
自作 PC、特にカスタムループ水冷システムは、単なる放熱装置を超えたインテリアアイテムとしての魅力を持っています。しかし、その美しさを維持し、高性能を安定的に発揮させるためには、定期的かつ適切なメンテナンスが不可欠です。水という媒体を使用する以上、腐食や藻の発生、ポンプの摩耗といったリスクは常に付きまとうため、専門的な知識に基づいた管理が求められます。本記事では、2026 年 4 月時点の最新情報を反映し、自作 PC 初心者から中級者までが理解できるように、クーラントの劣化サインから交換手順、そしてトラブル対応に至るまでの全工程を詳細に解説します。
カスタムループ水冷システムの寿命は、主に使用されるクーラント(冷却液)の品質と、その管理頻度に依存します。水分子自体が腐食を促進しやすい性質を持っているため、添加剤を含まない純粋な蒸留水を长期使用することは推奨されません。また、空気中の酸素や紫外線の影響を受けやすい有機素材を使用している場合、劣化が加速します。一般的に、市販のクーラントは 6 ヶ月から 12 ヶ月に一度の交換が標準的なメンテナンスサイクルとされています。しかし、これはあくまで目安であり、使用環境(直射日光の有無や室内温度)によって判断を調整する必要があります。
具体的なメンテナンススケジュールとしては、月次での目視チェック、四半期ごとの簡易点検、そして年単位のフルメンテナンスが理想的です。特に夏場は CPU や GPU の発熱が増加するため、冷却効率の低下が顕著になりやすくなります。例えば、通常時より温度計測値が 5 度以上上昇している場合や、ポンプから異音がする場合は、即座にクーラントの状態を確認すべきです。また、半年以上経過して肉眼でクーラントの色味に変化が見られたり、容器底部に沈殿物が蓄積していたりする場合は、交換時期を早める判断を下してください。
メンテナンスをおろそかにした場合のリスクは深刻です。最悪の場合、漏水によりマザーボードや電源ユニットが短絡し、数万円規模の損害を受ける可能性もあります。また、ポンプ内部のインペラーに異物が詰まると、回転数が低下し、冷却性能が著しく劣化します。さらに、腐食によって金属パーツが細孔化すると、長時間使用後に微細な穴が開き、液体が漏れ出す事故につながります。このような被害を未然に防ぐためにも、定期的なクーラント交換と内部洗浄は、安全な PC 運用のための必須項目として認識しておく必要があります。
本格水冷のメンテナンスを行う際、適切な道具なしでの作業は危険を伴います。まず基本となるのは、システムから水を排出するための「吸引ポンプ」または「ドレンポートキット」です。市販されている吸引ポンプは、シリンジタイプや真空吸引式など様々ですが、精密な部品を扱うため、プラスチック製の安全なものを選定してください。また、排水用のバケツも必要であり、水漏れ防止のために防水シートを敷くことを強く推奨します。これらはすべて PC 内部に水を撒かないための第一防线となる重要なツールです。
洗浄および充填作業には「ディスペンサー」や「シリンジ」が欠かせません。特にエア抜き作業では、微細な気泡を吸い出すためにシリンジの精度が求められます。また、接続部の密封に用いるテフロンテープ(PTFE テープ)も準備しておきましょう。交換時にフィッティングを緩める必要がある場合や、新しいパーツを取り付ける際にこのテープを使用しますが、巻きすぎるとねじ込み時に破損する恐れがあるため注意が必要です。さらに、工具としては六角レンチやドライバーセットが必要となり、各メーカーの指定サイズに合わせて用意してください。
安全対策のための道具も十分に準備しましょう。作業中は必ずゴム手袋を着用し、クーラントが皮膚に付着しないようにします。また、電気製品を扱う以上、静電気防止対策としてリストバンドを使用するか、接地された金属に触れてから作業を開始することが望ましいです。消耗品としては、清掃用のマイクロファイバークロスや無水エタノール(またはイソプロピルアルコール)も用意しておきます。これらの道具は、パーツ表面の汚れや指紋を拭き取るために使用され、冷却効率に影響する要因を取り除くためです。
クーラントの選定は、カスタムループの見た目だけでなく、内部金属との化学反応にも直結します。大きく分けて「透明型」「着色型」「不透明型」「UV 反応型」の 4 つのカテゴリーが存在し、それぞれに特徴があります。透明型は最も汎用性が高く、腐食抑制剤が配合された製品が多いです。一方、着色型は RGB ライトとの相性が良く、内部の汚れや藻の発生を視覚的に検知しやすいという利点があります。不透明型は冷却性能が高いとされますが、フィルターやラジエーターへの詰まりリスクに注意が必要です。
【クーラントの種類別特性比較表】
| クーラント種類 | メリット | デメリット | 推奨される用途 |
|---|---|---|---|
| 透明型 | 劣化の早期発見が容易、互換性が高い | 見た目の派手さに欠ける | システム内を常時確認したい場合 |
| 着色型 | RGB と調和し美観向上、藻発生が分かりやすい | 色落ちする可能性あり | デザイン性を重視する場合 |
| 不透明型 | 冷却性能が高い、光の拡散効果あり | フィルター詰まりリスク、交換頻度増 | 高負荷環境での使用 |
| UV 反応型 | 特殊な発光効果で視認性抜群、劣化検知に最適 | 価格が高め、長期保管で変色する可能性 | イベント展示や特定用途向け |
2026 年時点の主要メーカーの特徴も考慮する必要があります。EK-SupremeFlow や EK-Coolant は、高品質な防腐剤配合で知られ、長期間使用しても濁りにくい設計です。Corsair のクーラントは、パッケージングから充填までがシームレスに行えるよう工夫された製品が多く、初心者向けと言えます。Mayhems 社は色合いのバリエーションが豊富であり、カスタムループの配色管理に特化しています。Koolance は産業用冷却機器でも知られ、耐久性と信頼性が非常に高い製品ラインナップを誇ります。
各メーカーのクーラントは、金属素材との相性を考慮して設計されています。特にアルミニウムパーツを使用している場合、銅やニッケルメッキされたパーツとは異なる腐食抑制剤が求められます。近年では、複数の金属(銅、真鍮、アルミ)を混在させるハイブリッドシステムでも安全に使用できる「ユニバーサル型」クーラントが増加しています。ただし、純粋なアルミニウムブロックのみを使用する場合や、特定の素材で構成される場合は、必ずメーカーが推奨する専用クーラントを選定してください。誤ったクーラントの使用は、早期の腐食を招き、システム全体の寿命を縮める原因となります。
クーラント交換の最初のステップは、電源を完全に切断することです。PC をシャットダウンした後、電源ユニットからコンセントを引き抜くだけでなく、背面のスイッチをオフにするなどして電気が流れる状態を完全に排除してください。次に、マザーボードや周辺機器に接続されているケーブル類を確認し、誤って引き抜かないように注意しながら、ケース内部の配線を整理します。特にポンプとラジエーターのホースが複雑に絡んでいる場合、無理に引っ張るとフィッティングが破損する恐れがあるため、慎重に処理してください。
排水作業では、システムを水平な場所に置くことが重要です。PC ケースを立てたまま作業すると、クーラントが適切に排出されず、ポンプ内部に残る可能性があります。バケツや容器の準備ができたら、ドレンポートを開けるか、ホースを外して水を抜きます。ドレンポートがない場合は、ポンプの出口付近のホースを緩めて排水します。この際、クーラントが床にこぼれないように防水シートやタオルを事前に敷いておきましょう。また、古いクーラントは環境負荷物質を含む可能性があるため、自治体の指定ゴミとして処理するか、専門業者へ相談して廃棄することをお勧めします。
システム外し方のコツとしては、パーツごとの取り外し順序を決めておくことです。まずポンプを最優先で抜き、次にラジエーターやブロックを外していきます。フィッティングが固着している場合は、無理に回さずに専用ツールを使用するか、熱湯をタオルに含ませて温めることで金属の膨張を利用して緩めます。また、フィルタートッププレートを外す際は、ネジの締め付け具合を確認し、破損しないよう注意しながらゆっくりと分解してください。この準備段階でパーツが傷つくと、後の組立時に密封性が保てず、漏水事故の原因となるため、慎重かつ丁寧な作業を心がけましょう。
クーラント交換の核心は「フラッシング(洗浄)」にあります。単に古い液体を排出するだけでは、パーツ内部やホース壁面に付着したサビや有機物は除去できません。ここでは、蒸留水を使用した物理的な洗浄と、専用洗浄剤を使用した化学的な洗浄の 2 つのアプローチを紹介します。まず物理洗浄では、高純度の蒸留水を注入し、ポンプを低速で回して循環させます。これにより、浮遊物を浮かび上がらせて排出します。この作業は、透明になるまで繰り返す必要がありますが、水質検査キットを使用して TDS(総溶解固形物)値を確認すると客観的な判断が可能です。
【フラッシング液の比較と選び方】
| 洗浄剤タイプ | 成分特徴 | 効果 | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| 蒸留水 | 純粋な H2O、無添加 | 物理的な汚れ洗い流し | 基本洗浄、軽度劣化時 |
| 専用洗浄液 (Blitz Kit) | 界面活性剤、防腐剤 | 頑固なサビ・藻除去 | 重度汚染、長期未使用 |
| 酢酸水溶液 | 希釈酢酸を含む | カルシウムスケール除去 | 硬水地域でのミネラル沈着 |
| エタノール洗浄 | アルコール系溶剤 | 水分揮発後の乾燥促進 | 最終洗浄、組み立て前 |
化学的な洗浄においては、市販の専用フラッシングキット(例:Mayhems Blitz Kit など)の使用が推奨されます。これらの製品は、金属表面の酸化層を剥離し、微生物の繁殖を抑えるための効果的な成分を配合しています。使用手順としては、規定量の洗浄剤を蒸留水に混ぜ合わせ、システムに注入して 1〜2 時間循環させます。その後、再び排出して、清水で十分にすすぐことが必須です。化学薬品を使用しない場合でも、蒸留水の代わりに市販の「超純水」や「イオン交換水」を使用することで、より高い洗浄効果が得られる場合があります。
最終的な確認として、排出された水を透明な容器に入れて光に透かして確認します。微細な粒子が浮遊している場合は、まだ洗浄不十分です。特にラジエーター内部は死角になりやすいため、エアポンプで空気を吹いて圧力をかけながら洗浄すると効果的です。また、ホースの内壁も汚れやすい部位ですが、外側から見えにくい場合が多いです。可能な限りホースを曲げて内部に水流を送り込むことで、壁面の付着物を剥がし落とす工夫が必要です。この洗浄工程を徹底することで、新しいクーラントの寿命が延び、システム全体の信頼性が向上します。
洗浄が完了し、内部が綺麗になったら、いよいよ新しいクーラントの充填です。この段階での最大のリスクは「エアロック」です。ポンプ内部に空気が残っていると、気泡によるキャビテーションが発生し、ポンプ寿命を縮めるだけでなく、冷却性能を著しく低下させます。充填方法は「直接注入法」と「吸引注入法」がありますが、初心者にはシリンジを使用した吸引注入法が最も安全で確実です。また、ラジエーターの上部やブロックの最高点から徐々に注ぐことで、空気が逃げる経路を作ることが重要です。
【主要クーラントメーカー製品比較表(2026 年版)】
| メーカー | 製品ラインナップ | 特徴 | 適合パーツ素材 |
|---|---|---|---|
| EK | EK-Coolant, Quantum | 高い透明度、長寿命 | 銅・ニッケル・真鍮 |
| Corsair | iCUE Series Coolants | RGB との相性抜群 | 全素材対応 |
| Mayhems | X2, UV Series | 色展開豊富、高濃度添加剤 | アルミ・鋼・銅 |
| Koolance | C-300, C-500 | 産業用耐久性、耐熱性 | 複合素材対応 |
充填後は「デバブリング(エア抜き)」の工程が必須となります。この際、ポンプを最高回転数で稼働させるのではなく、最初は低速で回し始めます。空気が混入している状態ではポンプが空回りして過熱する恐れがあるためです。システムを傾けてラジエーターやブロックの最高点から空気を逃がしながら、ゆっくりと回転数を上げていきます。また、ドレンポートを開けた状態でポンプを動作させると、気泡がスムーズに排出されます。
デバブリングは数日続くこともあります。特に複雑な配線構成のループでは、空気玉がホースの曲がり部やブロック内部に閉じ込められることが多々あります。その場合は、システムを横倒しや縦倒しにして空気の浮遊経路を変えてやる必要があります。また、ポンプの吸い込み口と吐出し口の位置関係も重要で、垂直配置よりも水平配置の方がエア抜きの効率がよい場合もあります。数日間の運転中に温度上昇が収まらず、異音がする場合は、再度エア抜きを行うか、フィルタートッププレートを交換して内部を空気にさらすことで解決策を探ります。
カスタムループ水冷における最大のトラブルは「漏水」です。漏水の原因として最も多いのはフィッティングの緩みや、ホースの破損です。初期段階での漏水検出には、水漏れ防止シートや防水トレーの使用が有効ですが、一度発生した場合は直ちに電源を切断し、部品を取り外して清掃する必要があります。乾燥後に再組み立てを行い、再度エア抜きを行ってから稼働させます。また、漏水跡が残っている場合は、その部分の接着剤やコーキング材が劣化している可能性があるため、見直しが求められます。
【トラブル別対処法サマリー】
| 症状 | 原因候補 | 初期対応 | 長期対策 |
|---|---|---|---|
| 漏水 | フィッティング緩み | 止水・乾燥 | テフロンテープ再巻き |
| 騒音 | ポンプ空洞化 | 低速運転・エア抜き | インペラー交換 |
| 温度上昇 | サーマルパッド劣化 | パッド交換 | クーラント交換 |
| 異物混入 | オイル漏れなど | 洗浄・フィルター清掃 | フィルター追加設置 |
ポンプからの「カチカチ」「ヒュルヒュル」という異音は、エアロックやインペラーの摩耗が原因です。初期対応としてエア抜きを行い、それでも改善しない場合はポンプ本体の故障を疑う必要があります。特に DDC ポンプや D5 ポンプのような高回転ポンプでは、軸受への潤滑油不足による騒音も発生します。この場合、交換可能な部品であればインペラーを清掃し、またはポンプユニット全体を交換して対処します。また、ラジエーターファンからの異音は、ホースの振動が伝わっている可能性があり、防振ゴムやマウントの緩みを確認してください。
温度上昇が続く場合は、冷却効率の問題か、センサー誤作の可能性もあります。まずサーマルパッドの劣化をチェックし、CPU や GPU とブロックの間に隙間がないか確認します。また、クーラントが劣化して粘度が増している場合も熱伝導率が低下するため、交換が必要です。さらに、フィルタートッププレートが詰まっていると流量が減り、冷却性能が落ちます。定期的にフィルターの清掃を行い、スムーズなフローを維持することが重要です。これらのトラブルに対処するには、日頃のメンテナンス記録を活用し、異常の兆候を早期に察知する眼力を養うことが不可欠です。
カスタムループの構成部材には、銅、ニッケルメッキ、真鍮、アルミニウムなど多様な金属が使用されています。これらは電気化学的な性質が異なるため、同じクーラント内での直接接触は「ガルバニック腐食」を引き起こすリスクがあります。特にアルミニウムと銅の組み合わせは、クーラントの電解質濃度によっては急速に腐食が進みます。そのため、すべてのパーツを同一素材で統一するか、あるいは「ユニバーサル型」クーラントを使用することが鉄則です。2026 年時点では、多種金属に対応した高度な添加剤技術が普及していますが、それでも素材の互換性を無視することは危険です。
【主要金属素材の特性と注意点】
| 素材 | 特徴 | メリット | デメリット | クーラント注意 |
|---|---|---|---|---|
| 銅 | 高熱伝導率、加工性良好 | 冷却性能が高い | 酸化による緑青発生 | 防腐剤必須 |
| ニッケルメッキ | 耐食性強化、見た目が銀色 | コーティング保護 | 剥離リスクあり | 密着確認必要 |
| 真鍮 | 加工容易、コスト低 | 接続部やフィッティング多用 | 亜鉛析出の恐れ | 特定クーラント推奨 |
| アルミニウム | 軽量、安価 | ラジエーター等で使用 | 腐食リスクが高い | 専用クーラント必須 |
腐食防止のためには、クーラントに含まれる添加剤が重要な役割を果たします。これらは金属表面に保護膜を形成し、電解反応を防ぎます。また、酸素の供給源となる空気中の水分を遮断するために、システム内の空気を可能な限り排除することも有効です。フィルタートッププレートやドレンポートを使用することで、外部からの酸化物質の侵入を抑えます。さらに、定期的なクーラント交換は、腐食生成物を除去し、添加剤の効果を維持する手段となります。
パーツ交換時の注意点として、異なる素材を接続する場合は「絶縁フィッティング」の使用を検討してください。これは金属同士の直接接触を防ぎ、電気化学的腐食のリスクを軽減します。また、組み立て前に各パーツにコーティング剤(コンパウンド)を塗布することで、接触面の耐食性を高める手法もあります。特にアルミニウムブロックを使用する場合は、メーカー指定の専用クーラント以外での使用は避けるべきです。このように素材ごとの特性を理解し、適切な対策を講じることで、システム全体の耐久性を最大化できます。
カスタムループ水冷を長く運用するためには、メンテナンス履歴の記録が不可欠です。具体的には、クーラント交換日、使用した製品名、ポンプ回転数、内部温度データなどを記録します。これにより、特定のクーラントの寿命や、季節ごとの冷却性能の変化を把握できます。また、トラブルが発生した際の原因究明にも役立ちます。例えば、「先月のクーラント交換後から温度が上昇している」という現象は、記録があればすぐに特定し対策を講じることができます。
記録方法は紙ベースでもデジタルでも構いませんが、PC 内部の湿度や振動に強い保存媒体を選ぶことが重要です。クラウドストレージや専用管理ソフトを利用することで、複数台のシステムを持つ場合でも一括管理が可能です。特に、クーラントの色変化や沈殿物の発生時期をメモしておくことは、劣化パターンの解析に役立ちます。また、交換時に使用した工具や消耗品の種類も記録しておくと、次のメンテナンスで準備がスムーズになります。
ログ管理の具体的な項目としては、日付、作業内容(交換・洗浄・修理)、使用部品、コスト、結果などを列挙します。これらを時系列で整理することで、システム全体の健康状態を可視化できます。さらに、パーツの製造ロット番号や購入日の記録も含まれると良いです。部品の故障がバッチ単位で発生した場合の対応策として役立つためです。このように体系的な記録を残すことで、メンテナンス作業は単なる作業から「データ駆動型の管理」へと進化し、トラブル防止に大きく貢献します。
本ガイドでは、カスタムループ水冷システムのメンテナンスについて、詳細かつ実践的な内容を解説しました。以下が記事全体の要点です。
Q1. クーラント交換の最適なタイミングはいつですか? A1. 基本的には 6 ヶ月から 12 ヶ月ごとですが、クーラントが濁ったり変色したりした場合は早めに行ってください。夏場など温度上昇が激しい時期も交換推奨です。
Q2. 蒸留水だけで洗浄すれば十分ですか? A2. 軽度の汚れなら蒸留水で充分ですが、サビや藻が発生している場合は専用洗浄剤(例:Blitz Kit)の使用を強く推奨します。化学洗浄の方が効果的です。
Q3. フィッティングが緩んで漏水しました。どうすればいいですか? A3. すぐに電源を切り水を排出し、部品を乾燥させてください。テフロンテープを再巻いて締め直しますが、破損している場合は新品交換が必要です。
Q4. ポンプから異音がします。故障の可能性はありますか? A4. エアロックが原因であることが多いです。エア抜きを行っても改善しない場合や、回転音自体が不自然な場合はポンプの軸受摩耗を疑い交換を検討してください。
Q5. アルミニウムブロックを使っています。どんなクーラントがいいですか? A5. アルミ用または多素材対応の専用クーラントを選んでください。銅用クーラントを使用すると腐食が進行するリスクがあるため注意が必要です。
Q6. 冷却液を自作することは可能ですか? A6. 推奨されません。市販品は特定の金属に合わせた防腐剤や抗菌剤が含まれており、自己調合では安全性を保証できません。
Q7. エア抜きで何日かかかるのは正常ですか? A7. はい、複雑な配線の場合エア抜きは数日続くことがあります。温度が安定するまで低速運転を続け、必要に応じてシステム傾斜などを行ってください。
Q8. クーラントの色が変わりました。交換が必要ですか? A8. 色の褪せや濁りは劣化サインです。沈殿物がないか確認し、あれば交換が必要です。また、UV 反応型の場合の発光変化も注意対象です。
Q9. メンテナンス記録はどのように残すべきですか? A9. データベースやノートで日付、作業内容、使用部品を記録します。これによりトラブルの原因特定と将来の計画に役立ちます。
Q10. 長期放置後のシステムでも復旧可能ですか? A10. 可能ですが、徹底的な洗浄とパーツ交換が必要です。特にゴムホースやパッキンは劣化している可能性が高いため、新品への交換を推奨します。

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