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2026 年 4 月現在、PC モデルにおける GPU の設置方法は、かつての水平配置から垂直(縦置き)配置へと劇的なシフトを遂げました。これは単なる流行りの問題ではなく、ケースデザインとグラフィックカードの巨大化による物理的制約が融合した結果です。特に NVIDIA GeForce RTX 50 シリーズや AMD Radeon RX 9000 シリーズといった最新のハイエンド GPU は、冷却フィンの厚みと発熱の増加により、ケース内部での排気効率への悪影響が懸念されるサイズへと進化しました。これに伴い、垂直マウントは「見せ方」を追求するだけでなく、ケース内の空気の流れ(エアフロー)を最適化する重要な手段として再評価されています。特にガラスパネルやアクリルパネルを採用したサイドパネル付きのオープンフレーム型ケースでは、GPU のファンデザインと PCB 側の装飾を見せることがユーザーの満足度を決定づける要素の一つとなっています。
しかし、縦置きの導入には単なる「見た目」以上の技術的ハードルが存在します。初期の垂直マウントシステムは、PCIe ライザーケーブルの信号品質低下や、GPU の重量による基板への負荷(サグ)によって安定性に欠けました。2026 年現在の主流は、これらの課題を解決した「Gen5 対応ラック」と「補強構造を持つブラケット」の組み合わせです。Lian Li や Phanteks などの主要メーカーが、信号伝送損失を最小化する特殊導体と、金属製の強化ブリッジを採用した製品を相次いで投入しており、初心者でも安定した縦置き環境を構築しやすくなっています。また、3D プリンティング技術の普及により、自作ユーザーは専用部品やカスタムブラケットを低コストで製造可能となり、ケースの形状に合わせた完全な最適化が可能になりました。
本ガイドでは、2026 年時点での最新情報を踏まえ、GPU 縦置きマウントを安全かつ見栄え良く実現するための全方位アプローチを解説します。単なる接続方法だけでなく、PCIe 5.0/6.0 の信号伝送特性や、熱設計におけるリスク管理まで深く掘り下げます。具体的には、Lian Li PW-PCI-E48-X-16 や Phanteks PH-CBRSX_G4 といった主要ライザーケーブルの性能比較から、Fusion 360 を用いた自作ブラケットの設計プロセスまでを含みます。読者が自身の PC ケースや GPU モデルに最適な構成を選定できるよう、数値的な根拠に基づいた判断基準を提供します。
GPU 縦置きの根幹をなすのが、PCIe ライザーケーブルです。これは Motherboard のスロットと GPU の間の距離を物理的に拡張する重要な接続部ですが、2026 年現在では単なる延長コードではなく、高速データ伝送において極めて敏感な役割を果たしています。特に PCIe Gen5 や次世代規格に対応するライザーは、信号の減衰(Attenuation)やクロストークに強く影響を受けます。通常のマザーボード上のスロット距離が数センチであるのに対し、縦置きではケーブル長さが 30 センチから最大 1 メートルになることもあり、この物理的な長さの違いが信号品質を決定づけます。特に信号周波数が 64 GHz に達する Gen5 環境では、ケーブル内部の導体抵抗と誘電損失が無視できず、適切なインピーダンス整合(50 オーム)を保つことが必須となります。
主要な市販ライザーケーブルには明確な性能差があります。例えば、Lian Li の PW-PCI-E48-X-16 は、Gen5 対応を謳う高品質モデルであり、内部にシールドレイヤーを採用して外部ノイズを遮断しています。この製品は最大 0.8 メートルまで安定動作が可能で、RTX 5090 などの高性能 GPU における PCIe 4.0 x16(32 GT/s)の帯域も損なわずに伝送します。一方、Phanteks の PH-CBRSX_G4 は、より剛性の高いコネクタを採用し、挿入時の物理的な接点不良を防ぐ設計が特徴です。これらの製品は、一般的な安価なライザーケーブルと比較して、許容できる信号誤り率(Bit Error Rate)を大きく下回る仕様で作られており、長時間の稼働における発熱や接触抵抗による不安定化を抑止しています。
規格ごとの推奨最大長には明確な目安が存在します。下表に、主要な PCIe 世代とライザーケーブルの推奨長、およびリスク要因をまとめました。Gen3 では 1 メートル程度まで許容されますが、Gen5 以降では信号補正(Equalization)が困難になり始めます。特に、GPU の電圧変動が激しいロード時や、ケース内の温度が上昇している環境では、ケーブル自体の熱による抵抗増加も考慮する必要があります。
| PCIe 規格 | 理論帯域 (x16) | ライザー推奨最大長 | 信号品質リスク | 2026 年主流対応状況 |
|---|---|---|---|---|
| Gen3 | 3.94 GB/s | 1.5 メートル | 低 | 旧世代マザーボードで普及 |
| Gen4 | 7.88 GB/s | 0.8 メートル | 中 (信号劣化) | RTX 40/50 シリーズ標準 |
| Gen5 | 15.75 GB/s | 0.5 メートル (推奨) | 高 (接続失敗リスク) | Lian Li PW-PCI-E48-X-16 など対応品 |
| Gen6 | 31.50 GB/s | 0.25 メートル未満 | 極大 (実装困難) | 一部実験的用途のみ |
信号品質を維持するためには、ケーブルの曲げ半径(Bend Radius)も重要です。PCIe ライザーケーブルは内部に多数の同軸線路が含まれており、過度な曲げやねじれにより配線構造が変形するとインピーダンス不整合が発生します。特に 1 メートルを超える長さを扱う場合、コネクタ部分で無理に折り曲げないよう注意が必要です。また、2026 年現在では「PCIe 5.0 対応ケーブル」であっても、マザーボード側の BIOS セットアップで PCIe レイテンシーやゲイン設定を変更することで、信号品質を補正できるケースが増えています。このため、ライザーの選定だけでなく、マザーボードのファームウェアバージョンも最新の状態に保つことが推奨されます。
GPU 縦置きの物理的実装において最も重要なのは、GPU を固定するブラケットの選択です。これは単に GPU を挟むだけでなく、重量を支える構造強度や、ケース内部での空間配置を決定づける部品でもあります。主要な PC ケースメーカーは、自社のケースモデルに合わせて専用ブラケットを提供していますが、その設計思想には明確な違いがあります。例えば、Lian Li の O11 Dynamic シリーズに付属する Vertical Bracket は、ガラスパネルの開放性を重視した軽量設計ですが、高重量の GPU に対応するためには追加の補強プレートが必要な場合があります。一方、Cooler Master の Vertical Mount は、アルミニウム製の剛性フレームを採用し、GPU のサグ(たわみ)を最小限に抑えることに特化した設計です。
Jonsbo や NZXT といったメーカーからは、より小型の SFF(Small Form Factor)ケース向けに設計されたブラケットも提供されています。これらの製品は、ATX ケース用とは異なり、マザーボードプレートと GPU の間隔を狭く保つ必要があり、ケーブル管理が非常にシビアになります。特に Jonsbo 製の VGA Mount Adapter は、PCB の厚みに対応するスプリング機構を採用し、GPU が振動した際の接点不良を防ぐ工夫が施されています。しかし、この種の精巧な機構はコストが高くなりやすく、価格帯が 5,000 円を超えることも珍しくありません。自作ユーザーにとっては、ケース付属品の有無や互換性がコストパフォーマンスにおいて決定的な要因となります。
また、3D プリンティングの普及により、市販ブラケットを使わずに自作する選択肢も確立されました。ただし、自作ブラケットには強度と熱伝導率のバランスが求められます。金属製のケースフレームに直接ネジ止めする場合、プラスチック製(PETG 等)の部品は変形や破損のリスクがあります。そのため、3D プリントされた部品の使用部位を制限し、主要な負荷がかかる箇所には金属スペーサーを介在させるハイブリッド構成が推奨されます。下表に、代表的なブラケットの仕様と互換性を比較しました。
| ブラケット名 | 対応ケース例 | 材質 | 耐荷重 (目安) | 特徴 | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| Lian Li O11 Vertical | Lian Li O11 シリーズ | アルミニウム | 4 kg | 軽量、ガラス開閉用設計 | 高 (ケース別売) |
| Cooler Master V-Mount | CM MasterCase シリーズ | スチール合金 | 6 kg | 剛性重視、サグ防止 | 中 |
| Jonsbo VGA Mount | Jonsbo V3/V4 | アルミニウム + プラスチック | 3.5 kg | SFF 向けコンパクト設計 | 低〜中 |
| 3D Print Custom (PETG) | 汎用/カスタム | PETG/ABS | 2.5 kg | 完全自由設計、強度は薄い | 極めて安価 (材料費のみ) |
互換性の確認においては、GPU の厚み(スロット数)が最も重要なチェックポイントです。最新のハイエンド GPU は、物理的な厚みが 3.5 スロットを超えることがあり、標準的な縦置きブラケットの溝幅に収まらない場合があります。特に冷却ファンとケースサイドパネル間の距離も考慮する必要があります。例えば、Fractal Design の Meshify 2 XL では、GPU とサイドガラスの間に 10 ミリ以上の空間を確保する設計となっていますが、他のケースではこの余裕がなくなる可能性があります。また、GPU の電源ケーブル(12VHPWR コネクタなど)がブラケットやケース壁面と干渉しないよう、コネクター形状の確認も怠れない作業です。
市販品が合わない場合や、完全にオリジナルなデザインを実現したい場合、3D プリンティングは有効な手段です。2026 年現在、Fusion 360 や Blender などの設計ソフトを使用し、Thingiverse や Printables といったコミュニティから CAD データを入手・修正する流れが一般的です。しかし、単に部品を出力するだけでなく、PC 内部という過酷な環境で使用する構造体としての特性を理解することが不可欠です。特に GPU ブラケットは、数百グラムの重量と振動を受けるため、印刷時のインフィル(充填率)や層厚の設定によって強度が劇的に変化します。
推奨される材料として、2026 年時点では PETG が最もバランスが良い選択肢とされています。PLA は剛性が高いものの耐熱性が低く(融点約 180°C)、ケース内の排気熱で変形するリスクがあります。一方、ABS や ASA は耐熱性に優れますが、印刷時の収縮率が高く、大型のブラケットでは反りによる寸法精度の低下が見られます。PETG は耐熱温度が約 80°C〜90°C を示し、PC ケース内部の環境温度でも安全域を保ちつつ、PLA よりも靭性(衝撃吸収力)に優れています。また、光積層方式(SLA/DLP)ではなく、FDM(熱溶解堆積法)による印刷が主流です。これは、FDM 方式の方がインフィル構造を制御しやすく、内部の骨格強度を高めることができるためです。
設計における重要なパラメータは、層厚とインフィル率です。強度を優先する場合は、層厚を 0.2mm に設定し、インフィル率は 60% 以上で印刷することをお勧めします。特に GPU の重量がかかるネジ穴周辺や、ラッチが掛かる箇所では、壁面の厚さを増やす(Wall Count を増やす)必要があります。また、3D プリントされた部品は金属に比べて熱伝導率が低いため、GPU の放熱を妨げないよう、ブラケットと GPU 背面の接触面積を抑える設計や、金属製スペーサーを介在させる配慮が必要です。印刷後の処理として、エッチングによる表面硬化剤の塗布や、金属スプレー塗装を行うことで、静電防止性と耐熱性をさらに向上させることも可能です。
GPU を縦置きにすると、ケース内の空気の流れ(エアフロー)が変化します。これは熱対策において最も懸念される点の一つです。2026 年のデータによると、ガラスパネルを閉じた状態で GPU を垂直配置した場合、背面ファンからの排気経路が妨げられることで、GPU コア温度が 5°C から 10°C 上昇するケースが報告されています。これは、水平設置時に GPU ファンから排出される熱が直接外部へ逃げられるのに対し、縦置きでは隣接するサイドガラスや内部コンポーネントに熱が蓄積しやすくなるためです。特に、ケース前面からの吸入空気が GPU を通過する前に既に加熱されてしまう構成では、この温度上昇は顕著になります。
エアフローを改善するための具体的な対策として、ファン配置の再調整が有効です。例えば、ケース背面に排気用ファンを増設し、GPU 直後に設置することで熱を強制的に排出する方法があります。また、サイドパネルを開けたまま運用する「テストモード」は温度管理には効果的ですが、ダストやノイズの問題が生じます。したがって、2026 年現在では、ケースの排気効度を高めるためのシール設計や、GPU ファンとケースファンの同期制御(PWM フル回転など)による負荷分散が推奨されます。特に Phanteks のケースのように、独立した排気チャンバーを持つモデルでは、縦置きでも温度上昇は 3°C 程度に抑えることが可能です。
また、GPU の電源ケーブルやライザーケーブルが排気経路を塞いでいないかも確認が必要です。縦置きの利点であるスペースの有効活用は、裏返せば配線管理の難易度が高まることを意味します。特に PCIe ライザーケーブルが GPU フォンの真横を通る場合、空気の流れが乱れて局所的な熱滞留を引き起こす可能性があります。対策として、ケーブルをケースの奥側や底面へ誘導し、排気ファンの吸入口に直結しないよう配線する「エアフロー最適化」が必須です。これにより、縦置きによる温度上昇リスクを最小限に抑えつつ、見栄えの良い配線を実現できます。
PC のサイズに応じて、GPU 縦置きの実装方法には大きな違いが生じます。ATX ミドルタワーやフルタワーでは、空間的余裕があるため、ライザーケーブルの長さを確保しやすく、エアフロー経路も設計しやすいです。一方、SFF(Small Form Factor)や ITX ケースでは、内部容積が極めて限定的であるため、縦置きの導入は物理的な干渉を避けるための精密な調整が必要となります。ITX 構築では、マザーボードと GPU の距離が非常に近いため、通常サイズの PCIe ライザーケーブルが使えず、短縮版や特殊形状のケーブルを選択する必要があります。
ATX ケースでの最適化では、ケース内の風圧バランスに注力します。例えば、Fractal Design の Meshify 2 XL のような大型ケースでは、前面からの吸気ファンと背面・天面への排気ファンのバランスを調整することで、GPU の熱が溜まらない環境を作れます。また、ATX では GPU の重量による基板の歪みも懸念されますが、このサイズ域ではマザーボード自体の剛性が高いため、GPU サグ対策よりも、ケース内の配線スペース確保に注力する傾向があります。Lian Li O11 Dynamic のような SFF 向け ATX ケースでは、縦置きを前提とした設計となっているため、付属のブラケットとライザーケーブルが最適化されており、特別な改造は不要です。
ITX ケースでの最適化は、スペース効率と熱対策の両立が求められます。例えば、NZXT H1 のような密閉型ケースでは、GPU を縦置きにすると内部空気の循環経路が短くなりすぎます。そのため、ITX 環境ではマザーボードを横置きにして GPU と垂直方向に配置する、あるいは背面パネルに排気ファンを追加するなどの工夫が必要です。また、ITX では電源ユニット(PSU)のサイズも制限されるため、12VHPWR コネクタを持つ PSU を使用する際、ケーブルの剛性による負荷が GPU に直接伝わるリスクが高まります。この場合、GPU の電源コネクター部分をブラケットで固定し、ケーブルが自重で曲げられないようにする工夫が必要です。
縦置きマウント導入後、最も頻繁に遭遇するのが PCIe デバイスの認識エラーです。2026 年現在でも、Gen5 ライザーケーブルの接続不良や、BIOS の PCIe レンディング設定の不具合により、GPU が検出されないケースが存在します。この場合、まず BIOS/UEFI セットアップ画面で「PCIe Speed」を Auto から Gen4 に固定し、信号伝送速度を一時的に下げて安定性を確認する必要があります。Gen5 環境では、信号補正がうまくいかず、エラーが発生するとシステムが再起動したり、GPU が動作しなくなったりします。この現象は特に、ライザーケーブルの長さが推奨値を超えている場合や、コネクタの挿入が不完全な場合に発生しやすいです。
また、GPU の電源供給に関するトラブルも頻発します。12VHPWR コネクターを使用する場合、縦置きの姿勢によって電源ケーブルが自然下垂し、コネクタ内で接触抵抗が増大して発熱や接続切断を引き起こすリスクがあります。これを防ぐためには、電源ケーブルをブラケットやケースフレームにクリップで固定し、重力がコネクタ部分にかからないよう対策する必要があります。BIOS 設定においては、「Above 4G Decoding」を有効にし、メモリマップリングの確保も確認が必要です。特に、PCIe ライザーを使用するとアドレス空間が変化する可能性があるため、UEFI ファームウェアを最新バージョンに更新しておくことが推奨されます。
認識しない場合の具体的なトラブルシューティング手順は以下の通りです。
これらの手順を順に行うことで、多くの接続トラブルは解決可能です。特に、2026 年時点ではマザーボードメーカーが BIOS エラーログ機能を提供しており、PCIe 信号エラーの履歴を確認できる機種が増えています。このログを活用することで、特定のケーブルやスロットに問題がないかを特定しやすくなります。
GPU を縦置きにするための物理的な取付手順は、慎重かつ正確に行う必要があります。まずは PC の電源を完全に切断し、グラブ(金属ケース)から静電気を逃がすことから始めます。次に、マザーボードの PCIe スロットから GPU を取り外します。この際、GPU が重いので両手で支えながらスロットレバーを押して解放するよう注意が必要です。その後、指定されたブラケットを GPU に取り付けます。Lian Li の Vertical Bracket のような製品では、専用ネジとスペーサーが同梱されているため、これを正確に配置します。
次に、PCIe ライザーケーブルを接続します。マザーボード側には PCIe スロットの奥深くまで確実に挿入し、ラッチがロックされるまで押し込みます。GPU 側のスロットにもライザーのコネクタを接続しますが、この際、コネクター自体に力が加わらないよう支えながら行います。特に Phanteks のケーブルでは、信号線と電源線の分離構造があるため、向きを間違えないよう注意が必要です。ケーブルの長さが余る場合は、巻いて固定するのではなく、ケースの配線通路を通すか、リール状に整理して固定します。
最後に、GPU をケース内に設置し、ネジで固定します。この際、ブラケットとケースフレームが干渉しないよう確認します。また、ライザーケーブルが曲がりすぎないよう、最小曲げ半径(通常 20mm〜30mm)を確保します。配線のベストプラクティスとして、電源ケーブルは GPU の背面や側面から通り、排気ファンの吸入口に干渉しないように誘導します。また、ライザーケーブルの信号線と、12VHPWR の高電流ケーブルが近接しすぎないよう、絶縁テープで隔離するか、配線チャンネルに分けることが推奨されます。これにより、EMI(電磁干渉)の影響を最小限に抑え、システム全体の安定性を向上させます。
Q1. GPU を縦置きにすると温度は本当に上がりますか? A1. 2026 年のデータによると、ケース設計やファンの配置によりますが、平均して 5°C から 10°C の上昇が発生する可能性があります。特に排気経路が狭い場合や、サイドガラスを閉じた状態では顕著です。対策として背面ファンを増設したり、ケースのエアフローを最適化することで緩和できます。
Q2. PCIe 4.0 と 5.0 のライザーケーブルの違いは何ですか? A2. 信号伝送速度と耐ノイズ性が異なります。Gen5 は帯域が広いため、ケーブルの信号劣化に敏感です。1 メートルを超える距離では Gen5 の使用は推奨されず、Gen4 が安定します。Lian Li PW-PCI-E48-X-16 は Gen5 対応ですが、短めの距離での使用が前提です。
Q3. 自作ブラケットを 3D プリントする場合、どの素材が最適ですか? A3. PETG が推奨されます。耐熱性(約 90°C)と強度のバランスが良く、ケース内部の温度変化でも変形しにくいです。PLA は安価ですが熱に弱く、ABS は反りのリスクがあります。インフィル率は 60% 以上で印刷すると強度が増します。
Q4. GPU のサグ(たわみ)はブラケットで防げますか? A4. はい、専用ブラケットや補強プレートを使用することで防止可能です。特に Cooler Master の Vertical Mount は剛性フレームを採用しており、GPU の重量による基板への負荷を軽減します。ITX 環境では小型のサグ対策部品も販売されています。
Q5. ライザーケーブルが認識しない場合どうすれば? A5. まず BIOS で PCIe Speed を Gen4 に固定してください。また、コネクタの接触不良を確認し、抜き差しを試みてください。マザーボードの BIOS ファームウェアを最新に更新することも有効です。Gen5 環境では特に信号補正設定が重要です。
Q6. 縦置きでも GPU のファンは回りますか? A6. はい、問題なく動作します。ただし、ケース内の空気が循環しない場合、ファンの回転数制御(PWM)が不安定になることがあります。BIOS でファンのカーブを設定し直すことで安定させることができます。
Q7. 縦置きのメリットとデメリットを教えてください。 A7. メリットは GPU のデザインが見えること、ケース内のスペース有効活用です。デメリットは温度上昇のリスク、取り付けの難易度、ライザーケーブルのコストです。見栄えより熱性能を優先する場合は横置きが有利です。
Q8. 12VHPWR コネクターは縦向きでも問題ありませんか? A8. 基本的には動作しますが、重力によるコネクタへの負荷に注意が必要です。電源ケーブルを固定し、コネクタ部分に無理な力が加からないようクリップで支えることが推奨されます。
Q9. ケース付属のブラケット以外を使うと保証が切れますか? A9. 基本は保証範囲外ですが、メーカーが公式にサポートするカスタムパーツ(例:Lian Li の純正オプション)では保証対象外になることはありません。3D プリント自作の場合は、破損時の保証対象外となる可能性があります。
Q10. ライザーケーブルの長さはどれくらいまで許容されますか? A10. Gen4 では 0.8 メートル程度、Gen5 では 0.5 メートル以下が推奨です。それを超えると信号劣化のリスクが高まり、システムが不安定になる可能性があります。Lian Li の製品は 0.8m でも安定動作を謳っています。
本ガイドでは、2026 年 4 月時点の最新状況を踏まえ、GPU を縦置きにするためのブラケットとライザーケーブルの選び方、自作方法を詳細に解説しました。以下の要点をまとめます。
GPU 縦置きの構築は、単なる見栄えの追求ではなく、物理的な制約と熱設計のバランスを取る高度な DIY プロジェクトです。適切なパーツ選定と丁寧な設置により、2026 年最新の PC モデルを最大限に引き出すことが可能です。
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