

PC の自作を検討する際、最も悩ましい問題の一つが「どのパーツを優先して購入すべきか」というボトルネックの判断です。高性能なパーツを揃えても、システム全体の性能を阻害する「足元」があれば、その投資は半減します。本記事では、2026 年 4 月時点の情報に基づき、PC のボトルネックを正しく理解し最適なパーツバランスを見つける方法を解説します。CPU と GPU のどちらが制約となりやすいのか、解像度やゲーム設定の影響をどう評価するか、そしてオンラインツールの限界を超えた実測診断法まで詳細に論じます。初心者から中級者の方々が、無駄な出費を抑えつつ最大のパフォーマンスを引き出すための指針として役立ててください。
ボトルネックという用語は、パイプラインの中で最も細い部分によって全体の流量が制限される現象を指す言葉です。PC パーツの文脈では、CPU と GPU のどちらかが処理能力の上限に達し、もう片方が待機状態になる状況を意味します。しかし、多くのユーザーはこの概念を静的なものだと誤解しており、「この CPU はこの GPU と合わない」といった固定された関係性があると考えてしまいます。実際には、ボトルネックは極めて動的な現象であり、使用するゲームタイトル、描画設定、そして解像度によってその正体は常に変化します。
例えば、競技シューティングゲームを 1080p でプレイする場合、GPU は非常に高速にフレームを描画するため、CPU が物理演算や入力処理、レンダリング命令の送付で追いつかなくなる CPU ボトルネックが発生しやすい状況になります。逆に、同タイトルを高解像度かつ高品質な設定でプレイすれば、GPU の負荷が急増し、GPU が限界に達する GPU ボトルネックへと転換します。このように、特定のパーツ単体の性能だけでボトルネックを断定することは不可能であり、システム全体の使用状況をシミュレーションする必要があります。
また、「10% のボトルネック」といった数値で示される計算結果も注意が必要です。これはオンライン計算ツールなどで見られる指標ですが、実際のフレームレート体感において 10% の差がユーザーに感知可能かどうかは別問題です。人間の視覚認知特性上、60fps から 54fps への低下は、特に動作が滑らかである場合、わずかな遅延として認識されるだけであり、ゲームプレイの質を著しく損なうものではありません。したがって、ボトルネック計算ツールで「10% 未満の非効率」と表示されたからといって、即座にパーツ交換を検討する必要はなく、予算配分において優先順位が下がるべきです。
PC の画面解像度は、ボトルネックの傾向を決定づける最も重要な要素の一つです。一般的に、1080p(フルHD)のような低解像度環境では、GPU が描画するピクセル数が相対的に少ないため、GPU の処理能力が十分に余ります。この場合、CPU 側で物理演算や AI 処理、シェーダー命令の発行待ちが発生しやすくなり、結果として CPU バウンド(CPU ボトルネック)の状態に陥りやすいのです。具体的には、1080p でプレイする際の負荷配分は、CPU が全体の負荷の約 60%〜70% を担い、GPU が 30%〜40% 程度となるケースが大半を占めます。
一方、2K(QHD)や 4K(UHD)といった高解像度環境では事情が一転します。描画すべきピクセル数が倍増、あるいは四倍になるため、GPU のグラフィックプロセッサ(GPU)に圧倒的な負荷がかかります。この場合、CPU が命令を出す速度よりも GPU がそれを実行して画面に表示するまでの時間の方が長くかかり、GPU が処理のボトルネックとなります。2K 以上でのプレイ時、負荷配分は逆転し、GPU が約 70%〜80% を、CPU は残りの 20%〜30% を担う傾向が顕著になります。
解像度と負荷比率の関係は以下の表にまとめました。この数値は一般的なゲームタイトルにおける平均的な目安であり、タイトルごとの最適化状況や Ray Tracing(レイトレーシング)の有無によって変動します。特に最新作のタイトルでは、CPU のキャッシュ構造やマルチスレッド処理が複雑になるため、高解像度でも CPU の影響が残る場合があります。
| 解像度 | GPU 負荷比率 | CPU 負荷比率 | 主なボトルネック要因 |
|---|---|---|---|
| 1080p (60Hz) | 35% | 65% | CPU 処理速度、メモリ帯域 |
| 1080p (144Hz+) | 25% | 75% | CPU 単体性能、スレッド数 |
| 1440p (QHD) | 65% | 35% | GPU の VRAM ボーダー、シェーダー |
| 4K (UHD) | 85% | 15% | GPU レンダリング能力、VRAM 容量 |
このように、自身の主なプレイ環境がどの解像度帯にあるかを明確にしておくことで、パーツ購入時の優先順位を正しく決定できます。例えば、「基本的には 4K で遊ぶ」というユーザーであれば、予算の大半を GPU に割くべきであり、CPU はミドルレンジでも十分なケースが多いです。逆に「1080p の高リフレッシュレートを追求する」ユーザーは、GPU よりも高速な CPU と低遅延メモリへの投資が結果的に高い FPS を得るための近道となります。
ボトルネック計算を簡易に行うために、インターネット上には多数のオンラインツールの存在します。「PC Builds」や「Bottleneck Calculator」といったサービスは、ユーザーが入力した CPU と GPU のモデル名から、おおよそのバランスを算出してくれます。これらのツールは、大量のベンチマークデータを蓄積しており、特定のゲームタイトルにおける平均的な性能比に基づいて計算を行います。初心者の方にとっては、手軽に候補パーツの組み合わせを検証できる便利な手段であり、明らかな非対称な組み合わせ(例:エントリークラスの CPU に最強クラスの GPU)を避けるための第一歩として有効です。
しかし、これらのオンラインツールには本質的な限界が存在します。最大の欠点は、ツールのアルゴリズムが「静的なベンチマーク値」しか考慮していない点です。実際のゲームプレイでは、ユーザーは画質設定を変えたり、DLSS や FSR などのアップスケーリング技術を ON/OFF にしたり、特定のマップやシーンにいます。ツールはこれらの変数を無視して計算するため、「GPU ボトルネックである」と表示されていても、実際には CPU が追いつかないケースが頻発します。特に Ray Tracing を有効にした場合、GPU の負荷は劇的に増大しますが、多くの計算ツールはこの設定を標準 OFF または ON で均一に扱っており、結果の精度が低下します。
また、ツールの計算ロジックも各社で異なるため、入力したパーツによって結果が大きく変わることもあります。あるツールでは CPU ボトルネックと表示されたのに、別のツールでは GPU 側と表示されるような矛盾が生じることがあります。これは、ベンチマークデータのカバー率や、特定のゲームエンジン(Unreal Engine 5 など)への対応度合いが計算式に含まれていないためです。したがって、オンラインツールはあくまで「目安」であり、最終的な判断材料としては使用せず、購入後の実測診断と併用することが推奨されます。
以下の表に、代表的なボトルネック計算ツールの比較をまとめました。それぞれの特性を理解し、利用時の注意点を把握しておくことが重要です。
| ツール名 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| PC Builds | 人気度高く UI が洗練されている | 直感的に使いやすく、最新パーツにも対応 | ベンチデータベースのため設定依存性を考慮しにくい |
| Bottleneck Calculator | 詳細な設定項目がある | ゲームごとの特定結果が見られる場合がある | データ更新頻度が低く、2026 年時点では古い情報も混在する |
| CPU & GPU Benchmark | 簡易的な比較機能 | スピード計算が可能 | 精度は低めであり、詳細な負荷分析は不可 |
オンラインツールの限界を補う最も確実な方法は、実際に PC を使用した状態でのデータ収集です。そのために不可欠なソフトウェアが「HWiNFO64」と「MSI Afterburner」の組み合わせです。HWiNFO はシステム全体のセンサー情報を詳細に取得し、MSI Afterburner はグラフィックカードの負荷率やフレームレートをリアルタイムで表示・記録する機能を持っています。これらを併用することで、ゲームプレイ中に CPU と GPU のどちらが限界に達しているかを数値として客観的に判断できます。
具体的な診断手順は以下の通りです。まず HWiNFO を起動し、「GPU Utilization(GPU 使用率)」および「CPU Usage per Core(コアごとの CPU 使用率)」を監視します。同時に MSI Afterburner でゲームをプレイさせ、フレームレートを計測します。最も重要な判断基準となるのは GPU の使用率です。もし、ゲーム中の平均的な GPU 使用率が 90%〜100% に達している場合、その PC は GPU ボトルネック状態にあり、CPU が GPU を十分に処理しきっていることを意味します。逆に、GPU 使用率が 80% 未満(特に 70-80% 以下)で安定している場合は、CPU の処理能力が不足しており、GPU が待機している CPU ボトルネックの可能性があります。
さらに詳細な分析には「フレームタイム(Frame Time)」や「1% Low FPS」という指標も重要です。GPU 使用率は 90% を超えていても、CPU コアの一部だけが 100% に達し続けており、他のコアが遊んでいる場合、スレッドの割り当てバランスが悪いことになります。この場合、フレームレートは安定せず、「スタッタリング(カクつき)」が発生します。これを防ぐためには、CPU のキャッシュ容量やメモリ帯域を見直す必要があります。温度センサーも監視すべきであり、CPU や GPU がサーマルスロットリング(熱による性能低下)を起こしている場合は、冷却システムの改善がボトルネック解消の鍵となります。
実測診断における主要な数値指標と解釈は以下の表に示しました。これらを参照して、ご自身の PC の状態を分析してください。
| 監視項目 | 正常範囲 (GPU ボトルネック時) | 異常範囲 (CPU ボトルネック時) |
|---|---|---|
| GPU Utilization | 90%〜100% | 75% 未満 |
| CPU Total Usage | 40%〜60% | 80%〜100% (一部コア) |
| CPU Core Max Usage | 平均的に分散 | 特定のコアが常時 100% |
| Frame Time Stability | 安定している | 変動幅が大きい (スタッタリング) |
このように、実測データに基づいて判断することで、単なる推測ではなく事実としてボトルネックを特定できます。特にゲームの設定を変更した場合(例:テクスチャ品質を下げる)、GPU 使用率がどう変化するかも確認すると、負荷の性質を理解する助けになります。
パーツを購入する際、最も重要な判断基準は「予算配分」です。初心者が陥りやすい間違いの一つが、「CPU と GPU を同額の製品にする」という考え方です。しかし、ゲーミング PC の性能を最大化するための最適解は、用途によって大きく異なります。一般的なゲーム用途においては、GPU がフレームレートを直接決定する主要因となるため、予算の大部分を GPU に投じるべきです。これに対して CPU は、GPU を十分に動かせるレベルであれば十分であり、極端に高性能な製品に投資することは非効率となります。
2026 年時点での推奨される予算配分の黄金比は、「ゲーミング用途で GPU 40%、CPU 25%、その他(マザーボード・メモリ・SSD・電源等)35%」という比率です。例えば、トータル予算が 300,000 円の場合、GPU に約 120,000 円、CPU に 75,000 円程度を割り当て、残りをシステム基盤に充てるのが理想です。この配分により、CPU の処理能力がボトルネックにならず、かつ GPU の性能を最大限引き出せるバランスを実現できます。逆に CPU に予算を集中させすぎると、GPU がその性能を消化できず、フレームレートが頭打ちになるリスクが高まります。
ただし、「その他」の 35% という配分も軽視できません。メモリはゲーム動作に直結しており、DDR5-6000 または DDR5-8000 の速度を持つ 32GB(16GBx2)構成を標準とすべきです。また、電源ユニット(PSU)の品質も重要です。高負荷時に電圧が不安定になるとシステムクラッシュやパーツ寿命の短縮につながるため、十分な余裕を持った製品を選ぶ必要があります。SSD も NVMe Gen4 以上の速度を持つ SSD を使用することで、読み込み時間の短縮と OS 起動の高速化が期待でき、結果としてゲーム体験を向上させます。
予算配分の詳細な内訳例は以下の通りです。各項目に何を重視すべきかのポイントも記載しています。
| パーツカテゴリ | 推奨割合 | 具体的な選定基準 |
|---|---|---|
| GPU (グラフィックボード) | 40% | 解像度に応じた性能、VRAM 容量(12GB 以上推奨) |
| CPU (プロセッサ) | 25% | 単体性能、キャッシュ量(L3 キャッシュ重視) |
| メモリ (RAM) | 10% | DDR5-6000/CAS16、容量は 32GB を標準に |
| SSD (ストレージ) | 5% | NVMe Gen4、読み書き速度 5000MB/s 以上 |
| その他 (基板・電源等) | 20% | マザーボードの VRM 品質、PSU は金メッキ以上 |
この比率を基本としつつ、予算が限られる場合や特定の用途(動画編集など)がある場合は調整が必要です。例えば、動画編集を主に行うユーザーなら CPU のコア数とメモリ容量を増やす必要がありますが、純粋なゲームプレイにおいては GPU 優先の原則を崩さないことが推奨されます。
2026 年 4 月という現在、市場にはどのようなパーツが存在し、どの組み合わせが最適なのかを解説します。この時期には、NVIDIA の GeForce RTX 50 シリーズ(Blackwell アーキテクチャの後継機)が成熟期を迎え、AMD の Ryzen 9000 X3D シリーズや Intel の Core Ultra 200/300 シリーズが標準的な選択肢となっています。それぞれの市場ポジションに応じた推奨組み合わせを提示します。
エントリーミドルレンジでは、コストパフォーマンスに優れた GPU と、十分な処理能力を持つ CPU を組み合わせます。例えば、「Ryzen 5 9600X」と「GeForce RTX 5070」の組み合わせは、1440p 環境で非常にバランスが良く、多くのタイトルを高設定で快適にプレイできるでしょう。RTX 50 シリーズでは DLSS 3.5 のサポートも強化されており、フレーム生成技術により CPU の負担を軽減しつつ高い FPS を維持可能です。
ハイエンド領域では、4K グラフィックや VR ゲームを想定した構成が推奨されます。ここでは「Ryzen 7 9800X3D」と「GeForce RTX 5080 Ti」の組み合わせが理想です。AMD の X3D シリーズは巨大な L3 キャッシュにより、ゲーム処理において CPU ボトルネックを強力に抑制します。これに RTX 5080 Ti を組みわせることで、高解像度かつ高リフレッシュレート環境でも安定した動作が可能です。Intel 勢では「Core i7-15700K」が同等の性能を発揮しますが、消費電力と発熱管理には注意が必要です。
以下に、2026 年時点での具体的な推奨コンボレーション表をまとめました。価格は日本国内市場での想定価格(税別)を含みます。
| レベル | CPU (CPU) | GPU (GPU) | 想定プレイ環境 | 概算構成費 |
|---|---|---|---|---|
| エントリー | Ryzen 5 9600X | RTX 5060 Ti | 1080p High | 約 120,000 円 |
| ミドル | Core i7-15700K | RTX 5070 | 1440p Ultra | 約 180,000 円 |
| ハイエンド | Ryzen 9 9950X3D | RTX 5090 | 4K Max Settings | 約 450,000 円 |
| ワークステーション | Threadripper 9000 | Dual RTX 5080 | レンダリング兼ゲーム | 約 700,000 円+ |
この表のように、用途と予算に合わせて最適なラインナップを選定できます。特に「エントリー」レベルでは CPU を過度に強化せず、GPU の性能差を優先することで、最も効率的なコストパフォーマンスを実現できます。逆にハイエンドでは、CPU のキャッシュ容量がボトルネック解消の鍵となるため、X3D プロセッサやコア数の多いモデルを選択するべきです。
一般的に CPU と GPU が焦点となりやすい中で、メモリ(RAM)とストレージ(SSD/HDD)も状況によってはボトルネックとなります。メモリに関しては、容量不足や速度の遅さがゲームの読み込みやスレッド処理に影響を与えます。2026 年現在では DDR5-8000 のような高速なメモリが普及しつつありますが、エントリー機材でも DDR5-6000 が標準です。容量については、16GB では 3A タイトルで不足するケースが増えており、32GB への増設が推奨されます。特に VRAM(ビデオメモ)とシステム RAM の連携において、システムメモリが足りないと、SSD から読み込む速度に依存することになり、ゲーム中の突発的な遅延(スタッタリング)の原因となります。
ストレージのボトルネックは主にロード時間やテクスチャの読み込み遅延に関連します。従来の HDD や低速な SATA SSD を使用している場合、最新のゲームエンジンにおけるオープンワールドデータのアクセスが追いつかず、マップ移動時のカクつきが発生することがあります。2026 年では NVMe Gen4 が標準ですが、Gen5 の SSD も普及期にあります。読み書き速度が 7000MB/s を超える製品を使用することで、ゲームの起動時間やアセットローディングを劇的に短縮できます。
しかし、ストレージ自体が CPU や GPU の性能に直接影響を与えるわけではありません。あくまで「データの供給待ち」による待機時間を減らす役割です。ボトルネック解消のための優先順位としては、「CPU/GPU バランス調整」→「メモリ増設・高速化」→「SSD 換装」となります。特にメモリの速度と容量は、ゲーム内の物理演算や AI の計算に直結するため、GPU の性能を十分に引き出すために不可欠な要素です。
パーツの更新時期において、「CPU を変えるのか GPU を変えるのか」という判断も重要です。これは「世代間バランス」の問題とも関連します。例えば、3 年前の CPU と最新の GPU を組み合わせた場合、CPU がボトルネックとなる可能性が高いです。逆に、最新の CPU と数年前の GPU では、GPU が限界に達する可能性が高まります。2026 年時点では、Intel の Core Ultra シリーズや AMD の Ryzen X3D シリーズが主流となり、互換性のあるソケット(LGA1851 や AM5 の後継)も安定しています。
アップグレード戦略としては、「GPU から優先して交換する」のが一般的です。GPU はゲームの性能に最も直結し、かつ価格変動や新技術の影響を大きく受けるためです。CPU を交換する場合でも、マザーボードとの互換性を確認する必要があります。AM5 ソケットの場合、数世代後の CPU へもアップデートが可能な場合がありますが、Intel のプラットフォームでは一代ごとにソケット変更が発生することが多いため、フルビルドの刷新が必要になるケースもあります。
また、システム全体の性能を評価する際、「CPU ギガヘルツ」と「GPU メガピクセル」のバランスを意識することも有効です。例えば、CPU が 4.5GHz で動作しているが、GPU が 80% の負荷で止まっている場合、その CPU は十分機能していると判断できます。しかし、CPU が 3.0GHz にダウンし、GPU も 60% で止まっている場合は、CPU の冷却不足や設定の不適切さがボトルネックになっている可能性があります。定期的な BIOS アップデートやファームウェア更新を行い、最新の最適化パッチを適用することも、長期的なバランス維持に寄与します。
Q1. ボトルネック計算ツールで「GPU 70%」と出ましたが、ゲームはカクつきます。 A1. ツールの計算には限界があります。実測では GPU 使用率が変動するため、平均値ではなくピーク時の負荷を確認してください。また、CPU コアの一部が 100% に達している場合、スレッドスケジューリングの問題でカクつきが発生します。HWiNFO でコアごとの使用率を確認し、バランスを調整する必要があります。
Q2. メモリを増設するとボトルネック解消になりますか? A2. 容量不足の場合(16GB→32GB)は劇的に改善されますが、速度のみの向上はゲーム内 FPS への影響は限定的です。DDR5-8000 などの高速メモリでも、CPU の処理能力に依存するため、単純な換装ではボトルネック解消にならない場合が多いです。
Q3. RTX 40 シリーズから 50 シリーズへの変更は必須ですか? A3. 2026 年時点で性能差があるため、新技術(DLSS 3.5 など)を利用したい場合は推奨されますが、予算次第です。RTX 4070 Super でも十分高解像度プレイが可能であり、必ずしも最新モデルにこだわる必要はありません。
Q4. CPU の温度が高いとボトルネックになりますか? A4. はい、サーマルスロットリングが発生すると性能が低下し、GPU の命令処理が遅れるため、間接的に GPU ボトルネックを悪化させます。冷却システムの改善やエアフローの見直しが必要です。
Q5. 1080p と 1440p でボトルネックは逆転しますか? A5. はい、典型的な現象です。1080p では CPU が負荷の中心になりやすく、1440p 以上では GPU の負荷が優勢になります。プレイする解像度に合わせて優先すべきパーツを変更してください。
Q6. SSD は NVMe Gen4 で十分ですか?Gen5 は必要? A6. ゲーム用途であれば Gen4(読み込み 7000MB/s)で十分です。Gen5 の速度差はゲームロード時間以外での体感差は小さく、価格対効果が高いため、無理に Gen5 にする必要はありません。
Q7. CPU が古い場合でも GPU を変えれば性能向上しますか? A7. 極端なケース(例:Core i3 と RTX 4090)では逆効果ですが、ミドルレンジの CPU(Ryzen 5 など)であれば、GPU のアップグレードは確実に FPS 向上につながります。
Q8. マザーボードを選ぶ際、ボトルネックに関係しますか? A8. VRM(電圧制御回路)や PCIe スロットのバージョンが重要です。VRM が弱いと CPU の性能が出せず、PCIe 4.0/5.0 のサポート状況は GPU の帯域に影響します。
Q9. オンラインツールで「10% バランス」と出ても交換不要ですか? A9. はい、10% の違いは体感レベルでは不明瞭な場合が多いです。この数値は目安であり、実際にゲームプレイ中にストレスを感じない限り、投資を優先すべきではありません。
Q10. 2026 年に PC を組むなら何から揃えるべき? A10. まずは CPU と GPU のバランスを確認し、次にメモリ容量と SSD の速度を決めます。予算が許せばマザーボードと電源ユニットの品質に余裕を持たせるのが鉄則です。
本記事では、PC のボトルネック計算および最適化に関する詳細なガイドラインを解説しました。要点を以下にまとめます。
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