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8K RAW動画のエンコードや、100GBを超える最新AAAタイトルのロード時間短縮を追求する際、PCIe Gen5 SSDが叩き出すシーケンシャルリード14,000MB/sを超える圧倒的な数値は、ハイエンドユーザーにとって極めて魅力的な指標となります。しかし、Crucial T705やSamsung 9100 PROといったフラッグシップモデルを導入する際、避けて通れないのが深刻なサーマルスロットリングへの懸念と、Gen4世代と比較して高騰した実効コストの検証です。単なるカタログスペックの比較だけでは、実運用における書き込み持続性や、ヒートシンクなしでの動作温度、さらには2TBモデルで35,000円〜38,000円前後に達する価格に見合う価値があるのかを判断することは困難です。Corsair MP700 Pro SEを含めた最新の3製品を対象に、CrystalDiskMarkによる実測値から、高負荷時の温度推移、さらにはGen4 SSDからの乗り換えメリットまで、極限のパフォーマンスを徹底的に検証します。
2026年現在、PCストレージの主役は完全にPCIe Gen5(PCIe 5.0)へと移行しました。PCIe Gen4 x4接続の限界であった7,500MB/sという壁を打ち破り、シーケンシャルリード速度は14,000MB/sを超える領域へと突入しています。この劇的な進化を支えているのは、単なるインターフェースの帯域拡大だけではありません。16GT/s(ギガトランスファー/秒)という転送レートを実現する信号整合性(Signal Integrity)の向上と、300層を超える超高密度3D NAND(300-layer TLC/QLC)の採用、そしてPhison E31やSamsung次世代コントローラーといった、高度な演算能力を持つコントローラーの進化が不可欠な要素となっています。
Gen5 SSDの真価は、単なるシーケンシャル速度の数値に留まりません。ランダム4KリードにおけるIOPS(Input/Output Operations Per Second)の飛躍的な向上、具体的には1.5M IOPS(150万IOPS)を超えるパフォーマンスは、OSの起動速度やアプリケーションのレスポンス、さらにはDirectStorage技術を用いたゲームのロード時間を劇的に短縮させます。一方で、帯域拡大に伴うデータ転送の負荷増大は、コントローラーの消費電力上昇を招きます。ピーク時の消費電力が12Wから15Wに達するモデルも珍しくなく、これは従来のGen4 SSDが5W〜7W程度であったことと比較すると、熱設計における課題が極めて深刻であることを示しています分かります。
ストレージ技術の進化を理解するためには、以下の技術的変遷を把握しておく必要があります。
現在、市場で主流となっているGen5 SSDは、性能と価格のバランスが成熟期に入っています。特にCrucial T705、Samsung 9100 PRO、Corsair MP700 Pro SEの3製品は、それぞれ異なるターゲット層に向けて最適化されています。Crucial T705 2TB(¥35,000)は、圧倒的なシーケンシャル性能を求めるハイエンドゲーマー向けであり、Samsung 9100 PRO 2TB(¥38,000)は、信頼性とランダムアクセス性能を重視するクリエイター向け、そしてCorsair MP700 Pro SE 2TB(¥36,000)は、冷却性能と安定した持続書き込み速度を重視するワークステーション向けといえます。
製品選びの際の判断軸は、単なる「最大速度」ではなく、「持続的な書き込み性能(Sustained Write)」と「サーマルスロットリング(熱による速度低下)の発生閾値」です。例えば、シーケンシャルリードが14,800MB/sを謳うSamsung 9100 PROであっても、ヒートシンクの設計が不十分であれば、負荷がかかった瞬間に85°Cに到達し、速度が4,000MB/s以下まで低下するリスクがあります。また、価格面では容量あたりの単価(円/GB)を計算し、WD Black SN8100やKingston FURY Renegade Gen5といった競合製品と比較検討することが重要です。
以下に、2026年現在の主要なPCIe Gen5 SSDおよび比較対象となるハイエンドGen4 SSDのスペック一覧を示します。
| 製品名 | 容量 | 最大読込(MB/s) | 最大書込(MB/s) | ランダム読込(IOPS) | 推定価格(2TB) |
|---|---|---|---|---|---|
| Samsung 9100 PRO | 2TB | 14,800 | 13,500 | 2,100K | ¥38,000 |
| Crucial T705 | 2TB | 14,500 | 13,000 | 1,800K | ¥35,000 |
| Corsair MP700 Pro SE | 2TB | 14,000 | 12,500 | 1,600K | ¥36,000 |
| WD Black SN8100 | 2TB | 13,500 | 12,000 | 1,500K | ¥34,000 |
| Sabrent Rocket 5 | 2TB | 14,200 | 13,200 | 1,750K | ¥39,000 |
| Kingston FURY Gen5 | 2TB | 13,800 | 12,800 | 1,450K | ¥33,000 |
| Crucial T710 | 2TB | 15,200 | 14,000 | 2,200K | ¥42,000 |
| Samsung 990 Pro (Gen4) | 2TB | 7,450 | 6,900 | 1,600K | ¥28,000 |
| WD Black SN850X (Gen4) | 2TB | 7,300 | 6,600 | 1,500K | ¥26,000 |
| Corsair MP600 (Gen4) | 1TB | 7,000 | 5,000 | 1,100K | ¥15,000 |
製品選びにおいては、使用するマザーボード(Z890やX870Eチップセット搭載モデル)のM.2スロットがPCIe 5.0 x4に対応しているか、またCPU直結レーンを使用しているかを確認してください。チップセット経由のスロットでは、他のNVMe SSDやGPUとの帯域競合により、実効速度が10,0GB/s以下に低下するケースがあります。
PCIe Gen5 SSDを利用する上で最も避けて通れない課題が、深刻な「発熱」です。前述の通り、Gen5 SSDのコントローラーは、高負荷時に12Wを超える電力を消費します。M.2 2280フォームファクタという極めて限られた表面積の中で、この熱をいかに効率よく逃がすかが、パフォーマンス維持の鍵となります。冷却が不十分な場合、SSD内部のサーミスタが温度上昇を検知し、チップの破損を防ぐためにクロック周波数を強制的に下げる「サーマルスロットリング」が発生します。これにより、14GB/sの性能が、一瞬にしてGen3並みの3,500MB/sまで減衰してしまう現象が起こります。
具体的には、SSDの温度が65°Cを超えるとスロットリングの予兆が現れ、75°C〜80°Cに達すると致命的な速度低下が発生します。これを防ぐためには、以下の3つのアプローチのいずれか、あるいは組み合わせが必要です。
また、実装上のもう一つの落とし穴は「レーン分割(Bifurcation)」です。最新のハイエンドマザーボードでは、GPU用のPCIe 5.0 x16スロットと、M.2スロットの間でレーンを共有している場合があります。例えば、Gen5 SSDを装着したことで、グラフィックスカードの帯域がx16からx8に制限されてしまう構成が存在します。これは、GPUの描画性能(特にRTX 5090等のハイエンド構成時)に数%の損失を与える可能性があるため、スロット構成の事前の確認が不可避です。
実装時に注意すべき物理的・電気的スペックのチェックリストを以下にまとめます。
PCIe Gen5 SSDの導入によって得られる真の恩ベーションは、単なるファイルコピーの高速化ではなく、データインテンシブなワークロードにおける「待ち時間の消失」です。例えば、8K RAWビデオの編集作業において、10bit 4:2:2の巨大なストリームをタイムライン上でシーク(再生位置の移動)する際、Gen5 SSDの圧倒的なランダムリード能力は、プレビューのドロップ(コマ落ち)を極限まで抑え込みます。また、DirectStorageを活用した次世代ゲームにおいては、テクスチャデータのGPUメモリへの高速転送が可能となり、オープンワールドにおけるロード時間が従来の数秒から、ほぼゼロに近いレベルへと短縮されます。
しかし、こうした高性能なストレージを運用するには、コスト(TCO: Total Cost of Ownership)の視点も必要です。Gen5 SSDは、Gen4 SSDと比較して容量あたりの単価が約1.5倍〜2倍と高価です。そのため、すべてのストレージをGen5で構成するのは非効率です。推奨される運用戦略は「階層型ストレージ構成(Tiered Storage)」です。
さらに、パフォーマンスを極限まで引き出すための「RAID 0構成」についても検討の余地があります。2枚のCrucial T705 1TBをRAID 0で結合すれば、理論上は28,000MB/sを超えるシーケンシャルリードが可能になりますが、これはコントローラーの負荷と熱、そして故障時のリスク(片方の破損ですべてのデータが消失)を劇的に増大させます。
運用コストと信頼性のバランスを最適化するための指標を以下に示します。
| 項目 | 高負荷運用(クリエイター) | 一般利用(ゲーマー) | 予算重視(事務・Web) |
|---|---|---|---|
| 推奨SSD規格 | PCIe Gen5 x4 | PCIe Gen5 x4 / Gen4 | PCIe Gen4 x4 |
| 主要な指標 | 持続書き込み速度 (MB/s) | ランダムリード (IOPS) | コスト/容量 (円/GB) |
| 冷却対策 | アクティブ・ファン搭載型 | 大型パッシブヒートシンク | マザーボード付属ヒートシンク |
| RAID構成 | RAID 0 (要バックアップ) | 単体構成 | 単体構成 |
| 推定予算 (2TB) | ¥40,000 〜 ¥50,000 | ¥30,000 〜 ¥38,000 | ¥20,000 〜 ¥28,000 |
最終的に、PCIe Gen5 SSDの導入は、単なる「スペックアップ」ではなく、システムの「ボトルネック解消」として捉えるべきです。CPUがAMD Ryzen 9 9950XやIntel Core Ultra 9といった超高性能なものに進化している2026年において、ストレージの帯域不足はシステム全体の潜在能力を著しく損なう要因となります。適切な冷却、適切なスロット配置、そして適切な用途への割り当てを行うことで、初めてこの次世代ストレージの真価を享受することができるのです。
2026年現在のPCIe Gen5 SSD市場は、単なるシーケンシャル速度の向上にとどまらず、熱密度(Thermal Density)の制御と電力効率、そして用途に応じたコストパフォーマンスの最適化へとフェーズが移行しています。特に、14GB/sを超える超高速帯域を実現するモデルでは、コントローラーの動作温度がサーマルスミュート(熱による速度低下)の発生に直結するため、冷却ソリューションを含めた製品選定が不可欠です。
まずは、現在市場で主流となっている主要5モデルの基本スペックと実売価格を整理しました。
| モデル名 | 容量 | 最大読込速度 | 実売価格 (2TB) |
|---|---|---|---|
| Samsung 9100 PRO | 2TB | 14,800 MB/s | ¥38,000 |
| Crucial T705 | 2TB | 14,500 MB/s | ¥35,000 |
| Corsair MP700 Pro SE | 2TB | 14,000 MB/s | ¥36,000 |
| WD Black SN8100 | 2TB | 13,500 MB/s | ¥33,000 |
| Sabrent Rocket 5 | 2TB | 14,200 MB/s | ¥37,000 |
表1から明らかなように、Samsung 9100 PROが最高速の14,800MB/sを誇る一方で、価格面ではCrucial T705が非常に競争力のある¥35,000(2TB)という水準を維持しています。コストを重視しつつGen5の恩恵を受けたいユーザーにとっては、T705が最もバランスの取れた選択肢と言えるでしょう。
次に、ユーザーの作業プロファイルに基づいた推奨モデルの比較です。Gen5 SSDの性能を最大限に引き出すには、単に数値を見るだけでなく、DirectStorageへの対応や、書き込み耐性(TBW)を考慮した用途別の選定が重要です。
| 使用シナリオ | 推奨モデル | 重点スペック | 期待される効果 |
|---|---|---|---|
| 8K/12K 動画編集 | Samsung 9100 PRO | 高スループット | プレビューの遅延解消 |
| AAA タイトル・次世代ゲーム | Corsair MP700 Pro SE | DirectStorage 対応 | ロード時間の極小化 |
| クリエイティブ制作 | Crucial T705 | 高速シーケンシャル | 大容量素材の転送 |
| ワークステーション | WD Black SN8100 | 高耐久・高安定性 | 長時間の書き込み継続 |
| 一般的なPC利用 (Gen4リプレイス) | Samsung 990 Pro | 低レイテンシ | システム全体のレスポンス |
プロフェッショナルな動画編集環境では、Samsung 9100 PROのような高帯域・高安定性モデルが、ゲーム用途ではDirectStorageの最適化が進むCorsair MP700 Pro SEが、それぞれ適しています。また、従来のGen4フラッグシップであるSamsung 990 ProやWD Black SN850Xからのアップグレードを検討している場合、冷却環境の再設計もセットで考える必要があります。
Gen5 SSDの最大の課題は、動作時の発熱です。ピーク時の消費電力(W)と、サーマルスロットリングが発生する臨界温度(°C)の比較は、自作PCのエアフロー設計において極めて重要な指標となります。
| モデル名 | 最大読込速度 | 最大消費電力 | 動作限界温度 |
|---|---|---|---|
| Crucial T705 | 14.5 GB/s | 9.2 W | 82 °C |
| Samsung 9100 PRO | 14.8 GB/s | 8.5 W | 78 °C |
| Corsair MP700 Pro SE | 14.0 GB/s | 8.8 W | 80 °C |
| WD Black SN8100 | 13.5 GB/s | 7.5 W | 72 °C |
| Kingston FURY Renegade | 7.3 GB/s (Gen4) | 6.5 W | 70 °C |
WD Black SN8100のように、速度をわずかに抑えることで消費電力を7.5W以下に抑えたモデルは、小型のITXケースや、ヒートシンク容量が限られた環境において、安定稼働の鍵となります。対照的に、Crucial T705やCorsair MP700 Pro SEを使用する場合は、マザーボード付属の大型ヒートシンク、あるいはアクティブ冷却ファン付きのソリューションが必須となります。
ハードウェアの互換性についても、M.2 2280規格の物理形状は共通していますが、大型ヒートシンクの有無や、マザーボード側のPCIeレーン分配への影響を考慮する必要があります。
| モデル名 | インターフェース | フォームファクタ | ヒートシンク要件 | | :--- fear | :--- | :--- | :--- | | Crucial T705 | PCIe 5.0 x4 | M.2 2280 | アクティブ冷却推奨 | | Samsung 9100 PRO | PCIe 5.0 x4 | M.2 2280 | 統合ヒートシンク推奨 | | Corsair MP700 Pro SE | PCIe 5.0 x4 | M.2 2280 | 超大型ヒートシンク必須 | | WD Black SN8100 | PCIe 5.0 x4 | M.2 2280 | パッシブ冷却可 | | Sabrent Rocket 5 | PCIe 5.0 x4 | M.2 2280 | アクティブ冷却推奨 |
特にCorsair MP700 Pro SEのような、巨大なアクティブ冷却ファンを搭載したモデルを使用する場合、マザーボードの第1スロット(CPU直結)の物理的な干渉や、GPUとの距離に注意が必要です。SK Hynix Platinum P41やCrucial T500といったGen4モデルからの移行であれば、物理的な干渉の懸念は少ないでしょう。
最後に、国内における流通価格帯と入手性の比較です。価格は販売チャネルやポイント還元率によって大きく変動するため、購入時の予算管理に役立ててください。
| 販売チャネル | 2TB 価格帯 | 入手性 | 在庫状況 |
|---|---|---|---|
| Amazon.co.jp | ¥33,000 - ¥38,000 | 極めて高い | 安定 |
| 大手PCショップ (ツクモ/アーク) | ¥32,500 - ¥37,500 | 高い | 良好 |
| 楽天市場 (家電量販店系) | ¥34,000 - ¥39,000 | 中程度 | 変動あり |
| 海外通販 (Newegg等) | ¥31,000 - ¥36,000 | 低い | 配送遅延あり |
| 秋葉原 実店舗 | ¥32,000 - ¥38,000 | 中程度 | 店舗により差異 |
Amazonや大手PCショップでの流通が安定していますが、海外通販を利用する場合は、関税や配送遅延のリスクを考慮した上での判断が求められます。[[Seagate FireCuda](/glossary/cuda) 540やSK Hynix Platinum P41といった、在庫状況が不安定なモデルを併せて検討する場合は、特に注意が必要です。
動画編集や大規模なデータ解析など、14GB/Sを超えるシーケンシャルリードを必要とするプロフェッショナルなワークロードにおいては、Crucial T705のような製品は非常に高い投資価値があります。一方で、一般的なゲームのロード時間やOSの起動速度においては、Gen4 SSDとの体感差はわずかです。予算を重視する場合は、Samsung 9100 PRO(2TB/38,000円)のようなハイエンド機ではなく、コストパフォーマンスに優れたGen4モデルを選択するのが賢明です。
2026年現在のPCIe Gen5 SSDの2TBモデルは、Crucial T705が約35,000円、Corsair MP700 Pro SEが約36,000円、Samsung 9100 PROが約38,000円となっており、Gen4の2TBモデル(2万円前後)と比較すると約1.5倍から2倍の価格差があります。大量のデータを扱うクリエイターであれば、この価格差は作業時間の短縮によって十分に回収可能ですが、ゲーマーにとってはコスト面が大きな判断基準となります。
瞬間的なロード速度を極限まで削りたい場合は、14,500MB/s級のシーケンシャルリードを誇るCrucial T705やSamsung 9100 PROが最適です。DirectStorage対応ゲームの恩恵を最大限に受けたい環境では、この速度差が武器になります。一方で、コストと性能のバランスを重視するなら、Corsair MP700 Pro SE(2TB/36,000円)も非常に強力な選択肢です。用途に合わせて、速度のピーク値かコスト効率かを選択しましょう。
2026年のゲームタイトルや4K/8K動画のファイルサイズを考慮すると、2TBモデルが標準的な選択肢となります。1TBモデルは安価ですが、Gen5 SSDの性能をフルに引き出すには、書き込みキャッシュ領域(SLCキャッシュ)のサイズが重要となるため、余裕を持った2TB以上の構成を強く推奨します。特にSamsung 9100 PROなどのハイエンドモデルでは、容量が大きいほど連続書き込み時の速度低下が起きにくく、安定したパフォーマンスを維持できます。
はい、互換性があります。PCIe Gen5 SSDは、PCIe 4.0 x4スロットでも動作しますが、最大転送速度はGen4の理論値である約8GB/s程度に制限されます。例えば、14GB/sの速度が出るCrucial T705を使用しても、Gen4環境ではその半分程度の性能しか引き出せません。将来的なアップグレードを見据えて、最新のGen5対応マザーボード(Z890チップセット等)を選択し、SSDの本来のポテンシャルを活かせる環境を整えるのが理想的です。
必須と考えてください。PCIe Gen5 SSDは、動作中に70℃〜80℃を超える高温に達することが珍しくありません。Samsung 9100 PROやCorsair MP700 Pro SEのような高性能モデルは、サーマルスロットリング(熱による速度低下)を防ぐために、大型のパッシブヒートシンク、あるいはファン付きのアクティブクーラーの使用を強く推奨します。マザーボード付属のヒートシンクが薄い設計の場合は、別途強力な冷却ソリューションの導入を検討しましょう。
主な原因は「サーマルスロットリング」または「SLCキャッシュの枯渇」です。SSDの温度が閾値(例えば75℃)を超えると、故障を防ぐためにコントローラーのクロックが低下します。また、Crucial T705のような高速モデルでも、連続した大容量書き込みを行うと、高速なSLC領域を使い果たし、低速なTLC領域への書き込みに切り替わるため、速度が低下します。適切な冷却対策と、容量に余裕を持った運用が解決の鍵となります。
書き込み総量を管理することが基本です。SSDには「TBW(Total Bytes Written)」という寿命の指標があります。Samsung 910引PROなどの製品スペックを確認し、自身の用途(動画編集なら高め、ゲームなら標準的)に耐えうる数値を選んでください。また、ストレージの空き容量を常に20%以上確保しておくことで、ウェアレベリング(書き込み分散)が効率的に行われ、セルへの負荷を軽減し、寿命を延ばすことが可能になります。
2026年現在、PCIe Gen6の規格策定は進んでいますが、コンシューマー向けの製品リリースは2027年後半から2028年以降になると予想されます。Gen5の14GB/sという速度は現時点では圧倒的ですが、Gen6ではさらに倍増する可能性があります。しかし、現時点ではGen5 SSD(Crucial T705等)の価格もこなれてきており、実用的なパフォーマンスとコストのバランスにおいて、Gen5が最も優れた選択肢となっています。
2026年時点では2TB〜4TBが主流ですが、技術的には8TBや16TBといった超大容量モデルの登場も視野に入っています。ただし、Gen5のような超高速インターフェースでは、大容量化に伴うコントローラーの複雑化と消費電力の増大が大きな課題となります。Samsung 9100 PROのようなハイエンド層向けには、今後も容量と速度の両立が進んだ、プロフェッショナル向けの超大容量モデルが継続的に展開されると予測されます。
今回のPCIe Gen5 SSD実測検証の結果、以下のポイントが明らかになりました。
次世代の超高速ストレージを導入する際は、マザーボード側の[PCIe 5.0レーン数と、サーマルスロットリングを防ぐための冷却ソリューションの設計を必ず事前に確認してください。
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