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    ゲーム録画・キャプチャ完全ガイド|PC録画とキャプチャーボードの使い方

    自作.com編集部·2026年5月30日·更新: 2026年10月12日

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    目次

    ゲーム録画の基礎知識:目的と方式の違いNVIDIA ShadowPlay(NVIDIA App)による録画方法AMD ReLive の特徴と設定のポイントOBS Studio:高機能・カスタマイズ性の塊Xbox Game Bar:手軽に始められる Windows 標準機能キャプチャーボードが必要な理由とメリットUSB 外付け型と内蔵型の違いと選び方2026 年時点の推奨キャプチャーボード一覧録画設定の徹底解説:解像度・フレームレート・ビットレートストレージ管理と動画編集ワークフローまとめ

    ゲーム録画の基礎知識:目的と方式の違い

    ゲーム録画の基礎知識:目的と方式の違い
    ゲーム録画の基礎知識:目的と方式の違い

    現代のゲーマーにとって、ゲームプレイを記録することは単なるメモではなく、自身の成長過程を残す手段や、友人と共有するコンテンツとして極めて重要な活動となりました。2026 年 4 月現在、YouTube や Twitch などの配信プラットフォームがさらに進化し、高画質・低遅延な動画コンテンツが一般化しています。しかし、ゲームの録画方法には大きく分けて「PC 内録画」と「キャプチャーボードによる外部録画」の二つの主要なアプローチが存在します。これらを正しく理解しないまま運用を開始すると、最悪の場合、ゲームプレイ中のフレームレート低下や、録画ファイルが破損するといったトラブルに直面する可能性があります。

    PC 内録画は、その名前の通り、ゲームを動かしているパソコン本体のハードウェアリソース(GPU や CPU)を使用して映像データを記録する方法です。NVIDIA の ShadowPlay や AMD の ReLive、そしてオープンソースソフトである OBS Studio がこれに該当します。この方式の最大のメリットは、追加機器を購入する必要がない点にあります。グラフィックボードのエンコーダー機能を利用すれば、高い画質を維持しつつシステムへの負荷を最小限に抑えることが可能です。一方で、PC の性能が低い場合や、録画設定を誤るとゲームプレイそのものが重くなるリスクも否定できません。

    一方、キャプチャーボードを使用する方式は、主にコンシューマー機である PlayStation 5 や Nintendo Switch などの映像信号を PC 側へ取り込む際に用いられます。あるいは、高性能な PC を稼働させつつ、PC のリソースをすべてゲーム処理に割り当てたい場合に、録画機能も外部デバイスに任せるハイブリッドな運用が行われることもあります。キャプチャーボードは物理的な変換装置であり、HDMI 信号を受信して USB や PCIe インターフェースを通じて PC に転送します。このセクションでは、初心者の方が最も迷う「どちらの方式が自分に合っているか」を決定づける要素について、具体的な使用ケースと技術的な背景を交えて解説していきます。

    [画像:PC 内録画とキャプチャーボードの接続イメージ図]

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    NVIDIA ShadowPlay(NVIDIA App)による録画方法

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    NVIDIA ShadowPlay(NVIDIA App)による録画方法

    2026 年現在、NVIDIA の録画機能は単独のソフトではなく「NVIDIA App」の一部として統合され、よりシームレスな操作が可能になっています。これは GeForce Experience から進化し、ドライバー管理やゲーム設定最適化と連携した新プラットフォームです。NVIDIA の GPU を搭載しているユーザーにとって、ShadowPlay(現在は NVIDIA Broadcast や Game Overlay に含まれる機能群)は最も手軽かつ高効率な録画手段として推奨されます。特に RTX 40 シリーズ以降のグラフィックボードでは、AV1 コーデックに対応したハードウェアエンコーダーが標準搭載されているため、従来の H.264 と比較して約半数のデータ容量で同等以上の画質を記録できます。

    設定画面を開くと、「クイックカメラ」や「ゲーム録画」といったオプションが存在します。初心者の方には「背景に重ねるオーバーレイ」機能よりも、バックグラウンドで動作する「記録モード」がおすすめです。このモードでは、Ctrl + F9 キーを押すと即座に現在のプレイを保存し始めます。また、「クリップ作成」機能により、キーボード入力やマウスクリックを検知すると自動で直前の 30 秒〜数分間の映像を保存する「Instant Replay(インスタンツリプレイ)」も利用できます。これは、重要なゲームシーンを見逃したくない場合に非常に有用な機能であり、リアルタイムの録画開始を忘れたとしても、後の編集で活用できるデータとして残すことができます。

    注意点として、ShadowPlay は NVIDIA の専用ハードウェアに依存するため、AMD GPU を使用している場合は利用できません。また、記録解像度はモニターの出力解像度とリンクする傾向があります。4K モニターを使用している場合、そのまま 4K60fps で録画しようとするとなんとなくのファイルサイズが増大し、ストレージを圧迫します。そのため、設定では「記録解像度を固定」または「モニター解像度の半分(2K)」に指定するといった工夫が推奨されます。さらに、音声設定ではマイク入力だけでなく、システム音声を分離して録画することも可能です。これにより、後で編集ソフトで BGM の音量だけを調整したり、チャットボイスをミュートしたりする柔軟性を確保できます。

    [画像:NVIDIA App 内の録画設定画面のスクリーンショット]

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    AMD ReLive の特徴と設定のポイント

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    NVIDIA と同様に、AMD Radeon グラフィックボードユーザーには「Radeon Software」に含まれる ReLive という強力な録画機能が提供されています。これは NVIDIA の ShadowPlay に相当する機能ですが、アルゴリズムやエンコーダーの挙動が異なるため、画質や負荷特性に微妙な違いが生じます。2026 年時点では、AMD の RDNA アーキテクチャにおけるビデオエンコーダー性能も飛躍的に向上しており、特に H.264 形式での高ビットレート録画において安定した処理能力を発揮します。また、ReLive は AMD のゲーム最適化機能と深く統合されており、特定のタイトルに対して自動的に最適なプロファイルを適用する「AMD Software: Adrenalin Edition」の独自機能が利いています。

    設定項目においては、「フレームレートを固定する」というオプションが重要な役割を果たします。多くのゲームはフレックスレートに対応していますが、動画編集時の処理負荷を考えると、録画フレームレートの上限(例:60fps)を明確に切ることで、ファイルサイズと編集時のスムーズさを両立できます。特に FPS ゲームではリプレイ機能との相性が良く、特定のイベント発生時に自動でクリップを作成する「カスタムエベントトリガー」を設定可能です。これにより、プレイヤーが手動で録画ボタンを押すよりも自然なタイミングでシーンを保存でき、編集の手間を大幅に削減できます。

    しかし、ReLive は NDI(ネットワーク映像伝送プロトコル)や特定のプラグインとの相性において NVIDIA に比べるとやや制限がかかる場合があります。また、OBS Studio と連携させる場合の設定手順が少し複雑になることがあるため、初心者の方はまず標準の ReLive 設定で動作確認を行うことをお勧めします。音声設定では、ゲーム音とマイク入力のミキサー機能が内蔵されており、録画中にリアルタイムで音量バランスを調整できます。これは配信者向けの機能ですが、単なる記録用としても、後から編集し直す手間を省くために非常に役立ちます。

    [画像:AMD Radeon Software の ReLive 設定ウィンドウ]

    OBS Studio:高機能・カスタマイズ性の塊

    OBS Studio は、オープンソースでありながら世界中で最も広く使用されている録画・配信ソフトです。2026 年現在でもバージョンは更新され続け、AI によるノイズ除去機能や自動シーン切り替えなど、高度な機能が標準搭載されるようになりました。PC 内録画の「究極形」と言えるこのツールは、NVIDIA の専用機能に縛られない自由度を最大限に誇ります。ゲーム画面だけでなく、Web カメラからの映像、音声入力源、ブラウザウィンドウ、テキストなど、あらゆる要素をレイアウトして合成する「シーン」という概念を持っています。

    OBS を使った録画で最も重要なのは「エンコーダーの選択」です。ハードウェアエンコードとして NVENC(NVIDIA)、AMF(AMD)、QuickSync(Intel)から選べます。もし RTX 50 シリーズなどの最新 GPU を使用しているなら、AV1 ハードウェアエンコーディングを有効にすることで、低ビットレートでも高画質な映像を生成できます。CPU エンコードである x264 を選択すると、GPU の負荷が軽減される代わりに CPU 使用率が跳ね上がります。そのため、PC の仕様に合わせて「x264(高速設定)」や「NVIDIA NVENC H.264(品質優先)」をシームレスに切り替えるプリセットを用意しておくとスムーズです。

    また、OBS は「プラグイン」の存在により、その機能を無限に拡張できます。例えば、「StreamFX」というプラグインを使用すると、より高度なエフェクトやアップスケーリング機能を利用可能になります。録画形式においても、MP4 の他に MKV を選択できるため、録画中に PC がクラッシュしてもファイルが破損するリスクを低減できます。ただし、MKV 形式で保存された場合、後処理として MP4 へコンバートする必要があります。この点については OBS に標準搭載されている「記録の結合」機能を用いれば、数秒で変換処理を行うことができるため、初心者の方でも安心して使えます。

    [画像:OBS Studio のメインインターフェースとシーンリスト]

    Xbox Game Bar:手軽に始められる Windows 標準機能

    Windows 10/11 に最初から搭載されている「Xbox Game Bar」は、追加のインストールなしでゲームを録画・撮影できる最もシンプルなツールです。2026 年時点でも引き続き、システムリソースをほとんど消費せず、緊急時や簡単なクリップ作成のために最適な選択肢となります。起動方法は Win + G キーを押すだけで可能であり、マウス操作に不慣れなユーザーでも直感的に操作できます。この機能の最大の利点は、「Windows システムと統合されている」ため、ドライバーの競合や設定ミスが起きにくい点です。

    Game Bar で録画する場合、解像度やフレームレートのカスタマイズ性は他の高機能ツールほど高くありません。基本的には現在のゲーム出力解像度に準拠した記録が行われますが、ファイルサイズは圧縮アルゴリズムによって適宜調整される仕組みになっています。また、録画中に画面左下に小さなコントロールパネルが表示され、マイクの入力切替や音量調整が可能です。ただし、長時間の連続録画には向いておらず、システムリソースの競合により、記録が途切れやすかったり、ファイルサイズが膨大になったりするリスクがあります。

    このツールは「ゲーム内での操作」に特化しているため、デスクトップ上のアプリ(ブラウザや設定画面など)を記録する際には制限がかかります。また、一部の DRM で保護されたコンテンツや、特定のコピーガードがかかるゲームでは録画機能が無効になる場合があります。それでも、すぐに友達と共有したい「面白い場面だけ撮っておきたい」という用途においては、最も負担の少ない方法です。保存先は通常 C:\Users\ユーザー名ビデオ に自動設定されるため、ストレージ管理には注意が必要ですが、Windows エクスプローラーからのアクセスが容易である点はメリットとして挙げられます。

    [画像:Xbox Game Bar の起動時のオーバーレイ画面]

    キャプチャーボードが必要な理由とメリット

    キャプチャーボードは、PC 内録画や専用ソフトによる録画とは異なるアプローチを取る機器です。主な用途は、PlayStation 5 や Nintendo Switch などのコンシューマーゲーム機でプレイする映像を PC で記録・配信することですが、それ以外にも「PC リソースのオフロード」という重要な目的があります。例えば、ハイエンドな PC を使用している場合でも、4K 60fps の高負荷なゲームを録画しながら同時に OBS で配信を行うと、GPU や CPU のリソースが逼迫し、フレームレートが大きく低下する可能性があります。

    キャプチャーボードを使用すると、映像信号の取り込みとエンコード処理を PC 本体とは別に担当させることができます。内蔵型のカードであれば PCIe スロットに挿入され、USB 接続の外付け型であれば高速な USB 3.2 インターフェースを通じて通信を行います。これにより、PC は純粋にゲーム処理のみを行い、録画データは外部デバイスが処理して保存媒体へ転送します。結果として、ゲーム内のフレームレート低下を防止しつつ、高品質な映像データを確保することが可能になります。

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    また、キャプチャーボードには「HDCP(ハイ帯域デジタルコンテンツ保護)」対策の機能が組み込まれているものがあります。PS5 などのコンソールでは、セキュリティのため HDMI 信号に暗号化がかかっており、そのまま PC に出力しても画面が黒くなるか録画できません。上位機種や専用ソフトウェアを介したキャプチャーボードはこの制限を解除し、ゲームプレイを正常に記録できます。さらに、外部マイクや音源を直接入力できるモデルもあり、PC のオーディオ設定を複雑化させずに高音質の音声記録を実現できます。

    [画像:PS5 と PC を繋ぐキャプチャーボードの接続図]

    USB 外付け型と内蔵型の違いと選び方

    キャプチャーボードを選ぶ際、「USB 外付け型」と「PCIe(PC 内蔵)型」の違いは非常に重要です。2026 年時点では、外付け型が主流となっていますが、それぞれに明確なメリット・デメリットが存在します。まず USB 外付け型の特徴として、手軽さと互換性が挙げられます。USB-C または USB-A を介して接続するだけなので、ノート PC やメイン PC でなくても、サブ機やポータブル環境で即座に録画を開始できます。また、PC の内部をいじる必要がないため、初心者の方でも故障のリスクが極めて低いです。

    しかし、USB 外付け型には帯域幅という物理的な制約があります。USB 3.2 Gen 1(5Gbps)や Gen 2(10Gbps)などの規格に対応していても、4K60fps や HDR を含んだ高解像度信号を安定して転送するには、十分な帯域幅と CPU データ転送処理能力が必要です。特に安価な外付けボードでは、長時間の録画時にデータ転送が追いつかず、フレームの欠落(ドロップアウト)が発生するリスクがあります。また、USB ポートの温度上昇やコネクタの劣化も、長期運用における安定性を左右する要因となります。

    対照的に PCIe 内蔵型は、マザーボードの PCIe スロットに直接挿入されるため、データ転送速度が USB よりも圧倒的に高速です。PCIe Gen4 または Gen5 のスロットを使用することで、4K60fps や HDR を含んだ信号をロスレスに近い状態で PC に取り込むことが可能です。また、録画データを直接 SSD へ書き込む場合でも、USB ドライバーを経由しないため、CPU のリソース消費を最小限に抑えられます。その反面、PC ケースの開閉が必要であり、スロットが空いていないと使用できないという制約があります。用途としては、高品質なコンテンツ制作や長時間の配信用として PCIe 型を推奨し、手軽な運用には USB 型を選ぶという使い分けが賢明です。

    [画像:PCIe キャプチャーボードと USB 外付け型の比較図]

    2026 年時点の推奨キャプチャーボード一覧

    2026 年 4 月現在、市場に流通している主要なキャプチャーボードは以下のような製品群が挙げられます。Elgato は業界標準であり、特に 4K60 Pro MK.3 や HD60 X+ などのモデルが安定した品質を提供しています。これらは USB-C 接続に対応し、Thunderbolt 4 を使用することでさらに高速な転送を可能にします。また、ソフトウェアの「Capture Center」や「Game Capture App」との連携により、設定画面から直接録画開始や切り替えが可能です。価格帯は 20,000 円〜50,000 円程度で、機能とコストのバランスが優秀です。

    AVerMedia(アベアメディア)も日本のユーザーに根強い人気を持ち、Live Gamer Mini や Live Gamer Ultra などのモデルがあります。特に AVerMedia は低遅延モードや、特定のゲームタイトル向けの最適化設定を独自に持っていることが特徴です。また、価格帯が Elgato よりもやや抑えめに設定されており、コストパフォーマンスの高い選択肢として多くのゲーマーに選ばれています。2026 年版では、USB 3.1 Gen 2 Type-C 接続のモデルが主流となり、4K HDR 対応が標準装備されています。

    もう一つの選択肢として、Blackmagic Design の製品も挙げられます。特に「UltraStudio Mini Recorder」などはプロフェッショナル向けですが、簡易的な録画用途でも非常に安定した動作を示します。ただし、設定やドライバーのインストールにやや慣れが必要な場合があり、初心者にはハードルが高いかもしれません。また、価格も 30,000 円を超えるケースが多く、予算を考慮すると Elgato や AVerMedia が中間層として最も推薦されます。製品選びでは、サポート体制やソフトウェアの日本語対応度も重要な判断材料となります。

    製品名インターフェース最大解像度/フレームレート価格帯(目安)おすすめ用途
    Elgato HD60 X+USB-C (USB 3.2)1080p 60fps / 4K 30fps25,000〜30,000 円高品質な PS5/Switch 録画・配信
    Elgato 4K60 Pro MK.3USB-C (Thunderbolt)4K 60fps HDR50,000〜70,000 円4K ドキュメンタリー制作、高負荷環境
    AVerMedia Live Gamer MiniUSB 3.01080p 60fps20,000〜25,000 円コストパフォーマンス重視、初心者向け
    AVerMedia Live Gamer UltraUSB-C (USB 3.2)4K 60fps HDR35,000〜45,000 円高解像度録画、HDR 対応が必要

    [画像:主要キャプチャーボードの並べ替えイメージ]

    録画設定の徹底解説:解像度・フレームレート・ビットレート

    録画品質を決定づける最も重要な要素は「録画設定」です。初心者の方が最も迷うのが、解像度とビットレートのバランスです。まず解像度ですが、ゲーム画面が 4K モニターで表示されていても、必ずしも 4K で録画する必要はありません。YouTube などの再生環境では 1080p の方が視聴される確率が高く、またファイルサイズも 4K に比べて約 9 倍小さくなります。設定では「記録解像度を固定」し、1080p(1920x1080)を推奨します。特に 60fps で動作するゲームの場合、60fps の録画にするとファイルサイズが跳ね上がりますが、アクション性の高いゲームなら必須です。

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    フレームレートについては、ゲームの動きとエンコード負荷のバランスで決まります。RPG やストーリー重視のゲームであれば、30fps での録画でも十分綺麗に見えます。一方、FPS(ファーストパーソンシューティング)やレーシングゲームでは、60fps が必須です。2026 年現在、多くの GPU は AV1 コーデックに対応しているため、フレームレートを上げてもビットレートを下げて抑えることで容量を節約できます。ただし、AV1 エンコーダーは CPU の負荷も考慮する必要があるため、古い PC では H.264(AVC)の使用が推奨されます。

    最も重要な設定は「ビットレート」です。これは 1 秒あたりに記録されるデータの量を示し、数値が高いほど画質は向上しますが、ファイルサイズも比例して増大します。1080p 60fps の場合、NVENC エンコーダーを使用するなら 25,000kbps(約 25Mbps)〜40,000kbps(約 40Mbps)がバランスの良いラインです。これより低いとブロックノイズが発生しやすく、高い場合は容量が無駄になります。また、VBR(可変ビットレート)と CBR(固定ビットレート)の違いも理解する必要があります。配信用なら CBR が安定しますが、録画保存用なら VBR を選択することで、静止画が多いシーンでは容量を節約しつつ、動きのあるシーンで画質を維持できます。

    [画像:OBS 設定画面における出力設定セクション]

    ストレージ管理と動画編集ワークフロー

    ゲームの録画はデータ量が増大するため、ストレージ管理が極めて重要です。目安として、1080p60fps で約 25Mbps のビットレートを記録した場合、1 時間の録画で約 1.1GB になります。これを 4K にすると数 GB〜数十 GB になり、SSD がすぐに満杯になる可能性があります。推奨されるのは NVMe SSD(M.2 スロット)です。SATA SSD と比較して読み書き速度が圧倒的に速く、高ビットレートの映像データを途切れることなく書き込めます。特に録画用として専用に SSD を用意し、C ドライブのシステムドライブと分離することがベストプラクティスです。

    録画フォルダは整理整頓しておく必要があります。日付やゲームタイトルごとにフォルダを作成する習慣を身につけましょう。また、OBS Studio などのソフトでは「記録形式」を MKV に設定し、録画中に PC がクラッシュしてもファイルが破損しないように対策しておくことが重要です。編集用として MP4 を使う場合は、保存後に結合機能を使用して MP4 へ変換します。この際、CPU のリソースを消費するため、ゲームプレイ中ではなく休憩時間に行うのが安全です。

    動画編集ソフトとの連携も考慮しましょう。DaVinci Resolve(ダヴィンチ・リゾルブ)や Adobe Premiere Pro は、PC 内録画で生成された高解像度ファイルをスムーズに扱えます。また、OBS で録画した素材は「クリップ」として切り出しやすく、編集ソフト側でタイムラインに配置する際も効率的です。保存先 SSD の容量が 500GB を切るようであれば、外付け SSD や NAS(ネットワークストレージ)へのバックアップを定期的に行いましょう。特に重要なゲームプレイデータは、クラウドストレージやディスクアーカイブとして長期保存しておくことをお勧めします。

    [画像:SSD ファイル管理と録画フォルダ構成のイメージ]

    まとめ

    以上、PC 内録画からキャプチャーボードまでの完全ガイドを解説してきました。2026 年現在では、技術的な選択肢が非常に多岐にわたるため、ご自身の PC 環境や目的に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。本記事を通じて以下の要点を覚えておいてください。

    • PC 内録画の選択: NVIDIA の ShadowPlay(NVIDIA App)または AMD ReLive は手軽で負荷が低く、RTX 40/50 シリーズなどでは AV1 コーデック対応による高効率化が可能です。[OBS Studio](/glossary/udio-music-2024) はカスタマイズ性が高く、プロフェッショナルな編集を想定している場合に推奨されます。
    • キャプチャーボードの用途: PlayStation 5 や Switch の録画には必須であり、PC のリソースを解放してゲーム処理に集中させたい場合にも有効です。外付け型は手軽さ、内蔵型は高品質・低遅延を優先する際に選びます。
    • 設定のポイント: 1080p60fps でビットレート 25,000〜40,000kbps がバランスの良いラインです。AV1 コーデックへの対応を確認し、ストレージ容量と画質のトレードオフを考慮して設定します。
    • ストレージ管理: NVMe SSD を録画専用として用意し、ファイルを日付やタイトルで整理します。長期保存には外付けドライブやクラウドバックアップを活用しましょう。

    これらの情報を踏まえ、無理のない設定から始め、徐々に高機能な運用へと移行していくことをお勧めします。録画は記録を後世に残す行為であり、そのための知識と環境整備がコンテンツ作成の質を決定づけます。ぜひ本ガイドを参考に、快適なゲーム録画生活を送ってください。

    [画像:PC 制作ワークフロー全体像のまとめ図]

    ゲーム録画・キャプチャ完全ガイド|PC録画とキャプチャーボードの使い方 よくある質問

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