
自作 PC を構築する際、ケース内のパーツ選びに目が向きがちですが、実はシステムの安定性と寿命を決定づける最も重要なコンポーネントの一つが電源ユニット(PSU)です。特に近年は高電圧・大電力化するグラビアカードや CPU の性能向上に伴い、単なるワット数だけでなく、その構造や配線方式も重要な選択基準となっています。モジュラー電源と非モジュラー電源の違いを正しく理解することは、美しいケース内レイアウトを実現するだけでなく、冷却効率の最大化や信頼性の確保にも直結します。
本記事では、自作 PC 初心者の方向けに、フルモジュラー・セミモジュラー・非モジュラーという三つの方式における構造的な違いを詳細に解説いたします。単に配線が外れるか否かだけでなく、内部の基板設計やコネクタの接続メカニズムの違いが、長期使用時の信頼性や発熱にどのような影響を与えるのかという視点も含めていきます。また、2026 年現在の最新規格である ATX 3.1 や 12V-2x6 コネクタとの関連性についても触れ、最新のトレンドに沿った選定基準を提示します。
多くのユーザーが「コスト差はわずか数千円なのだから、モジュラーなら何でも良い」と考えがちですが、実は用途やケースの構造によって最適な選択は異なります。例えば、ミニマリストなレイアウトを目指す SFF(Small Form Factor)PC では非モジュラーの方が内部スペースを有効活用できる場合がある一方、高熱環境下では不要なケーブルがエアフローを阻害しないフルモジュラーが推奨されます。本記事を通じて、それぞれのメリット・デメリットを実測データや市場価格の観点から比較検討し、あなたにとって最適な電源ユニットを選定するための確かな根拠を提供いたします。
PC 電源ユニットにおける「モジュラー方式」とは、本体から出力されるケーブルがすべて固定されているか、あるいは接続端子として外部に露出しているかの違いを指します。この三つの方式には明確な構造的差異があり、それぞれ製造工程や内部設計において異なるアプローチが採用されています。まず最も基本的な非モジュラー電源ですが、これは名前の通りすべてのケーブルが本体から直接引き出されており、ユーザーが取り外すことができない構造となっています。
フルモジュラー電源は、すべてのケーブル(24pin、CPU 給電、SATA、PCIe など)がコネクタとして独立しており、接続しない場合はケーブルそのものをケース内に入れずに済みます。セミモジュラーはその中間的な存在で、24pin マザーボード給電と CPU 給電のコネクタは固定されており、GPU やストレージへの電源ケーブルのみが取り外し可能となっています。この設計思想の違いにより、内部の配線スペースや基板のレイアウトに微妙な違いが生じます。
非モジュラーの場合、製造ラインではすべてのケーブルを一度に溶接・成形するため、生産コストが低く抑えられる一方で、ケース内には必ず余分なケーブルが存在することになります。一方、フルモジュラーは各コネクタを個別に管理する必要があるため、基板設計において端子部の強度や接触抵抗の確保が重要視されます。セミモジュラーは、固定される給電ラインで信頼性を担保しつつ、柔軟な配線管理を実現しようとするハイブリッドなアプローチです。
| 項目 | 非モジュラー | セミモジュラー | フルモジュラー |
|---|---|---|---|
| 定義 | すべてのケーブル固定 | CPU・マザー給電固定、他は着脱 | すべてのケーブルが着脱可能 |
| 配線量 | 常に全ケーブル必須 | 固定分は残るが GPU/ストレージ可 | 不要なら一切不要 |
| 製造コスト | 最も低い | 中程度 | 最も高い |
| ケース内スペース | ケーブル束が邪魔になる | 一部が邪魔になる | 最小限に抑えられる |
| 適合ケース | 大容量タワー等 | ほぼすべてのケース | SFF からタワーまで最適 |
この表からも明らかなように、フルモジュラーは配線の自由度を最大化する設計ですが、その分コネクタ部分が増えるため内部の複雑さは増します。また、2026 年時点では、ATX 3.1 規格に準拠した新型電源も増加しており、これらは大半がフルモジュラーを採用しています。これは、新しい ATX 規格で要求される高電力供給(特に瞬時 spike への対応)のため、コネクタ部の熱設計を個別に最適化しやすいためでもあります。
配線管理は単に見栄えの問題だけでなく、ケース内の空気の流れ(エアフロー)に直接影響を与える重要な要素です。PC の冷却システムは、ファンが空気を吸い込み、ヒートシンクを通過して排気する「パス」という流れの中で効率を最大化しています。この流れの最中に不要なケーブルが横たわっている場合、それは空気抵抗となり、冷却性能を著しく低下させる要因となります。
特に、非モジュラー電源やセミモジュラー電源の場合、接続しない GPU 用 PCIe コネクタなどがケース内に束ねられて存在します。これらは通常、ファン後方やサイドパネルの隙間に隠されますが、現代の高性能 PC は発熱量が大きいため、わずかな気流の乱れも CPU や GPU の温度上昇に直結します。例えば、ケース前面から吸い込まれた冷気がモジュラーケーブルの束によって阻害され、ラジエーターやヒートシンクに到達する前に熱交換効率が悪化することがあります。
フルモジュラー電源を使用することで、不使用のケーブルを完全に外せるため、内部空間を物理的にクリアに保つことが可能です。これにより、ケース内の静圧が高まり、より効率的な冷却が可能となります。また、2026 年現在の傾向として、高電流・大電力化による発熱増加が課題となっています。特に GPU が 500W を超えるような高出力モデルでは、その周辺への冷気供給が必須です。不要なケーブルがない状態は、まさに「風を邪魔しない」設計であり、システムの負荷低下に寄与します。
ただし、エアフローへの影響はケースの構造によっても異なります。電源ベイが独立しているケース(PSU shroud)では、配線による影響は多少軽減されます。しかし、電源ベイが開放的であったり、マザーボード裏面への配線スペースが狭いケースでは、フルモジュラーのメリットは決定的になります。また、ケーブル管理には専用のラフターやスリーブを使用することが推奨されており、これらを活用することでエアフローをさらに最適化できます。
電源ユニットの選択において、最も議論が分かれるのが「価格差」です。一般的に、同容量・同グレード(例:Gold 認証 850W)である場合、非モジュラーからフルモジュラーへグレードアップすると、約 3,000 円〜5,000 円の差が生じます。この金額差は、配線管理のしやすさやケース内の美観にとって妥当なコストなのでしょうか。
まず価格差の要因を分解すると、製造工程におけるコネクタの追加と、それに対応する基板設計の変更費が主因となります。非モジュラーはすべて固定であるため、生産ラインで一度に接続すれば良く、作業効率が高いです。一方、フルモジュラーでは各コネクタを個別に制御・接続する必要があるため、組立工程での手間が増え、また接触不良を防ぐための端子品質向上にもコストが掛かっています。
しかし、この差額に対する価値は、ユーザーの使用スタイルによって大きく異なります。例えば、PC を 1〜2 年ごとに組み立て直すマニアや、頻繁なパーツ交換を行うクリエイターにとっては、この数千円の投資は配線の手間を大幅に削減する意味で非常に高い ROI(投資対効果)を持ちます。また、ケーブルが余らないことは、ケース内の清掃メンテナンスの負担減にも繋がります。
| グレード | 非モジュラー (目安) | フルモジュラー (目安) | 価格差 |
|---|---|---|---|
| Bronze | 10,000 円前後 | 14,000 円前後 | 約 4,000 円 |
| Gold | 15,000 円前後 | 20,000 円前後 | 約 5,000 円 |
| Platinum | 25,000 円前後 | 30,000 円前後 | 約 5,000 円 |
| Titanium | - | 40,000 円〜 | 高価 |
このように、高効率な電源ほど価格差が開く傾向がありますが、それでも数千円の範囲であることが多いです。2026 年現在では、フルモジュラーが標準となりつつあり、非モジュラーはエントリーモデルに限られることが多いため、長期的に見ればコスパの観点からもフルモジュラーを選ぶのが賢明とされています。また、カスタムケーブルの購入費や配線資材のコストを考慮すると、最初からフルモジュラーを選ぶ方がトータルコストで有利な場合さえあります。
電源ユニットの信頼性を語る上で、「接続部」の質は非常に重要な要素です。非モジュラー電源はすべてのケーブルが内部で直結(ソルダー)されているため、物理的な断線や接触不良のリスクが極めて低いです。これは、製造時から「固定」として設計されているため、振動や熱膨張による接点の変化を受けにくい構造となっています。
一方、フルモジュラー・セミモジュラー電源は、コネクタと基板の間に接点を設けています。この接点は、何度も抜き差しすることで摩耗する可能性があります。特に、自作 PC の組み立て・分解を頻繁に行う場合や、振動の激しい環境(車載 PC 等)で使用する場合、この接点部分の耐久性が問われます。また、2026 年時点では、高負荷時の発熱によるコネクタの膨張も懸念事項です。
しかし、現代の電源メーカーは、この課題に対し高度な技術で対応しています。例えば、端子金物の材質を銅合金から特殊合金へ変更したり、接点部分にメッキ処理を施して腐食や酸化を防ぐ加工を行ったりしています。また、コネクタ側のロック機構も改良され、完全に挿入されていることを確認できるデザインが主流となっています。
| 特性 | 非モジュラー (直結) | モジュラー (端子接続) |
|---|---|---|
| 物理的強度 | 極めて高い(溶接) | 中程度(抜き差し可能) |
| 接触抵抗 | 非常に低い | 設計次第で低減可能 |
| 寿命リスク | ケーブル被覆の劣化 | コネクタの摩耗・酸化 |
| メンテナンス性 | 不可 | 交換・清掃が可能 |
実際のところ、定評のあるメーカー製(Seasonic、Corsair など)のフルモジュラー電源において、端子接続部による故障が頻発することは稀です。ただし、安価な無名ブランドのコネクタにおいては、このリスクは無視できません。信頼性を最優先する場合は、著名メーカーのフルモジュラー製品を選ぶことで、非モジュラーに匹敵する耐久性を確保できます。また、定期的な清掃を行い、接点間の埃を取り除くことも、接続不良を防ぐ有効な手段です。
2026 年現在、PC パーツの世界では ATX 3.1 規格と 12V-2x6 コネクタが事実上の標準となっています。これは、NVIDIA の GeForce RTX 40 シリーズ以降(および次世代の 50 シリーズ)の高消費電力への対応を目的として導入された新しい電源仕様です。ATX 3.1 では、GPU が瞬間的に 175% の負荷がかかる「トランジェントスパイク」と呼ばれる現象に対応できるよう、電源内部のレギュレーションが強化されています。
従来の ATX 2.x 規格では、このスパイクへの対応力が不足しており、場合によってはシステムシャットダウンを引き起こす可能性がありました。ATX 3.1 では、瞬時の電圧変動に対して電源ユニット内部のコンデンサやスイッチング素子が迅速に対応し、安定した電流供給を維持することが求められています。そのため、ATX 3.1 対応电源は、フルモジュラー化と相性が良く、特に GPU 給電ケーブルの設計が重要視されます。
また、コネクタ形状も従来の PCIe 8pin(6+2)から、12V-2x6 コネクタへと変更されました。これは、過熱や溶融事故を防ぐための安全装置です。旧規格では、8pin コネクタの pin 配列が単純だったため、接触不良による発火リスクが一部で指摘されていました。新しいコネクタは形状自体を非対称にし、正しい挿入ができないよう設計されているため、物理的な誤接続による事故を防ぐことができます。
この最新規格に対応する電源を選ぶ際、フルモジュラーであることはほぼ必須条件となります。なぜなら、12V-2x6 コネクタは大容量の給電を行うため、配線の太さやコネクタの耐熱性が求められるからです。セミモジュラーでも対応製品はありますが、フルモジュラーの方がケーブルの整理が容易であり、高発熱部への風通しを確保しやすいという利点があります。したがって、最新の GPU を搭載する PC 構築では、ATX 3.1 対応かつフルモジュラーな電源ユニットを選ぶことが推奨されます。
PC 電源の効率性を示す指標として、80PLUS 認証が世界的に知られています。これは、負荷率 20%、50%、100% でそれぞれ 80% 以上の電力変換効率を達成していることを証明するもので、Bronze、Silver、Gold、Platinum、Titanium の段階があります。この効率性とモジュラー方式の間には、明確な相関関係が見られます。
一般的に、高効率(Gold 以上)を目指す電源は、内部のスイッチング素子やトランスの性能を向上させる必要があるため、コストが上昇します。一方、フルモジュラー構造自体も製造コストに影響するため、高効率かつフルモジュラーという組み合わせは、価格帯が高くなる傾向があります。しかし、これは必ずしもトレードオフではなく、技術力の裏付けがある製品であれば両立可能です。
| 認証グレード | 典型的なモジュラー構成 | 特徴と用途 |
|---|---|---|
| Bronze | セミ〜フル | エントリー向け、コスト重視 |
| Silver | フルモジュラー | オフライン向け、基本性能 |
| Gold | フルモジュラー主流 | ゲーミング、バランス重視 |
| Platinum | ほぼフルモジュラー | 省エネサーバー、高負荷環境 |
| Titanium | フルモジュラー | 極限の省電力、特殊用途 |
2026 年現在では、Gold 認証以上の電源は大半がフルモジュラーを採用しています。これは、ユーザーが高効率を求めつつも、ケース内の整理整頓にも気を遣う傾向が強いためです。Bronze や Silver のような低価格帯でもフルモジュラー製品が存在しますが、それらは内部設計の簡素化によってコストを抑制している可能性があります。
したがって、選ぶ際は「80PLUS 認証」よりも先に「フルモジュラーであること」を確認し、その上で効率グレードを選ぶのが良い順序です。特に Gold 以上の電源は、内部のコンポーネント品質も高いため、コネクタ部分の耐久性も担保されやすいです。また、高効率化に伴い発熱量が低下するため、冷却ファンの回転数を抑えやすくなり、静音性向上にも寄与します。
2026 年時点市場で評価の高いフルモジュラー電源を、用途や予算に合わせて厳選してご紹介します。これらは信頼性の高いメーカー製品であり、ATX 3.1 規格への対応も確認済みです。それぞれの特徴や、どのようなユーザーに推奨されるかを詳細に解説します。
まず上位クラスとして Corsair の HX シリーズがあります。HX1200i はハイエンドゲーマー向けで、PC-Health モニタリング機能付きの USB ケーブルを標準装備しており、ソフトウェアでの制御が可能です。また、Fanless 動作モードも搭載されており、低負荷時の静音性が極めて高いです。
| 製品名 | ワット数 | 価格帯 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Corsair RM1000x | 1000W | 20,000〜25,000 円 | 高効率 Gold、静音ファン |
| Corsair HX1200i | 1200W | 30,000〜35,000 円 | モニタリング機能、超静音 |
| Seasonic PRIME TX-850 | 850W | 25,000〜30,000 円 | Platinum 高効率、16 年保証 |
| be quiet! Dark Power Pro 13 | 1000W | 30,000〜35,000 円 | 完全静音、高級感 |
| NZXT C1200 (ATX 3.1) | 1200W | 22,000〜27,000 円 | RGB 対応、デザイン重視 |
| Thermaltake GF1 | 850W | 15,000〜20,000 円 | コスパ良し、ATX3.1 |
| Cooler Master MWE Gold II | 750W | 12,000〜16,000 円 | オールインワンケーブル |
| FSP Hydro G PRO | 850W | 14,000〜18,000 円 | 静音設計、安定性高 |
| Super Flower Leadex VII | 750W | 13,000〜17,000 円 | OEM ベストセラー |
| DeepCool PQ750M | 750W | 12,000〜16,000 円 | ゲーミング向け、安価 |
NZXT の C1200 は、ケース内照明を同期させる RGB コネクタを搭載しており、見た目重視のユーザーに人気があります。また、DeepCool や FSP の製品は、OEM 供給元としても実績があり、コストパフォーマンスが非常に優れています。特に DeepCool PQ750M は、750W という実用的なワット数で 12V-2x6 をサポートしており、エントリー〜ミドルゲーマーの定番となっています。
電源ユニットのワット数選びは、単に「GPU の TDP(熱設計電力)」を足せば良いわけではありません。CPU やマザーボード、ファン、ストレージ、そして何より瞬時のスパイクへの余裕度を含めて計算する必要があります。特に RTX 50 シリーズなどの次世代 GPU は、最大消費電力がさらに向上している可能性があります。
一般的な目安として、GPU の TDP に CPU の TDP を加え、全体の 1.2〜1.3 倍のワット数を確保するのが安全です。例えば、RTX 4080 (450W) と Core i9-14900K (250W) を使用する場合、合計 700W ですが、スパイク考慮で 900W〜1000W の電源を選ぶべきです。また、ATX 3.1 対応のフルモジュラー電源であれば、このスパイクへの耐性も高いため、少し余裕を持たせることが推奨されます。
| GPU 種類 | 推奨ワット数 (CPU 別) | 具体的な構成例 |
|---|---|---|
| RTX 5090 (予想) | 1200W〜1300W | i9-14900K + 32GB RAM |
| RTX 5080 | 1000W〜1200W | Ryzen 7 9700X + 64GB RAM |
| RTX 4090D | 1000W〜1200W | Core i7-14700K + M.2x2 |
| RTX 4080 Super | 850W〜1000W | Ryzen 5 7600X + NVMe x1 |
| RTX 4070 Ti Super | 750W〜850W | Core i5-13600K + HDD+SSD |
| RX 9000 Series (予想) | 850W〜1000W | Ryzen 7 7800X3D + 大容量 RAM |
この表は、2026 年の想定される GPU 構成に基づいています。特に RTX 5090 のようなフラッグシップモデルでは、12V-2x6 コネクタの信頼性を確保するためにも、高ワット数かつ高品質なフルモジュラー電源が必須です。また、メモリ容量やストレージ数が多いユーザーは、追加電力を考慮してワット数を増やす必要があります。
配線管理をさらに極めたい場合、カスタムケーブルの利用を検討するのが効果的です。CableMod などの専門メーカーから、ケースの色や素材に合わせたシリコンスリーブ付きケーブルが販売されています。これらは単に見た目を良くするだけでなく、太さと硬さを最適化することで、エアフローへの干渉をより減らすことができます。
しかし、カスタムケーブルには重要な注意点があります。他社製の電源ユニット用ケーブルを流用することは絶対に避けてください。 電源コネクタの pin 配列はメーカーや製品ラインによって微妙に異なる場合があります。例えば、Corsair のコネクタと Seasonic のコネクタでは電圧定義が逆転しているケースがあり、誤接続すると基板烧毁の危険性があります。
また、カスタムケーブルを購入する際は、必ず「対応機種」を確認する必要があります。フルモジュラー電源であっても、コネクタの形状(24pin の pin 数や 12V-2x6 の形状)が異なる場合があります。特に ATX 3.1 規格に対応した新型コネクタを使用している製品では、旧規格のカスタムケーブルは物理的に挿入できないか、機能しない可能性があります。
さらに、カスタムケーブルによる配線管理には専用のラフターやクリップが必要です。単にケーブルを束ねるだけでなく、ケース内の通気路を確保するために適切なルーティングを行う技術も重要です。これらを正しく活用すれば、非モジュラーでは不可能なほど美しいケース内レイアウトを実現できますが、初期投資と時間を考慮して判断すべきです。
はい、非常に扱いやすいです。コネクタを外せるため、使わないケーブルをケース外に出さずに済むので、組み立て中の混乱が減ります。また、ケーブルの長さを調整しやすいのも利点で、無理な配線によるストレスを軽減できます。ただし、各コネクタの向きに注意して正しく接続することが必要です。
用途によりますが、ゲーマーやクリエイターには十分 worth します。配線のしやすさで組み立て時間が短縮され、ケース内の掃除もしやすくなります。また、エアフロー向上による冷却効率も考慮すると、数万円の PC を保護する投資として妥当です。
決定的な違いは「固定ケーブルの数」です。セミモジュラーはマザーや CPU 給電が固定されており、これらを外せません。フルモジュラーなら全て外せます。ケース内の奥行きが少ない SFF PC では、セミモジュラーの方がスペースを有効活用できる場合があります。
有名なメーカー製であれば極めて稀です。接点設計が改良され、耐久性も向上しています。ただし、安価な無名ブランドや頻繁な抜き差しを行う場合はリスクが高まります。定期的な埃掃除を心がけることで、接続不良を防げます。
使えますが、RTX 4090 や次世代 GPU ではスパイク耐性が不足する可能性があります。ATX 3.1 対応電源なら瞬時の電力変動にも対応でき、安定動作を保証します。高価な GPU を使う場合は、ATX 3.1 対応を強く推奨します。
必須ではありません。標準のモジュラーケーブルでも十分きれいにまとめられます。ただし、見た目を重視する場合や、極限の冷却性能を求める場合におすすめです。コストと手間とのバランスを見て判断してください。
理論上は直結なので確実性は高いですが、現代のフルモジュラーも同程度の信頼性を確保しています。製造工程の違いによる差は小さく、むしろコネクタ部分の設計品質が重要視されています。有名メーカーを選べば問題ありません。
基本的に別の電源ユニットでは使用できません。コネクタ形状や Pin 配列が異なるためです。また、新品購入時に同梱されている標準ケーブルの方が互換性も高く推奨されます。
ファンが低負荷時回転を止める機能を持つ製品です。フルモジュラー電源にはこの機能が搭載されることが多く、低騒音環境での利用に向いています。ただし、高負荷時はファンの音がします。
物理的に挿入できないよう設計されています。旧規格の電源ユニットやケースでは使用できません。新しい GPU を使う場合、ATX 3.1 対応かつ 12V-2x6 サポートのあるフルモジュラー電源が必須です。
本記事では、自作 PC の心臓部である電源ユニットにおける「モジュラー方式」の違いについて、構造、コスト、信頼性、最新規格への対応など多角的な視点から解説いたしました。特に 2026 年時点の PC 環境では、ATX 3.1 規格と 12V-2x6 コネクタの普及により、フルモジュラー電源が事実上の標準となりつつあります。
記事全体の要点を以下にまとめます。
最終的に、あなたがどのタイプの PC を構築したいかによって最適な選択は異なりますが、長期的な視点と快適な作業環境を考慮すれば、フルモジュラー電源を選ぶことが最も賢明な投資となります。配線管理に悩み、ケース内の美観や冷却効率にこだわるなら、ぜひ本記事を参考に高品質なフルモジュラー電源を選んでください。

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