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レトロゲームへの情熱は、2026 年現在においても衰えることを知れません。特にアーケード筐体の質感や CRT モニタ特有の走査線、そして画面のわずかな湾曲が生み出す独特の没入感は、現代の高解像度ディスプレイでは再現不可能な魅力を持っています。しかし、単に古いゲームを再生するだけでは満足できない中級者以上のゲーマーにとって、本格的なアーケード筐体の自作は夢のようなプロジェクトです。そこで注目を集めているのが「MiSTer FPGA」という技術です。これはエミュレーションではなく、FPGA を用いてハードウェアレベルでレトロゲームの回路を再現するシステムであり、2026 年時点でも最も忠実な動作を実現するプラットフォームとして確立されています。本記事では、DE10-Nano を中核とし、Sanwa JLF ジョイスティックと CRT モニタを組み合わせた完全自作アーケード筐体の構築方法を詳しく解説します。
このプロジェクトの醍醐味は、単なるゲームプレイではなく、回路から組み立てるプロセスにあります。例えば、CRT モニタからの信号をどのように取り出し、I/O ボードへ配線するかという物理的な作業は、技術的な知識と根気が必要です。また、筐体製作においては木材やアクリルの厚み、金具の強度など、実用性を考慮した設計が求められます。構築費用は最低でも 15 万円から高品質な CRT を用意すれば 30 万円を超えることも珍しくなく、これは PC ワークロードを要する一般的なエミュレーション環境とは一線を画す投資となります。しかし、その成果である「本物のアーケード筐体」が自宅に完成した時の満足度は格別です。以下では、2026 年の最新情報を踏まえ、必要な部品の選定から電源設計、メンテナンスまでを網羅的に解説し、あなた自身のアーケードスペースを実現するためのガイドとなります。
MiSTer FPGA システムの中核となるのは、Terasic 社製の「DE10-Nano」開発ボードです。これは FPGA(Field-Programmable Gate Array)を搭載しており、特定のハードウェア回路をソフトウェア上で再構成できるデバイスです。2026 年現在でも、FPGA の演算能力と低遅延性が、従来の CPU ベースのエミュレータと比較して圧倒的なゲームプレイの快適さを生み出しています。DE10-Nano は ARM プロセッサである Cortex-A9 を搭載しており、OS の管理や設定画面の表示を担当しますが、実際のゲーム処理は FPGA 内部のロジックで行われます。これにより、スプライトの転送遅延や音響のズレといったエミュレーション特有の問題が排除され、アーケード基板そのものに近い挙動を再現します。
システム構築において重要なのがメモリ構成です。多くのレトロゲームコアは、SDRAM の容量と速度に依存しています。例えば、セガ・マスターシステム用のコアでは SDRAM 128MB が推奨仕様として明記されており、これが不足するとフレームレートが不安定になることがあります。DE10-Nano は標準で DDR3 ソケットを備えており、ユーザーが独立したメモリモジュールを追加することでこの要件を満たします。また、FPGA のクロック速度はゲームコアの種類によって最適化されますが、一般的に 50MHz から 100MHz の範囲で動作し、これに合わせて外部 SDRAM が同期します。2026 年版の MiSTer FPGA リポジトリでは、アーケード基板のコア数も増加しており、セガ・ナミコのタイトルに加え、SNK やタイトーの基板までカバーするようになりました。
OS の起動やコアの切り替えには、SD カードが使用されます。この SD カードには Linux ベースの OS と FPGA ビットストリームが格納されています。2026 年現在では、MicroSD カードの容量は 32GB から 128GB が推奨されており、これに複数のゲームコアをインストールしても問題ありません。また、FPGA の再プログラムには時間がかかるため、起動時は HDD や SSD を使用して高速化された OS の構成が一般的です。I/O ボードとの接続も重要であり、USB ポートを経由せず、直接 FPGA ピンに接続することで遅延を最小化します。このハードウェア的な直結性が、MiSTer FPGA の高い忠実性の源となっています。
ゲームプレイにおける操作感を決めるのがコントローラーですが、その信号をシステムに伝えるのが「I/O Board」です。最も人気があるのは Terakronos 社製のボードで、これは DE10-Nano の GPIO ポートを拡張し、ジョイスティックやボタンからの信号を安定して処理します。Terakronos I/O Board は 2026 年現在でも主要な互換品として流通しており、デバッグ機能も備えています。また、より安価な選択肢として「DOROTHY PCB」も存在しますが、これは市販のキーボード信号を流用する簡易的なものであり、筐体製作においては専用ボードの使用が推奨されます。I/O ボードは電源 5V と 3.3V の両方に対応しており、ジョイスティックのスイッチやボタンによって電圧レベルが異なりますので、配線時の電圧管理が重要です。
配線の仕様については、RJ45 コネクタを使用した接続が一般的です。例えば、Sanwa JLF ジョイスティックからの出力は、通常 8 方向かつ 10 個のピン(UP, DOWN, LEFT, RIGHT, DIAGONAL x2, BUTTON1, BUTTON2)を使用します。これを I/O ボード上の RJ45 ポートに接続する際、ケーブルの品質が信号伝送に影響を与えます。長距離配線を行う場合は、シールド付きのケーブルを使用し、ノイズの影響を最小化することが推奨されます。また、筐体内で複数のコントローラーをサポートする場合、I/O ボードはマルチポート構成を選択します。2026 年時点では、4 ポート対応のボードが主流であり、これにより 1 つの筐体で最大 4 人の同時プレイが可能になります。
電源供給についても配慮が必要です。ジョイスティックやボタンはスイッチングノイズを発生させるため、I/O ボード上のコンデンサで平滑化されていますが、外部からの干渉も考慮します。特に CRT モニタの電源回路から発生する電磁波ノイズは、信号配線に悪影響を与える可能性があります。そのため、CRT の電源ケーブルと I/O 信号ケーブルは物理的に分離して配線し、交差させないレイアウトを計画します。また、I/O ボード自体への給電には、DE10-Nano から USB を介するか、または独立した DC 5V アダプタを使用します。後者の場合、ノイズの混入を防ぐためにコンデンサを追加し、安定した電圧供給を確保します。
CRT モニタはレトロゲーム体験において不可欠な要素であり、2026 年現在でもその需要は根強く残っています。特にアーケード筐体用として推奨されるのが Sony 製の BVM(Broadcast Video Monitor)と PVM(Professional Video Monitor)シリーズです。BVM はテレビ局向けの業務用モニターで、PVM はビデオ編集スタジオ向けに設計されています。これらは一般家庭用の CRT と異なり、高輝度で色再現性が優れており、走査線が鮮明に表示されます。例えば、Sony BVM-H9110MD は 4:3 の解像度を維持しつつ、RGB 入力に対応しており、MiSTer FPGA からの信号と相性が抜群です。2026 年現在では中古市場での流通量は減少していますが、専門の輸入業者やオークションサイトを通じて入手可能です。
PVM モデルも同等の品質を持ち、特に BVM よりも安価に入手できる場合があります。例えば Sony PVM-1360MQ は 13 インチサイズであり、小型筐体への組み込みに適しています。BVM と PVM の決定的な違いは、BVM がより広範なプロフェッショナルな校正機能を持つ点ですが、ゲーム用途においては PVM でも十分高い画質を提供します。両者の共通点は、外部からのノイズや歪みが少ないことと、輝度調整が細かく可能であることです。特に CRT の特性として「走査線」が強調されるため、解像度の高い信号を扱うには高品質な CRT が必要です。2026 年時点での市場価格では、状態の良い BVM は 15 万円前後で取引されており、これは筐体全体の構築費に占める割合も大きくなります。
信号入力形式については、RGB SCART や D-Sub 15pin が主流です。MiSTer FPGA は純粋な RGB 信号を出力するため、これを CRT に接続するには適切な変換ケーブルが必要です。SCART コネクタは欧州規格であり、日本国内では HDMI 端子を持つ CRT モニタも一部存在しますが、アーケード筐体にはアナログ入力の CRT が標準的です。また、CRT の電源周波数は 50Hz または 60Hz に設定され、これに同期させて信号を送る必要があります。2026 年現在では、CRT の蛍光体が劣化しているケースも多いため、購入時は輝度と色温度のチェックが必須です。また、点灯時のウォームアップ時間や、電源投入時のサージ電流対策として、安定した電源供給が必要となります。
アーケード筐体の操作感を支えるのがコントローラーであり、その中でも Sanwa 製のジョイスティックは世界的な標準となっています。具体的には「Sanwa JLF-PT-8YT」が最も一般的に使用されるモデルです。このジョイスティックは、8 方向のレバーと 1 つのボタンを内蔵しており、耐久性と操作性のバランスが取れています。2026 年時点でも、多くの自作アーケードユーザーがこのモデルを採用しており、その理由は安価で入手しやすく、交換部品が豊富にある点にあります。また、内部にグリースが入っており、レバーの動きが滑らかで、長期使用してもガタつきにくい設計です。
ボタンについても詳細な選定が必要です。Sanwa 製の「Kaito 64mm」シリーズは、直径 64mm の大型ボタンであり、押下感が重厚でアーケードらしい感触を与えます。2026 年現在では、このサイズは筐体のデザイン性を高めるために必須となっています。また、内部スイッチとしては「Sanwa OBSF-31」が主流です。これはマイクロスイッチを使用しており、クリック感と耐久性に優れています。一方、高級品として「Hall Effect スイッチ」を使用したジョイスティックも登場しています。磁気式のスキャナは物理的な接点を持たないため、摩耗による不具合が発生しにくく、長寿命が特徴です。しかし、価格が高額であることや、配線が複雑になるというデメリットもあります。
スイッチの選定にはコストと耐久性のトレードオフが存在します。例えば、Cherry MX Red は PC 用キーボードのスイッチとして有名ですが、アーケード筐体では Sanwa の専用スイッチの方が適しています。その理由は、押し込み距離やクリック感の違いです。Sanwa OBSF-31 は 4mm の押し込みで動作し、0.5N の力で押下できますが、[Cherry MX Red は 2mm です。アーケード筐体ではより深く押すことで、本物のボタンを押した感覚を再現します。また、ボタンの色も重要であり、赤や青などの鮮やかな色が使用されます。2026 年現在では、LED ライトアップ式のカスタムスイッチも人気を集めており、これによりゲーム内の演出と連動させることも可能です。
MiSTer FPGA から CRT モニタへ信号を送出する際、最も重要なのが「RGB SCART」ケーブルの使用です。SCART コネクタは欧州規格の AV コネクタであり、RGB 信号をそのまま伝送できます。これにより、コンポジット映像や S-Video に比べて鮮明な画像を得ることが可能です。2026 年現在では、高品質な SCART ケーブルとして「Mogami」製の製品が推奨されています。このケーブルはシールドが厚く、ノイズの影響を受けにくい設計です。また、接続時の接触不良を防ぐために、金メッキ端子を使用しているモデルを選ぶことが重要です。
S-Video は RGB に次ぐ画質を持つ信号形式ですが、MiSTer FPGA の場合は RGB 出力を優先する必要があります。S-Video を使用する場合、Y/C 分離が必要となり、これには専用のコンバータボードが使用されます。2026 年現在では、RetroTINK 4K スケラーのような高級機器も存在しますが、CRT 専用筐体では安価な信号変換器で十分です。ただし、S-Video は RGB に比べて色再現性が劣るため、アーケードゲームの鮮やかな色彩を忠実に再現するには不向きです。また、RGB SCART を使用する場合、CRT モニタが RGB 入力に対応している必要があります。対応していない場合は、SCART からコンポジット変換するアダプタが必要ですが、画質低下を招きます。
信号伝送における遅延も重要なポイントです。FPGA は低遅延な出力を行いますが、ケーブルや変換器の特性によっては数ミリの遅延が発生することがあります。これを補正するために、CRT モニタの設定で「水平・垂直位置」や「コイル調整」が必要となります。2026 年現在では、これらの調整を自動化するソフトウェアツールも登場していますが、物理的な調整の方が確実です。特に CRT の歪みは個体差が大きいため、1 つの筐体ごとに細かく調整を行う必要があります。また、信号ケーブルの長さが 3 メートルを超える場合は、信号減衰が顕著になるため、リピータの使用を検討します。
アーケード筐体の外観と耐久性を決定するのは素材選びです。一般的に使用されるのは合板や MDF(Medium Density Fiberboard)です。2026 年現在では、MDF の厚みは 15mm から 18mm が推奨されており、これにより筐体の剛性を確保できます。特に正面パネルには 30mm の厚みを持つアクリル板を使用することが多く、これはジョイスティックやボタンを固定する際の強度を保証します。また、アクリルは加工が容易であり、レーザーカッターを使用してカスタムデザインを施すことも可能です。2026 年時点では、アクリルの透明度と耐衝撃性が向上しており、割れにくくなった素材も流通しています。
金具の選定には、ネジ止め用のブラケットやヒンジが含まれます。例えば、ドアを開閉するためのヒンジは「Hinge 100」シリーズが推奨されており、これにより開閉時のスムーズさを保ちます。また、ジョイスティックを固定する際は、金属製のブラケットを使用し、振動による緩みを防ぎます。2026 年現在では、3D プリンターで自作の金具を作ることも一般的ですが、強度が必要な箇所には市販品を使用することが安全です。また、筐体の重量を考慮すると、底面には補強板を設置する必要があります。特に CRT モニタは重いため、筐体全体が倒れないよう、脚部には滑り止めゴムと固定ネジを設置します。
塗装や仕上げも重要です。アーケード筐体は長時間使用されるため、汚れや傷がつきやすい環境にあります。2026 年現在では、水性塗料よりもウレタン塗料の使用が推奨されており、これは耐久性に優れています。また、デザイン性を高めるために、パネルシールを使用することも一般的です。シールの厚みは 0.1mm から 0.5mm まであり、筐体の質感を大きく変えます。特にジョイスティックやボタンの周囲には、黒色や白のリング状のインサートを使用し、コントラストを強調します。また、内部配線の隠蔽には、黒いスポンジやゴム製のチューブを使用して、配線が見えないように工夫します。
アーケード筐体の安定動作において、電源システムの設計は極めて重要です。CRT モニタは電力消費が大きいことが知られており、特に起動時のサージ電流に注意が必要です。2026 年現在では、Mean Well 製の「LRS-350-24」などのスイッチング電源アダプタが推奨されています。これは 24V の出力であり、CRT モニタの電源回路に適しています。また、電圧安定性を高めるために、コンデンサを追加し、電流の変動を吸収します。特に CRT の点灯直後は電流が急増するため、電源容量に余裕を持たせる必要があります。
騒音対策も重要な要素です。スイッチング電源や CRT モニタ内部の冷却ファンは、筐体内に設置すると騒音が伝播しやすいです。2026 年現在では、静音化されたファンとして「Noctua NF-A8」などが使用されますが、CRT の場合は特殊な冷却構造が必要となります。また、筐体の振動を抑えるために、電源ユニットの底部にゴム製のクッションを設置します。これにより、ファンからの振動が筐体全体に伝わらないようにします。さらに、配線ケーブルにはフェライトコアを装着し、高周波ノイズを除去します。2026 年時点では、このノイズ低減技術は標準装備となっています。
電源の接続順序も考慮する必要があります。CRT モニタは他の機器よりも先に電源を入れることが推奨されており、これによりサーキュラー電流による損傷を防ぎます。また、MiSTer FPGA は USB 経由で給電されるため、AC アダプタからの電力供給が必要です。2026 年現在では、USB-C PD 対応の電源アダプタが主流であり、これにより高効率な給電が可能です。また、停電時のデータ保護のために、[UPS(無停電電源装置)を接続することも検討されます。特に重要なゲームデータを保存する際、突然の電源断を防ぐための対策となります。
MiSTer FPGA を用いたアーケード筐体の構築費用は、使用する部品の品質によって大きく変動します。2026 年現在の市場価格を考慮すると、最低構成でも 15 万円から開始し、高品質な CRT とカスタム筐体を組み立てれば 30 万円を超えることが一般的です。DE10-Nano や MiSTer FPGA ボードの初期費用は約 2 万円で、これに I/O ボードやコントローラーが追加されます。また、CRT モニタは個体差があるため、状態の良いものは高額になりますが、安価な中古品でも運用可能です。
具体的な内訳として、DE10-Nano が 25,000 円、I/O Board が 15,000 円、Sanwa JLF が 3,000 円となります。CRT モニタは BVM であれば 150,000 円から、PVM であれば 80,000 円程度です。また、筐体材料費は木材と金具で 40,000 円、電源システムで 20,000 円となります。これらを合計すると、中級者向けの構成では約 300,000 円となります。しかし、DIY でできる部分を減らすことで、費用を抑制することも可能です。例えば、筐体製作を業者に依頼する場合は、人件費が加算されます。
コスト削減の戦略として、CRT モニタの入手に注力します。2026 年現在では、海外からの輸入やオークションサイトを利用することで、安価な CRT を入手できる場合があります。また、I/O Board は自作することも可能ですが、信頼性を考えると市販品の使用が推奨されます。また、コントローラーは初期段階で Sanwa JLF-PT-8YT を使用する代わりに、安価な代替品を試すことも可能です。ただし、長期運用を考慮すると、初期投資を抑えるよりも耐久性の高い部品を選ぶことが結果的にコストパフォーマンスを高めます。
アーケード筐体の長期的な運用において、メンテナンスは避けて通れません。2026 年現在では、CRT モニタの輝度低下や色温度の変化が頻繁に発生します。これに対処するには、月に一度の定期的な点検が必要です。具体的には、モニターの表面を清掃し、内部のホコリを取り除く作業が含まれます。また、ジョイスティックやボタンの動作確認を行い、ガタつきや接触不良を確認します。2026 年時点では、これらのメンテナンスに要する工数は月あたり約 30 分と推定されています。
電源ユニットのフィルタ交換も重要です。スイッチング電源は長期間使用するとコンデンサが劣化し、ノイズが増加します。これによりゲームプレイ中の映像ノイズや音響ノイズが発生することがあります。2026 年現在では、フィルタ交換周期を 1 年に 1 回と設定しており、これにより安定した動作を保ちます。また、CRT モニタの電子ビーム管は寿命があり、点灯直後の輝度低下を防ぐためにウォームアップ時間を確保します。
長期運用における最大のリスクは、部品の廃盤です。MiSTer FPGA の一部のコアや I/O Board は、製造終了後にサポートが打ち切られる可能性があります。2026 年現在では、コミュニティによるフォーク版の開発が進んでおり、互換性を維持する動きがあります。また、CRT モニタの蛍光体は時間とともに劣化するため、高輝度モデルを入手することが推奨されます。メンテナンス記録をつけることで、不具合の発生頻度を把握し、予防的な対策を講じることが可能です。
| コンポーネント | 製品名 | 仕様数値 | 価格範囲 (円) | 推奨度 |
|---|---|---|---|---|
| FPGA Core | DE10-Nano | SDRAM 128MB, 50MHz | 25,000 | ◎ |
| I/O Board | Terakronos V3 | RJ45 x 4, 5V/3.3V | 15,000 | ◎ |
| Joystick | Sanwa JLF-PT-8YT | 8-way, 1-button | 3,000 | ◎ |
| Button | Kaito 64mm | Diameter 64mm | 2,500 | ◎ |
| CRT | Sony BVM-H9110MD | RGB SCART, 15kHz | 150,000 | ◎ |
| スイッチタイプ | 製品例 | 耐久性 (回) | クリック感 | 価格 (円/個) |
|---|---|---|---|---|
| マイクロ | Sanwa OBSF-31 | 10,000,000 | あり | 500 |
| ホログラフ | Hall Effect | 100,000,000+ | なし | 2,500 |
| キルスイッチ | Cherry MX Red | 50,000,000 | あり | 800 |
| モデルタイプ | 代表例 | 対応入力 | 色再現性 | 入手難易度 |
|---|---|---|---|---|
| BVM | Sony BVM-H9110MD | RGB, SCART | ◎ | 困難 |
| PVM | Sony PVM-1360MQ | RGB, S-Video | ○ | 普通 |
| 一般 CRT | Sony Trinitron | Composite, RF | △ | 容易 |
| 電源ユニット | 型番 | 出力電圧 | 消費電力 (W) | ノイズレベル |
|---|---|---|---|---|
| Mean Well | LRS-350-24 | 24V DC | 350W | 低 |
| AC Adapter | Generic | 12V AC | 60W | 高 |
| Switching | Mean Well HLG | 5V/12V | 200W | 中 |
| カテゴリ | 低価格版 (15 万) | 標準版 (25 万) | 高品質版 (30 万+) |
|---|---|---|---|
| FPGA | DE10-Nano | DE10-Nano | DE10-Nano + DDR4 |
| CRT | 中古 PVM | BVM | BVM (新品同然) |
| 筐体 | 簡易合板 | MDF/アクリル | 3D プリント金具 |
| コントローラー | Sanwa JLF-PT-8YT | Sanwa JLF-PT-8YT | Hall Effect |
Q1. MiSTer FPGA は初心者でも扱えますか? A1. はい、基本的なセットアップは簡単ですが、CRT モニタの調整には経験が必要です。DE10-Nano の初期設定や I/O Board の配線には、マニュアルを参照しながら行うことを推奨します。
Q2. CRT モニタがないとゲームはプレイできませんか? A2. いいえ、LCD モニタでもプレイ可能ですが、画質の忠実性が落ちます。RGB SCART 出力に対応した LCD を使用するか、コンバーターを利用することで代替可能です。ただし、CRT の特性を体験したい場合は CRT の推奨です。
Q3. 筐体のサイズはどれくらい必要ですか? A3. 標準的なアーケード筐体では幅 40cm、奥行き 50cm、高さ 170cm が目安です。CRT モニタのサイズに合わせて調整してください。小型の PVM を使う場合は 30cm 四方でも可能です。
Q4. ジョイスティックは Sanwa JLF-PT-8YT 以外も使えますか? A4. はい、Sanwa JLF-12E や Hall Effect スイッチも使用可能ですが、I/O Board の配線設定を変更する必要があります。互換性のあるスイッチであれば問題ありません。
Q5. 電源は 100V で動作しますか? A5. はい、日本国内の 100V AC で動作しますが、CRT モニタによっては特殊な電圧が必要な場合があります。Mean Well 製の電源アダプタを使用することで対応可能です。
Q6. メンテナンスはどのくらい頻繁に行いますか? A6. 月に一度の清掃と点検を推奨します。特にジョイスティックやボタンの動作確認、CRT の表面清掃が重要です。長期間使用しない場合は、カバーをかけて保存してください。
Q7. MiSTer FPGA はゲームの速度が落ちますか? A7. いいえ、FPGA はハードウェアレベルで動作するため、CPU ベースのエミュレータに比べて遅延は最小限です。ただし、SDRAM の容量やクロック設定によっては、一部のコアで挙動が変わる可能性があります。
Q8. 自作するよりも完成品を買った方が良いですか? A8. 完成品は手軽ですが、カスタマイズ性は低いです。MiSTer FPGA を使用した完全自作であれば、筐体やコントローラーの選定が自由にできます。自分の好みに合わせた構成が可能です。
Q9. RGB SCART ケーブルはどこで買えますか? A9. 専門のアダプターメーカーやオークションサイトで入手可能です。Mogami 製のケーブルが高品質ですが、自作も可能です。コネクタのピン配置を確認して接続してください。
Q10. 2026 年でもサポートは継続されますか? A10. はい、MiSTer FPGA のコミュニティは活発であり、2026 年現在でも更新が続いています。ただし、一部のハードウェアが廃盤になる可能性があるため、代替品の確保を推奨します。
本記事では、MiSTer FPGA を用いた自作レトロアーケード筐体の構築方法を詳細に解説しました。以下に要点をまとめます。
2026 年現在、この分野は成熟期を迎えており、情報を得ることも容易になっています。しかし、実際の製作には技術的な知識と根気が必要です。本ガイドがあなたのアーケードスペース構築の一助となることを願っています。
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