブルやコネクタがショートした場合に即座に遮断必須
    過温度保護OTP (Over Temperature Protection)内部温度が危険水準に達した場合にシャットダウン必須
    過負荷保護OPP (Over Power Protection)総出力が定格を超えた場合に電力供給を制限・遮断推奨
    低電圧保護UVP (Under Voltage Protection)出力電圧が規定値を下回った場合に遮断推奨
    無負荷保護NLP (No Load Protection)負荷が接続されていない状態での異常動作を防止あると良い
    サージ保護SIP (Surge & Inrush Protection)雷サージや突入電流からの保護あると良い

    最低限、OVP・OCP・SCP・OTP の 4 つの保護回路が搭載されている電源を選んでください。ハイエンド電源では OPP や UVP も標準搭載されていることが多く、これらがあることで万一の際のリスクを大幅に軽減できます。

    シングルレールとマルチレール

    電源ユニットの 12V 出力には「シングルレール」と「マルチレール」の 2 つの設計方式があります。

    シングルレール方式 は、12V ラインをひとつの回路で供給します。すべてのコネクタが同じ 12V レールから電力を受け取るため、電力配分の心配がなく、高消費電力 GPU への給電に向いています。ただし、OCP の閾値が高く設定されるため、短絡時の保護が若干弱くなる傾向があります。

    マルチレール方式 は、12V ラインを複数の回路に分割します。各レールに個別の OCP が設定されるため、短絡時の保護がより確実です。しかし、特定のレールに負荷が集中すると OCP が誤作動する可能性があり、ケーブルの接続先を意識する必要があります。

    2026 年現在、ゲーミング用途ではシングルレール方式が主流です。RTX 50 シリーズのような高消費電力 GPU を使用する場合は、シングルレール方式の電源を選ぶのが安全です。

    容量別おすすめ電源ユニット

    2026 年 4 月時点で入手可能な、主要な電源ユニットの選び方を容量帯ごとに解説します。具体的な構成との組み合わせも合わせて紹介します。

    550W クラス

    想定構成: RTX 5060 / RTX 4060 + Ryzen 5 9600X / Core Ultra 5 225 など

    550W は、エントリーからミドルクラスの GPU と省電力 CPU を組み合わせた構成に適しています。RTX 5060 や RTX 4060 クラスの GPU であれば、十分な余裕をもって運用可能です。

    選び方のポイント:

    • 80PLUS Bronze 以上で十分
    • 12V-2x6 コネクタは不要(RTX 5060 / 4060 は 8Pin 接続)
    • ATX 3.1 対応は必須ではないが、将来のアップグレードを考えるなら ATX 3.1 推奨
    • フルモジュラーまたはセミモジュラーが配線整理に便利

    550W 電源の選定チェックリスト:

    チェック項目内容
    認証80PLUS Bronze 以上
    規格ATX 2.x 以上(理想は ATX 3.1)
    コネクタPCIe 8Pin × 1 以上
    ケーブルセミモジュラー以上推奨
    保護回路OVP / OCP / SCP / OTP 搭載
    保証5 年以上

    650W クラス

    想定構成: RTX 5070 + Ryzen 5 9600X / Core Ultra 5 245K、RTX 4070 SUPER + Ryzen 7 9700X など

    650W は、ミドルハイクラスの GPU を搭載するゲーミング PC に最適な容量帯です。RTX 5070 と Ryzen 系の省電力 CPU の組み合わせで余裕を持って運用できます。

    選び方のポイント:

    • 80PLUS Gold 推奨
    • RTX 5070 を使用する場合は 12V-2x6 コネクタ搭載モデルを選択
    • ATX 3.1 対応推奨
    • フルモジュラーが理想的

    650W 電源の選定チェックリスト:

    チェック項目内容
    認証80PLUS Gold 推奨
    規格ATX 3.1 推奨
    コネクタ12V-2x6 × 1 または PCIe 8Pin × 2 以上
    ケーブルフルモジュラー推奨
    保護回路OVP / OCP / SCP / OTP 搭載
    保証7 年以上推奨

    750W クラス

    想定構成: RTX 5080 + Ryzen 7 9800X3D / Ryzen 7 9700X、RX 9070 XT + Ryzen 7 9800X3D など

    750W は、2026 年のゲーミング PC における「スイートスポット」です。RTX 5080 と省電力〜中程度の CPU を組み合わせた構成で最適なバランスを発揮します。多くのゲーマーにとって最もおすすめの容量帯と言えます。

    選び方のポイント:

    • 80PLUS Gold 以上を推奨
    • 12V-2x6 コネクタ搭載必須(RTX 5080 / RX 9070 XT 使用時)
    • ATX 3.1 準拠を強く推奨
    • フルモジュラーが理想的
    • ケーブルの長さと柔らかさも重要(配線しやすさに直結)

    750W 電源の選定チェックリスト:

    チェック項目内容
    認証80PLUS Gold 以上
    規格ATX 3.1
    コネクタ12V-2x6 × 1 + PCIe 8Pin × 2 以上
    ケーブルフルモジュラー推奨
    保護回路OVP / OCP / SCP / OTP 搭載
    保証10 年以上推奨

    850W クラス

    想定構成: RTX 5080 + Core Ultra 9 285K、RTX 5070 Ti + Core Ultra 7 265K、RTX 4080 SUPER + Ryzen 9 9900X など

    850W は、ハイエンド寄りのゲーミング PC や、ミドルハイのクリエイター向け PC に適した容量帯です。GPU と CPU の両方が高性能なモデルの組み合わせに対応できます。

    選び方のポイント:

    • 80PLUS Gold 以上を推奨(Platinum が理想)
    • 12V-2x6 コネクタ搭載必須
    • ATX 3.1 準拠必須
    • フルモジュラー必須(ケース内のエアフロー確保のため)
    • DC-DC 変換方式推奨(電圧安定性が高い)

    850W 電源の選定チェックリスト:

    チェック項目内容
    認証80PLUS Gold〜Platinum
    規格ATX 3.1
    コネクタ12V-2x6 × 1 + PCIe 8Pin × 2 以上
    ケーブルフルモジュラー
    保護回路OVP / OCP / SCP / OTP / OPP 搭載
    保証10 年以上
    内部構造DC-DC 変換方式推奨

    1000W クラス

    想定構成: RTX 5090 + Ryzen 7 9800X3D、RTX 5080 + Core Ultra 9 285K(余裕重視)、RTX 4090 + Ryzen 9 9950X など

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    1000W は、フラグシップ GPU を搭載するハイエンドゲーミング PC に必要な容量帯です。RTX 5090 と省電力 CPU の組み合わせや、RTX 4090 と高性能 CPU の組み合わせに適しています。

    選び方のポイント:

    • 80PLUS Gold 以上(Platinum 推奨)
    • 12V-2x6 コネクタ搭載必須
    • ATX 3.1 準拠必須
    • フルモジュラー必須
    • 高品質な日本製コンデンサ搭載モデルを推奨(長寿命)
    • 奥行き 160mm 以内が理想(ケースとの干渉に注意)

    1000W 電源の選定チェックリスト:

    チェック項目内容
    認証80PLUS Gold〜Platinum
    規格ATX 3.1
    コネクタ12V-2x6 × 1 + PCIe 8Pin × 2 以上
    ケーブルフルモジュラー
    保護回路OVP / OCP / SCP / OTP / OPP 搭載
    保証10〜12 年
    内部構造DC-DC 変換方式
    コンデンサ日本製 105℃ 品推奨

    1200W 以上クラス

    想定構成: RTX 5090 + Core Ultra 9 285K / Ryzen 9 9950X、RTX 5090 + 大量ストレージ・水冷環境など

    1200W 以上は、RTX 5090 と高性能 CPU の組み合わせや、本格水冷・大量ストレージなど消費電力が多い構成に必要な容量帯です。また、RTX 5090 で将来的なオーバークロックやパワーリミット解放を予定している場合にも適しています。

    選び方のポイント:

    • 80PLUS Platinum 以上を推奨(電気代の差が年間で有意になる)
    • 12V-2x6 コネクタ搭載必須
    • ATX 3.1 準拠必須
    • フルモジュラー必須
    • 電源ユニットの物理サイズに注意(奥行き 180mm 以上のモデルが多い)
    • ケースの電源スペースを事前に確認すること

    1200W 電源の選定チェックリスト:

    チェック項目内容
    認証80PLUS Platinum〜Titanium
    規格ATX 3.1
    コネクタ12V-2x6 × 1 + PCIe 8Pin × 4 以上
    ケーブルフルモジュラー
    保護回路OVP / OCP / SCP / OTP / OPP 搭載
    保証12 年以上
    内部構造DC-DC 変換方式
    コンデンサ日本製 105℃ 品
    サイズ確認ケースの電源スペースと奥行きの互換性

    よくある質問(FAQ)

    電源容量の計算に関して、自作 PC 初心者からよく寄せられる質問をまとめました。

    Q1. 電源容量は大きすぎても問題ないのですか?

    A1. 基本的に問題ありません。電源ユニットは、接続されたパーツが必要とする電力だけを供給するため、1200W の電源に 400W のシステムを接続しても、実際に消費されるのは 400W(+ 変換ロス)だけです。ただし、負荷率が極端に低い(10% 以下)と変換効率がやや下がるため、電気代が若干増加する可能性があります。また、高容量の電源ユニットは本体価格が高く、物理的なサイズも大きくなるため、コストとケースの対応を考慮してください。

    Q2. メーカー推奨容量と 1.5 倍ルール、どちらを信じるべきですか?

    A2. まずメーカー推奨容量を下限とし、そのうえで 1.5 倍ルールの計算結果と比較して、大きい方を選んでください。メーカー推奨容量はやや保守的に設定されていることが多く、1.5 倍ルールとほぼ同じかやや低い値になるのが一般的です。ただし、RTX 5090 のように消費電力が突出して高いモデルでは、メーカー推奨(1000W)に対して 1.5 倍ルール(1200W 以上)の方がより安全です。

    Q3. 「80PLUS 無印」の安い電源でも大丈夫ですか?

    A3. 動作自体は可能ですが、推奨しません。80PLUS 認証がない電源は変換効率が低く、発熱が大きくなります。また、保護回路の品質や内部コンポーネントの信頼性が不明瞭な製品が多く、最悪の場合パーツを巻き込んで故障するリスクがあります。最低でも 80PLUS Bronze、できれば Gold 以上の認証を持つ製品を選ぶことを推奨します。

    Q4. 電源ユニットの寿命はどのくらいですか?

    A4. 一般的に 5〜10 年が目安です。80PLUS Gold 以上で、[日本製コンデンサ](/glossary/capacitor)を使用した高品質な電源であれば、適切な環境で使用すれば 7〜10 年は安定して動作します。メーカー保証は製品のグレードによって 3 年〜12 年と幅がありますが、保証期間の長い製品ほど品質に自信があると考えてよいでしょう。ただし、前述のとおり経年劣化による供給能力の低下は避けられないため、5 年以上使用している電源でハイエンド GPU にアップグレードする場合は、電源の買い替えも検討してください。

    Q5. 電源ユニットのファンの向きはどちらが正しいですか?

    A5. 電源ユニットのファンは吸気用です。ケースの設計に応じて、ファンが外気を取り込める方向に設置してください。多くの ATX ケースでは、電源は底面に設置し、ファンを下向き(ケース底面のフィルター越しに外気を吸気)にするのが一般的です。ただし、カーペットの上にケースを直接置く場合は、ファンを上向きにしてケース内部の空気を吸気する形にすることもあります。

    Q6. 2 台の電源ユニットを使うことは可能ですか?

    A6. 技術的には可能ですが、一般的な自作 PC では推奨しません。2 台の電源を同期して起動するための「デュアル電源アダプター」が販売されていますが、配線が複雑になり、トラブルの原因が増えます。1 台の大容量電源(1200W〜1600W)で対応することを優先してください。複数 GPU を搭載する AI ワークステーションなど、1600W を超える電力が必要な特殊なケースに限り、デュアル電源構成を検討する余地があります。

    Q7. モジュラー、セミモジュラー、非モジュラーのどれを選ぶべきですか?

    A7. 可能であればフルモジュラーを推奨します。フルモジュラー電源は、使用するケーブルだけを接続できるため、不要なケーブルがケース内に残らず、エアフロー(空気の流れ)の確保と配線整理が容易になります。セミモジュラーは、マザーボード用の 24Pin と CPU 用の EPS12V ケーブルが本体に固定されており、GPU 用ケーブル等がモジュラーとなっています。コストを抑えつつ配線の自由度を確保できるバランスの良い選択です。非モジュラー(直付け)タイプはすべてのケーブルが本体に直結しているため、不要なケーブルをケース内に押し込む必要があり、配線整理が難しくなります。予算に余裕がない場合以外は避けるのが無難です。

    Q8. 電源ユニットのケーブルは他社製品と互換性がありますか?

    A8. 原則としてありません。モジュラー電源のケーブルは、メーカーや製品シリーズごとにピン配列が異なることがあります。外見が同じに見えても、ピン配列が異なるケーブルを使用すると、パーツの故障や発火の原因になります。電源ユニットを買い替えた際は、必ず新しい電源に付属するケーブルを使用してください。同一メーカーであっても、シリーズが異なる場合は互換性がない可能性があるため注意が必要です。

    Q9. SFX 電源でも十分な容量を確保できますか?

    A9. 可能です。SFX(Small Form Factor)電源は ATX 電源よりも小型ですが、2026 年現在では SFX-L 規格で 1000W クラスの製品も登場しています。ただし、高容量の SFX 電源は ATX 電源と比較して価格が高い傾向にあります。また、筐体が小さいためファンも小型であり、高負荷時のファンノイズが ATX 電源よりも大きくなりがちです。Mini-ITX ケースなどの小型ケースを使用する場合に限り、SFX / SFX-L 電源を検討してください。

    Q10. ワットチェッカーで実際の消費電力を計測すべきですか?

    A10. 余裕があれば計測することを推奨します。ワットチェッカー(サンワサプライ製などが代表的)はコンセントと電源ケーブルの間に挟むだけで、リアルタイムの消費電力を確認できます。2,000〜3,000 円程度で購入できるため、自作 PC ユーザーにとってコストパフォーマンスの高い投資です。計算上の推定値と実測値を比較することで、電源の余裕がどの程度あるかを具体的な数値で確認でき、安心感が得られます。

    電源ユニット購入時の総合チェックポイント

    ここまでの内容を踏まえて、電源ユニットを購入する際に確認すべきポイントを総合的にまとめます。店頭やオンラインショップで電源を選ぶ際のチェックリストとしてご活用ください。

    購入前チェックリスト

    確認項目確認内容重要度
    容量1.5 倍ルールで算出した推奨値以上か最重要
    規格ATX 3.1 準拠か(RTX 50 シリーズ使用時は必須)高
    80PLUS 認証Gold 以上が推奨高
    コネクタ12V-2x6 / PCIe 8Pin の本数は足りているか高
    保護回路OVP / OCP / SCP / OTP は搭載されているか高
    モジュラー方式フルモジュラーまたはセミモジュラーか中
    保証期間最低 5 年以上、ハイエンドは 10 年以上中
    ケーブル長使用するケースに合った長さか中
    奥行きケースの電源スペースに収まるか中
    ファン径静音性を重視する場合は 120mm 以上低〜中
    内部コンデンサ日本製 105℃ 品が理想低〜中
    レール構成ゲーミング用途はシングルレール推奨低

    見落としがちなポイント

    ケーブル長の確認:フルタワーケースでは、GPU 用ケーブルが届かないケースがあります。特に電源をケース下部に設置し、GPU がケース上部にある場合、650mm 以上のケーブル長が必要になることがあります。購入前にケースの公式スペックと電源のケーブル長を照合してください。

    奥行きの確認:1000W 以上の電源ユニットは奥行きが 170mm〜200mm に達するモデルが多く、[ミドルタワーケース](/glossary/tower-case)の一部では電源スペースに収まらないことがあります。ケースの最大対応電源奥行きを必ず確認してください。

    ファンレスモードの有無:低負荷時にファンを停止する「ファンレスモード」(ゼロ RPM モード)を搭載した電源は、アイドル時や軽作業時に完全無音で動作します。静音 PC を目指す場合は、この機能の有無を確認してください。多くの 80PLUS Gold 以上の電源で搭載されています。

    ケーブルの柔らかさ:意外に見落とされがちですが、ケーブルの柔軟性は組み立て作業の効率に大きく影響します。硬いフラットケーブルは配線しにくく、見た目もまとまりません。最近の高品質電源では、柔らかいメッシュスリーブケーブルを採用するモデルが増えており、初心者にも配線しやすくなっています。

    ケース別・推奨構成サマリー

    最後に、代表的なユースケースごとの推奨電源容量をまとめます。迷ったときの参考にしてください。

    ライトゲーマー・一般用途

    項目内容
    GPURTX 5060 / RTX 4060 / RX 9060
    CPURyzen 5 9600X / Core Ultra 5 225
    推奨電源容量550W
    推奨認証80PLUS Bronze〜Gold
    推奨規格ATX 2.x〜3.1

    ミドルゲーマー

    項目内容
    GPURTX 5070 / RTX 4070 SUPER / RX 9070
    CPURyzen 7 9700X / Core Ultra 5 245K
    推奨電源容量650W〜750W
    推奨認証80PLUS Gold
    推奨規格ATX 3.1 推奨

    ハイエンドゲーマー

    項目内容
    GPURTX 5080 / RTX 5070 Ti / RX 9070 XT
    CPURyzen 7 9800X3D / Core Ultra 7 265K
    推奨電源容量750W〜850W
    推奨認証80PLUS Gold〜Platinum
    推奨規格ATX 3.1

    ウルトラハイエンド・4K ゲーマー

    項目内容
    GPURTX 5090 / RTX 4090
    CPURyzen 9 9950X / Core Ultra 9 285K
    推奨電源容量1000W〜1200W
    推奨認証80PLUS Gold〜Platinum
    推奨規格ATX 3.1 必須

    クリエイター・ワークステーション

    項目内容
    GPURTX 5090 / RTX 5080
    CPURyzen 9 9950X / Core Ultra 9 285K
    推奨電源容量1000W〜1200W
    推奨認証80PLUS Platinum 推奨
    推奨規格ATX 3.1 必須

    省電力・静音重視 PC

    項目内容
    GPURTX 5060 / RX 9060 / Intel Arc B580
    CPURyzen 5 9600 / Core Ultra 5 225
    推奨電源容量550W
    推奨認証80PLUS Gold(効率重視)
    推奨規格ATX 3.1 推奨(ファンレスモード搭載モデル多数)

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    まとめ

    電源容量の計算は、自作 PC を安定して長く使い続けるための最も重要なステップのひとつです。本記事の内容を改めて整理します。

    電源容量の計算手順:

    1. GPU の TDP を確認する
    2. CPU の MTP(最大消費電力)を確認する
    3. その他パーツの消費電力を加算する(目安: 80〜150W)
    4. 合計消費電力を算出する
    5. 合計消費電力 × 1.5 = 推奨電源容量

    重要なポイント:

    • 1.5 倍ルールは変換効率・トランジェント電力・経年劣化・アップグレード余地を考慮した経験則
    • RTX 50 シリーズを使用する場合は [ATX 3.1 準拠の電源を強く推奨
    • [12V-2x6 コネクタは初期の 12VHPWR から大幅に安全性が向上
    • 80PLUS Gold が最もコストパフォーマンスに優れた選択
    • メーカー推奨容量と 1.5 倍ルールの計算結果を比較し、大きい方を採用する

    電源ユニットは「PC の心臓部」とも呼ばれるパーツです。地味な存在に見えますが、他のすべてのパーツの安定動作を支える根幹的なコンポーネントであることを忘れないでください。本記事の早見表と計算方法を活用して、あなたの自作 PC に最適な電源ユニットを選んでいただければ幸いです。

    Core Ultra 5 235 (115W)
    515W
    773W
    850W
    RTX 5070 (250W)Core Ultra 9 285K (250W)600W900W1000W
    RTX 5070 (250W)Core Ultra 7 265K (250W)600W900W1000W
    RTX 5070 (250W)Core Ultra 5 245K (159W)509W764W850W
    RTX 5070 (250W)Core Ultra 5 235 (115W)465W698W750W
    RTX 5060 Ti (150W)Core Ultra 5 245K (159W)409W614W650W
    RTX 5060 Ti (150W)Core Ultra 5 235 (115W)365W548W550W
    RTX 5060 (120W)Core Ultra 5 245K (159W)379W569W650W
    RTX 5060 (120W)Core Ultra 5 235 (115W)335W503W550W
    RTX 5060 (120W)Core Ultra 5 225 (100W)320W480W550W
    Ryzen 7 9800X3D (142W)
    542W
    813W
    850W
    RTX 5070 Ti (300W)Ryzen 7 9700X (105W)505W758W850W
    RTX 5070 (250W)Ryzen 9 9950X (200W)550W825W850W
    RTX 5070 (250W)Ryzen 9 9900X (162W)512W768W850W
    RTX 5070 (250W)Ryzen 7 9800X3D (142W)492W738W750W
    RTX 5070 (250W)Ryzen 7 9700X (105W)455W683W750W
    RTX 5070 (250W)Ryzen 5 9600X (105W)455W683W750W
    RTX 5060 Ti (150W)Ryzen 7 9800X3D (142W)392W588W650W
    RTX 5060 Ti (150W)Ryzen 7 9700X (105W)355W533W550W
    RTX 5060 Ti (150W)Ryzen 5 9600X (105W)355W533W550W
    RTX 5060 (120W)Ryzen 7 9700X (105W)325W488W550W
    RTX 5060 (120W)Ryzen 5 9600X (105W)325W488W550W
    RTX 5060 (120W)Ryzen 5 9600 (88W)308W462W550W
    RTX 4070 Ti SUPER (285W)
    Ryzen 7 9700X (105W)
    490W
    735W
    750W
    RTX 4070 SUPER (220W)Core i7-14700K (253W)573W860W850W
    RTX 4070 SUPER (220W)Ryzen 7 9800X3D (142W)462W693W750W
    RTX 4070 SUPER (220W)Ryzen 7 9700X (105W)425W638W650W
    RTX 4070 SUPER (220W)Ryzen 5 9600X (105W)425W638W650W
    RTX 4070 (200W)Core i5-14600K (181W)481W722W750W
    RTX 4070 (200W)Ryzen 7 9700X (105W)405W608W650W
    RTX 4070 (200W)Ryzen 5 9600X (105W)405W608W650W
    RTX 4060 Ti (160W)Core i5-14600K (181W)441W662W750W
    RTX 4060 Ti (160W)Ryzen 7 9700X (105W)365W548W550W
    RTX 4060 Ti (160W)Ryzen 5 9600X (105W)365W548W550W
    RTX 4060 (115W)Core i5-14400F (148W)363W545W550W
    RTX 4060 (115W)Ryzen 5 9600X (105W)320W480W550W
    RTX 4060 (115W)Ryzen 5 9600 (88W)303W455W550W
    Ryzen 7 9700X (105W)
    355W
    533W
    550W
    RX 9060 XT (150W)Ryzen 5 9600X (105W)355W533W550W
    RX 9060 (120W)Ryzen 5 9600X (105W)325W488W550W
    RX 9060 (120W)Ryzen 5 9600 (88W)308W462W550W
    RX 7900 XTX (355W)Ryzen 9 9950X (200W)655W983W1000W
    RX 7900 XTX (355W)Ryzen 7 9800X3D (142W)597W896W1000W
    RX 7900 XT (315W)Ryzen 9 9900X (162W)577W866W850W
    RX 7900 XT (315W)Ryzen 7 9800X3D (142W)557W836W850W
    RX 7900 GRE (260W)Ryzen 7 9700X (105W)465W698W750W
    RX 7800 XT (263W)Ryzen 7 9700X (105W)468W702W750W
    RX 7800 XT (263W)Ryzen 5 9600X (105W)468W702W750W
    RX 7700 XT (245W)Ryzen 7 9700X (105W)450W675W750W
    RX 7700 XT (245W)Ryzen 5 9600X (105W)450W675W750W
    RX 7600 XT (150W)Ryzen 5 9600X (105W)355W533W550W
    RX 7600 (165W)Ryzen 5 9600 (88W)353W530W550W

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