

PC パーツを自作する際、CPU や GPU の性能ばかりが注目されがちですが、システムの心臓部である電源ユニット(PSU)の品質と設計方式は、PC の寿命や安定動作に決定的な影響を与えます。特に近年、グラフィックボードの消費電力が増大し、システム全体の電流負荷特性が複雑化しているため、内部回路の設計方式を理解することは、初心者から中級者に至るまで重要なスキルとなっています。電源ユニットには大きく分けて「グループレギュレーション方式」と「DC-DC 方式」の 2 つがあり、その仕組みは根本的に異なります。本記事では、両者の技術的違いを専門的な視点から解説し、電圧安定性、効率、価格帯における差を具体的な数値や製品例を交えて分析します。
2026 年現在、PC ゲーム市場では高解像度レンダリングや AI 演算処理の需要がさらに高まっており、RTX シリーズなどの最新 GPU は瞬間的なピーク負荷に耐えられるよう設計されています。しかし、電源ユニット側で電圧供給が不安定だと、GPU の動作クロック降下(スロットル)や、最悪の場合システムクラッシュを引き起こします。また、SSD や RAM といった周辺機器は低電圧(3.3V/5V)への依存度が高く、ここでのノイズ混入はデータ破損のリスクにもなります。したがって、単にワット数(W)が大きいだけでなく、内部設計が「DC-DC」であるか「グループレギュレーション」であるかを理解し、用途に合わせた選定を行うことが求められます。
本記事では、代表的なモデルを例示しながら両方式のメリット・デメリットを客観的に比較します。具体的には、Corsair RM850x(DC-DC)、Seasonic Focus GX-850(DC-DC)、be quiet! Straight Power 12(DC-DC)といった高品質ユニットの特徴を解説し、一方で低価格帯のグループレギュレーション方式ユニットが抱える課題についても言及します。また、スペックシートから DC-DC 方式を見分ける具体的な方法や、80PLUS 認証との関係性についても詳しく掘り下げる予定です。最後に、現代の PC 環境における電源選びのアドバイスとよくある質問に回答し、読者が自信を持って電源ユニットを選定できるようサポートします。
グループレギュレーション方式は、PC 電源ユニットの歴史の中で長く採用されてきた伝統的な設計手法です。この方式の最大の特徴は、変圧器(トランス)の二次側コイルから引き出された各電圧線が、特定の調整抵抗ネットワークによって一括して制御される点にあります。具体的には、12V、5V、3.3V といった主要出力電圧を、トランス内の単一の巻線や複数の独立した巻線から取り出すものの、それらを最終的に一つの PWM(パルス幅変調)コントローラーで管理します。つまり、負荷変動に応じて制御されるのは主たる 12V レールであり、5V や 3.3V は、12V の制御に連動して間接的に調整される仕組みとなっています。
この設計においては、電圧の安定性は「クロスロード特性」と呼ばれるパラメータによって大きく左右されます。例えば、グラフィックボードへの 12V 供給が急激に増加した際、トランス内の磁気結合や配線抵抗の影響により、5V や 3.3V の電圧がわずかに変動する可能性があります。低価格帯の電源ユニットでは、この調整回路の精度が十分でない場合があり、特定のレールへの負荷集中時に他レールの電圧値が仕様範囲外(+-5% など)に逸脱することがあります。しかし、設計コストを抑えつつ高ワット数を実現するには非常に効率的な方式であり、特に 12V のみで動作する現代の GPU や CPU 中心のシステムにおいては、依然として一定の評価を得ています。
代表的な低価格帯の電源ユニットや、旧世代のミドルレンジ製品においてこの方式が採用されています。具体的には、特定のブランド名を挙げずに言えば、初期の 80PLUS Silver や Bronze 認証を取得したモデルの一部に多く見られます。この方式のメリットは部品点数を減らすことができるため、コストパフォーマンスに優れ、かつ大型のコンデンサやコイルを使用することで高電流への耐性がある点です。しかし、2026 年時点では、SSD の速度向上や DDR5 メモリの普及により、低電圧回路(3.3V/5V)におけるノイズ許容度が厳しくなっていることも事実であり、グループレギュレーション方式がすべての PC ユースケースにおいて最適とは限りません。
以下に、グループレギュレーション方式の基本的な特徴と構造をまとめます。
対照的に、近年の高品質な電源ユニットで採用が増えているのが「DC-DC 方式」です。この方式では、まず PSU のメイン回路によって高効率で安定した 12V デルタを生成し、その 12V からさらに別の DC-DC コンバーター(直流 - 直流コンバーター)モジュールを用いて、5V や 3.3V を独立して生成します。ここでいう DC-DC コンバーターとは、電圧の変換を行う電子回路の一種であり、スイッチング素子やインダクター、キャパシタを使用して効率的に電圧を調整する装置です。これにより、12V レールと 5V/3.3V レールが電気的に完全に独立した状態となり、互いに干渉しない設計が可能になります。
この方式の最大の利点は、各レールの電圧制御が独立しているため、「クロスロード特性」に極めて優れていることです。例えば、グラフィックボードへの電力供給(12V)が急激に変動しても、マザーボードや SSD が使用する 5V や 3.3V は、DC-DC モジュールによって常に一定の電圧に保たれます。特に Corsair RM850x(DC-DC)や Seasonic Focus GX-850(DC-DC)、be quiet! Straight Power 12(DC-DC、フルブリッジ LLC 採用)といった高級モデルでは、この DC-DC モジュールが個別の基板に搭載され、熱設計も考慮されているため、長期間の使用でも電圧変動を極めて抑えることができます。
また、DC-DC 方式は負荷率が低い状態(アイドル時や軽作業時)でも高効率を維持しやすいという特徴があります。グループレギュレーション方式では、すべての電圧レールで一定の出力を保つために電力ロスが発生しがちですが、DC-DC 方式では各回路が独立してオンオフ制御を行えるため、必要のない回路への電力供給を最小限に抑えられます。2026 年時点での PC ユーザーは、常に電源を繋ぎっぱなしで運用するケースが多く、アイドル時の消費電力低減や発熱抑制も重要な要素となっています。そのため、DC-DC 方式は省エネ性能と静音性においても、グループレギュレーション方式に比べて有利な評価を受ける傾向にあります。
以下に、DC-DC 方式の主要な技術的特徴を詳細に解説します。
電源ユニットの性能を評価する上で最も重要な指標の一つが「リップル電圧」と「電圧レギュレーション」です。リップル電圧とは、直流電源に重畳している交流成分(ノイズ)のことであり、数値が小さいほどクリーンな電力供給が行われていることを意味します。一方、電圧レギュレーションは、負荷変動に対して出力電圧がどれだけ安定して保たれているかを示す指標です。実測データに基づき比較すると、DC-DC 方式のユニットはグループレギュレーション方式に比べて、特に 5V と 3.3V レールにおいて低いリップル値を維持する傾向があります。
具体的な数値例として、Corsair RM850x(DC-DC)では、12V のリップル電圧が負荷変動時でも 30mV を下回るケースが多く報告されています。対照的に、グループレギュレーション方式を採用した低価格帯の PSU では、12V が安定していても、5V や 3.3V で 100mV に近いリップルが発生することがあります。これはマザーボード上の電圧調整回路や RAM の動作に影響を与える可能性があり、高クロックで動作する DDR5 メモリにおいては、わずかな電圧変動でも不安定な動作やクラッシュを招くリスクがあります。
また、負荷急変時の応答性(レギュレーション)においても差が見られます。CPU や GPU がアイドルからフル負荷に瞬時に切り替わった際、DC-DC 方式の PSU は DC-DC モジュールが独立して電圧を補正するため、電圧降下(ドロップアウト)の幅が小さくなります。一方、グループレギュレーション方式では、12V の制御信号がトランスを介して間接的に伝わるため、応答速度に遅れが生じ、瞬間的な電圧変動が大きくなることがあります。この違いは、高価なコンポーネントやオーバークロック設定を行うユーザーにとって決定的な差となります。
以下に、代表的な電源ユニットの電圧安定性データを比較した表を示します。
| 項目 | グループレギュレーション方式 (低価格帯例) | DC-DC 方式 (Corsair RM850x 等) |
|---|---|---|
| 12V リップル電圧 | 約 60mV - 90mV | 約 30mV - 45mV |
| 5V リップル電圧 | 約 80mV - 120mV | 約 40mV - 60mV |
| 3.3V リップル電圧 | 約 90mV - 130mV | 約 50mV - 70mV |
| 負荷急変時の応答 | 若干遅延あり (数 ms) | 高速応答 (ほぼ即時) |
| 推奨用途 | ベーシック PC、ライトゲーム | 高価なパーツ、オーバーハング |
このように、電圧のクリーンネスと安定性において DC-DC 方式が優位であることがデータから読み取れます。ただし、グループレギュレーション方式でも設計品質が高い製品であれば十分な性能を発揮しますが、コストパフォーマンスを追求する低価格帯モデルでは、DC-DC モジュールのコストカットによりこれらの数値が悪化しやすい傾向があります。
クロスロード特性とは、ある一つの電圧レール(例えば 12V)に負荷が集中した際、他のレール(5V や 3.3V)の電圧値がどれだけ影響を受けるかを示す指標です。グループレギュレーション方式では、トランス内の巻線結合や制御ロジックによって各レールが相互に影響し合うため、クロスロード特性は設計の難易度が高いポイントとなります。例えば、最新のグラボを 2 枚搭載したシステムで、12V レールへの負荷が瞬間的に最大限に達した場合、5V レール(SSD や USB ポータなど)や 3.3V レール(CPU コア電圧の安定化やメモリ制御に関与)の電圧が変動する可能性があります。
DC-DC 方式ではこのリスクが劇的に低減されます。前述した通り、12V から DC-DC コンバーターを介して 5V や 3.3V を生成するため、物理的な回路分離が図られています。つまり、12V レールに多大な電流が流れても、DC-DC モジュールのインピーダンス特性により 5V/3.3V の供給は安定します。これは、2026 年時点での PC ハードウェア構成において極めて重要です。なぜなら、PCIe Gen 5 や Gen 6 対応のグラボは 12V への依存度が極めて高く、CPU も高負荷時には 12V レールから大量の電力を吸い上げるためです。もしクロスロード特性が劣る PSU を使用した場合、GPU は正常に動作しても SSD がリセットされたり、RAM のエラーが発生したりするリスクが高まります。
システム信頼性という観点では、DC-CC 方式は「電圧降下」への耐性が強く、長時間の負荷テストでも安定した動作を保証しやすいです。具体的には、be quiet! Straight Power 12 のようなフルブリッジ LLC レゾナントコンバーターを採用しつつ DC-DC モジュールを備えたモデルでは、高効率かつ低ノイズな電圧供給が実現されています。これは、データセンターや AI 演算用途など、長時間の連続動作が求められる環境でも信頼性を担保する要因となります。
以下に、クロスロード特性の違いによるシステムへの影響を比較した表を示します。
| シナリオ | グループレギュレーション方式の影響 | DC-DC 方式の影響 |
|---|---|---|
| GPU 12V 負荷急増時 | 5V/3.3V レールに電圧変動が発生する可能性あり | 他レールへの影響はほぼゼロ |
| SSD/USB 動作安定性 | 瞬間的な電圧低下でリセットリスクが高まる | DC-DC モジュールにより電圧維持 |
| メモリ過熱・不安定 | 低電圧回路のノイズがメモリ制御に影響 | クリーンな電圧供給で安定動作 |
| システムクラッシュ | クロスロードによる電圧逸脱で発生しやすい | 各レール独立制御により抑制される |
このように、クロスロード特性の違いは、単なる数値上の話ではなく、実際の PC の起動や継続的な使用においてシステムが故障するかどうかを分ける重要な要素となります。特に高価なパーツを組み合わせた自作 PC では、電源ユニットの信頼性が全体の投資価値を守ることになります。
電源ユニットの効率性と 80PLUS 認証の関係も、DC-DC 方式とグループレギュレーション方式を比較する際に見逃せないポイントです。80PLUS 認証は、負荷率(20%、50%、100%)における変換効率が一定水準以上あることを示す規格であり、Bronze、Silver、Gold、Platinum などランクが存在します。一般的に DC-DC 方式の PSU は、部品点数が増えるため初期コストは高くなりますが、負荷変動に対する応答性が良いため、部分負荷時(PC をアイドル使用している時など)でも高い変換効率を維持できます。
グループレギュレーション方式の場合、設計によっては 100% 負荷時の効率は非常に高く、80PLUS Platinum の基準を満たすことも可能です。しかし、低負荷状態では制御ロジックの特性上、電圧調整のために電力ロスが発生しやすく、80PLUS Titanium や Platinum の基準を維持するのが難しくなります。特に DC-DC モジュールにはスイッチング素子やインダクターが必要であり、これが熱損失として現れることもありますが、最新の設計技術(例えば be quiet! Straight Power 12 のフルブリッジ LLC 方式など)によりこの弱点は克服されており、トータルの電力消費を抑えることができます。
価格差の要因については、部品コストと設計コストが主です。DC-DC コンバーターには専用の IC チップや高品質なコンデンサが必要であり、これらはグループレギュレーション方式に比べて追加のコストとなります。さらに、それぞれのモジュールを冷却するためのヒートシンク設計や基板レイアウトの最適化にも設計工数がかかります。そのため、同じワット数の電源ユニットであっても、DC-DC 方式を採用している製品はグループレギュレーション方式のものよりも 10,000 円〜30,000 円程度高くなる傾向があります。しかし、その差額がシステム全体の寿命延長や省電力効果として還元されることを考慮すれば、中級者以上のユーザーにとっては適切な投資となります。
以下に、効率性、認証、価格の要因を比較した表を示します。
| 項目 | グループレギュレーション方式 (低価格帯) | DC-DC 方式 (高品質帯) |
|---|---|---|
| 100% 負荷効率 | 高い (85%-92%) | 非常に高い (93%-96%) |
| 50% 負荷効率 | 中程度 (80%-85%) | 高い (90%-93%) |
| アイドル時電力 | 比較的高い (ロス大) | 低い (DC-DC モジュールオフなど可能) |
| 初期コスト | 低 (部品数少ないため) | 高 (専用 IC、基板追加のため) |
| 80PLUS Platinum | 実現困難(一部例外あり) | 容易に取得可能 |
2026 年時点での PC ユーザーは電気代の意識も高まっているため、DC-DC 方式による効率性の向上は長期的なランニングコスト削減にも寄与します。また、高品質なコンデンサの使用により PSU の信頼性(寿命)が向上し、交換頻度が減ることも実質的なコストメリットとして捉えられます。
電源ユニットを購入する際、パッケージや公式サイトに記載されたスペックシートを確認して、DC-DC 方式を採用しているかどうかを見分けることが重要です。多くの場合、製品の広告文面やパッケージ正面に「DC-DC」という文字が明記されていますが、記載がない場合でも内部構造の特徴から推測することは可能です。具体的には、「12V Only」や「Single Rail」などの表記は、グループレギュレーション方式の傾向を示唆することがありますが、DC-DC 方式であっても 12V レールを優先する設計であるため注意が必要です。
より確実な見分け方は、製品仕様書の内部構成図や技術解説ページを確認することです。Corsair RM850x(DC-DC)などのモデルでは、「独立した DC-DC モジュール」や「個別の電圧調整」といった文言が使用されています。また、be quiet! Straight Power 12 のように「フルブリッジ LLC レゾナントコンバーター」と併記されている場合、これは高効率な主回路を指しますが、多くの場合 DC-DC モジュールも併用されます。さらに、各レールの電圧許容範囲(+-5% など)が独立して記載されているかどうかも一つの指標です。グループレギュレーション方式では、全体としての調整基準が共通していることが多く、DC-DC 方式では個別の基準値が詳細に設定されています。
見分け方の具体的なチェックポイントとして以下を挙げます。
これらの情報を組み合わせることで、購入前の段階で電源ユニットの内部設計をある程度把握することができます。特に中級者以降は、パッケージのデザインだけでなく、詳細な仕様書を必ず確認する習慣をつけることがおすすめです。これにより、後々のシステムトラブルを防ぐことができます。
2026 年現在、PC ハードウェアの進化に合わせて電源ユニットの要件も変化しています。特に注目すべきは、PCIe Gen 5 や PCIe Gen 6 に対応する次世代グラフィックボードの登場です。これらの GPU は、従来のモデルよりも高電圧・大電流を必要とし、12V レールの負荷特性が非常に急峻になっています。また、DDR5 メモリの標準化により、マザーボード上の低電圧回路(3.3V/5V)もより高精度な電力供給を要求しています。これらの要件を満たすためには、独立して安定した電圧を提供できる DC-DC 方式の PSU が最適解となります。
選び方アドバイスとしては、まず予算と用途を明確にすることが重要です。ゲーム PC で高価な GPU を使用する場合や、データ処理を長時間行うワークステーション用途であれば、DC-DC 方式を採用したモデルを選ぶべきです。具体的には Corsair RM850x(DC-DC)、Seasonic Focus GX-850(DC-DC)などは、信頼性の高い選択肢として挙げられます。一方、予算が限られており、基本的な用途に限られる場合や、GPU の消費電力が低いエントリーモデルを組む場合は、高品質なグループレギュレーション方式の PSU でも十分な性能を発揮します。
また、静音性と省エネ性を重視する場合も DC-DC 方式の方が有利です。負荷変動への応答速度が速いため、ファン回転数が必要以上に上がらず、静かな PC 環境を維持しやすいです。さらに、80PLUS Platinum や Titanium の認証を取得したモデルは、DC-DC 採用のケースが多く、電気代削減にも貢献します。最終的には、PC パーツ全体のパフォーマンスを引き出すために、電源ユニットがボトルネックにならないよう注意深く選定することが重要です。
以下に、目的別の選び方アドバイスをまとめます。
Q1: DC-DC 方式とグループレギュレーション方式の最大の違いは何ですか? A1: 最大の違いは「電圧制御の独立性」にあります。DC-DC 方式では各電圧レールが独立して制御されるため、互いに干渉しません。一方、グループレギュレーション方式では主レールの負荷変動に他レールも影響を受けやすいです。これにより DC-DC 方式の方が電圧安定性が高いとされています。
Q2: グループレギュレーション方式の電源ユニットは決して使えないのですか? A2: いいえ、使えません。高品質な設計のグループレギュレーション方式でも十分な信頼性を発揮します。特にエントリーモデルや予算重視のビルドでは主流です。ただし、DC-DC 方式に比べるとクロスロード特性での電圧変動リスクがわずかに高い点は理解しておく必要があります。
Q3: Corsair RM850x は DC-DC 方式を採用していますか? A3: はい、Corsair RM850x(特に x2019 以降のモデルや DC-DC バージョン)は DC-DC コンバータを独立搭載しています。これにより 5V/3.3V レールの安定性が保たれ、高負荷時でもノイズが少なくなります。
Q4: 80PLUS Platinum の電源は必ず DC-DC 方式ですか? A4: 必ずしもではありませんが、現代の高効率電源では採用率が高いです。Platinum 認証を取得するには部分負荷時の効率も高く保つ必要があり、DC-DC 方式が有利に働きます。ただし、一部のグループレギュレーション方式でも Platinum を取得する例はあります。
Q5: DC-DC 方式の方が発熱しますか? A5: 基本的には DC-DC モジュール自体が発熱源となりますが、効率が良いためトータルの電力ロスは少なくなります。ただし、ケース内のエアフロー設計によっては、モジュールの冷却が重要になります。
Q6: グループレギュレーション方式でも高価なモデルはありますか? A6: はい、存在します。低価格帯だけでなく、コストをかけて制御回路を最適化したグループレギュレーション式の高品質 PSU もあります。ただし、DC-DC 方式の普及に伴い、同価格帯では DC-DC の選択肢が増えています。
Q7: PC が不安定な場合、電源ユニットの方式が原因ですか? A7: 可能性は十分にあります。特にクロスロード特性に問題がある PSU は、特定の負荷時に電圧変動を起こしやすく、クラッシュや再起動の原因となります。DC-DC 方式への交換で改善するケースも多々あります。
Q8: DC-DC 方式の電源ユニットは高すぎますか? A8: グループレギュレーション式に比べて 10,000 円〜30,000 円程度高い傾向があります。しかし、PC の寿命やパーツ保護を考慮すると、中級者以上には適切な投資と言えます。予算が許す限り DC-DC を推奨します。
Q9: ベンチャーメーカーの電源でも DC-DC 方式はありますか? A9: はい、多くの新興ブランドも DC-DC 方式を採用しています。ただし、設計品質やコンポーネントの信頼性は大手メーカーと異なるため、レビューを確認して選ぶことが重要です。
Q10: 2026 年時点で DC-DC 方式が主流になりつつあるのはなぜですか? A10: GPU の高消費電力化と DDR5 の普及により、電圧変動への耐性が重要になったからです。特に PCIe Gen 6 対応のグラボでは 12V レールの安定性が不可欠であり、それに対応できる DC-DC 方式が主流になりつつあります。
本記事では、電源ユニット内部設計の核心である「DC-DC 方式」と「グループレギュレーション方式」について詳しく解説しました。両者の違いを要約すると以下のようになります。
初心者の方には、予算が許す限り DC-DC 方式を採用した電源ユニットを選ぶことを推奨します。特に Corsair RM850x や Seasonic Focus GX-850、be quiet! Straight Power 12 のような高品質モデルは、PC の安定動作を保証する重要なパーツです。一方、予算が限られる場合は、信頼性の高いメーカーのグループレギュレーション式 PSU でも問題なく使用できますが、用途に応じたワット数選定が重要です。
電源ユニットは PC の心臓部です。性能だけで選ぶのではなく、内部設計や電圧安定性といった技術的な側面にも目を向けることで、より長く快適な PC ライフを送ることができます。2026 年時点での最新トレンドを踏まえ、ご自身の PC 環境に最適な電源ユニットを見つけてください。

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